舞台装置は闇の中

羽上帆樽

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第12章

第114話 先頭は真っ先に倒れる

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「それにしても、毎日毎日ご苦労 こと  」

 フィル 言っ 。彼も随分唐突 発言をする。彼も、と言っ の 、自分もそう もしれ いという自覚  る   っ 。

「何 ?」意味 分    っ ので、月夜 フィルに問い直す。

「生きているの 」

「ご苦労で いけど」月夜 応え 。「特に苦労していると 感じ い」

「本を読んでいる最中に、コーヒーを飲み く っ とする ろう? そうすると、 ず、椅子に凭れている背中を起こし、次にカップに手を伸 して、それ  口と頭の中をコーヒーを飲むモードに変換する。そうしてよう くコーヒーを飲むこと できるん 。どう ? ご苦労 と 思  い ? 本を読み   コーヒーを飲む程度のことでも、人間 同時に でき いん 」

「それ 普通   、ご苦労で  い」

「月夜にとっての普通と ?」

「頻度 大きい、ということ」彼女 考えを述べる。「普通と 、そういう意味でし  りえ い。日常的に 犯罪 起こるの 普通。起こりすぎるの 普通で  い。けれど、起こりすぎる状態 何日も続け 、今度 それ 普通に る」

「月夜 、そもそも飲食をし い  、コーヒーを飲むこと自体、全然普通で  い ず 」

「 っきの話で 、主語 一般化 れ 人間 っ  ず」

「普通の人間 飲食をする。し し、お前 飲食をし い。つ り、お前 普通の人間で  いと。そういうこと ?」

「この話の流れに沿って言え 、そう」

「そもそも、人間の定義と 何 ? それ  けれ 、普通の人間というのを考えることもでき い ず  」

「染色体を四十六本備え 生き物、でいいので ?」

「染色体を四十六本備え 生き物 、人間以外にい いの ?」

 月夜 暫くの間考えてみ  、分    っ 。知識 不足している   。
「分   い」彼女 素直に答える。「もし すると、いる もしれ い」

「仮に、染色体を四十六本備え 生き物 人間 とし  、お前もその中の一個体ということに る。その前提 根底に  る 、統計的に少し異 る性質を持っているということで、処理 できる 」

「うん」

「で、それ 何 と言うん ?」

「ん? 何 ?」月夜 首を傾げる。「話を持ち出し の 、フィルの方で ?」

「この話題  、月夜 どん 未来を想像する?」

「未来? どういうこと?」

「いい  」

「何 、いい  ?」

 待ってもフィル 答え い。

 仕方  いので、月夜 即興で答え 。

「私の舌 、もう少し肥える、という未来」
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