83 / 465
怪鳥との決闘編
ep83 正体不明のバケモノじゃんか!?
しおりを挟む
「か、噛み殺しただと……!? ど、どうしてそんなことを……!?」
「いやな。こいつがワイの素顔が気になる言うて、しつこく付きまとって来たんや。ほんでそれにムシャクシャしたもんやから、ムシャムシャしてやった。なーんつって」
排気口から覗いた光景を見て、アタシも思わず息を飲まずにいられない。
アタシが昨日も見た全身迷彩関西人――牙島 竜登。
その足元には首から大量に血を流し、血だまりの上で倒れこむ大凍亜連合の構成員。
ここから見ただけでも分かる。あの男はすでに死んでいる。
――血の匂いがここまで漂ってきて、思わず吐き気を催してしまう。
あの牙島という男までいたという事実よりも、今は眼下に広がる凄惨な光景が頭に焼き付いて離れない。
そして、何よりも恐ろしいことが一つ――
――牙島は大凍亜連合の構成員を、本当に『噛み殺して』しまったようだ。
「あー、マッズ。やっぱこないなマズいことやっとる組織やと、血ぃまでマズくなるんやな」
「チィ……! 本当にイカれた男だ……! 総裁もよく、こんな男を用心棒として雇う気になったものだ……」
牙島は相変わらず素肌一つも見せないが、口元に付けているマスクは赤く汚れている。
どう見ても足元で死んでいる男の血だ。話を聞いていても、首元に噛みついて頸動脈を噛み切って殺したことはアタシにも分かる。
――この男は吸血鬼やゾンビといった何かだろうか?
「うっ……!? こ、これはどういう事態でしょうか……!?」
「あ、洗居さん……!?」
そんな下手な殺人現場よりもグロテスクなことになっている場所へ、タイミング悪く洗居さんが姿を見せてしまった。
流石に超一流の清掃用務員と呼ばれる洗居さんでも、ここまで血で汚れた現場なんて衝撃的すぎる。
口元を両手で押さえながら、体を震わせて後ずさりしている。
「あー、見られちまったか。この掃除は内部で済ませたかったんだが、見られた以上は仕方がない。牙島、あの女はお前が好きにしていいぞ」
「ほぅ? そらぁ、ええ話でんな。ワイもこないにマッズい血ぃを口にしたから、ああいう綺麗な姉ちゃんの血ぃで口直しをしたかったとこや」
「あ……ああ……!?」
そして当然、殺害現場を見られてしまったことを、大凍亜連合が見逃すはずもない。
ジャラジャラ男に命じられ、牙島が洗居さんの方へとゆっくり歩み寄っていく。
洗居さんは恐怖心により完全に体が硬直し、逃げる以前の状態だ。
――これは流石にアタシも無茶をするしかない。
洗居さんを見殺しになんてできるはずない。
「変身! 空色の魔女! ここに推参!」
「そ、空色の魔女だと!? ど、どうしてここに!?」
「ほぉう? こいつが噂の正義の女ヒーローちゃんって奴か」
余計なことを考える暇もなし。即座に空色の魔女へと変身すると、洗居さんを守るようにその眼前に立つ。
そんな空色の魔女の登場は向こうにとっても衝撃的だったのか、ジャラジャラ男は驚きながら身構える。
――ただ、牙島の方はどこか余裕そうで、空色の魔女を見ても軽く関心を抱きつつも、顔色一つ変えていない。
顔も完全に隠してるから、そもそも顔色なんて分からないけど。
「そ、空鳥さん……!?」
「安心して、洗居さん。軽く相手をしたら、すぐにここを逃げるからさ」
アタシの背後で洗居さんが怯えながらも心配そうに声をかけてくれるが、今回はアタシも逃げることが優先だ。
前日にタケゾーに言われた通り、ここは身の安全が第一。逃げるは恥というのも状況次第だ。
「チィ! どっちにせよ、テメェも逃がしがしねえ! その清掃用務員の女と一緒にここでくたばっちまいな!」
バキュンッ! バキュンッ!
ジャラジャラ男の方もアタシの登場に動揺はしていたが、気を持ち直すとすぐに拳銃を取り出し、こちらに二発発砲してくる。
これはかえって好都合だ。まずは電磁フィールドを展開し、銃弾を二発とも止める。
「はい、残念! アタシに銃弾は効かないのでした! これはいらないから、あんた達に返すよ!」
そのまま止めた銃弾を両手で一つずつ握り、その両手に電気を螺旋状に流し始める。
お得意の即席コイルガン。狙うは敵二人の額だが、威力はしっかり調整して強めのデコピンレベルに抑える。
バシュンッ! バシュンッ!
