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初恋成就
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ダニエルが令嬢を連れ帰ってからひと月半。
着々と結婚式の準備が進むなか、当の本人達は変わらず人目も憚らずイチャイチャと過ごす日々を送っている。
目が合うたびに口付けをし、共にいる時は必ずダニエルがマリーベルの腰を抱き寄せており、座る時は膝の上が定位置となり、休みの日は一日中寝室から出てくることはない。
ダニエルが騎士団に出仕している時間、マリーベルは公爵夫人からトパーズ王国についてや次期公爵夫人としての心構えと仕事について教わっていく…はずだったのだが、そもそも隣国の侯爵令嬢であることと、ストーカーの如くダニエルやその周辺について調べ尽くしていたマリーベルにとっては復習のようなもので、教えることは何もないと判断した夫人は、漸く出来た娘と連日お茶や刺繍を楽しんでいる。
それに嫉妬するダニエルに夜毎啼かされ翻弄されているのだが、その為に体力作りを勤しんできたマリーベルはダニエルを驚かせるほどの持久力を見せた。
しかし結局は体力おばけに軍配が上がり、最終的に意識を飛ばしてしまうマリーベルはいつもダニエルが出仕してから目が覚める羽目となり、見送りたいのに!と可愛く拗ねる姿がダニエルは愛しくて仕方なく、結局また抱き潰され見送れない…といったループになっている。
そんな日が数日も続くと、無性に寂しくなってしまうマリーベルは差し入れを持って騎士団へと赴くのだが、ダニエルは気が気ではない。
トパーズ王国では珍しい黒髪ということもあって目立つマリーベルは、庇護欲を唆る儚さを思わせるのに煽る体つきをしているせいで、多くの男達が釘付けとなってしまう。
勿論、マリーベルがダニエルと既に入籍済みであることは周知されているが、それでも「眼福!」と見るのはやめられないのが男心。
家で過ごす時やふたりで出かける時は露出度の高い衣装を着せているが、騎士団に来る時には極力肌を露出しないよういいつけてある…にも関わらず、メリハリのあるラインは誤魔化せないし、むしろ想像力が働くなどと言われてしまっている。
チラ…と高い位置に座るマリーベルに視線をやれば、首元や手首までレースで覆い隠されたドレスを着た愛しい妻が小さく手を振っており、見せる微笑みに騎士達が歓声をあげた。
「……くそっ…!……」
レースがダメなのか!?ガッツリ見せないデザインでないとダメなのか!?いやそれではマリーベルが暑さで倒れてしまう!!…と思考をフル回転軸させるが答えは見つからず、それならいっそ屋敷に閉じ込めてしまおうか…と遠い目をしたところで異変に気付いた。
「……マリー?…」
マリーベルの所へ、数人の令嬢達が近寄っているが和やかな雰囲気ではないことを察し、急いで見学席へと走り出す。
それなりに自分の容姿が整っていることは自覚しているし、爵位や財産目当てに近寄ろうとしてきた女も数知れずいた。
マリーベルとの入籍が王家より公表された直後から、マリーベル宛に不穏な贈り物が頻繁に届くようになったことも報告を受けている。
心配になってマリーベルに声をかけたが、
『それだけダニエル様が魅力的ということですよね?そんな方の妻になれて幸せです』
と惚けられ、恥ずかしそうにもじもじと言うものだから押し倒してしまったのも記憶に新しい。
『それに、ダニエル様の足手まといにはなりたくないから護身術なんかも一通り習得済みです』
と、なんとも頼もしい事まで言ってくれた。
