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魔女の誕生編
ep39 親戚が何かやってるけど、もう関係ない!
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「やっぱりあれって、お前のおじさんだよな? 何してるんだ?」
「アタシにだって分かんないよ。誰かと話してるみたいだけど……?」
移動中のエレベーターから見えたのは、地上で誰かと話をする鷹広のおっちゃんだった。
ここからだとよく確認できないが、相手が紺色のロングコートにフードを被っているのだけは分かる。
体つきからして女性っぽいが、こんなところで何をしているのだろうか?
「まあ、いっか。今更、鷹広のおっちゃんとも関わりたくないし」
「なんだ? 工場を勝手に売り飛ばされたこと、まだ根に持ってるのか?」
「そりゃあ、根に持つっしょ。あの時のショックで、マジで自殺を考えたぐらいだよ?」
「……今こうやって元気でいてくれて、本当に良かった」
正直なところ、鷹広のおっちゃんがやったことは今でも許せない。
結局はあれからも、向こうからアタシには一切の連絡はなしだ。こっちもそれで問題がないから、こちらから接触はしたくない。
実に子供っぽいとは思うが、アタシだってそこまで大人じゃない。
タケゾーもあの当時の話をすると、特にアタシに理解を促したりはしなかった。
――アタシが工場を失って本当にショックだったことを理解してくれたのは、どこか嬉しく思える。
「おや? 皆さん、用件は終わったのでしょうか?」
「あっ、洗居さん。今は食堂の掃除をしてたんだね」
そんな鷹広のおっちゃんのことなどさておき、アタシ達三人は食堂へとやって来た。
丁度そこにいたのは、食堂を清掃中の洗居さん。今回アタシはこの清掃業務に加わってないけど、上司だけ働かせていたようで申し訳ない。
「こっちもある程度の話は終わってね。ちょっと洗居さんにもお願いなんだけど、アタシのシフトを当分休ませてもらえないかな?」
「それはつまり、本職である技術者としてのお仕事が見つかったと? それはそれで私も構いません。空鳥さん程の清掃魂の持ち主が抜けるのは寂しいですが、これもまた仕方のないことでしょう」
「いや……アタシは清掃魂云々なんて、分かんないって……」
洗居さんにも少し事情を伝え、いつもの深くは理解できない返しをされながらも、納得はしてもらえた。
まだ清掃用務員の仕事をして数回程度のアタシでは、洗居さんが十三年間で培った清掃魂を理解できそうにない。
とりあえずはもう昼食の時間だし、洗居さんも誘って食堂のメニューコーナーへと向かう。
「流石は国のお膝元なだけはあるねぇ。食堂のメニューも豪華なもんだ」
「ここのメニューに料金は不要だ。隼ちゃんも開発案件でここに来るようになったら、好きなだけ食べていくといい」
「マジで!? そいつはいいことを聞いたもんだ!」
そしてタケゾー父の案内を聞くと、ここって本当に至れり尽くせりだ。
星皇カンパニーの高性能なパーツは使えるし、食堂代は無料。公共機関、万歳。
これなら、私生活での食費も浮かせられる。現金だけど、背に腹は代えられない。
「……ん? ちょっと待ってくれ。警察の部下から通信が入った」
そうやってメニューを選り好みしていると、タケゾー父がスマホを手に取りながら離れていった。
こんな時まで事件対応か。警部さんも大変なものだ。
とはいえ、警察に対応可能ならば、そこは任せておくべきだろう。
今のアタシは空色の魔女ではなく、一介の技術者に過ぎない。何より、無料の昼食を食べたくて仕方ない。
「……あれ? アタシのスマホにも通知?」
ひとまずは選んだ大量のおかずとご飯を乗せたプレートを持って、席へ着こうとした矢先、今度はアタシのスマホに通知が入った。
着信音は切っているが、このバイブレーションには覚えがある。
アタシに送って来た張本人はこちらを見ていないが、内容を見れば嫌でも理解できる――
【巨大怪鳥が現れた。指定の場所にある建物の屋上にまで来てくれ】
――タケゾー父から、空色の魔女宛てへのメッセージだった。
ヤバい。どうするよ、これ? その空色の魔女当人、思いっきりあなたの近くにいるんですけど?
しかも指定の場所って、この建物じゃん。あの巨大怪鳥、今度は国家機密でも狙ってるの?
「みんな、急ですまないが、俺はちょっと事件現場に向かう必要が出た。隼ちゃんにも後日に契約面の話をするから、食事をとったら帰ってくれても構わない」
「親父も大変だな。まあ、頑張ってくれよ」
タケゾー父は空色の魔女に連絡を入れ終えると、少しだけこちらに駆け寄って事情を話し、食堂の外へと駆けて行った。
おそらくは屋上へと向かったのだろうが、空色の魔女はまだそちらに向かってません。そもそも、向かえる状況にありません。
プレートに乗った大量の食材を前に、どうするべきかと思案中です。
てか、本当にどうしよ?
