蜜柑製の死

羽上帆樽

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2023年5月29日

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物理的にどうこうということは別としても。

人間は時間の中で生きている。

時間とは、つまり、前後関係。

これが終わったらこれをするということの連続。

方向は常に一定。

前には戻れない。

一方、思考は前にも戻れる。

正確には、それは戻ったのとは違うかもしれないが。

少なくとも、戻ったのと同義にはなる。

朝、夜というのは、太陽の位置によって生じる概念だから。

時間は空間と対応していることが分かる。

それがどうしたというのだろう?

僕は何を考えているのだろう?

一つ言えるのは、今、時間がない、ということ。

だからこんなことを考えているのだ。

間違いない。

素直になることは、時間的、空間的には、どのように解釈されるだろう?

「素」が何かは一度置いておくとして。

「直」は両者によって解釈できるのではないか?

時間軸は直線で描かれることが多いが、曲線では駄目なのか?

駄目だとすれば、それはなぜか?

考えることは多い。

考えるという行為、つまり外側は、確かに時間軸上に位置するが。

考えている内容、つまり内側は、時間軸上には位置しない。

絶対的な空間、的。

どこにでも行けるし、どこまでも行ける。
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