だが、入籍後に実は自分との房事の為に体力作りをしているのだとキャサリンに聞いて、その健気さに愛が溢れて抱き潰した。
「マリー!!」
全速力で見学席の最上部まで駆け付ければ、やはり見覚えのある令嬢達数人がマリーベルを囲んでおり、何故かマリーベルは頭から何かを被ったかのように濡れている。
見ればマリーベルの正面に立つ令嬢がグラスらしきものを手にしており、その中身は空。
「マリーベルに何をした!!」
「ひぃっ!」
令嬢達に囲まれているマリーベルを咄嗟に腕の中に囲えば、ほんのりアルコールの匂いがする。
どうやらワインをかけられたのだと認識し、ギロリと令嬢達を睨み付けた。
「っ……!!」
「全員、どこの誰だか把握しているぞ。これまでの俺に対する無礼な態度は多目に見てきたが、妻への暴行は見逃せない。それぞれの家へ公爵家から厳重に抗議させてもらう!」
「そんなっ……!!」
「これだけのことで暴行だなんて!!」
「そんな女のどこがっ……!」
故意に飲食を投げつけた場合、その相手が訴えればれっきとした暴行罪と見なされる。
この令嬢達は婚約者がいたりいなかったりの未婚女性であり、そんな女性が公爵家…まして国の盾とされるジョーンズ家から抗議となれば、婚約している者は破談となり、していない者も今後の縁談は皆無となるであろう。
愚かな令嬢達もそれは理解しているらしく、みるみると顔色を悪くさせて泣いて縋ろうとしてくるが、ダニエルは見逃すつもりがない。
「直ぐに帰って親に報告するんだな。国の盾であるジョーンズ家の次期公爵夫人に暴行を働き抗議されて訴えられることになった、と」
「そんな、ダニエルさま…わたくしはただ…」
「お前如きに名を呼ぶ権利など与えていない。それも抗議に加えさせてもらう。さぁ、マリー。もう帰ろうか。ゆっくり湯に浸かろう…ふたりで」
ダニエルの甘い言葉にポッと頬を染めるマリーベルを憎々しげに見る令嬢達を無視して、立ち去る直前ダニエルは最後の追い討ちをかけた。
「ん……今夜はワインにしようか」
マリーベルの頬に流れていたワインをペロリと舐めとり、「可愛い」と言って唇を重ねるまでを見せつけたところでその場をあとにした。
突然の出来事に呆然としたり、ダニエルの放った色気にあてられたりしていた令嬢達であったが、ハッと我に返り慌てて自宅へと踵を返す。
公爵家から抗議文が届く前に両親へと報告しなければならない。
マリーベルに直接ワインをかけたのは同じ公爵位の娘であるが、ジョーンズ家と比べるとその差は雲泥の差。
もしも本気で潰しに来たら、最高位貴族であろうと簡単に消されてしまうかもしれない…そんな不安が的中することになろうとは、この時の令嬢は知る由もなかった。
******
「お父様!いやです!!お父様!!!」
「さっさと連れていってくれ」
マリーベルがワインをかけられたその日のうちに各家に抗議文が届けられ、次いで翌日には暴行罪の訴えが受理された。
あの日の令嬢達は揃って甘やかされて育った娘ばかりで、これまでも爵位を笠に様々な嫌がらせをしては弱い立場の令嬢を苛めたり辱しめたりしてきたことも表沙汰となり、それまで泣き寝入りしてきた者達もジョーンズ家の後ろ楯を受け皆が訴えを起こした。
中でも公爵令嬢は多くの暴行罪で訴えられ、さらには違法賭博や薬物売買にまで手を染めていたことも露見し、生涯を鉱山の娼婦として強制労働することが確定となった。
件の公爵家は子爵へと降爵となり、領地の殆どを手放し被害者達への慰謝料を捻出。
他の令嬢達も婚約者がいた者は破棄され、全員が規律の厳しい修道院への生涯幽閉が決まった。
『ダニエル・ジョーンズは妻をこよなく愛しており、その方を害しようとする者は何人たりとも許されることはない』
