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バーコードワールド(サン電子・1992年)
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プレイ時期:1992年(発売直後)
ソフト入手:クリスマスに買ってもらう
クリア状況:エンディングまで
おすすめ度:★
*
エポック社の電子玩具である『バーコードバトラー2』と接続してプレイするというか、その拡張アイテムのようなもの。単独のファミコンソフトとしては遊べない。対戦モード(C0モード)をそのままテレビ画面で再現するモードと、ステージをクリアしてキャラを育てながら進めていくシナリオモードがある。
シナリオモードは本体のC1モードに似ているが、装備品の概念があったり(バーコードバトラー2本体ではバトルごとに1つだけ読み込ませることができたが、本作ではあらかじめ武器と防具を装備する)、本来100ポイント刻みのパラメータが1ポイント刻みになる、そもそもバーコードデータの読み取りパターンも異なる等、システムは別物。
同じサン電子による「へべれけ」とタイアップしており、そちらのキャラクターのカードが付属する。ただしゲーム内にグラフィックとして登場するのは主人公の「へべ」のみで、他はバーコードバトラー側のグラフィックが使われる。読み込ませたカードには任意の外見を当てはめることができる。
(なおエポック社は自社でもゲームソフトを販売しており、SFCの対応ソフトは自社から発売されているが、なぜか本作はサン電子から発売されている)
ちなみに、バーコードバトラー側からの出力はイヤホン端子を使用する。当時は気にしていなかったが、仕組みとしてはアナログな音声信号をデジタルデータとして読み取っているわけで、なかなか面白いと思う。やっていることはファミリーベーシックのデータレコーダー(音楽用テープにデータを読み書きする)に近いが、片道とはいえケーブル1本で実現したのは割と画期的。枯れた技術の水平思考である。
まず対戦モードで思い出深いのは、このゲームが日本テレビのバラエティ番組「ヒューヒュー」で使われていたことである。スポンサーが用意した商品の中からゲストが1つ選び、そのバーコードを読み取って対戦するというものだった。本作およびバーコードバトラー本体の売上に貢献したのではないかと思う。
シナリオモードは一応RPGとはいえ、やることは単調な戦闘のみなので一般的にはクソゲー扱いされているらしい。しかし当時の私は楽しく遊んでいた。ゲーム画面では数字だけで、説明書でも小さいモノクロイラストだけだった敵キャラがカラーグラフィックで出るというだけでも嬉しかった。クリスマスプレゼントにもらったというのも思い入れが深い理由だろう。
味方が死んだらそれっきりで復活はできない。宇宙ステーションで新たな仲間を登録する権利が得られることがあるが、能力は初期値からなので地道に鍛えないと使えないというのが非常に厳しい。強制セーブではないのでどうとでもできるのだが。そもそもバトルは1対1なので、複数のキャラを育てる動機が薄い(死んだ時の保険にはなるが、そもそも死なせること自体が莫大な損失なので)。
ファミコンソフトとしては全くおすすめできないが、もしこの時代にバーコードバトラー2に興味を持ったのであれば、合わせてプレイすると楽しめるかも知れない。付属のカードがなくても自作のカードでも遊ぶことができるのだから。
ソフト入手:クリスマスに買ってもらう
クリア状況:エンディングまで
おすすめ度:★
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エポック社の電子玩具である『バーコードバトラー2』と接続してプレイするというか、その拡張アイテムのようなもの。単独のファミコンソフトとしては遊べない。対戦モード(C0モード)をそのままテレビ画面で再現するモードと、ステージをクリアしてキャラを育てながら進めていくシナリオモードがある。
シナリオモードは本体のC1モードに似ているが、装備品の概念があったり(バーコードバトラー2本体ではバトルごとに1つだけ読み込ませることができたが、本作ではあらかじめ武器と防具を装備する)、本来100ポイント刻みのパラメータが1ポイント刻みになる、そもそもバーコードデータの読み取りパターンも異なる等、システムは別物。
同じサン電子による「へべれけ」とタイアップしており、そちらのキャラクターのカードが付属する。ただしゲーム内にグラフィックとして登場するのは主人公の「へべ」のみで、他はバーコードバトラー側のグラフィックが使われる。読み込ませたカードには任意の外見を当てはめることができる。
(なおエポック社は自社でもゲームソフトを販売しており、SFCの対応ソフトは自社から発売されているが、なぜか本作はサン電子から発売されている)
ちなみに、バーコードバトラー側からの出力はイヤホン端子を使用する。当時は気にしていなかったが、仕組みとしてはアナログな音声信号をデジタルデータとして読み取っているわけで、なかなか面白いと思う。やっていることはファミリーベーシックのデータレコーダー(音楽用テープにデータを読み書きする)に近いが、片道とはいえケーブル1本で実現したのは割と画期的。枯れた技術の水平思考である。
まず対戦モードで思い出深いのは、このゲームが日本テレビのバラエティ番組「ヒューヒュー」で使われていたことである。スポンサーが用意した商品の中からゲストが1つ選び、そのバーコードを読み取って対戦するというものだった。本作およびバーコードバトラー本体の売上に貢献したのではないかと思う。
シナリオモードは一応RPGとはいえ、やることは単調な戦闘のみなので一般的にはクソゲー扱いされているらしい。しかし当時の私は楽しく遊んでいた。ゲーム画面では数字だけで、説明書でも小さいモノクロイラストだけだった敵キャラがカラーグラフィックで出るというだけでも嬉しかった。クリスマスプレゼントにもらったというのも思い入れが深い理由だろう。
味方が死んだらそれっきりで復活はできない。宇宙ステーションで新たな仲間を登録する権利が得られることがあるが、能力は初期値からなので地道に鍛えないと使えないというのが非常に厳しい。強制セーブではないのでどうとでもできるのだが。そもそもバトルは1対1なので、複数のキャラを育てる動機が薄い(死んだ時の保険にはなるが、そもそも死なせること自体が莫大な損失なので)。
ファミコンソフトとしては全くおすすめできないが、もしこの時代にバーコードバトラー2に興味を持ったのであれば、合わせてプレイすると楽しめるかも知れない。付属のカードがなくても自作のカードでも遊ぶことができるのだから。
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