どんな人も

うめ

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太陽

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きづいたらおばあちゃんが病気になっていた
私は何も気づけなかった
春からあまり食欲がなかったみたいだ
でもいまは初秋
夏は暑くて食欲がないなど言って誤魔化されてきた
でももうちがう
明らかに痩せ細り、首にしこりまである
そして足も浮腫んでいた
なんでもっと早く言ってくれなかったのだろう
言っていたのかもしれないが
なにを言いたいのか伝えられていなかった
病院嫌いの昭和初期の生まれのおばあちゃん
ずっと健康診断も受けていなかった
これからの現実に
家族でどう向き合っていくか
まず本人は受け入れてくれるか
私は人の死に向き合ったことがなかった
だからとても怖い
そして、簡単に仕事が嫌で、持病が辛くて、友達がいなくて、人生がつまらなくて、自分を大事にできなくて
しぬとかしにたいとか思っていた自分をせめた
せめたけど
おばあちゃんの病気はなくならない
だから
しっかり向き合わないと
これは家族の個人の社会の問題になった
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