「あがっ!?」
それが命中することで、ジャラジャラ男の方は見事に気絶。生憎とアタシはこれでもヒーローで通ってる。ヒーローが命を奪うのはアタシのポリシーに反する。
これで隙を作るつもりだったのだが――
「あたっ。銃弾を飛ばし返すとか、中々やるやんけ」
「え!? き、効いてない!?」
――牙島の方は全く怯みもしなかった。
並の人間なら気絶するレベルだったのに、まるで小石がちょっと額に当たったぐらいにしか感じていない。
人間離れしたバケモノだとは思っていたが、これは本当にただ者ではなさそうだ。
「おもろいなぁ、魔女の姉ちゃん。こいつはちょいと、ワイも全力でやってみたくなるわ」
「認めてもらえたのは光栄だね。だけど、乙女のスケジュールはいつだって過密なのさ。あんた一人に時間は割きたくないのよね」
「ええやんけ、別に。それに、ワイかて興味があるんや。魔女の血ぃて人間と同じ赤色なんかとか、どないな味がするんかとかなぁ……!」
さっきから口にする言葉といい、もはや全てが狂人の域だ。
こんな奴の相手をしている余裕はない。こっちには洗居さんだっている。
逃亡優先。今回の空色の魔女はクールに退散させてもらう。
「デバイスロッド、アウトプット! 洗居さん! それに掴まって!」
「は、はい!」
まずはデバイスロッドを出力すると同時に、廊下の先にあった窓目がけて飛行を開始させる。
洗居さんもアタシの言葉通りロッドにしがみつき、脱出を開始する。
「キハハハ! あのクールな姉ちゃんだけ逃がして、ワイとは踊ってくれるってことかいな!?」
「バーカ! アタシが一緒にダンスと洒落込む相手は決まってるよ! あんたはここでお留守番さ! アディオス!」
アタシは笑う牙島の眼前で一人残るが、別に勝負をするつもりはない。
アタシの第六感が告げている。こいつには一発お見舞いしておかないと、逃げ切る隙すら作れない。
だからバックステップを取りつつ、ガジェットからのトラクタービームで近くの防火扉を引っ張り――
ドガァァアッ!!
「キハハハ! おもろい手品やないかい! こらぁ、ワイも一本取られたかいなぁ!」
――牙島を壁とサンドイッチする。
それを終えれば、後はアタシも走ってデバイスロッドに搭乗。窓ガラスを突き破って外へと逃げだす。
ただ、さっきの一撃でも牙島には隙を作るのが精一杯だった。
普通の人間なら挟まれて動けなくなるものを、牙島は余裕そうに笑いながら片手で支えて堪えていた。
もしかすると、あれでも牙島には足りなかったのかもしれない。その気になれば、そのままアタシ達を追ってきていたかもしれない。
それでも幸い、牙島がこれ以上追ってくることはなかった。
「ハァ、ハァ……。た、助かりました。空鳥さん……」
「こっちこそ、不可抗力とはいえ危険な目に遭わせちゃってごめんね。洗居さん」
しばらくは大凍亜連合のフロント企業とも距離を取りたいので、高度を上げて洗居さんを抱えながら飛行を続ける。
洗居さんが襲われた件については、大凍亜連合でさえも予想していなかった牙島の凶行が原因だ。
アタシの責任ではないのだろうが、それでもどこか心苦しいものがある。
何より気にするべきは、洗居さんがあんな光景を目の当たりにして、心に傷を負わないかだが――
「心残りなのは、あの血や窓ガラスのお掃除ができなかったことですね。超一流の清掃用務員として清掃業務完了できなかったとは、情けない話です……」
「え? そっち?」
――全然大丈夫そうだった。
あんな現場を目にしても、何より掃除のことを優先する。
――清掃用務員って、えげつねぇ。
「いやな。こいつがワイの素顔が気になる言うて、しつこく付きまとって来たんや。ほんでそれにムシャクシャしたもんやから、ムシャムシャしてやった。なーんつって」
排気口から覗いた光景を見て、アタシも思わず息を飲まずにいられない。
アタシが昨日も見た全身迷彩関西人――牙島 竜登。
その足元には首から大量に血を流し、血だまりの上で倒れこむ大凍亜連合の構成員。
ここから見ただけでも分かる。あの男はすでに死んでいる。
――血の匂いがここまで漂ってきて、思わず吐き気を催してしまう。
あの牙島という男までいたという事実よりも、今は眼下に広がる凄惨な光景が頭に焼き付いて離れない。
そして、何よりも恐ろしいことが一つ――
――牙島は大凍亜連合の構成員を、本当に『噛み殺して』しまったようだ。
「あー、マッズ。やっぱこないなマズいことやっとる組織やと、血ぃまでマズくなるんやな」
「チィ……! 本当にイカれた男だ……! 総裁もよく、こんな男を用心棒として雇う気になったものだ……」
牙島は相変わらず素肌一つも見せないが、口元に付けているマスクは赤く汚れている。
どう見ても足元で死んでいる男の血だ。話を聞いていても、首元に噛みついて頸動脈を噛み切って殺したことはアタシにも分かる。
――この男は吸血鬼やゾンビといった何かだろうか?
