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魔女の誕生編
ep23 超一流の清掃用務員にバレちゃった!?
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「そ、そそ、空鳥さんデスカ? ド、ドチラサマノコトデショウカ? ワタシ、ナニモ、シラナイ」
「……すみません。その動揺の仕方は私から見ても、肯定しているようにしか見えません、空鳥さん。先程はタケゾーさんの手前で様子もおかしかったので言いませんでしたが、教えてもらえませんか?」
洗居さんの質問はアタシの身元のことだった。
残念、そいつは禁則事項って奴だ。
だけど、質問の内容が想像外。これはイエスかノーしか選択肢がない。
――洗居さんはアタシの正体を言い当ててきたのだ。
思わず動揺で片言になり、冷や汗もダラダラ出るし、目線は明後日の方向を向いてしまう。
そんなあからさまな態度が、逆に質問にイエスと答えているようにしか見えない。
「ど、どど、どうしてアタシの正体が分かったんですか!? アタシ、洗居さんには空色の魔女としか名乗ってないよね!?」
「私を助けてくださった時、あなたは私に向かって『洗居さん』とおっしゃってましたので」
「し、しまった……!?」
もうここまで来ると、正体を隠しきる方が無茶だ。
まだ動揺はするが、思い切って洗居さんにアタシの正体に勘づいた理由を尋ねてみる。
――そして思い出した。アタシは確かに、空色の魔女の姿で洗居さんの名前を呼んでいた。
迂闊だった。空色の魔女が、個人の名前をそう簡単に知ってるものじゃないでしょ。
「で、でもさ! それだけだと、アタシが空色の魔女だって証拠には薄くない!?」
「理由は他にもあります。私が胸に抱く清掃魂には『人々の支えとなる』という信念もあります。その清掃魂があなたの持つ魂――さしずめ、魔女魂の『人々を助ける』という信念に共鳴を感じ、見破ることができました」
「清掃魂スゲェ!? てか、魔女魂って何!? 勝手に造語を増やさないで!?」
さらに洗居さんがアタシの正体に気付けたのは、洗居さんの清掃魂とアタシの魔女魂|(仮)の共鳴――つまり、直感が理由だった。
なんだかアタシ専用の造語まで作られたが、つまるところは直感で理解したということだろう。
幼馴染のタケゾーでも気付けなかったのに、洗居さんは直感だけで言い当ててしまうとは――
――清掃用務員って、スゲェ。
「ハァ~……。まさか、最近知り合ったばっかの洗居さんに見破られるとはねぇ。他の人は誰も気づいてないのにさぁ」
「それが私には気になっていたのです。何故、空鳥さんは正体を隠して活動しているのですか? 活動自体は立派ですし、隠す必要もないのでは?」
「いやさ、アタシの場合はそうもいかないのよね。こんな風に変身する人間なんて、普通はいると思う?」
丁度辺りにはアタシ達以外の人影も見えない。
アタシは変身を解除して、洗居さんの疑問に答え始める。
「これらの技術もそうだけどさ、アタシ自身も普通の人間とは違う体質になっちゃってんのよ。詳しい事情は省くけど、アタシは自在に電気を生み出せる。そんな体質だって世間に知られたら、アタシの私生活も何もなくなるじゃん? 研究対象だなんだで引っ張りダコだよ」
「そうかもしれませんが、そうやって正体を隠したままですと、あなた自身の善行を空鳥さんがやったと世間が評価してくれません。見返りも何もありませんよ?」
「まあ、そうだろうねぇ。だけど、それは些細な問題かな」
洗居さんの言葉の中には『アタシのやっていることはもっと評価されるべき』みたいなニュアンスが含まれている。
確かにこうして正体を隠したままだと、アタシとは別の空色の魔女という人間の噂の独り歩きだ。
でも、そんなことはアタシにとって、特に優先するべき話じゃない。
「アタシはさ、困ってる人を見て見ぬフリしたくないわけよ? そして、今のアタシにはトラブルを解決できる力もある。それで誰かを救えるという事実だけあれば、名声も何もいらないさ」
これこそがアタシの信念。洗居さんの清掃魂に相当するものだ。
完全に名声が欲しくないと言えば嘘になるが、そんなものは空色の魔女の二つ名だけで十分だ。
それで少し噂になって、アタシのことを認めてくれる人がいる。それだけでお腹はいっぱいってもんよ。
「な、なんと高貴で偉大な信念……!? 見返りを求めるのではなく、その信念に基づいた行動理念……! こ、これが魔女魂というものですか……!?」
で、アタシは洗居さんに説明を終えたんだけど、なんだか両目を見開かれながら見つめられている。
驚愕してるんだろうけど、何て言うのかな? 尊敬してるって感じ? なんだか、そんな目をしてる。
「空鳥さん! 私はこれまで、空色の魔女ことを誤解していました! 申し訳ございません! あなたのその純粋に目的を目指した崇高なる魂――魔女魂! 私も私の清掃魂の参考になります!」
「え? はへ? い、いや、尊敬されるほどのことでも……」
さらにはアタシに頭を下げ、謝罪まで始める始末。
とりあえず、アタシの気持ちは理解してくれたってことだよね? バーでの発言も謝罪してくれてるし。
でも、そこまで尊敬されるほどかな?
