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第6章
159話 四人の二つ名
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トラクにスリングショットの依頼をした俺達は寝床に戻る為店を出る事にした。
「メガネさん、良いの作ってね?」
「ロピさん、お任せ下さい。それとツェーンショットの件も考えてみますね」
「ありがとうー。私も、もっと良い素材が無いか探して見る!」
トラクは早くスリングショットの製作に取り掛かりたいのか俺達を見送りに来てはいるが目線はチラチラと工房の方に向いている。
「トラク、お金の件悪いな」
「いえいえ、本当に要らないのですが」
「いや、それは流石に……」
「ほっほっほ。我々はこれからお金を稼ぐ必要がありますな」
「姉さんの為に頑張ります!」
俺達はトラクに手を振り、また少ししたら来る事を伝え店を出た。
しかし、俺達にはこの後ある事が待ち構えていた……。
「それにしても、スリングショットの依頼が出来て良かったな」
「うん! メガネさんは目が真剣だったから満足!」
「後はお金と、より丈夫な素材ですな」
「ジャングルに探しに行きますか?」
うーん、まずは金策が先決かな?
俺達は話しながら長い一本道を歩いている。
しかし、何故か注目を浴びている様な感じがするが気のせいだろうか?
「なんか、注目されてないか?」
「私も思った! 皆んな私達見て来るね?」
「ふむ。スリングショットの件であちこち回ったから悪目立ちしてしまったかもしれませんな」
「いや、リガスそれは違う」
「ほぅ。ならチル様は分かるのですか?」
「うん。皆んな注目しているのはアトス様が神だから」
「「「……」」」
チルは真剣な眼差しで俺たち三人を見回し最後に目線を俺で止めてから、祈り始めた……。
「チルちゃん、それをここでやるの!?」
「ほっほっほ。いつものが始まってしまいましたな」
チルは祈りながら呟く……
「リガスもアトス様に祈りなさい」
「ほっほっほ。かしこまりました」
「いや、了承するなよ!」
リガスもチル同様片膝を地面に付けてから両手を組み合わせて俺の前で祈っている。
「お、お兄さんどうするの?」
「お前の妹だろ……なんとかしてくれよ……」
「無理かな……」
リガスは悪ふざけでやっているだけだろうが、チルは本気だ。道のど真ん中の為五分程祈り、チルは立ち上がった。
「さて行きましょう」
何事も無かった様に素に戻るチルだが、周りからの注目をより集めてしまったのは言うまでも無い……。
「おい、アイツらって……」
「あぁ。噂の……」
ん? 噂って言うのはドワーフ達に無理な武器の依頼をしていた件かな?
「アイツが鉄壁じゃねぇーか?」
「お! そうだな!!」
鉄壁?
「噂によるとアイツ一人で小型の攻撃を受け止めるらしいぜ?」
「マジかよ!?」
ドワーフ族や人間族、獣人族など様々な種族が俺達の方を見て何やら話している。
「アイツらってそんなに凄いのか?」
「お前遅れているなー。休憩所の噂は知っているか?」
「あぁ。確か人を捕食した複数の小型が攻めて来た話しだろ?」
「そうだ。しかもその中には六人も捕食した小型が居たらしい」
「六人!? そりゃあヤバイな……」
「そうなんだよ、ヤバイんだよ! その中であの四人組が居なかったら全滅してたって商人達が言ってたぜ」
なるほど……。ピタ達が何やら企んでいた様だが、この事か。
「ほっほっほ。どうやらピタさん達の仕業ですかな?」
「恐らくな」
すると他の場所でも話し声が聞こえてくる。
「おいおい、鉄壁のリガスだぜ!」
「俺はあの話を聞いて一番凄いと思ったね」
「俺も俺も! 一人で小型の攻撃を受け止めるなんて尋常じゃねぇーよな」
「仲間の為にモンスターからの攻撃は全て俺が受ける! かっこよすぎだろ……」
おいおい、なんだよ!
もしかしなくても、リガスに二つ名が付いたのか!?
メチャクチャかっこいいじゃないかよ!!
「ほっほっほ。これはこれは私如きに大仰な二つ名ですな」
「そんな事無い。リガスにピッタリ」
「私もそう思う! 魔族さんはいつも私達を守ってくれたもん」
「その通りだぜ! リガスにピッタリだ。 そして何より二つ名カッコいいな!」
「ほっほっほ。皆さんありがとうございます」
すると、次はチルについての話が聞こえて来た。
「おい、ならアイツが剛腕のチルか?」
「あぁ、間違いねぇ! 双子と聞いたが妹の方が剛腕のチルだな」
お!? チルの二つ名は剛腕か。いいじゃないか、チルのスキルにピッタリな二つ名だ。
「剛腕は何かすげー事したのか?」
「お前は……剛腕は自身の拳一つで小型を討伐出来るらしいぞ」
「おいおい……それじゃまるでスキルランクSやAとかの冒険者と同じじゃねぇーか!」
「そうなんだよ。しかも見ろ! あの容姿を人間族の俺でさえ美人だと思うぜ……」
「あぁ、確かに綺麗だ……」
チルは剛腕以外にも容姿も噂になっているらしい。
当然だ、チルは美人さんだからな!
「恥ずかしいです……」
チルは顔を赤らめている。
「ほっほっほ。皆さんチル様の良さを少しは分かっていますな」
「私の妹は綺麗で可愛いからねー!!」
「チルの二つ名もカッコよくて羨ましいぜー!」
なんだか俺だけ二つ名に異様に固執している感じがするが、男なら2つ名に興奮するのは、しょうがないよな……?