「うっ……!? こ、これはどういう事態でしょうか……!?」
「あ、洗居さん……!?」
そんな下手な殺人現場よりもグロテスクなことになっている場所へ、タイミング悪く洗居さんが姿を見せてしまった。
流石に超一流の清掃用務員と呼ばれる洗居さんでも、ここまで血で汚れた現場なんて衝撃的すぎる。
口元を両手で押さえながら、体を震わせて後ずさりしている。
「あー、見られちまったか。この掃除は内部で済ませたかったんだが、見られた以上は仕方がない。牙島、あの女はお前が好きにしていいぞ」
「ほぅ? そらぁ、ええ話でんな。ワイもこないにマッズい血ぃを口にしたから、ああいう綺麗な姉ちゃんの血ぃで口直しをしたかったとこや」
「あ……ああ……!?」
そして当然、殺害現場を見られてしまったことを、大凍亜連合が見逃すはずもない。
ジャラジャラ男に命じられ、牙島が洗居さんの方へとゆっくり歩み寄っていく。
洗居さんは恐怖心により完全に体が硬直し、逃げる以前の状態だ。
――これは流石にアタシも無茶をするしかない。
洗居さんを見殺しになんてできるはずない。
「変身! 空色の魔女! ここに推参!」
「そ、空色の魔女だと!? ど、どうしてここに!?」
「ほぉう? こいつが噂の正義の女ヒーローちゃんって奴か」
余計なことを考える暇もなし。即座に空色の魔女へと変身すると、洗居さんを守るようにその眼前に立つ。
そんな空色の魔女の登場は向こうにとっても衝撃的だったのか、ジャラジャラ男は驚きながら身構える。
――ただ、牙島の方はどこか余裕そうで、空色の魔女を見ても軽く関心を抱きつつも、顔色一つ変えていない。
顔も完全に隠してるから、そもそも顔色なんて分からないけど。
「そ、空鳥さん……!?」
「安心して、洗居さん。軽く相手をしたら、すぐにここを逃げるからさ」
アタシの背後で洗居さんが怯えながらも心配そうに声をかけてくれるが、今回はアタシも逃げることが優先だ。
前日にタケゾーに言われた通り、ここは身の安全が第一。逃げるは恥というのも状況次第だ。
「チィ! どっちにせよ、テメェも逃がしがしねえ! その清掃用務員の女と一緒にここでくたばっちまいな!」
バキュンッ! バキュンッ!
ジャラジャラ男の方もアタシの登場に動揺はしていたが、気を持ち直すとすぐに拳銃を取り出し、こちらに二発発砲してくる。
これはかえって好都合だ。まずは電磁フィールドを展開し、銃弾を二発とも止める。
「はい、残念! アタシに銃弾は効かないのでした! これはいらないから、あんた達に返すよ!」
そのまま止めた銃弾を両手で一つずつ握り、その両手に電気を螺旋状に流し始める。
お得意の即席コイルガン。狙うは敵二人の額だが、威力はしっかり調整して強めのデコピンレベルに抑える。
バシュンッ! バシュンッ!
