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星皇カンパニー編・転
ep200 目的の人は異形となってしまった。
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「これはこれは、星皇社長。連絡が付かないのでどうしていたかと思いましたが、随分とお姿が変わられたようですね?」
「ゼノアーク。命令通りに空鳥さんの足止めをしてくれたことには感謝するわ。だけど、私もこの姿を手に入れた以上、もう下がっていてもらえるかしら?」
社長室の窓ガラスを破壊し、異形の姿となって現れた星皇社長は、秘書であるラルカさんと言葉を交わしながらアタシの前へと立ち塞がってくる。
背中から生えた、蜘蛛のような六本の金属アーム。おそらくはパンドラの箱にあった脊椎直結伝達回路を使い、自らの手足となるように増設したのだろう。
その増設されたアームを足のように使って体を持ち上げ、巨大蜘蛛のようにアタシのことを見下ろしてくる。
「せ、星皇社長……? その姿は……?」
「これはワームホールを発生させる際、作業用アームにもなるデバイスよ。これがあれば、大凍亜連合がドーム球場で発生させたものより、もっと強大なワームホールが作れるわ」
「そうしてワームホールを作って、その先にある過去に記憶された息子さんの魂を、器となる人工の肉体に移植するってことか……!」
「流石は空鳥さんね。私の目論見については、もう完全に理解されたのね」
ラルカさんを部屋の隅に避けさせると、星皇社長はアタシを見下ろしながら言葉を交わしてくれる。
ただ、その態度からしてすでにアタシの願いが届くようには思えない。
星皇社長はすでに自らを異形の姿へと変えてまで、計画を最終段階へ動かそうとしている。
こちらを見下す目にも、もうアタシが知る星皇社長の心は見えてこない。
「……ねえ、星皇社長。今からでも、こんな計画はやめにしてよ。星皇社長の気持ちは分からなくもないけど、このままじゃもっと大勢の人に危害が――」
「少しでも私の気持ちを理解してもらえるのならば、早々にこの場を立ち去ってもらえるかしら? あなたには何度も『早々に手を引け』と、警告はしてきたはずよ?」
「その気持ちを理解した上で、アタシはどうしても星皇社長を止めたい。アタシはあんたにこれ以上、罪を重ねて欲しくないんだ……!」
「私はどんな罪だって背負うわ。失った我が子を取り戻すためなら、私はどんな悪魔にだってなる……!」
予想はしていたが、アタシの声は星皇社長の心に届いてはくれない。
非業の死を遂げた我が子のため、失った家族の時間を取り戻すため、星皇社長は何があってもアタシの敵として立ち塞がってくる。
――それはアタシにとって、これまでのどんなヴィランよりも恐ろしく、そして悲しいヴィランの姿だ。
「星皇社長。ミス空鳥と最後の交渉のために、わざわざこちらまでやって来られたのでしょうか? それが終わったのなら、自分にも次なる命令をお願いします」
「……そうね。ただ、あなたに命じることはもうないわ。あなたはこれまで将軍艦隊の幹部として動き、大凍亜連合とも繋いでくれた。それだけでも十分な働きよ」
「……でしたら、自分に何をお望みで?」
弱り切ってまともに動けないアタシを尻目に、ラルカさんと星皇社長が次なる動きのために話を始めてしまう。
今のアタシではこの二人を止めることなどできない。ただ黙って話を聞き、この場に立ち尽くすしかない。
ただ、どうにも二人の話が不穏な方向に動いているような気が――
「……ゼノアーク。あなたにはもう、この場で退場してもらうわよぉお!!」
――していたら、星皇社長はそのアームの一本を使い、ラルカさんを襲い始めた。
星皇社長からしてみれば、何よりも優先するべきことはこれからワームホールを発生させ、その力で我が子を蘇らせること。
その事実を知り、それに対抗できる力を持った相手ならば、たとえこれまで自身に協力的だった人間であっても排除する。
――将軍艦隊という組織を動かせるラルカさんとて、例外ではない。
「……そうですか。自分のことも邪魔者扱いですか。予定とは少々違いましたが、こちらも退却させていただきましょう」
ただ、そうして襲い掛かる星皇社長に対しても、ラルカさんはまるで冷静さを崩さない。
星皇社長のアームによる攻撃を軽やかに回避し、無線機で連絡を取り始めるが――
ヒュゥン! ヒュゥン!
「さ、さっきのベーゴマドローン!?」
「流石は将軍艦隊ね。万が一の動きについても、想定内だったってことかしら?」
「それでは星皇社長。これで自分達との取引は終了とさせていただきます。……報酬分の働きはしましたし、あなたの目的がそこまで迫っているのならば、もうこちらが関与する必要もないでしょう」
――どうやら、ラルカさんはまだこのビル内に潜んでいた艦首将と連絡を取り、逃げ出すための隙を作っていたようだ。
複数のベーゴマドローンが星皇社長へと襲い掛かり、それでできた隙を突いて、ラルカさんは割れた窓ガラスの方角へと走り始める。
そこから飛び降りていくのだが、普通だったらそれはただの自殺行為だ。
だがラルカさんにはまだ、こんな高層ビルの最上階にも助けに駆けつけてくれる味方がいる。
「フオオオ!」
「何度もすみませんね。ですが、もうこれで自分達の役目も終わりです」
「艦尾将……! またその巨大サイボーグか……!」
ラルカさんが飛び降りるのを予想していたように、その下にはすでに以前と同じ艦尾将が空を飛んで待機していた。
背中のジェットパックで浮遊し、ラルカさんはその巨大な肩に掴まっている。
「ミス空鳥。自分もこうなってしまった以上、ここから先の関与はできません。後の決着につきましては、どうぞあなた方でお好きになさってください」
「ラ、ラルカさん……」
ラルカさんからしてみれば、仕事相手に裏切られたわけだ。もうこの一件に関わることにはリスクしかない。
星皇社長と将軍艦隊の間でどういう契約が交わされているのかは知らないが、ラルカさんは飛び乗った艦尾将と共に、夜空を飛んで消えてしまった。
「……本当にもう、アタシの知る星皇社長じゃないみたいだね。これまで尽くしてくれたラルカさんまで見限って、あんた一人で計画を進めるつもりかい?」
「ゼノアークは駒として使うには、あまりに優秀過ぎるのよ。あくまで将軍艦隊の一員として動いている以上、こちらも寝首を掻かれる真似なんてされたくはない。計画がここまで進んだのなら尚更よ」
星皇社長からしてみれば、ラルカさんの存在は最高戦力としての意味合いもあった。
そんなラルカさんをあっさりと切り離し、星皇社長はとにかく計画の完遂だけを目指してくる。
自らをも蜘蛛の姿をしたヴィランへと変え、戦闘能力についても自信があるのだろう。だけどやっぱり、計画を見過ぎて今の星皇社長は盲目的だ。
「ラルカさんはビジネスとしてドライに退いてくれるだろうけど、アタシはそうもいかないよ? 地面にへばりついて、その六本のアームに噛みついてでも、アタシはあんたを止めてみせる……!」
「……そうよね。空鳥さんはあくまで正義のヒーロー。ドライなビジネスなんかじゃなくて、強くて熱い信念のもとに戦っている……。そんなあなたが私を前にして、どれだけボロボロになっても諦めるはずがないわよね」
もう言葉が通じないことは分かった。だったら、どれだけボロボロで情けない姿であろうと、アタシは力づくで星皇社長を止めてみせる。
ラルカさんを含む将軍艦隊を切り離した今、星皇社長一人ぐらいならば――
「だからこそ、私も用意させてもらったわ。私の目的のために必要となる、最後の戦力をね……!」
「ゼノアーク。命令通りに空鳥さんの足止めをしてくれたことには感謝するわ。だけど、私もこの姿を手に入れた以上、もう下がっていてもらえるかしら?」
社長室の窓ガラスを破壊し、異形の姿となって現れた星皇社長は、秘書であるラルカさんと言葉を交わしながらアタシの前へと立ち塞がってくる。
背中から生えた、蜘蛛のような六本の金属アーム。おそらくはパンドラの箱にあった脊椎直結伝達回路を使い、自らの手足となるように増設したのだろう。
その増設されたアームを足のように使って体を持ち上げ、巨大蜘蛛のようにアタシのことを見下ろしてくる。
「せ、星皇社長……? その姿は……?」
「これはワームホールを発生させる際、作業用アームにもなるデバイスよ。これがあれば、大凍亜連合がドーム球場で発生させたものより、もっと強大なワームホールが作れるわ」
「そうしてワームホールを作って、その先にある過去に記憶された息子さんの魂を、器となる人工の肉体に移植するってことか……!」
「流石は空鳥さんね。私の目論見については、もう完全に理解されたのね」
ラルカさんを部屋の隅に避けさせると、星皇社長はアタシを見下ろしながら言葉を交わしてくれる。
ただ、その態度からしてすでにアタシの願いが届くようには思えない。
星皇社長はすでに自らを異形の姿へと変えてまで、計画を最終段階へ動かそうとしている。
こちらを見下す目にも、もうアタシが知る星皇社長の心は見えてこない。
「……ねえ、星皇社長。今からでも、こんな計画はやめにしてよ。星皇社長の気持ちは分からなくもないけど、このままじゃもっと大勢の人に危害が――」
