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第40話 塩むすびと恋
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それから間もなくして、エルフの生産者から大量の食材と請求書が届いた。
キシャナは食材を分別して冷蔵庫に入れていく作業とシェーナは請求書と睨めっこして予算編成に努めていく。
「何か手伝えることはあるか? 何なら『闇核』を補充に魔物討伐に行ってこようか?」
ルトルスは椅子に腰掛けると、暇を持て余して二人に問いかける。
「それなら、サリーニャに朝食を運んでくれないか?」
「ああ、お安い御用さ」
「じゃあ、朝食は私と一緒に作ろう」
キシャナはルトルスを手招きして台所に立たせると、丁寧に料理を教えていく。
朝食のメニューは、塩むすび。
まずは米を軽く研いで、たっぷり入った水に米を浸水させておく。
二十分から三十分後に浸水させた米をザルで水切りさせて、土鍋に移す。
先程と同じ量の水を土鍋に足すと、魔法を使って火をつける。
沸騰したら火の威力を弱めて土鍋に蓋をすると、十分から十五分間後に火を止めて、タオルを使って十分から十五分は蒸らしていく。
今回は土鍋でご飯を炊いたが、炊飯器を作れないかサリーニャに相談してみたいところだ。
「ここまでが、基本的なご飯の炊き方だよ。ご飯があれば色々な料理が作れるからね」
「前に食べたお粥も作れるのか?」
「作れるよ。今回は塩むすびだから、興味があったら別の機会で教えてあげるよ」
「よろしく頼む」
ルトルスはキシャナの調理過程をメモしながら、実践して動いていく。
塩むすびは氷水を用意して、手をしっかり冷やしてから炊き立てのご飯を握っていく。
ある程度は水気を拭き取って握ると、ご飯が手にくっつかなくなる。
次に塩を両手に広げて、塩加減は好みで構わないが、今回はひとつまみでご飯を握って山の形にして角を作る。
キシャナは慣れた手つきで、塩むすびを完成させると、少々不格好だがルトルスも続けて完成させる。
「初めてにしては上出来だね。ルトルスは料理のセンスも良さそうだし、結婚する旦那さんは羨ましいね」
「私は結婚なんて!? 考えたこともない」
「ルトルスはどんなタイプの男性がタイプなんだい?」
「私はシェーナにこの身を捧げて誓った。シェーナのような真っ直ぐな人間が好きだ」
突然の告白に、ルトルスはシェーナに熱い視線を送る。
そんな会話を耳にしたシェーナは頬を赤らめて視線を逸らしてしまう。
キシャナは出来上がった塩むすびを包むと、前途多難な恋だなと思いながら二人の様子をじっと見つめた。
キシャナは食材を分別して冷蔵庫に入れていく作業とシェーナは請求書と睨めっこして予算編成に努めていく。
「何か手伝えることはあるか? 何なら『闇核』を補充に魔物討伐に行ってこようか?」
ルトルスは椅子に腰掛けると、暇を持て余して二人に問いかける。
「それなら、サリーニャに朝食を運んでくれないか?」
「ああ、お安い御用さ」
「じゃあ、朝食は私と一緒に作ろう」
キシャナはルトルスを手招きして台所に立たせると、丁寧に料理を教えていく。
朝食のメニューは、塩むすび。
まずは米を軽く研いで、たっぷり入った水に米を浸水させておく。
二十分から三十分後に浸水させた米をザルで水切りさせて、土鍋に移す。
先程と同じ量の水を土鍋に足すと、魔法を使って火をつける。
沸騰したら火の威力を弱めて土鍋に蓋をすると、十分から十五分間後に火を止めて、タオルを使って十分から十五分は蒸らしていく。
今回は土鍋でご飯を炊いたが、炊飯器を作れないかサリーニャに相談してみたいところだ。
「ここまでが、基本的なご飯の炊き方だよ。ご飯があれば色々な料理が作れるからね」
「前に食べたお粥も作れるのか?」
「作れるよ。今回は塩むすびだから、興味があったら別の機会で教えてあげるよ」
「よろしく頼む」
ルトルスはキシャナの調理過程をメモしながら、実践して動いていく。
塩むすびは氷水を用意して、手をしっかり冷やしてから炊き立てのご飯を握っていく。
ある程度は水気を拭き取って握ると、ご飯が手にくっつかなくなる。
次に塩を両手に広げて、塩加減は好みで構わないが、今回はひとつまみでご飯を握って山の形にして角を作る。
キシャナは慣れた手つきで、塩むすびを完成させると、少々不格好だがルトルスも続けて完成させる。
「初めてにしては上出来だね。ルトルスは料理のセンスも良さそうだし、結婚する旦那さんは羨ましいね」
「私は結婚なんて!? 考えたこともない」
「ルトルスはどんなタイプの男性がタイプなんだい?」
「私はシェーナにこの身を捧げて誓った。シェーナのような真っ直ぐな人間が好きだ」
突然の告白に、ルトルスはシェーナに熱い視線を送る。
そんな会話を耳にしたシェーナは頬を赤らめて視線を逸らしてしまう。
キシャナは出来上がった塩むすびを包むと、前途多難な恋だなと思いながら二人の様子をじっと見つめた。
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