そんな噂が国中を走り抜け、やがてそれは世界中に広がっていく。
特にトパーズ王家は国の盾を手放すわけにはいかない、と貴族を始め平民に至るまで
『今後ジョーンズ家の者、またはそれに準ずる者への接触は許可された者に限る』
との異例とも言える御触れを出した。
これにより、ジョーンズ家と接点のない者は声をかけることさえ許されなくなり、望む者は人伝に許可を求めることとなった。
特にジョーンズ家当主、またはそれに続く者の伴侶への接触は一切禁じられ、それでは奥方達が窮屈な思いをしないかとの声もあがったが、本人達は限られた付き合いに満足しているし、当主サルバトーレと次期当主ダニエルは愛する妻を籠の中の鳥に出来たことに満足した。
ジョーンズ家の人間は、元来独占欲が強い。
かくして必要最低限の付き合いと表舞台への出席のみとなったマリーベルは、愛してやまないダニエルに囲われ溺愛される日々を送るようになり、一男二女の子供達にも恵まれ穏やかな日々を過ごしていく。
「マリー、おいで」
三人の子はマリーベルの体調と回復を見ながら一年おきに作られ、三人目にして後継者も生まれたことからその後は避妊薬を用いながら愛し合っている。
『マリーベルは俺のものだよ』
たとえ子供であっても譲る気はない、と宣言するダニエルはそれでもやはり子煩悩であり、子供達も仕事へ行くダニエルの後を追って毎朝泣き叫ぶほどの懐きようである。
休みの日は朝から晩まで子供達に囲まれ過ごし、寝かし付けたあとは夫婦で睦み合う。
月に一度は夫婦水入らずで外泊する機会を設け、週に一度は夫婦水入らずで外食している。
「マリー、愛してる」
遅咲きの初恋を実らせたダニエルは生涯をかけてマリーベルだけを愛し続け、マリーベルも生涯をかけて初恋を成就させた。
余談になるが、ダニエル御用達であった高級娼館ローズはその後【性技教室】なるものを開催し、夫婦間でマンネリ化に悩む者達がこぞって参加するとして話題となった。
着々と結婚式の準備が進むなか、当の本人達は変わらず人目も憚らずイチャイチャと過ごす日々を送っている。
目が合うたびに口付けをし、共にいる時は必ずダニエルがマリーベルの腰を抱き寄せており、座る時は膝の上が定位置となり、休みの日は一日中寝室から出てくることはない。
ダニエルが騎士団に出仕している時間、マリーベルは公爵夫人からトパーズ王国についてや次期公爵夫人としての心構えと仕事について教わっていく…はずだったのだが、そもそも隣国の侯爵令嬢であることと、ストーカーの如くダニエルやその周辺について調べ尽くしていたマリーベルにとっては復習のようなもので、教えることは何もないと判断した夫人は、漸く出来た娘と連日お茶や刺繍を楽しんでいる。
それに嫉妬するダニエルに夜毎啼かされ翻弄されているのだが、その為に体力作りを勤しんできたマリーベルはダニエルを驚かせるほどの持久力を見せた。
しかし結局は体力おばけに軍配が上がり、最終的に意識を飛ばしてしまうマリーベルはいつもダニエルが出仕してから目が覚める羽目となり、見送りたいのに!と可愛く拗ねる姿がダニエルは愛しくて仕方なく、結局また抱き潰され見送れない…といったループになっている。
そんな日が数日も続くと、無性に寂しくなってしまうマリーベルは差し入れを持って騎士団へと赴くのだが、ダニエルは気が気ではない。
トパーズ王国では珍しい黒髪ということもあって目立つマリーベルは、庇護欲を唆る儚さを思わせるのに煽る体つきをしているせいで、多くの男達が釘付けとなってしまう。
勿論、マリーベルがダニエルと既に入籍済みであることは周知されているが、それでも「眼福!」と見るのはやめられないのが男心。