まあ、洗居さんはクイーン・オブ・真面目だから、感情がそのまま言葉に出ちゃってるんだろうね。
――それはいいけど、その魔女魂って言葉は洗居さんの内に留めておいて欲しい。
アタシもちょっと恥ずかしい。
「そういうわけだからさ、アタシが空色の魔女ってことは、他のみんなには内緒ってことで。ね?」
「かしこまりました。少々もったいない気持ちは残りますが、私は空鳥さんの意思を尊重します。幼馴染のタケゾーさんにも言わないということで、よろしいでしょうか?」
「うん、それでお願い。この事実を知ってるのって、現状だと洗居さんだけだからね~」
「では、二人だけの秘密ということですね。そこについては必ずお守りします」
ともあれ、洗居さんに正体がバレてしまったものは仕方がない。
洗居さんも真面目で口は堅そうだし、口外はしないでいてくれるだろう。
これで全部の問題が解決。今度こそ一安心。
――あの巨大怪鳥と盗まれた宝石の件は残ってるけど、そっちは警察で捜査は進めるでしょ。
それに、あんなに目立つ相手なんだ。今度出てきても、すぐに見つかるはず。
その時には今回の分も倍返しにして、キッチリ退治してやろう。
「……ん? あれ? そういえばアタシ、何かを忘れているような……?」
ただ、どういうわけか何かをやり残した気がしてしまう。
洗居さんの件や巨大怪鳥の件とは別に、確か誰かに会うつもりだったような――
「ハァ! ハァ! くっそ! 空鳥の奴、本当にどこにも見当たらないぞ!? 洗居さん! 空鳥の奴を見かけて――って、空鳥ぃ!?」
「あっ、タケゾーじゃん」
――うん、思い出した。タケゾーがアタシを探してたんだった。
どこを探してもアタシが見つからなかったので、息を切らしながら戻ってくるタケゾーの姿が見える。
うん、見つかるはずないよね。だってアタシ、ずっとここにいたもん。
「俺がどんだけ心配したと思ってるんだ!? ああいう時ぐらい、自分の身を優先してくれ! お前だって、一人の人間なんだぞ!?」
タケゾーはアタシの両肩を掴んで、目元に涙を滲ませながら叱ってくる。
これがタケゾーの優しさだってのは分かる。でも、ここまで心配するもんかね?