「あがっ!?」
それが命中することで、ジャラジャラ男の方は見事に気絶。生憎とアタシはこれでもヒーローで通ってる。ヒーローが命を奪うのはアタシのポリシーに反する。
これで隙を作るつもりだったのだが――
「あたっ。銃弾を飛ばし返すとか、中々やるやんけ」
「え!? き、効いてない!?」
――牙島の方は全く怯みもしなかった。
並の人間なら気絶するレベルだったのに、まるで小石がちょっと額に当たったぐらいにしか感じていない。
人間離れしたバケモノだとは思っていたが、これは本当にただ者ではなさそうだ。
「おもろいなぁ、魔女の姉ちゃん。こいつはちょいと、ワイも全力でやってみたくなるわ」
「認めてもらえたのは光栄だね。だけど、乙女のスケジュールはいつだって過密なのさ。あんた一人に時間は割きたくないのよね」
「ええやんけ、別に。それに、ワイかて興味があるんや。魔女の血ぃて人間と同じ赤色なんかとか、どないな味がするんかとかなぁ……!」
さっきから口にする言葉といい、もはや全てが狂人の域だ。
こんな奴の相手をしている余裕はない。こっちには洗居さんだっている。
逃亡優先。今回の空色の魔女はクールに退散させてもらう。
「デバイスロッド、アウトプット! 洗居さん! それに掴まって!」
「は、はい!」
まずはデバイスロッドを出力すると同時に、廊下の先にあった窓目がけて飛行を開始させる。
洗居さんもアタシの言葉通りロッドにしがみつき、脱出を開始する。
「キハハハ! あのクールな姉ちゃんだけ逃がして、ワイとは踊ってくれるってことかいな!?」
「バーカ! アタシが一緒にダンスと洒落込む相手は決まってるよ! あんたはここでお留守番さ! アディオス!」
アタシは笑う牙島の眼前で一人残るが、別に勝負をするつもりはない。
アタシの第六感が告げている。こいつには一発お見舞いしておかないと、逃げ切る隙すら作れない。
だからバックステップを取りつつ、ガジェットからのトラクタービームで近くの防火扉を引っ張り――
ドガァァアッ!!
「キハハハ! おもろい手品やないかい! こらぁ、ワイも一本取られたかいなぁ!」
――牙島を壁とサンドイッチする。
それを終えれば、後はアタシも走ってデバイスロッドに搭乗。窓ガラスを突き破って外へと逃げだす。
ただ、さっきの一撃でも牙島には隙を作るのが精一杯だった。
普通の人間なら挟まれて動けなくなるものを、牙島は余裕そうに笑いながら片手で支えて堪えていた。
もしかすると、あれでも牙島には足りなかったのかもしれない。その気になれば、そのままアタシ達を追ってきていたかもしれない。
それでも幸い、牙島がこれ以上追ってくることはなかった。
「ハァ、ハァ……。た、助かりました。空鳥さん……」
「こっちこそ、不可抗力とはいえ危険な目に遭わせちゃってごめんね。洗居さん」
しばらくは大凍亜連合のフロント企業とも距離を取りたいので、高度を上げて洗居さんを抱えながら飛行を続ける。
洗居さんが襲われた件については、大凍亜連合でさえも予想していなかった牙島の凶行が原因だ。
アタシの責任ではないのだろうが、それでもどこか心苦しいものがある。
何より気にするべきは、洗居さんがあんな光景を目の当たりにして、心に傷を負わないかだが――
「心残りなのは、あの血や窓ガラスのお掃除ができなかったことですね。超一流の清掃用務員として清掃業務完了できなかったとは、情けない話です……」
「え? そっち?」
――全然大丈夫そうだった。
あんな現場を目にしても、何より掃除のことを優先する。
――清掃用務員って、えげつねぇ。
0
あなたにおすすめの小説
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……
薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~
黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。
─── からの~数年後 ────
俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。
ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。
「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」
そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か?
まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。
この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。
多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。
普通は……。
異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。
勇者?そんな物ロベルトには関係無い。
魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。
とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
はてさて一体どうなるの?
と、言う話。ここに開幕!
● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。
● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。
美味しいコーヒーの愉しみ方 Acidity and Bitterness
碧井夢夏
ライト文芸
<第五回ライト文芸大賞 最終選考・奨励賞>
住宅街とオフィスビルが共存するとある下町にある定食屋「まなべ」。
看板娘の利津(りつ)は毎日忙しくお店を手伝っている。
最近隣にできたコーヒーショップ「The Coffee Stand Natsu」。
どうやら、店長は有名なクリエイティブ・ディレクターで、脱サラして始めたお店らしく……?
神の舌を持つ定食屋の娘×クリエイティブ界の神と呼ばれた男 2人の出会いはやがて下町を変えていく――?
定食屋とコーヒーショップ、時々美容室、を中心に繰り広げられる出会いと挫折の物語。
過激表現はありませんが、重めの過去が出ることがあります。
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる