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全ての人を許せる理論
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コミュニケーション依存の根幹は、自分を認識して欲しい、理解して欲しいという思いである。実はこの根幹から、全ての人を許すことができる理論--上質な情報へと繋げることができる。
認識・理解を求めるということは、平たく言えば分かって欲しいということだが、これは相手が本当に分かってくれたと認識できて初めて、消える欲である。もっと分かって欲しいと思うのは、結局分かってもらってないのと同じだから、未解決のままだ。
分かってもらえたと感じると、自分の欲が解放され、今度は逆に相手に対する理解が生まれる。どんな理解でも良いが、とにかく双方に良い繋がりが生まれる。分かって欲しいという欲が目指すのは、この状態である。
自分のことを良く思っていない相手とコミュニケーションしたとする。
自分はその人に、分かって欲しいと思う。そして相手も同じように、分かって欲しいと思っているのである。
仮に相手が怒っていたり、逃げ出したがっている場合でも、何ら変わりはない。相手は、分かって欲しいけど、とうてい無理だと思っているから、理解に代替する手段として怒ったり逃げたりするのだ。もしも本当に理解しあえたら、そっちのほうが遙かに労力が少なくて済むからである。
怒りや憎しみは、分かって欲しい思いの歪んだ結果であるといえよう。相手を納得させる上質な情報がないので、反目するしか手段がない。自分を守れないのだ。
ということは、自分も相手も、そもそもは分かり合いたいと思っていることになる。表面だけを見ず深奥を見ると、構成要素はそういうシンプルなものだ。
発端は同じでも、マインドの筋道によってその後が変わるというだけだ。これは個人差のあることだから、善だの悪だのなどとはいえない。社会的に見て常識的か否か、の違いしかない。
だから極端な話、遙か祖先の時代から戦争している国家や部族同士も、相手が本当に理解を示し、受け入れてくれて、なおかつ絶対に心変わりしないという保証(上質な情報)があれば、それを上回る臆病ささえなければ、仲直りできるのだ。ただ、絶対にそんなことはないと思っているし、そのために必要とされる労力を考えると途方もないことになるので、手っとり早く戦うことにしてきたのだ。時折、とても調和的な指導者が出てきても暗殺されるのは、その結果が信用できず、怖いからだ。
歪みを追っていてはきりがない。その奥にある、調和への希望を見るべきである。そうすれば、誰の中にもそれは有り、許せない人などいないということが分かる。
ただし、これをいきなり身につけることはできない。
心というものへの予備知識と、歪みを通り越せるだけの経験が必要だ。そして一番肝心なことは、この理論を人に分からせるようにするのではなく、あくまで自分個人の技術として身につけることである。
他人を直接動かすことは、誰にもできない。変えられるのは、自分だけだ。歪みのない人などいないのだから。
認識・理解を求めるということは、平たく言えば分かって欲しいということだが、これは相手が本当に分かってくれたと認識できて初めて、消える欲である。もっと分かって欲しいと思うのは、結局分かってもらってないのと同じだから、未解決のままだ。
分かってもらえたと感じると、自分の欲が解放され、今度は逆に相手に対する理解が生まれる。どんな理解でも良いが、とにかく双方に良い繋がりが生まれる。分かって欲しいという欲が目指すのは、この状態である。
自分のことを良く思っていない相手とコミュニケーションしたとする。
自分はその人に、分かって欲しいと思う。そして相手も同じように、分かって欲しいと思っているのである。
仮に相手が怒っていたり、逃げ出したがっている場合でも、何ら変わりはない。相手は、分かって欲しいけど、とうてい無理だと思っているから、理解に代替する手段として怒ったり逃げたりするのだ。もしも本当に理解しあえたら、そっちのほうが遙かに労力が少なくて済むからである。
怒りや憎しみは、分かって欲しい思いの歪んだ結果であるといえよう。相手を納得させる上質な情報がないので、反目するしか手段がない。自分を守れないのだ。
ということは、自分も相手も、そもそもは分かり合いたいと思っていることになる。表面だけを見ず深奥を見ると、構成要素はそういうシンプルなものだ。
発端は同じでも、マインドの筋道によってその後が変わるというだけだ。これは個人差のあることだから、善だの悪だのなどとはいえない。社会的に見て常識的か否か、の違いしかない。
だから極端な話、遙か祖先の時代から戦争している国家や部族同士も、相手が本当に理解を示し、受け入れてくれて、なおかつ絶対に心変わりしないという保証(上質な情報)があれば、それを上回る臆病ささえなければ、仲直りできるのだ。ただ、絶対にそんなことはないと思っているし、そのために必要とされる労力を考えると途方もないことになるので、手っとり早く戦うことにしてきたのだ。時折、とても調和的な指導者が出てきても暗殺されるのは、その結果が信用できず、怖いからだ。
歪みを追っていてはきりがない。その奥にある、調和への希望を見るべきである。そうすれば、誰の中にもそれは有り、許せない人などいないということが分かる。
ただし、これをいきなり身につけることはできない。
心というものへの予備知識と、歪みを通り越せるだけの経験が必要だ。そして一番肝心なことは、この理論を人に分からせるようにするのではなく、あくまで自分個人の技術として身につけることである。
他人を直接動かすことは、誰にもできない。変えられるのは、自分だけだ。歪みのない人などいないのだから。
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