家で過ごす時やふたりで出かける時は露出度の高い衣装を着せているが、騎士団に来る時には極力肌を露出しないよういいつけてある…にも関わらず、メリハリのあるラインは誤魔化せないし、むしろ想像力が働くなどと言われてしまっている。
チラ…と高い位置に座るマリーベルに視線をやれば、首元や手首までレースで覆い隠されたドレスを着た愛しい妻が小さく手を振っており、見せる微笑みに騎士達が歓声をあげた。
「……くそっ…!……」
レースがダメなのか!?ガッツリ見せないデザインでないとダメなのか!?いやそれではマリーベルが暑さで倒れてしまう!!…と思考をフル回転軸させるが答えは見つからず、それならいっそ屋敷に閉じ込めてしまおうか…と遠い目をしたところで異変に気付いた。
「……マリー?…」
マリーベルの所へ、数人の令嬢達が近寄っているが和やかな雰囲気ではないことを察し、急いで見学席へと走り出す。
それなりに自分の容姿が整っていることは自覚しているし、爵位や財産目当てに近寄ろうとしてきた女も数知れずいた。
マリーベルとの入籍が王家より公表された直後から、マリーベル宛に不穏な贈り物が頻繁に届くようになったことも報告を受けている。
心配になってマリーベルに声をかけたが、
『それだけダニエル様が魅力的ということですよね?そんな方の妻になれて幸せです』
と惚けられ、恥ずかしそうにもじもじと言うものだから押し倒してしまったのも記憶に新しい。
『それに、ダニエル様の足手まといにはなりたくないから護身術なんかも一通り習得済みです』
と、なんとも頼もしい事まで言ってくれた。
だが、入籍後に実は自分との房事の為に体力作りをしているのだとキャサリンに聞いて、その健気さに愛が溢れて抱き潰した。
「マリー!!」
全速力で見学席の最上部まで駆け付ければ、やはり見覚えのある令嬢達数人がマリーベルを囲んでおり、何故かマリーベルは頭から何かを被ったかのように濡れている。
見ればマリーベルの正面に立つ令嬢がグラスらしきものを手にしており、その中身は空。
「マリーベルに何をした!!」
「ひぃっ!」
令嬢達に囲まれているマリーベルを咄嗟に腕の中に囲えば、ほんのりアルコールの匂いがする。
どうやらワインをかけられたのだと認識し、ギロリと令嬢達を睨み付けた。
「っ……!!」
「全員、どこの誰だか把握しているぞ。これまでの俺に対する無礼な態度は多目に見てきたが、妻への暴行は見逃せない。それぞれの家へ公爵家から厳重に抗議させてもらう!」
「そんなっ……!!」
「これだけのことで暴行だなんて!!」
「そんな女のどこがっ……!」
故意に飲食を投げつけた場合、その相手が訴えればれっきとした暴行罪と見なされる。
この令嬢達は婚約者がいたりいなかったりの未婚女性であり、そんな女性が公爵家…まして国の盾とされるジョーンズ家から抗議となれば、婚約している者は破談となり、していない者も今後の縁談は皆無となるであろう。
愚かな令嬢達もそれは理解しているらしく、みるみると顔色を悪くさせて泣いて縋ろうとしてくるが、ダニエルは見逃すつもりがない。
「直ぐに帰って親に報告するんだな。国の盾であるジョーンズ家の次期公爵夫人に暴行を働き抗議されて訴えられることになった、と」
「そんな、ダニエルさま…わたくしはただ…」
「お前如きに名を呼ぶ権利など与えていない。それも抗議に加えさせてもらう。さぁ、マリー。もう帰ろうか。ゆっくり湯に浸かろう…ふたりで」
ダニエルの甘い言葉にポッと頬を染めるマリーベルを憎々しげに見る令嬢達を無視して、立ち去る直前ダニエルは最後の追い討ちをかけた。
「ん……今夜はワインにしようか」
マリーベルの頬に流れていたワインをペロリと舐めとり、「可愛い」と言って唇を重ねるまでを見せつけたところでその場をあとにした。
