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season2
目覚めたくない夢
左半身に温もりを感じて目を覚ますと、その温もりがもぞもぞと動いて人なのだと分かった。
「……ばる…」
焦がれていた懐かしい声の響きに、あぁ…これは夢なのだと認識した。
温もりに顔を向ければそこにいたのは予想通りナディアで、何も纏っていないから肌寒いのかスリスリとすり寄ってくる。
「……ナディア…」
愚かな真似をしたせいで手放した温もりを、夢の中では絶対に離さないと決めているから、寒がるナディアをぎゅっと抱き締めるとへにゃりと可愛らしく笑った。
僕はどうして、この温もりを置いて別の場所に赴くことなど出来たのだろうか。
「ナディア…愛してるよ…」
「…ん……」
「……可愛い」
なんだかとてもリアルな温もりと感触に、思わず下半身が熱を持ってしまう。
チラリとカーテンの隙間から外を確認すれば、まだまだ外は暗闇に包まれている。
既に一糸纏わぬ状態ということは、事後であるという設定なのだろう。
「ナディア……」
そっと下に手を伸ばせば、きちんと処理したのか表面こそ形跡はないものの、指を差し込んだ中はトロトロに濡れていて温かい。
「これ…ナディアのだけ?……僕のもある?」
くちゅくちゅと弄っていると、徐々に蜜が溢れてきて自身の昂りも硬度を増す。
「んっ……………ぁ……」
「ナディア……」
未だ眠りについたままのナディアから小さな甘い声が漏れてきて、我慢が出来なくなった。
「…ナディア……ちょっとだけ………っ…」
「ぁ………っ……」
「……っ、きも、ち…ぃ……ナディア……」
くぷっと音をたてて入り込んだそこは、指で感じるより温かくてぬるぬるしていて…きゅんきゅんと締め付けてくるのが堪らなく気持ちいい。
こんなにリアルで…まして繋がる夢なんて今まで一度もなかった。
少しだけと思っていたのに、あまりの気持ち良さと緩く突くたび聞こえるくちゅっ…くちゅっ…という淫靡な響きが欲情を煽る。
それに合わせてナディアも小さく甘く喘ぐものだから、繋がっている幸福感も増していく。
「ナディ…ッ……ナディア………」
「ぁっ…ぁ…ん……ばる……っ……」
そうだ…ナディアはふたりきりの時だけ僕のことを『バル』と呼んでいた。
常に『バルト様』と呼ぶようになったのは、別館にトレーシアを住まわせるようになって少し経ってからだったように思う。
その頃から、ナディアは僕に心の距離を取っていたのかもしれない。
「ん……っ…ば…る……っ……?…」
うっかり少し強めに突いてしまったせいか、さすがにナディアも目を覚ました。
それでもまだ微睡みなのか、ぼんやりとしながら僕を見ている。
「…っ……ナディアッ…気持ちいい…っ?」
「あっ…きも……っちぃ…っ……」
「もっ…と、気持ちよく…なり、たい…っ?」
「なり、たい……っ」
言質はとったと繋がったままナディアを組み敷いて、グイッと太股を押し上げ抽挿を深める。
「あ、あぁっ、、!」
浅く深くとナディアの好む箇所を的確に擦り突き入れながら、最奥の入り口に吸い付かれる感触を味わいつつ速度もあげていく。
少しずつ込み上げてくる吐精感を逃がしつつ、昇りつめようとしているナディアを見ながらひたすらに腰を打ち付ける。
「あ、あ、ばるっ…あっ、い、ぃっ、、」
快感が過ぎるのか、助けを求めるように手を伸ばしてきて……思わず暴発しそうになった。
「あんっ、ばる……っ…、いっ…ぁ……っ」
今までの夢では叶わなかった、ナディアの左手薬指に嵌められているはずの結婚指輪が…伸ばされている手にはきちんと嵌められていて……
「ばるっ、も…っ、いっ……」
「ナディッ…!、ナディア…ッ…ナディアッ!」
一気に高まった思いのまま、ナディアをきつく抱き締めながら無我夢中で腰を打ち付ける。
やがて高い啼き声とともに強烈な締め付けが起こり、ピタリと奥の入り口に突き立てればちゅうっと吸い付かれて精が吸い上げられていく。
「あ、ナディッ……っ…」
早く早くと強請るナディアの可愛い隘路の締め付けに応え、自分でも驚くほどの量が勢いよく吐き出され、待ってましたと言わんばかりに喜んで飲み干そうと蠢く様子に腰が震えた。
「ナディア…いっぱい…っ、飲んで……っ…」
「んっ、、ぁ…っ、ばる……」
根こそぎ搾り取るような働きを見せる隘路をぐりぐりとこね回し、いやらしく全て飲み干そうとしている中を堪能する。
「っ、、きもちいい……っ…ナディッ…」
