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支配欲
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恐怖を感じるのは支配欲から来ている場合がある。
私の場合、親の影響はあまり強くなく、克服することはできた。それでも不要なプログラムが残っていて、師座も残っている。
私は独立心が強く、孤独に耐え、一人で生きていくことを幼い頃から決意していた。周りの大人に頼もしい人物がまるでいなかったからである。
その頃の私が、未だに自分に駄目出しをしている。
自分で自分を支配できるようにならないと、独り立ちしたとは言えない、と基準づけている。
神意功の発案などはそれの極限状態であったし、仙道への憧憬も同じである。超能力を身につけて自在に生きることができればそこで終わりだ、それを目指そうとした。(同じ力を持った者が悪意によって干渉することは想定していなかった。気楽な想像だから仕方ない)
悟りを開くことへの関心も、その延長で始まった。なので、悟ればすべて果たされる、早く悟りたい、という欲がぐいぐい前に出ている。神意功を会得しろ。仙人になれ。と同様に、悟りを開け、と自分に命令しているのである。
しかし、その悟りたい欲も電気信号であり、ホルモンの分泌である。頭の中の化学反応である。
支配欲というとアクが強いが、他人を誘導したり、交渉したりすることもソフトな支配である。自分に対しても、折り合いを付けたり区切りを付けることによって、規律ある生活ができるようになった。だから、この欲はきちんと役に立ったのであり、必要なものであった。
しかし、神意功や仙道が架空のものであるのと同様、悟りも、マインドにとっては架空のイメージである。それに憧れるのは欲である。
そして、きちんと独立した大人になっているのだから、もう支配欲をいちいち立ち上げる必要はないし、あの頃の自分が、頑張り屋だけどまだ子供で、視野が狭く、知識も経験もなかったという事実を思い出さなければならない。
もし、あのときの自分に会って、その決意を聞いたら、今の自分は何と言ってあげるだろうか。
頑張るのは良いことだ。だれだって弱気になって、疲れて、投げ出したりしてしまうこともある。そこを奮い立たせて、目標に向けて努力することは大事なことだ。それができなきゃ、一人前の人間にはなれない。それは正しい。
でも、正しいことは一つじゃないことも憶えておいてくれ。
どんなに頑張っても、人間は必ず疲れることがある。意見も、一人一人違う。絶対に正しい人も、絶対に悪い人もいない。
もし君が、いろんな国に引っ越しをしながら生活したとしたら、たくさんの考え方や習慣があることに驚くだろう。だから、細かいことは気にしちゃいけないよ。
自分の思い通りにならないことが嫌になることが、きっとあるだろう。特に君は、努力で何でもカバーできると思いやすい。でも、その「自分の思い」というのが、なぜ起きて、なぜこだわっているのか、そこを振り返るようにしてみるといい。
もし自分の人生が思い通りに進んでいると実感したら、それはそう自分で思い込んでいるだけなのだ。そして、その逆もまた同じだよ。
私の場合、親の影響はあまり強くなく、克服することはできた。それでも不要なプログラムが残っていて、師座も残っている。
私は独立心が強く、孤独に耐え、一人で生きていくことを幼い頃から決意していた。周りの大人に頼もしい人物がまるでいなかったからである。
その頃の私が、未だに自分に駄目出しをしている。
自分で自分を支配できるようにならないと、独り立ちしたとは言えない、と基準づけている。
神意功の発案などはそれの極限状態であったし、仙道への憧憬も同じである。超能力を身につけて自在に生きることができればそこで終わりだ、それを目指そうとした。(同じ力を持った者が悪意によって干渉することは想定していなかった。気楽な想像だから仕方ない)
悟りを開くことへの関心も、その延長で始まった。なので、悟ればすべて果たされる、早く悟りたい、という欲がぐいぐい前に出ている。神意功を会得しろ。仙人になれ。と同様に、悟りを開け、と自分に命令しているのである。
しかし、その悟りたい欲も電気信号であり、ホルモンの分泌である。頭の中の化学反応である。
支配欲というとアクが強いが、他人を誘導したり、交渉したりすることもソフトな支配である。自分に対しても、折り合いを付けたり区切りを付けることによって、規律ある生活ができるようになった。だから、この欲はきちんと役に立ったのであり、必要なものであった。
しかし、神意功や仙道が架空のものであるのと同様、悟りも、マインドにとっては架空のイメージである。それに憧れるのは欲である。
そして、きちんと独立した大人になっているのだから、もう支配欲をいちいち立ち上げる必要はないし、あの頃の自分が、頑張り屋だけどまだ子供で、視野が狭く、知識も経験もなかったという事実を思い出さなければならない。
もし、あのときの自分に会って、その決意を聞いたら、今の自分は何と言ってあげるだろうか。
頑張るのは良いことだ。だれだって弱気になって、疲れて、投げ出したりしてしまうこともある。そこを奮い立たせて、目標に向けて努力することは大事なことだ。それができなきゃ、一人前の人間にはなれない。それは正しい。
でも、正しいことは一つじゃないことも憶えておいてくれ。
どんなに頑張っても、人間は必ず疲れることがある。意見も、一人一人違う。絶対に正しい人も、絶対に悪い人もいない。
もし君が、いろんな国に引っ越しをしながら生活したとしたら、たくさんの考え方や習慣があることに驚くだろう。だから、細かいことは気にしちゃいけないよ。
自分の思い通りにならないことが嫌になることが、きっとあるだろう。特に君は、努力で何でもカバーできると思いやすい。でも、その「自分の思い」というのが、なぜ起きて、なぜこだわっているのか、そこを振り返るようにしてみるといい。
もし自分の人生が思い通りに進んでいると実感したら、それはそう自分で思い込んでいるだけなのだ。そして、その逆もまた同じだよ。
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