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ドラゴンクエスト(エニックス・1986年).
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プレイ時期:1990年ごろ
ソフト入手:親の知人にもらう
クリア状況:装備無しクリア達成
おすすめ度:★★
*
言わずと知れた超有名RPGのはじまり。一方で私がプレイしたのは比較的後になってからで、既にシリーズ作品に触っていたと思う。
DQ2よりマシとはいえ、当時は復活の呪文がきつかった。マイラあたりまでは進めた記憶があるのだが、それより先はまともにプレイしていなかったと思う。有名な語呂合わせパスワードで適当にやったりしたくらいだった。
スーパーファミコン版のリメイクなどをはさみつつ、数年後にクリアした。後半の経験値稼ぎがとにかくきつかったはずだが、当時は頑張ってレベル30(上限)まで上げたり、さらに最初からやり直して装備無しプレイ(本作では装備品は外せないので最初から最後まで無装備)まで達成してしまった。どんだけ暇だったんだ……。
拙作「令和の中学生がファミコンやってみた」を執筆するにあたり、あらためて実機で最初からプレイしてみたのだが、記憶のイメージよりもさらに経験値稼ぎが辛かった。特に、炎の剣とみかがみの盾(店で売っている最強装備)を揃えたあとは経験値のためだけの戦闘になるので、とにかく虚無。リメイク版は逆に多すぎだと思うのだが、それでも原作のしみったれた報酬は異常。
ボリュームでいえば大したことのないゲームなので、すぐにクリアさせないように薄める必要はあったのだろうと思う。しかし本作は、名前によってパラメータ成長が変わったり、いくつかのイベントを無視できる(例えばローラ姫を助けなくてもいいし、メルキドもスルーできる)ようにもなっているので、変に小細工をしなくても「繰り返し遊べる」作りにはなっていたはずである。
その後、本作は日本のRPGのスタンダードになり、「経験値と金稼ぎのために異常な回数の戦闘を強要」するバランスもスタンダードになってしまった。そもそも「経験値を手に入れる手段は戦闘のみ」というのも、本来のTRPGから歪められてしまった要素なのではないか。
とはいえ、会話文主体だったりとか、現実的な範囲でキャラを鍛えれば誰でもラスボスを倒せるとか、そもそも存在感のある確固たるラスボスの概念とか、本作が確立した良き伝統というのもまた数多いはずである。日本のRPGにおける金字塔的な作品であることは間違いないのだが、今からこのゲームを正攻法でプレイすることを勧めるほどの嗜虐性を、私は持ち合わせていない。前述した拙作の中では、現代を生きる若者たちに少し特殊なやり方でクリアさせたので、興味のある未読の方は読んでみるといいかも。
ソフト入手:親の知人にもらう
クリア状況:装備無しクリア達成
おすすめ度:★★
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言わずと知れた超有名RPGのはじまり。一方で私がプレイしたのは比較的後になってからで、既にシリーズ作品に触っていたと思う。
DQ2よりマシとはいえ、当時は復活の呪文がきつかった。マイラあたりまでは進めた記憶があるのだが、それより先はまともにプレイしていなかったと思う。有名な語呂合わせパスワードで適当にやったりしたくらいだった。
スーパーファミコン版のリメイクなどをはさみつつ、数年後にクリアした。後半の経験値稼ぎがとにかくきつかったはずだが、当時は頑張ってレベル30(上限)まで上げたり、さらに最初からやり直して装備無しプレイ(本作では装備品は外せないので最初から最後まで無装備)まで達成してしまった。どんだけ暇だったんだ……。
拙作「令和の中学生がファミコンやってみた」を執筆するにあたり、あらためて実機で最初からプレイしてみたのだが、記憶のイメージよりもさらに経験値稼ぎが辛かった。特に、炎の剣とみかがみの盾(店で売っている最強装備)を揃えたあとは経験値のためだけの戦闘になるので、とにかく虚無。リメイク版は逆に多すぎだと思うのだが、それでも原作のしみったれた報酬は異常。
ボリュームでいえば大したことのないゲームなので、すぐにクリアさせないように薄める必要はあったのだろうと思う。しかし本作は、名前によってパラメータ成長が変わったり、いくつかのイベントを無視できる(例えばローラ姫を助けなくてもいいし、メルキドもスルーできる)ようにもなっているので、変に小細工をしなくても「繰り返し遊べる」作りにはなっていたはずである。
その後、本作は日本のRPGのスタンダードになり、「経験値と金稼ぎのために異常な回数の戦闘を強要」するバランスもスタンダードになってしまった。そもそも「経験値を手に入れる手段は戦闘のみ」というのも、本来のTRPGから歪められてしまった要素なのではないか。
とはいえ、会話文主体だったりとか、現実的な範囲でキャラを鍛えれば誰でもラスボスを倒せるとか、そもそも存在感のある確固たるラスボスの概念とか、本作が確立した良き伝統というのもまた数多いはずである。日本のRPGにおける金字塔的な作品であることは間違いないのだが、今からこのゲームを正攻法でプレイすることを勧めるほどの嗜虐性を、私は持ち合わせていない。前述した拙作の中では、現代を生きる若者たちに少し特殊なやり方でクリアさせたので、興味のある未読の方は読んでみるといいかも。
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