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大凍亜連合編・承
ep171 その目論見を白状させてやる!
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「そぉおらぁあ! まーだこんなもんじゃ終わんないよぉおお!!」
「お、お前!? なんちゅう手を――キゲアァアア!?」
アタシの腹に左手を突っ込んだ牙島に対し、体内で発生させた電力をそのまま牙島へダイレクトで叩き込んでいく。
ビールサーバーのおかげで電力はいくらでも作り出せる。腹を貫かれた痛みだって、回復細胞で超再生させて耐えられる。
それでも、かなりの無茶は体にかかってしまう。だが、こうでもしないと牙島を倒せない。
――まさに『肉を切らせて骨を断つ』
挑発、燃料確保、不意打ち、超至近距離。これらの要素全てを繋ぎ合わせてこそできる技。
アタシ自身でも無茶苦茶な作戦だとは思うが、それでも必死に牙島に電撃を与え続けた結果――
「キゲェ……エエェ……。こ、こないな術中に……ハマってまうやなんて……」
「ハァ、ハァ……。こ、これだけ浴びせりゃ、流石のあんたも耐えきれないでしょ……」
「あ、ああ……。アカン……もう……無理……」
――ついに牙島は音を上げて、自らの敗北を認めた。
こちらも腹に刺し込まれた手を抜き取り、ビールサーバーのチューブを口に咥えながらエネルギーを回復に回す。
正直、今回は奇襲が成功したに過ぎない。次にまた戦うことになったら、同じ手は通用しないだろう。
――ともかく、これで牙島は完全に戦闘不能。
以前に倒した時以上の電気で体内を焼かれ、完全に床の上で大の字になっている。
これならすぐに立ち上がることもないだろう。てか、これでまだ生きてるのが不思議なレベル。
「ンク、ンク――プハァ! さーて、とりあえずはこれでアタシの勝ちだね」
「メ、メチャクチャなやられ方をしてもうたが、確かにワイの負けを認めざるをあらへん……」
「負けをを認めてくれるんだったら、ここで大凍亜連合が何を企んでるのか、景品がてらに教えてくんないかな?」
ただ、これで全てが終わったわけではない。今回の牙島は、言うなれば中ボスみたいな立ち位置だ。
裏に控えている大凍亜連合の本当の思惑。総帥、氷山地の陰謀。
それらを暴いて止めないことには、アタシの戦いは終わらない。背負っていたビールサーバーも下ろし、牙島を問い詰めていく。
「キハハハ……! な、なんや、吹っ切れたみたいにワイに突っかかってきおんなぁ……」
「まあ、アタシも少しばっかし腹を括ったもんでね。それで? 大凍亜連合は何を企んでるの?」
「そ、そのことか……。教えたってもええような、教えん方がええような……」
少し前のアタシなら、自らが背負う役目に悩まされ、ここまで首を突っ込もうとはしなかっただろう。
だけど、アタシはもう迷わない。
空色の魔女としてのアタシを支えてくれる家族に仲間。そんな人達の気持ちに報いるためにも、アタシもまずは牙島から話を――
プシュゥゥウウ!!
