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大凍亜連合編・起
ep144 怪物の背後には何があるのか?
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「あ、安心せいや……。ここで寝首を欠くような真似、流石にワイもやらへんて……」
電撃魔術玉で完全にノックダウンした牙島と思われたが、もう立ち上がっていた。
ボロボロになりながらも恐ろしい生命力だ。ただ、その声の調子を聞いても、本当にもうこれ以上戦う気はないように見える。
「ゲホ、ゴホ! そ、そいつはありがたい話だねぇ……。こっちはあんたの毒のせいで、逃げるどころかあんたよりもボロボロさ……」
牙島に交戦の意志がないならば、アタシもこれ以上挑む必要もない。
いつもの軽口へと戻り、特に気を張ることなく返事を返す。
――てか、こっちがそもそも戦える状況じゃない。
「隼さんに酷いことした! ボク、お前を許さない!」
「おうおう、許さんで結構やで。こないな稼業をしとると、恨まれることなんてザラや。それより、そこの魔女姉ちゃんにこいつを打ち込んだれや」
弱ったアタシを庇うように、居合君は牙島の前で両手を広げて仁王立ちをしてくれる。
そんな居合君に対しても牙島はどこか慣れた調子であしらい、ズボンのポケットから取り出したものを居合君に手渡してくる。
この期に及んでまた何か企んでるとも思えないけど、一体何を渡したのだろうか?
「そいつはワイの毒への解毒剤や。それを体に打ち込めば、姉ちゃんの毒も落ち着いてくるやろ」
「え……? な、なんでそんなものをアタシにくれるのさ?」
「まあ、今回はワイの負けやからな。それに対する餞別ってなもんや」
驚くことに、牙島は自らの毒の解毒剤が入った注射器をこちらに渡してくれた。
この戦いに勝利したアタシへの餞別とか言ってるけど、それもよく分からない。
自らの正体まで晒しておいてアタシを標的にしてきたのに、どういう風の吹き回しだろうか?
「今回こそワイの負けやが、姉ちゃんとはまたガチンコで勝負したいからなぁ。ワイとしても、ここでくたばられんのは面白くないんやわ」
「そのために、アタシのことを助けるってかい? まさか解毒剤と称して、さらに毒を打ち込む気じゃないだろうね?」
「疑わんでええって。そいつは正真正銘、以前にラルカが坊主に打ち込んだもんと同じや。ワイは殺し合いはしても、ずる賢く暗殺はせえへん主義なんや」
「え? タケゾーに解毒剤を打ち込んでくれたのって、ラルカだったの?」
「あー……これは知らん話やったか。まあ、言うてもうたもんはしゃーない」
牙島の真意はなんとなく見えてくるが、同時に気になってくるお仲間のスナイパー、ラルカの存在。
以前にタケゾーの毒を治してくれたのも、牙島が言うにはラルカという話だ。
この二人は仲間のはずなのに、どうしてこうもチグハグな行動をしているのだろうか?
「ねえ。あんたとラルカって、本当は誰の命令で動いてんだい? 少なくとも、大凍亜連合じゃないよね?」
「そいつはベラベラと喋られへん話やな。喋ってもうたら、ワイもラルカにどないな仕置きをされるか分かったもんやない」
「爬虫類の怪物が恐れるなんて、ラルカってのはまさか魚類の怪物か何かかい? ――ウゥ!? ゲホゲホッ!」
「まあ、この世でいっちゃん恐ろしい種族ではあんな。そないなことより、さっさと解毒剤を打ち込まんかい。即効性があるわけちゃうから、逃げ出すまで回復すんのにも時間がかかんで?」
そんな牙島やラルカのバックが、アタシにはどうしても気になる。
ただそれを尋ねようにも、アタシの体の方がもう持ちこたえそうにない。
受け取った罠であろうとなかろうと、これに賭けないと脱出もままならない。
ある意味で一か八かではあったが、アタシは受け取った注射器を自らの腕へと刺し、解毒剤を体内に注入する。
「隼さん。大丈夫? 苦しくない?」
「フゥ……。ああ、大丈夫さ。本当に解毒剤みたいだね。これならしばらくすれば、元通りに動けそうだ」
幸い牙島も言っていた通り、解毒剤は罠でも何でもなかった。
居合君も心配そうに尋ねてくるが、アタシも体から毒が抜けて楽になるのを感じながら、その頭を優しく撫でて言葉を返す。
まだ本調子とは行かないが、少し待てばケースコーピオンを担いで動けるぐらいには回復するだろう。
「ほんじゃまぁ、ワイはそろそろお暇させてもらうわ。せやけど、これで終わりやない。今度は是非とも最後までタイマンで張りおうて、きっちりとケリを着けさしてもらうでぇ……!」
「なんだか、アタシも無事助かったとは言いづらいねぇ。アタシのことを狙うのは構わないさ。……ただ、こっちはあんたの土俵や形式に従うつもりはないよ」
「あぁ? そういうこっちゃ?」
アタシが落ち着いてきたのを確認すると、牙島は部屋の扉へと歩みを進めて立ち去ろうとする。
その際にアタシへ再戦の要望を出してくるが、こちらとしても言っておきたいことがある。
「アタシはさ、正義のヒーローなわけよ。あんたみたいな悪人は見逃せないけど、殺し合いをしたいわけじゃない。なんだったら、戦わずに済むならその方がいい」
「……ワイとは住む世界も根幹的な思想も違う言いたいんか?」
「まあ、そんなとこだね。ただ試合形式で挑んでくるなら、アタシもタイマン勝負には応える。だけど、悪事の片棒を担いで挑んでくるなら、こっちだって甘いことは考えないよ」
牙島にとっては今回のような殺し合いも、日常の中でのゲーム感覚なのだろう。
だけどアタシは違う。アタシの目的は多くの人々にとって普遍的な日常を守り、それを乱す悪党を懲らしめること。
今回の件でもよく分かった。アタシ一人では空色の魔女というヒーローの責務は重すぎる。
それでも、タケゾーやショーちゃんと一緒ならば、その責務や困難にだって立ち向かえる。
――アタシは決して強くはない。心はまだまだ未熟なただの人間だ。
それを思い知るからこそ、アタシは自らの目的のための選択をすることができる。
――正々堂々などとは思わない。アタシはアタシの信じる正義のために、選ぶべき道を選ぶ。
「……まあ、ええやろ。どない考えるんもそっちの勝手やし、こっちも勝手にさせてもらうわ」
「本当のことを言うと、あんたがこんなことから足を洗ってくれれば早い話なんだけどねぇ」
「キハハハ! そいつは叶わん話やなぁ! ワイの体も性分も、今の世界でないと生きられへん。また近々姉ちゃんとは争うことになりそうやが、そん時はそん時で楽しませてもらうでぇ……!」
牙島とアタシは別々の世界を進んではいるが、またこうして交わることもあるだろう。
ただ、アタシもその時はその時だ。アタシなりのヒーローの流儀に従い、負けるつもりなど毛頭ない。
――牙島もアタシと同じような意見を述べると、そのまま部屋から出て行ってしまった。
【牙島にラルカか……。俺の毒を治してくれたのも、大凍亜連合にパンドラの箱のデータを渡したのもラルカなんだろうな……】
「だけど、あの二人は大凍亜連合とは別の組織の意志で動いてる。無精せずに考察したいところだけど、まだ頭がボーッとするや」
【無理はするな。今は脱出のことを考えろ。少し時間が経って動けるようになったら、俺が脱出ルートを案内する】
タケゾーとも話をするが、牙島にもラルカにも謎が多い。その謎を解き明かすことも、空色の魔女としての使命ではある。
大凍亜連合と結託し、パンドラの箱をも狙う別の組織の影。それを解き明かした時、この異常へと加速する日常も元に戻る気がする。
――まあ、そのためにも今は脱出しないとね。
解毒剤の反応で少し意識を朦朧とするが、これが収まったら動けるようになりそうだ。
そうなったらケースコーピオンを担ぎ、今度こそ脱出を――
「ガッ……ハァ……! き、牙島め……! か、幹部の俺に、よくもこんな真似を……!」
――しようと考えていたら、部屋の隅から誰かの振り絞るような声が聞こえてきた。
その方向に目を向けてみると、なんと牙島に噛み殺されたと思われた大凍亜連合幹部のジャラジャラ男が床を這いつくばって動いていた。
牙島も気付いていなかった辺り、本当に運よく生き残ったのだろう。あまりいい気はしないが、まだ息があるのならば見捨てることもできない。
このジャラジャラ男も一緒に連れて、ここから脱出しよう。
――それにしても、ジャラジャラ男は這いつくばりながら壁にある何かの装置に手をかけているが、あれは何だろうか?
「こ、こうなったら……全員道連れだ……! このアジトごと爆破して、皆殺しにしてやる……!」
電撃魔術玉で完全にノックダウンした牙島と思われたが、もう立ち上がっていた。
ボロボロになりながらも恐ろしい生命力だ。ただ、その声の調子を聞いても、本当にもうこれ以上戦う気はないように見える。
「ゲホ、ゴホ! そ、そいつはありがたい話だねぇ……。こっちはあんたの毒のせいで、逃げるどころかあんたよりもボロボロさ……」
牙島に交戦の意志がないならば、アタシもこれ以上挑む必要もない。
いつもの軽口へと戻り、特に気を張ることなく返事を返す。
――てか、こっちがそもそも戦える状況じゃない。
「隼さんに酷いことした! ボク、お前を許さない!」
「おうおう、許さんで結構やで。こないな稼業をしとると、恨まれることなんてザラや。それより、そこの魔女姉ちゃんにこいつを打ち込んだれや」
弱ったアタシを庇うように、居合君は牙島の前で両手を広げて仁王立ちをしてくれる。
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この期に及んでまた何か企んでるとも思えないけど、一体何を渡したのだろうか?
「そいつはワイの毒への解毒剤や。それを体に打ち込めば、姉ちゃんの毒も落ち着いてくるやろ」
「え……? な、なんでそんなものをアタシにくれるのさ?」
「まあ、今回はワイの負けやからな。それに対する餞別ってなもんや」
驚くことに、牙島は自らの毒の解毒剤が入った注射器をこちらに渡してくれた。
この戦いに勝利したアタシへの餞別とか言ってるけど、それもよく分からない。
自らの正体まで晒しておいてアタシを標的にしてきたのに、どういう風の吹き回しだろうか?
「今回こそワイの負けやが、姉ちゃんとはまたガチンコで勝負したいからなぁ。ワイとしても、ここでくたばられんのは面白くないんやわ」
「そのために、アタシのことを助けるってかい? まさか解毒剤と称して、さらに毒を打ち込む気じゃないだろうね?」
「疑わんでええって。そいつは正真正銘、以前にラルカが坊主に打ち込んだもんと同じや。ワイは殺し合いはしても、ずる賢く暗殺はせえへん主義なんや」
「え? タケゾーに解毒剤を打ち込んでくれたのって、ラルカだったの?」
「あー……これは知らん話やったか。まあ、言うてもうたもんはしゃーない」
牙島の真意はなんとなく見えてくるが、同時に気になってくるお仲間のスナイパー、ラルカの存在。
以前にタケゾーの毒を治してくれたのも、牙島が言うにはラルカという話だ。
この二人は仲間のはずなのに、どうしてこうもチグハグな行動をしているのだろうか?
「ねえ。あんたとラルカって、本当は誰の命令で動いてんだい? 少なくとも、大凍亜連合じゃないよね?」
「そいつはベラベラと喋られへん話やな。喋ってもうたら、ワイもラルカにどないな仕置きをされるか分かったもんやない」
「爬虫類の怪物が恐れるなんて、ラルカってのはまさか魚類の怪物か何かかい? ――ウゥ!? ゲホゲホッ!」
「まあ、この世でいっちゃん恐ろしい種族ではあんな。そないなことより、さっさと解毒剤を打ち込まんかい。即効性があるわけちゃうから、逃げ出すまで回復すんのにも時間がかかんで?」
そんな牙島やラルカのバックが、アタシにはどうしても気になる。
ただそれを尋ねようにも、アタシの体の方がもう持ちこたえそうにない。
受け取った罠であろうとなかろうと、これに賭けないと脱出もままならない。
ある意味で一か八かではあったが、アタシは受け取った注射器を自らの腕へと刺し、解毒剤を体内に注入する。
「隼さん。大丈夫? 苦しくない?」
「フゥ……。ああ、大丈夫さ。本当に解毒剤みたいだね。これならしばらくすれば、元通りに動けそうだ」
幸い牙島も言っていた通り、解毒剤は罠でも何でもなかった。
居合君も心配そうに尋ねてくるが、アタシも体から毒が抜けて楽になるのを感じながら、その頭を優しく撫でて言葉を返す。
まだ本調子とは行かないが、少し待てばケースコーピオンを担いで動けるぐらいには回復するだろう。
「ほんじゃまぁ、ワイはそろそろお暇させてもらうわ。せやけど、これで終わりやない。今度は是非とも最後までタイマンで張りおうて、きっちりとケリを着けさしてもらうでぇ……!」
「なんだか、アタシも無事助かったとは言いづらいねぇ。アタシのことを狙うのは構わないさ。……ただ、こっちはあんたの土俵や形式に従うつもりはないよ」
「あぁ? そういうこっちゃ?」
アタシが落ち着いてきたのを確認すると、牙島は部屋の扉へと歩みを進めて立ち去ろうとする。
その際にアタシへ再戦の要望を出してくるが、こちらとしても言っておきたいことがある。
「アタシはさ、正義のヒーローなわけよ。あんたみたいな悪人は見逃せないけど、殺し合いをしたいわけじゃない。なんだったら、戦わずに済むならその方がいい」
「……ワイとは住む世界も根幹的な思想も違う言いたいんか?」
「まあ、そんなとこだね。ただ試合形式で挑んでくるなら、アタシもタイマン勝負には応える。だけど、悪事の片棒を担いで挑んでくるなら、こっちだって甘いことは考えないよ」
牙島にとっては今回のような殺し合いも、日常の中でのゲーム感覚なのだろう。
だけどアタシは違う。アタシの目的は多くの人々にとって普遍的な日常を守り、それを乱す悪党を懲らしめること。
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それでも、タケゾーやショーちゃんと一緒ならば、その責務や困難にだって立ち向かえる。
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「……まあ、ええやろ。どない考えるんもそっちの勝手やし、こっちも勝手にさせてもらうわ」
「本当のことを言うと、あんたがこんなことから足を洗ってくれれば早い話なんだけどねぇ」
「キハハハ! そいつは叶わん話やなぁ! ワイの体も性分も、今の世界でないと生きられへん。また近々姉ちゃんとは争うことになりそうやが、そん時はそん時で楽しませてもらうでぇ……!」
牙島とアタシは別々の世界を進んではいるが、またこうして交わることもあるだろう。
ただ、アタシもその時はその時だ。アタシなりのヒーローの流儀に従い、負けるつもりなど毛頭ない。
――牙島もアタシと同じような意見を述べると、そのまま部屋から出て行ってしまった。
【牙島にラルカか……。俺の毒を治してくれたのも、大凍亜連合にパンドラの箱のデータを渡したのもラルカなんだろうな……】
「だけど、あの二人は大凍亜連合とは別の組織の意志で動いてる。無精せずに考察したいところだけど、まだ頭がボーッとするや」
【無理はするな。今は脱出のことを考えろ。少し時間が経って動けるようになったら、俺が脱出ルートを案内する】
タケゾーとも話をするが、牙島にもラルカにも謎が多い。その謎を解き明かすことも、空色の魔女としての使命ではある。
大凍亜連合と結託し、パンドラの箱をも狙う別の組織の影。それを解き明かした時、この異常へと加速する日常も元に戻る気がする。
――まあ、そのためにも今は脱出しないとね。
解毒剤の反応で少し意識を朦朧とするが、これが収まったら動けるようになりそうだ。
そうなったらケースコーピオンを担ぎ、今度こそ脱出を――
「ガッ……ハァ……! き、牙島め……! か、幹部の俺に、よくもこんな真似を……!」
――しようと考えていたら、部屋の隅から誰かの振り絞るような声が聞こえてきた。
その方向に目を向けてみると、なんと牙島に噛み殺されたと思われた大凍亜連合幹部のジャラジャラ男が床を這いつくばって動いていた。
牙島も気付いていなかった辺り、本当に運よく生き残ったのだろう。あまりいい気はしないが、まだ息があるのならば見捨てることもできない。
このジャラジャラ男も一緒に連れて、ここから脱出しよう。
――それにしても、ジャラジャラ男は這いつくばりながら壁にある何かの装置に手をかけているが、あれは何だろうか?
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