あまりにリアルな気持ち良さと幸せに、夢からの目覚めがもうそこまで迫っているのではないかと不安になってしまい、いやだ、終わらせたくないと再度律動を始めた。
「え、あっ、ばる…んっ…ぁ……っ…」
「ナディッ、離さない…ずっと僕と一緒にいて、愛してるから、、あ、大好きっ、だか、ら…っ」
このまま満足してしまえば夢が終わってしまう。
それが不安で怖くて堪らなくて、離れてしまわないように隙間なく抱き締めナディアといつまでも繋がっている為に奥を穿つ。
このままひとつになってしまえばいいのに…
そんな事を思っていたら、早くも達したナディアからおねだりの強烈な締め付けと吸い付きが施され、けれどまだ果ててなるものかと体位を変えつつ気を紛らわしながら行為に没頭する。
「まっ、、て…んぁっ、、ば、っ、、」
対面座位の体制に変えたことでより深く埋め込まれ、与えられる快感が強くなったせいかナディアの体は小さく痙攣し、「バル」と何度も名前を呼びながら必死に僕へしがみついてきて、形のよい少し小ぶりで綺麗な胸がぎゅっと押し付けられ…暴発した。
「やっ、あ、、おくっ…んっ、、」
今度もかなりの量が吐き出されたことがナディアにも伝わったらしく、顔を覗けば大きな目をとろんと蕩けさせて口をぽっかり開けている。
「……ナディア…好き、愛してる、、」
ぐりぐりと中を抉るように腰を回しながら、幸せそうに蕩けるナディアに愛を囁けば嬉しそうに微笑み、差し込んだ舌を夢中で絡め合っていると、少しばかり萎えていたモノが徐々に芯を取り戻し始め、これ幸いとゆっくり腰を振り始めた。
まだ目覚めてなるものか。
なんなら二度と目覚めたくない。
ナディアのいない世界に戻りたくない。
ずっとこのままナディアと繋がっていたい。
その一心でひたすら貪欲にナディアを求める。
新婚の時でさえここまで激しく求め合ったことはなく、それだけナディアを失う恐怖と不安が強いのだと思えた。
だけどこれは都合のいい夢。
好きなだけナディアと繋がれるし、いくらでも愛を囁くことが出来る。
「ナディアッ、好きだ!愛してる…!…っ、、」
「あ、あ、ばるっ、、!!」
何度目かの吐精後、既にナディアは意識を飛ばしていて…僕にも急激な疲労と眠気が襲う。
「い、やだ…おき…たくな……」
失ってしまう。
またひとりになってしまう。
必死に抵抗するのに、無情にも意識は少しずつ遠退いてきて…
徐々に暗くなる視界に、ナディアだけは離したくないと強く抱き締めたまま…やがて僕は暗闇に飲み込まれていった。
「……ばる…」
焦がれていた懐かしい声の響きに、あぁ…これは夢なのだと認識した。
温もりに顔を向ければそこにいたのは予想通りナディアで、何も纏っていないから肌寒いのかスリスリとすり寄ってくる。
「……ナディア…」
愚かな真似をしたせいで手放した温もりを、夢の中では絶対に離さないと決めているから、寒がるナディアをぎゅっと抱き締めるとへにゃりと可愛らしく笑った。
僕はどうして、この温もりを置いて別の場所に赴くことなど出来たのだろうか。
「ナディア…愛してるよ…」
「…ん……」
「……可愛い」
なんだかとてもリアルな温もりと感触に、思わず下半身が熱を持ってしまう。
チラリとカーテンの隙間から外を確認すれば、まだまだ外は暗闇に包まれている。
既に一糸纏わぬ状態ということは、事後であるという設定なのだろう。
「ナディア……」
そっと下に手を伸ばせば、きちんと処理したのか表面こそ形跡はないものの、指を差し込んだ中はトロトロに濡れていて温かい。
「これ…ナディアのだけ?……僕のもある?」
くちゅくちゅと弄っていると、徐々に蜜が溢れてきて自身の昂りも硬度を増す。
「んっ……………ぁ……」
「ナディア……」
未だ眠りについたままのナディアから小さな甘い声が漏れてきて、我慢が出来なくなった。
「…ナディア……ちょっとだけ………っ…」
「ぁ………っ……」
「……っ、きも、ち…ぃ……ナディア……」
くぷっと音をたてて入り込んだそこは、指で感じるより温かくてぬるぬるしていて…きゅんきゅんと締め付けてくるのが堪らなく気持ちいい。
こんなにリアルで…まして繋がる夢なんて今まで一度もなかった。
少しだけと思っていたのに、あまりの気持ち良さと緩く突くたび聞こえるくちゅっ…くちゅっ…という淫靡な響きが欲情を煽る。
それに合わせてナディアも小さく甘く喘ぐものだから、繋がっている幸福感も増していく。
「ナディ…ッ……ナディア………」
「ぁっ…ぁ…ん……ばる……っ……」
そうだ…ナディアはふたりきりの時だけ僕のことを『バル』と呼んでいた。
常に『バルト様』と呼ぶようになったのは、別館にトレーシアを住まわせるようになって少し経ってからだったように思う。
その頃から、ナディアは僕に心の距離を取っていたのかもしれない。
「ん……っ…ば…る……っ……?…」
うっかり少し強めに突いてしまったせいか、さすがにナディアも目を覚ました。
それでもまだ微睡みなのか、ぼんやりとしながら僕を見ている。
「…っ……ナディアッ…気持ちいい…っ?」
「あっ…きも……っちぃ…っ……」
「もっ…と、気持ちよく…なり、たい…っ?」
「なり、たい……っ」
言質はとったと繋がったままナディアを組み敷いて、グイッと太股を押し上げ抽挿を深める。
「あ、あぁっ、、!」
浅く深くとナディアの好む箇所を的確に擦り突き入れながら、最奥の入り口に吸い付かれる感触を味わいつつ速度もあげていく。
少しずつ込み上げてくる吐精感を逃がしつつ、昇りつめようとしているナディアを見ながらひたすらに腰を打ち付ける。
「あ、あ、ばるっ…あっ、い、ぃっ、、」
快感が過ぎるのか、助けを求めるように手を伸ばしてきて……思わず暴発しそうになった。
「あんっ、ばる……っ…、いっ…ぁ……っ」
今までの夢では叶わなかった、ナディアの左手薬指に嵌められているはずの結婚指輪が…伸ばされている手にはきちんと嵌められていて……
「ばるっ、も…っ、いっ……」
「ナディッ…!、ナディア…ッ…ナディアッ!」
一気に高まった思いのまま、ナディアをきつく抱き締めながら無我夢中で腰を打ち付ける。
やがて高い啼き声とともに強烈な締め付けが起こり、ピタリと奥の入り口に突き立てればちゅうっと吸い付かれて精が吸い上げられていく。
「あ、ナディッ……っ…」
早く早くと強請るナディアの可愛い隘路の締め付けに応え、自分でも驚くほどの量が勢いよく吐き出され、待ってましたと言わんばかりに喜んで飲み干そうと蠢く様子に腰が震えた。
「ナディア…いっぱい…っ、飲んで……っ…」
「んっ、、ぁ…っ、ばる……」
根こそぎ搾り取るような働きを見せる隘路をぐりぐりとこね回し、いやらしく全て飲み干そうとしている中を堪能する。
「っ、、きもちいい……っ…ナディッ…」
あまりにリアルな気持ち良さと幸せに、夢からの目覚めがもうそこまで迫っているのではないかと不安になってしまい、いやだ、終わらせたくないと再度律動を始めた。
「え、あっ、ばる…んっ…ぁ……っ…」
「ナディッ、離さない…ずっと僕と一緒にいて、愛してるから、、あ、大好きっ、だか、ら…っ」
このまま満足してしまえば夢が終わってしまう。
それが不安で怖くて堪らなくて、離れてしまわないように隙間なく抱き締めナディアといつまでも繋がっている為に奥を穿つ。
このままひとつになってしまえばいいのに…
そんな事を思っていたら、早くも達したナディアからおねだりの強烈な締め付けと吸い付きが施され、けれどまだ果ててなるものかと体位を変えつつ気を紛らわしながら行為に没頭する。
「まっ、、て…んぁっ、、ば、っ、、」
対面座位の体制に変えたことでより深く埋め込まれ、与えられる快感が強くなったせいかナディアの体は小さく痙攣し、「バル」と何度も名前を呼びながら必死に僕へしがみついてきて、形のよい少し小ぶりで綺麗な胸がぎゅっと押し付けられ…暴発した。
「やっ、あ、、おくっ…んっ、、」
今度もかなりの量が吐き出されたことがナディアにも伝わったらしく、顔を覗けば大きな目をとろんと蕩けさせて口をぽっかり開けている。
「……ナディア…好き、愛してる、、」
ぐりぐりと中を抉るように腰を回しながら、幸せそうに蕩けるナディアに愛を囁けば嬉しそうに微笑み、差し込んだ舌を夢中で絡め合っていると、少しばかり萎えていたモノが徐々に芯を取り戻し始め、これ幸いとゆっくり腰を振り始めた。
まだ目覚めてなるものか。
なんなら二度と目覚めたくない。
ナディアのいない世界に戻りたくない。
ずっとこのままナディアと繋がっていたい。
その一心でひたすら貪欲にナディアを求める。
新婚の時でさえここまで激しく求め合ったことはなく、それだけナディアを失う恐怖と不安が強いのだと思えた。
だけどこれは都合のいい夢。
好きなだけナディアと繋がれるし、いくらでも愛を囁くことが出来る。
「ナディアッ、好きだ!愛してる…!…っ、、」
「あ、あ、ばるっ、、!!」
何度目かの吐精後、既にナディアは意識を飛ばしていて…僕にも急激な疲労と眠気が襲う。
「い、やだ…おき…たくな……」
失ってしまう。
またひとりになってしまう。
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