タケゾーって、本当に心底お人好しだ。
「そう空鳥さんを怒らないでください、タケゾーさん。彼女も私を心配してくれたようですし、私も空色の魔女様に助けていただいたので、それで良しとしましょう」
「あ、洗居さん……! そ、そうは言っても……!」
そんなアタシとタケゾーの様子を見てか、洗居さんがなだめに入ってくれる。
洗居さんは約束通り、アタシと空色の魔女は別物として説明してくれている。本当に助かる。
これでタケゾーに正体がバレたら『もうこんな危険なことはするな!』って、空色の魔女をやめさせられそうだよ。
「ん? そこにいるのは武蔵か? それに一緒にいるのは、空鳥さんの所の隼ちゃんかい?」
まだまだ落ち着かないタケゾーをなんとかなだめていると、アタシ達の方に誰かが近寄って来た。
あー、この声は聞き覚えがある。この姿で会うのは結構久しぶりだけど、最近は空色の魔女としてしょっちゅう会ってる。
――いつもは邪険にされてるものだから、思わず身構えてしまう。
「久しぶりだね、隼ちゃん! 元気にしてたかい?」
「ど、どうも~。タケゾーの親父さん~」
「……すみません。その動揺の仕方は私から見ても、肯定しているようにしか見えません、空鳥さん。先程はタケゾーさんの手前で様子もおかしかったので言いませんでしたが、教えてもらえませんか?」
洗居さんの質問はアタシの身元のことだった。
残念、そいつは禁則事項って奴だ。
だけど、質問の内容が想像外。これはイエスかノーしか選択肢がない。
――洗居さんはアタシの正体を言い当ててきたのだ。
思わず動揺で片言になり、冷や汗もダラダラ出るし、目線は明後日の方向を向いてしまう。
そんなあからさまな態度が、逆に質問にイエスと答えているようにしか見えない。
「ど、どど、どうしてアタシの正体が分かったんですか!? アタシ、洗居さんには空色の魔女としか名乗ってないよね!?」
「私を助けてくださった時、あなたは私に向かって『洗居さん』とおっしゃってましたので」
「し、しまった……!?」
もうここまで来ると、正体を隠しきる方が無茶だ。
まだ動揺はするが、思い切って洗居さんにアタシの正体に勘づいた理由を尋ねてみる。
――そして思い出した。アタシは確かに、空色の魔女の姿で洗居さんの名前を呼んでいた。
迂闊だった。空色の魔女が、個人の名前をそう簡単に知ってるものじゃないでしょ。
「で、でもさ! それだけだと、アタシが空色の魔女だって証拠には薄くない!?」
「理由は他にもあります。私が胸に抱く清掃魂には『人々の支えとなる』という信念もあります。その清掃魂があなたの持つ魂――さしずめ、魔女魂の『人々を助ける』という信念に共鳴を感じ、見破ることができました」
「清掃魂スゲェ!? てか、魔女魂って何!? 勝手に造語を増やさないで!?」
さらに洗居さんがアタシの正体に気付けたのは、洗居さんの清掃魂とアタシの魔女魂|(仮)の共鳴――つまり、直感が理由だった。
なんだかアタシ専用の造語まで作られたが、つまるところは直感で理解したということだろう。
幼馴染のタケゾーでも気付けなかったのに、洗居さんは直感だけで言い当ててしまうとは――
――清掃用務員って、スゲェ。
「ハァ~……。まさか、最近知り合ったばっかの洗居さんに見破られるとはねぇ。他の人は誰も気づいてないのにさぁ」
「それが私には気になっていたのです。何故、空鳥さんは正体を隠して活動しているのですか? 活動自体は立派ですし、隠す必要もないのでは?」
「いやさ、アタシの場合はそうもいかないのよね。こんな風に変身する人間なんて、普通はいると思う?」
丁度辺りにはアタシ達以外の人影も見えない。
アタシは変身を解除して、洗居さんの疑問に答え始める。
「これらの技術もそうだけどさ、アタシ自身も普通の人間とは違う体質になっちゃってんのよ。詳しい事情は省くけど、アタシは自在に電気を生み出せる。そんな体質だって世間に知られたら、アタシの私生活も何もなくなるじゃん? 研究対象だなんだで引っ張りダコだよ」
「そうかもしれませんが、そうやって正体を隠したままですと、あなた自身の善行を空鳥さんがやったと世間が評価してくれません。見返りも何もありませんよ?」
「まあ、そうだろうねぇ。だけど、それは些細な問題かな」
洗居さんの言葉の中には『アタシのやっていることはもっと評価されるべき』みたいなニュアンスが含まれている。
確かにこうして正体を隠したままだと、アタシとは別の空色の魔女という人間の噂の独り歩きだ。
でも、そんなことはアタシにとって、特に優先するべき話じゃない。
「アタシはさ、困ってる人を見て見ぬフリしたくないわけよ? そして、今のアタシにはトラブルを解決できる力もある。それで誰かを救えるという事実だけあれば、名声も何もいらないさ」
これこそがアタシの信念。洗居さんの清掃魂に相当するものだ。
完全に名声が欲しくないと言えば嘘になるが、そんなものは空色の魔女の二つ名だけで十分だ。
それで少し噂になって、アタシのことを認めてくれる人がいる。それだけでお腹はいっぱいってもんよ。
「な、なんと高貴で偉大な信念……!? 見返りを求めるのではなく、その信念に基づいた行動理念……! こ、これが魔女魂というものですか……!?」
で、アタシは洗居さんに説明を終えたんだけど、なんだか両目を見開かれながら見つめられている。
驚愕してるんだろうけど、何て言うのかな? 尊敬してるって感じ? なんだか、そんな目をしてる。
「空鳥さん! 私はこれまで、空色の魔女ことを誤解していました! 申し訳ございません! あなたのその純粋に目的を目指した崇高なる魂――魔女魂! 私も私の清掃魂の参考になります!」
「え? はへ? い、いや、尊敬されるほどのことでも……」
さらにはアタシに頭を下げ、謝罪まで始める始末。
とりあえず、アタシの気持ちは理解してくれたってことだよね? バーでの発言も謝罪してくれてるし。
でも、そこまで尊敬されるほどかな?
まあ、洗居さんはクイーン・オブ・真面目だから、感情がそのまま言葉に出ちゃってるんだろうね。
――それはいいけど、その魔女魂って言葉は洗居さんの内に留めておいて欲しい。
アタシもちょっと恥ずかしい。
「そういうわけだからさ、アタシが空色の魔女ってことは、他のみんなには内緒ってことで。ね?」
「かしこまりました。少々もったいない気持ちは残りますが、私は空鳥さんの意思を尊重します。幼馴染のタケゾーさんにも言わないということで、よろしいでしょうか?」
「うん、それでお願い。この事実を知ってるのって、現状だと洗居さんだけだからね~」
「では、二人だけの秘密ということですね。そこについては必ずお守りします」
ともあれ、洗居さんに正体がバレてしまったものは仕方がない。
洗居さんも真面目で口は堅そうだし、口外はしないでいてくれるだろう。
これで全部の問題が解決。今度こそ一安心。
――あの巨大怪鳥と盗まれた宝石の件は残ってるけど、そっちは警察で捜査は進めるでしょ。
それに、あんなに目立つ相手なんだ。今度出てきても、すぐに見つかるはず。
その時には今回の分も倍返しにして、キッチリ退治してやろう。
「……ん? あれ? そういえばアタシ、何かを忘れているような……?」
ただ、どういうわけか何かをやり残した気がしてしまう。
洗居さんの件や巨大怪鳥の件とは別に、確か誰かに会うつもりだったような――
「ハァ! ハァ! くっそ! 空鳥の奴、本当にどこにも見当たらないぞ!? 洗居さん! 空鳥の奴を見かけて――って、空鳥ぃ!?」
「あっ、タケゾーじゃん」
――うん、思い出した。タケゾーがアタシを探してたんだった。
どこを探してもアタシが見つからなかったので、息を切らしながら戻ってくるタケゾーの姿が見える。
うん、見つかるはずないよね。だってアタシ、ずっとここにいたもん。
「俺がどんだけ心配したと思ってるんだ!? ああいう時ぐらい、自分の身を優先してくれ! お前だって、一人の人間なんだぞ!?」
タケゾーはアタシの両肩を掴んで、目元に涙を滲ませながら叱ってくる。
これがタケゾーの優しさだってのは分かる。でも、ここまで心配するもんかね?
タケゾーって、本当に心底お人好しだ。
「そう空鳥さんを怒らないでください、タケゾーさん。彼女も私を心配してくれたようですし、私も空色の魔女様に助けていただいたので、それで良しとしましょう」
「あ、洗居さん……! そ、そうは言っても……!」
そんなアタシとタケゾーの様子を見てか、洗居さんがなだめに入ってくれる。
洗居さんは約束通り、アタシと空色の魔女は別物として説明してくれている。本当に助かる。
これでタケゾーに正体がバレたら『もうこんな危険なことはするな!』って、空色の魔女をやめさせられそうだよ。
「ん? そこにいるのは武蔵か? それに一緒にいるのは、空鳥さんの所の隼ちゃんかい?」
まだまだ落ち着かないタケゾーをなんとかなだめていると、アタシ達の方に誰かが近寄って来た。
あー、この声は聞き覚えがある。この姿で会うのは結構久しぶりだけど、最近は空色の魔女としてしょっちゅう会ってる。
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「ど、どうも~。タケゾーの親父さん~」
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