突然の出来事に呆然としたり、ダニエルの放った色気にあてられたりしていた令嬢達であったが、ハッと我に返り慌てて自宅へと踵を返す。
公爵家から抗議文が届く前に両親へと報告しなければならない。
マリーベルに直接ワインをかけたのは同じ公爵位の娘であるが、ジョーンズ家と比べるとその差は雲泥の差。
もしも本気で潰しに来たら、最高位貴族であろうと簡単に消されてしまうかもしれない…そんな不安が的中することになろうとは、この時の令嬢は知る由もなかった。
******
「お父様!いやです!!お父様!!!」
「さっさと連れていってくれ」
マリーベルがワインをかけられたその日のうちに各家に抗議文が届けられ、次いで翌日には暴行罪の訴えが受理された。
あの日の令嬢達は揃って甘やかされて育った娘ばかりで、これまでも爵位を笠に様々な嫌がらせをしては弱い立場の令嬢を苛めたり辱しめたりしてきたことも表沙汰となり、それまで泣き寝入りしてきた者達もジョーンズ家の後ろ楯を受け皆が訴えを起こした。
中でも公爵令嬢は多くの暴行罪で訴えられ、さらには違法賭博や薬物売買にまで手を染めていたことも露見し、生涯を鉱山の娼婦として強制労働することが確定となった。
件の公爵家は子爵へと降爵となり、領地の殆どを手放し被害者達への慰謝料を捻出。
他の令嬢達も婚約者がいた者は破棄され、全員が規律の厳しい修道院への生涯幽閉が決まった。
『ダニエル・ジョーンズは妻をこよなく愛しており、その方を害しようとする者は何人たりとも許されることはない』
そんな噂が国中を走り抜け、やがてそれは世界中に広がっていく。
特にトパーズ王家は国の盾を手放すわけにはいかない、と貴族を始め平民に至るまで
『今後ジョーンズ家の者、またはそれに準ずる者への接触は許可された者に限る』
との異例とも言える御触れを出した。
これにより、ジョーンズ家と接点のない者は声をかけることさえ許されなくなり、望む者は人伝に許可を求めることとなった。
特にジョーンズ家当主、またはそれに続く者の伴侶への接触は一切禁じられ、それでは奥方達が窮屈な思いをしないかとの声もあがったが、本人達は限られた付き合いに満足しているし、当主サルバトーレと次期当主ダニエルは愛する妻を籠の中の鳥に出来たことに満足した。
ジョーンズ家の人間は、元来独占欲が強い。
かくして必要最低限の付き合いと表舞台への出席のみとなったマリーベルは、愛してやまないダニエルに囲われ溺愛される日々を送るようになり、一男二女の子供達にも恵まれ穏やかな日々を過ごしていく。
「マリー、おいで」
三人の子はマリーベルの体調と回復を見ながら一年おきに作られ、三人目にして後継者も生まれたことからその後は避妊薬を用いながら愛し合っている。
『マリーベルは俺のものだよ』
たとえ子供であっても譲る気はない、と宣言するダニエルはそれでもやはり子煩悩であり、子供達も仕事へ行くダニエルの後を追って毎朝泣き叫ぶほどの懐きようである。
休みの日は朝から晩まで子供達に囲まれ過ごし、寝かし付けたあとは夫婦で睦み合う。
月に一度は夫婦水入らずで外泊する機会を設け、週に一度は夫婦水入らずで外食している。
「マリー、愛してる」
遅咲きの初恋を実らせたダニエルは生涯をかけてマリーベルだけを愛し続け、マリーベルも生涯をかけて初恋を成就させた。
余談になるが、ダニエル御用達であった高級娼館ローズはその後【性技教室】なるものを開催し、夫婦間でマンネリ化に悩む者達がこぞって参加するとして話題となった。
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