「メガネさん、良いの作ってね?」
「ロピさん、お任せ下さい。それとツェーンショットの件も考えてみますね」
「ありがとうー。私も、もっと良い素材が無いか探して見る!」
トラクは早くスリングショットの製作に取り掛かりたいのか俺達を見送りに来てはいるが目線はチラチラと工房の方に向いている。
「トラク、お金の件悪いな」
「いえいえ、本当に要らないのですが」
「いや、それは流石に……」
「ほっほっほ。我々はこれからお金を稼ぐ必要がありますな」
「姉さんの為に頑張ります!」
俺達はトラクに手を振り、また少ししたら来る事を伝え店を出た。
しかし、俺達にはこの後ある事が待ち構えていた……。
「それにしても、スリングショットの依頼が出来て良かったな」
「うん! メガネさんは目が真剣だったから満足!」
「後はお金と、より丈夫な素材ですな」
「ジャングルに探しに行きますか?」
うーん、まずは金策が先決かな?
俺達は話しながら長い一本道を歩いている。
しかし、何故か注目を浴びている様な感じがするが気のせいだろうか?
「なんか、注目されてないか?」
「私も思った! 皆んな私達見て来るね?」
「ふむ。スリングショットの件であちこち回ったから悪目立ちしてしまったかもしれませんな」
「いや、リガスそれは違う」
「ほぅ。ならチル様は分かるのですか?」
「うん。皆んな注目しているのはアトス様が神だから」
「「「……」」」
チルは真剣な眼差しで俺たち三人を見回し最後に目線を俺で止めてから、祈り始めた……。
「チルちゃん、それをここでやるの!?」
「ほっほっほ。いつものが始まってしまいましたな」
チルは祈りながら呟く……
「リガスもアトス様に祈りなさい」
「ほっほっほ。かしこまりました」
「いや、了承するなよ!」
リガスもチル同様片膝を地面に付けてから両手を組み合わせて俺の前で祈っている。
「お、お兄さんどうするの?」
「お前の妹だろ……なんとかしてくれよ……」
「無理かな……」
リガスは悪ふざけでやっているだけだろうが、チルは本気だ。道のど真ん中の為五分程祈り、チルは立ち上がった。
「さて行きましょう」
何事も無かった様に素に戻るチルだが、周りからの注目をより集めてしまったのは言うまでも無い……。
「おい、アイツらって……」
「あぁ。噂の……」
ん? 噂って言うのはドワーフ達に無理な武器の依頼をしていた件かな?
「アイツが鉄壁じゃねぇーか?」
「お! そうだな!!」
鉄壁?
「噂によるとアイツ一人で小型の攻撃を受け止めるらしいぜ?」
「マジかよ!?」
ドワーフ族や人間族、獣人族など様々な種族が俺達の方を見て何やら話している。
「アイツらってそんなに凄いのか?」
「お前遅れているなー。休憩所の噂は知っているか?」
「あぁ。確か人を捕食した複数の小型が攻めて来た話しだろ?」
「そうだ。しかもその中には六人も捕食した小型が居たらしい」
「六人!? そりゃあヤバイな……」
「そうなんだよ、ヤバイんだよ! その中であの四人組が居なかったら全滅してたって商人達が言ってたぜ」
なるほど……。ピタ達が何やら企んでいた様だが、この事か。
「ほっほっほ。どうやらピタさん達の仕業ですかな?」
「恐らくな」
すると他の場所でも話し声が聞こえてくる。
「おいおい、鉄壁のリガスだぜ!」
「俺はあの話を聞いて一番凄いと思ったね」
「俺も俺も! 一人で小型の攻撃を受け止めるなんて尋常じゃねぇーよな」
「仲間の為にモンスターからの攻撃は全て俺が受ける! かっこよすぎだろ……」
おいおい、なんだよ!
もしかしなくても、リガスに二つ名が付いたのか!?
メチャクチャかっこいいじゃないかよ!!
「ほっほっほ。これはこれは私如きに大仰な二つ名ですな」
「そんな事無い。リガスにピッタリ」
「私もそう思う! 魔族さんはいつも私達を守ってくれたもん」
「その通りだぜ! リガスにピッタリだ。 そして何より二つ名カッコいいな!」
「ほっほっほ。皆さんありがとうございます」
すると、次はチルについての話が聞こえて来た。
「おい、ならアイツが剛腕のチルか?」
「あぁ、間違いねぇ! 双子と聞いたが妹の方が剛腕のチルだな」
お!? チルの二つ名は剛腕か。いいじゃないか、チルのスキルにピッタリな二つ名だ。
「剛腕は何かすげー事したのか?」
「お前は……剛腕は自身の拳一つで小型を討伐出来るらしいぞ」
「おいおい……それじゃまるでスキルランクSやAとかの冒険者と同じじゃねぇーか!」
「そうなんだよ。しかも見ろ! あの容姿を人間族の俺でさえ美人だと思うぜ……」
「あぁ、確かに綺麗だ……」
チルは剛腕以外にも容姿も噂になっているらしい。
当然だ、チルは美人さんだからな!
「恥ずかしいです……」
チルは顔を赤らめている。
「ほっほっほ。皆さんチル様の良さを少しは分かっていますな」
「私の妹は綺麗で可愛いからねー!!」
「チルの二つ名もカッコよくて羨ましいぜー!」
なんだか俺だけ二つ名に異様に固執している感じがするが、男なら2つ名に興奮するのは、しょうがないよな……?
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