「ケホッ!? ゲホッ!? こ、これってまさか、また催涙ガス!?」
「キハハハ……。どうやら、まだワイにもツキが巡ってくれたようやなぁ……!」
――聞こうとしていたその最中、突如室内にガスが蔓延し始める。
このガスはアタシも一度食らったことがある。工場からショーちゃんを攫われた時に受けた催涙ガスだ。
アタシは思わず顔を押さえてむせ返るが、牙島はどこか安心したような声を漏らしている。
――それはそうだろう。
こんなことをする奴は、アタシも覚えのある牙島の仲間――
「た、助かったでぇ……ラルカ」
「…………」
「その紺コート……。やっぱ、あんたがラルカなのか……!」
――狙撃と工作でこちらを阻害する謎の紺コート女、ラルカ。
ガスが少し晴れてくると、牙島を肩に抱えたそいつの姿が、アタシの目にも映ってくる。
相変わらず用意のいいガスマスクのせいで顔は見えず、牙島の問いかけにも声すら発さない。
――異様なまでに不気味だが、牙島を助けに来たという事実だけは理解できる。
「えーっと……ラルカさんでいいよね? 黙り込んでるけど、あんたも素直に正体を明かしたらどうさ?」
「あー、これはたぶんアカン奴や。こいつ、基本的に不用意な口は開かへん。このタイミングでワイを助けたのも、ワイが大凍亜連合の計画を――イテテ!? 関節技かけんなや!? 分かっとるがな!」
こいつまで絡んでいるとなると、アタシの中で大凍亜連合の計画が余程壮大なものではないかと予感させてしまう。
ラルカと牙島。大凍亜連合とはまた別の思惑で動く人間が、ここまで大凍亜連合に協力しているという事実。
ラルカも余計なことを喋ろうとする牙島を制するように、アームロックでその発言を食い止めている。
――傍から見てる身としては、どこか漫才みたいな光景だ。
「まあ、どのみちワイがこないして姉ちゃんの相手をすることで、時間自体は稼げたやろ。大凍亜連合が何を企んどるのかなんて、すぐに分かる話や」
「……本当に想像以上の規模のことが起こりそうだね。まさか、ここで大規模爆破テロでも――」
ただ、ラルカも牙島もそれ以上のことを教えてはくれず、その場から逃げ出すように体の向きを変え始める。
もしも本当に爆破テロでもやるつもりなら、それこそたまったものではない。ここにはまだ、ベストメイディストショーに参加している大勢の人達がいる。
催涙ガスの苦しみは抜けずとも、どうにか二人を追って止めようとした――
――その矢先のことだった。
ゴゴゴゴォ……!!
「え!? な、何これ!? 地震!? いや……球場の地下から何かが!?」
突如としてアタシの真下から地響きが聞こえ、球場全体が揺れ始める。
そういえば、大凍亜連合はイベント設営の際、この球場の地下に何かを設置した可能性があったのだった。
だが、予想していた爆発などではない。
それこそ、何かが地下から上がってくるような――
「――お? そうなんかいな? そんなら、ワイらは戦線離脱するしかないってこっちゃな」
「き、牙島! ラルカ! あんた達、この揺れの正体が分かってるんだね!?」
「姉ちゃんも正体が知りたかったら、グラウンドに上がってみたらどないや? 生憎、ワイらはこれにてご退場や。この後どないなるかは知らんが、せいぜい頑張るこっちゃなぁ! キーハハハ!」
――アタシがそんな疑問を抱いていると、その隙を突くようにラルカが牙島を抱えて逃げ始める。
まるでこの揺れを予期していたように、正確にバランスをとりながらラルカはアタシに背を向けて走り始める。
牙島の方はアタシに捨て台詞を吐いていたが、これだけは分かる。
――大凍亜連合による謎の大規模計画が、ついにこの球場で始まった。
「くっそ! 先手を打てると思ったら、うまく時間を稼がれたってことかい!」
結果として、牙島はアタシを止めるための囮役になっていたってことか。
その間に大凍亜連合は計画を進め、今まさに危惧していた事態が起こっている。
やはり、数を相手にするとこっちが不利か。だが、今はそれを嘆いている暇もない。
「グラウンドで……会場で何が起こってるって言うのさ!? せめて……せめてみんなは無事で……!」
この揺れを感じるだけでも、アタシは焦燥感に駆られずにはいられない。
デバイスロッドに腰かけ、非常用螺旋階段の間を一気に上昇し、アタシはとにかくグラウンドを目指す。
爆弾ではないにしても、何か強大なエネルギーをも感じるこの振動の正体は――
「……え!? な、何さ……!? あれって……ま、まさか……!?」
――アタシが外野スタンド辺りから会場に戻ると、その正体はすぐに見つかった。
いや、見つけるのなんて簡単だった。会場内で慌てふためく人々など関係ないように『それ』はステージのあった場所に出現している。
――人々のことは気になるが、それでもアタシは出現した『それ』から視線を外せない。
まさか、アタシが調べていたあの『時間が加速した民家』も、突如出現した『それ』が関わっていたということか?
――理論で知ってはいても、この目で実際に『それ』を目にするとは思わなかった。
「時空間を繋ぐ穴……!? ワームホール……!?」
「お、お前!? なんちゅう手を――キゲアァアア!?」
アタシの腹に左手を突っ込んだ牙島に対し、体内で発生させた電力をそのまま牙島へダイレクトで叩き込んでいく。
ビールサーバーのおかげで電力はいくらでも作り出せる。腹を貫かれた痛みだって、回復細胞で超再生させて耐えられる。
それでも、かなりの無茶は体にかかってしまう。だが、こうでもしないと牙島を倒せない。
――まさに『肉を切らせて骨を断つ』
挑発、燃料確保、不意打ち、超至近距離。これらの要素全てを繋ぎ合わせてこそできる技。
アタシ自身でも無茶苦茶な作戦だとは思うが、それでも必死に牙島に電撃を与え続けた結果――
「キゲェ……エエェ……。こ、こないな術中に……ハマってまうやなんて……」
「ハァ、ハァ……。こ、これだけ浴びせりゃ、流石のあんたも耐えきれないでしょ……」
「あ、ああ……。アカン……もう……無理……」
――ついに牙島は音を上げて、自らの敗北を認めた。
こちらも腹に刺し込まれた手を抜き取り、ビールサーバーのチューブを口に咥えながらエネルギーを回復に回す。
正直、今回は奇襲が成功したに過ぎない。次にまた戦うことになったら、同じ手は通用しないだろう。
――ともかく、これで牙島は完全に戦闘不能。
以前に倒した時以上の電気で体内を焼かれ、完全に床の上で大の字になっている。
これならすぐに立ち上がることもないだろう。てか、これでまだ生きてるのが不思議なレベル。
「ンク、ンク――プハァ! さーて、とりあえずはこれでアタシの勝ちだね」
「メ、メチャクチャなやられ方をしてもうたが、確かにワイの負けを認めざるをあらへん……」
「負けをを認めてくれるんだったら、ここで大凍亜連合が何を企んでるのか、景品がてらに教えてくんないかな?」
ただ、これで全てが終わったわけではない。今回の牙島は、言うなれば中ボスみたいな立ち位置だ。
裏に控えている大凍亜連合の本当の思惑。総帥、氷山地の陰謀。
それらを暴いて止めないことには、アタシの戦いは終わらない。背負っていたビールサーバーも下ろし、牙島を問い詰めていく。
「キハハハ……! な、なんや、吹っ切れたみたいにワイに突っかかってきおんなぁ……」
「まあ、アタシも少しばっかし腹を括ったもんでね。それで? 大凍亜連合は何を企んでるの?」
「そ、そのことか……。教えたってもええような、教えん方がええような……」
少し前のアタシなら、自らが背負う役目に悩まされ、ここまで首を突っ込もうとはしなかっただろう。
だけど、アタシはもう迷わない。
空色の魔女としてのアタシを支えてくれる家族に仲間。そんな人達の気持ちに報いるためにも、アタシもまずは牙島から話を――
プシュゥゥウウ!!
「ケホッ!? ゲホッ!? こ、これってまさか、また催涙ガス!?」
「キハハハ……。どうやら、まだワイにもツキが巡ってくれたようやなぁ……!」
――聞こうとしていたその最中、突如室内にガスが蔓延し始める。
このガスはアタシも一度食らったことがある。工場からショーちゃんを攫われた時に受けた催涙ガスだ。
アタシは思わず顔を押さえてむせ返るが、牙島はどこか安心したような声を漏らしている。
――それはそうだろう。
こんなことをする奴は、アタシも覚えのある牙島の仲間――
「た、助かったでぇ……ラルカ」
「…………」
「その紺コート……。やっぱ、あんたがラルカなのか……!」
――狙撃と工作でこちらを阻害する謎の紺コート女、ラルカ。
ガスが少し晴れてくると、牙島を肩に抱えたそいつの姿が、アタシの目にも映ってくる。
相変わらず用意のいいガスマスクのせいで顔は見えず、牙島の問いかけにも声すら発さない。
――異様なまでに不気味だが、牙島を助けに来たという事実だけは理解できる。
「えーっと……ラルカさんでいいよね? 黙り込んでるけど、あんたも素直に正体を明かしたらどうさ?」
「あー、これはたぶんアカン奴や。こいつ、基本的に不用意な口は開かへん。このタイミングでワイを助けたのも、ワイが大凍亜連合の計画を――イテテ!? 関節技かけんなや!? 分かっとるがな!」
こいつまで絡んでいるとなると、アタシの中で大凍亜連合の計画が余程壮大なものではないかと予感させてしまう。
ラルカと牙島。大凍亜連合とはまた別の思惑で動く人間が、ここまで大凍亜連合に協力しているという事実。
ラルカも余計なことを喋ろうとする牙島を制するように、アームロックでその発言を食い止めている。
――傍から見てる身としては、どこか漫才みたいな光景だ。
「まあ、どのみちワイがこないして姉ちゃんの相手をすることで、時間自体は稼げたやろ。大凍亜連合が何を企んどるのかなんて、すぐに分かる話や」
「……本当に想像以上の規模のことが起こりそうだね。まさか、ここで大規模爆破テロでも――」
ただ、ラルカも牙島もそれ以上のことを教えてはくれず、その場から逃げ出すように体の向きを変え始める。
もしも本当に爆破テロでもやるつもりなら、それこそたまったものではない。ここにはまだ、ベストメイディストショーに参加している大勢の人達がいる。
催涙ガスの苦しみは抜けずとも、どうにか二人を追って止めようとした――
――その矢先のことだった。
ゴゴゴゴォ……!!
「え!? な、何これ!? 地震!? いや……球場の地下から何かが!?」
突如としてアタシの真下から地響きが聞こえ、球場全体が揺れ始める。
そういえば、大凍亜連合はイベント設営の際、この球場の地下に何かを設置した可能性があったのだった。
だが、予想していた爆発などではない。
それこそ、何かが地下から上がってくるような――
「――お? そうなんかいな? そんなら、ワイらは戦線離脱するしかないってこっちゃな」
「き、牙島! ラルカ! あんた達、この揺れの正体が分かってるんだね!?」
「姉ちゃんも正体が知りたかったら、グラウンドに上がってみたらどないや? 生憎、ワイらはこれにてご退場や。この後どないなるかは知らんが、せいぜい頑張るこっちゃなぁ! キーハハハ!」
――アタシがそんな疑問を抱いていると、その隙を突くようにラルカが牙島を抱えて逃げ始める。
まるでこの揺れを予期していたように、正確にバランスをとりながらラルカはアタシに背を向けて走り始める。
牙島の方はアタシに捨て台詞を吐いていたが、これだけは分かる。
――大凍亜連合による謎の大規模計画が、ついにこの球場で始まった。
「くっそ! 先手を打てると思ったら、うまく時間を稼がれたってことかい!」
結果として、牙島はアタシを止めるための囮役になっていたってことか。
その間に大凍亜連合は計画を進め、今まさに危惧していた事態が起こっている。
やはり、数を相手にするとこっちが不利か。だが、今はそれを嘆いている暇もない。
「グラウンドで……会場で何が起こってるって言うのさ!? せめて……せめてみんなは無事で……!」
この揺れを感じるだけでも、アタシは焦燥感に駆られずにはいられない。
デバイスロッドに腰かけ、非常用螺旋階段の間を一気に上昇し、アタシはとにかくグラウンドを目指す。
爆弾ではないにしても、何か強大なエネルギーをも感じるこの振動の正体は――
「……え!? な、何さ……!? あれって……ま、まさか……!?」
――アタシが外野スタンド辺りから会場に戻ると、その正体はすぐに見つかった。
いや、見つけるのなんて簡単だった。会場内で慌てふためく人々など関係ないように『それ』はステージのあった場所に出現している。
――人々のことは気になるが、それでもアタシは出現した『それ』から視線を外せない。
まさか、アタシが調べていたあの『時間が加速した民家』も、突如出現した『それ』が関わっていたということか?
――理論で知ってはいても、この目で実際に『それ』を目にするとは思わなかった。
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