昨日タケゾーに怒られたばっかなのに、またここで急に抜け出したら怪しすぎる。
どうしても気が引けてしまう。かと言って、向かわないわけにもいかないし――
「……空鳥さん。もしや、空色の魔女としての出動要請でしょうか?」
――アタシが途方に暮れていると、洗居さんが小さな声で耳打ちしてきた。
この人はアタシの事情も知ってるし、何かを察してくれたのだろう。
さっきからアタシも冷や汗ダラダラだし、知ってる人が見れば一発で分かる。
「うん、そのまさか。どうにかこっそり向かいたいんだけど……」
「それでしたら、私にお任せください。先日は私の不用意な発言のせいでご迷惑をおかけしましたが、今回は私がこの場を取り繕いましょう」
「取り繕うって……どうやって?」
「ここにいる皆さんの注意を逸らします。空鳥さんはその間に、空色の魔女としての役目を果たしてください」
洗居さんには何か考えがあるようだけど、どうするつもりだろ?
確かに周囲の目が洗居さんだけに向いてくれれば、その隙にこっそりと抜け出せるけど。
「私とて『超一流の清掃用務員』と呼ばれる者です。この奥義を使い、皆さんの注意を逸らしてみせます……!」
『もう清掃用務員とか関係ないよね?』とは思いつつも、洗居さんは右手に持ったモップを体に添わせ、態勢を地に這うように低く構え始める。
この態勢、アタシも見たことがある。
確か洗居さんが机や棚の下などを掃除する時に使う、本人曰く清掃用務員の奥義――
「清掃用務員流奥義! 従伏絶掃勢!!」
キュピリィン! キュピリィン!
「あ、洗居さん!? なんですか、その技は!?」
「おお!? 机の下が次々と一瞬で磨かれていく!?」
「なんという清掃スキルだ!」
――その奥義を発動させ、本当に周囲の視線を集めてしまった。
タケゾーも職員も、その目線は洗居さんに釘付けだ。
それはそうだろう。あんな超低姿勢かつ猛スピードでモップ掛けする人間なんて、見たことも聞いたこともなければ、そもそも存在を考えたことすらない。
でも、そんな洗居さんのおかげで、アタシにはこっそり抜け出すだけの隙ができた、
「……ありがとう、洗居さん。あなたの犠牲は無駄にしません」
猛烈にえげつないモップ掛けを続ける洗居さんに小声で感謝を述べると、アタシは空色の魔女に変身しながら屋上へと向かった。
洗居さんのおかげで、アタシも誰かにバレることもなく、空色の魔女として動くことができる。
――ただ、どうしても気になってしまうことがある。
洗居さんは清掃用務員よりも、パフォーマーなどの方が向いているのではないだろうか?
「アタシにだって分かんないよ。誰かと話してるみたいだけど……?」
移動中のエレベーターから見えたのは、地上で誰かと話をする鷹広のおっちゃんだった。
ここからだとよく確認できないが、相手が紺色のロングコートにフードを被っているのだけは分かる。
体つきからして女性っぽいが、こんなところで何をしているのだろうか?
「まあ、いっか。今更、鷹広のおっちゃんとも関わりたくないし」
「なんだ? 工場を勝手に売り飛ばされたこと、まだ根に持ってるのか?」
「そりゃあ、根に持つっしょ。あの時のショックで、マジで自殺を考えたぐらいだよ?」
「……今こうやって元気でいてくれて、本当に良かった」
正直なところ、鷹広のおっちゃんがやったことは今でも許せない。
結局はあれからも、向こうからアタシには一切の連絡はなしだ。こっちもそれで問題がないから、こちらから接触はしたくない。
実に子供っぽいとは思うが、アタシだってそこまで大人じゃない。
タケゾーもあの当時の話をすると、特にアタシに理解を促したりはしなかった。
――アタシが工場を失って本当にショックだったことを理解してくれたのは、どこか嬉しく思える。
「おや? 皆さん、用件は終わったのでしょうか?」
「あっ、洗居さん。今は食堂の掃除をしてたんだね」
そんな鷹広のおっちゃんのことなどさておき、アタシ達三人は食堂へとやって来た。
丁度そこにいたのは、食堂を清掃中の洗居さん。今回アタシはこの清掃業務に加わってないけど、上司だけ働かせていたようで申し訳ない。
「こっちもある程度の話は終わってね。ちょっと洗居さんにもお願いなんだけど、アタシのシフトを当分休ませてもらえないかな?」
「それはつまり、本職である技術者としてのお仕事が見つかったと? それはそれで私も構いません。空鳥さん程の清掃魂の持ち主が抜けるのは寂しいですが、これもまた仕方のないことでしょう」
「いや……アタシは清掃魂云々なんて、分かんないって……」
洗居さんにも少し事情を伝え、いつもの深くは理解できない返しをされながらも、納得はしてもらえた。
まだ清掃用務員の仕事をして数回程度のアタシでは、洗居さんが十三年間で培った清掃魂を理解できそうにない。
とりあえずはもう昼食の時間だし、洗居さんも誘って食堂のメニューコーナーへと向かう。
「流石は国のお膝元なだけはあるねぇ。食堂のメニューも豪華なもんだ」
「ここのメニューに料金は不要だ。隼ちゃんも開発案件でここに来るようになったら、好きなだけ食べていくといい」
「マジで!? そいつはいいことを聞いたもんだ!」
そしてタケゾー父の案内を聞くと、ここって本当に至れり尽くせりだ。
星皇カンパニーの高性能なパーツは使えるし、食堂代は無料。公共機関、万歳。
これなら、私生活での食費も浮かせられる。現金だけど、背に腹は代えられない。
「……ん? ちょっと待ってくれ。警察の部下から通信が入った」
そうやってメニューを選り好みしていると、タケゾー父がスマホを手に取りながら離れていった。
こんな時まで事件対応か。警部さんも大変なものだ。
とはいえ、警察に対応可能ならば、そこは任せておくべきだろう。
今のアタシは空色の魔女ではなく、一介の技術者に過ぎない。何より、無料の昼食を食べたくて仕方ない。
「……あれ? アタシのスマホにも通知?」
ひとまずは選んだ大量のおかずとご飯を乗せたプレートを持って、席へ着こうとした矢先、今度はアタシのスマホに通知が入った。
着信音は切っているが、このバイブレーションには覚えがある。
アタシに送って来た張本人はこちらを見ていないが、内容を見れば嫌でも理解できる――
【巨大怪鳥が現れた。指定の場所にある建物の屋上にまで来てくれ】
――タケゾー父から、空色の魔女宛てへのメッセージだった。
ヤバい。どうするよ、これ? その空色の魔女当人、思いっきりあなたの近くにいるんですけど?
しかも指定の場所って、この建物じゃん。あの巨大怪鳥、今度は国家機密でも狙ってるの?
「みんな、急ですまないが、俺はちょっと事件現場に向かう必要が出た。隼ちゃんにも後日に契約面の話をするから、食事をとったら帰ってくれても構わない」
「親父も大変だな。まあ、頑張ってくれよ」
タケゾー父は空色の魔女に連絡を入れ終えると、少しだけこちらに駆け寄って事情を話し、食堂の外へと駆けて行った。
おそらくは屋上へと向かったのだろうが、空色の魔女はまだそちらに向かってません。そもそも、向かえる状況にありません。
プレートに乗った大量の食材を前に、どうするべきかと思案中です。
てか、本当にどうしよ?
昨日タケゾーに怒られたばっかなのに、またここで急に抜け出したら怪しすぎる。
どうしても気が引けてしまう。かと言って、向かわないわけにもいかないし――
「……空鳥さん。もしや、空色の魔女としての出動要請でしょうか?」
――アタシが途方に暮れていると、洗居さんが小さな声で耳打ちしてきた。
この人はアタシの事情も知ってるし、何かを察してくれたのだろう。
さっきからアタシも冷や汗ダラダラだし、知ってる人が見れば一発で分かる。
「うん、そのまさか。どうにかこっそり向かいたいんだけど……」
「それでしたら、私にお任せください。先日は私の不用意な発言のせいでご迷惑をおかけしましたが、今回は私がこの場を取り繕いましょう」
「取り繕うって……どうやって?」
「ここにいる皆さんの注意を逸らします。空鳥さんはその間に、空色の魔女としての役目を果たしてください」
洗居さんには何か考えがあるようだけど、どうするつもりだろ?
確かに周囲の目が洗居さんだけに向いてくれれば、その隙にこっそりと抜け出せるけど。
「私とて『超一流の清掃用務員』と呼ばれる者です。この奥義を使い、皆さんの注意を逸らしてみせます……!」
『もう清掃用務員とか関係ないよね?』とは思いつつも、洗居さんは右手に持ったモップを体に添わせ、態勢を地に這うように低く構え始める。
この態勢、アタシも見たことがある。
確か洗居さんが机や棚の下などを掃除する時に使う、本人曰く清掃用務員の奥義――
「清掃用務員流奥義! 従伏絶掃勢!!」
キュピリィン! キュピリィン!
「あ、洗居さん!? なんですか、その技は!?」
「おお!? 机の下が次々と一瞬で磨かれていく!?」
「なんという清掃スキルだ!」
――その奥義を発動させ、本当に周囲の視線を集めてしまった。
タケゾーも職員も、その目線は洗居さんに釘付けだ。
それはそうだろう。あんな超低姿勢かつ猛スピードでモップ掛けする人間なんて、見たことも聞いたこともなければ、そもそも存在を考えたことすらない。
でも、そんな洗居さんのおかげで、アタシにはこっそり抜け出すだけの隙ができた、
「……ありがとう、洗居さん。あなたの犠牲は無駄にしません」
猛烈にえげつないモップ掛けを続ける洗居さんに小声で感謝を述べると、アタシは空色の魔女に変身しながら屋上へと向かった。
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