「少しでも私の気持ちを理解してもらえるのならば、早々にこの場を立ち去ってもらえるかしら? あなたには何度も『早々に手を引け』と、警告はしてきたはずよ?」
「その気持ちを理解した上で、アタシはどうしても星皇社長を止めたい。アタシはあんたにこれ以上、罪を重ねて欲しくないんだ……!」
「私はどんな罪だって背負うわ。失った我が子を取り戻すためなら、私はどんな悪魔にだってなる……!」
予想はしていたが、アタシの声は星皇社長の心に届いてはくれない。
非業の死を遂げた我が子のため、失った家族の時間を取り戻すため、星皇社長は何があってもアタシの敵として立ち塞がってくる。
――それはアタシにとって、これまでのどんなヴィランよりも恐ろしく、そして悲しいヴィランの姿だ。
「星皇社長。ミス空鳥と最後の交渉のために、わざわざこちらまでやって来られたのでしょうか? それが終わったのなら、自分にも次なる命令をお願いします」
「……そうね。ただ、あなたに命じることはもうないわ。あなたはこれまで将軍艦隊の幹部として動き、大凍亜連合とも繋いでくれた。それだけでも十分な働きよ」
「……でしたら、自分に何をお望みで?」
弱り切ってまともに動けないアタシを尻目に、ラルカさんと星皇社長が次なる動きのために話を始めてしまう。
今のアタシではこの二人を止めることなどできない。ただ黙って話を聞き、この場に立ち尽くすしかない。
ただ、どうにも二人の話が不穏な方向に動いているような気が――
「……ゼノアーク。あなたにはもう、この場で退場してもらうわよぉお!!」
――していたら、星皇社長はそのアームの一本を使い、ラルカさんを襲い始めた。
星皇社長からしてみれば、何よりも優先するべきことはこれからワームホールを発生させ、その力で我が子を蘇らせること。
その事実を知り、それに対抗できる力を持った相手ならば、たとえこれまで自身に協力的だった人間であっても排除する。
――将軍艦隊という組織を動かせるラルカさんとて、例外ではない。
「……そうですか。自分のことも邪魔者扱いですか。予定とは少々違いましたが、こちらも退却させていただきましょう」
ただ、そうして襲い掛かる星皇社長に対しても、ラルカさんはまるで冷静さを崩さない。
星皇社長のアームによる攻撃を軽やかに回避し、無線機で連絡を取り始めるが――
ヒュゥン! ヒュゥン!
「さ、さっきのベーゴマドローン!?」
「流石は将軍艦隊ね。万が一の動きについても、想定内だったってことかしら?」
「それでは星皇社長。これで自分達との取引は終了とさせていただきます。……報酬分の働きはしましたし、あなたの目的がそこまで迫っているのならば、もうこちらが関与する必要もないでしょう」
――どうやら、ラルカさんはまだこのビル内に潜んでいた艦首将と連絡を取り、逃げ出すための隙を作っていたようだ。
複数のベーゴマドローンが星皇社長へと襲い掛かり、それでできた隙を突いて、ラルカさんは割れた窓ガラスの方角へと走り始める。
そこから飛び降りていくのだが、普通だったらそれはただの自殺行為だ。
だがラルカさんにはまだ、こんな高層ビルの最上階にも助けに駆けつけてくれる味方がいる。
「フオオオ!」
「何度もすみませんね。ですが、もうこれで自分達の役目も終わりです」
「艦尾将……! またその巨大サイボーグか……!」
ラルカさんが飛び降りるのを予想していたように、その下にはすでに以前と同じ艦尾将が空を飛んで待機していた。
背中のジェットパックで浮遊し、ラルカさんはその巨大な肩に掴まっている。
「ミス空鳥。自分もこうなってしまった以上、ここから先の関与はできません。後の決着につきましては、どうぞあなた方でお好きになさってください」
「ラ、ラルカさん……」
ラルカさんからしてみれば、仕事相手に裏切られたわけだ。もうこの一件に関わることにはリスクしかない。
星皇社長と将軍艦隊の間でどういう契約が交わされているのかは知らないが、ラルカさんは飛び乗った艦尾将と共に、夜空を飛んで消えてしまった。
「……本当にもう、アタシの知る星皇社長じゃないみたいだね。これまで尽くしてくれたラルカさんまで見限って、あんた一人で計画を進めるつもりかい?」
「ゼノアークは駒として使うには、あまりに優秀過ぎるのよ。あくまで将軍艦隊の一員として動いている以上、こちらも寝首を掻かれる真似なんてされたくはない。計画がここまで進んだのなら尚更よ」
星皇社長からしてみれば、ラルカさんの存在は最高戦力としての意味合いもあった。
そんなラルカさんをあっさりと切り離し、星皇社長はとにかく計画の完遂だけを目指してくる。
自らをも蜘蛛の姿をしたヴィランへと変え、戦闘能力についても自信があるのだろう。だけどやっぱり、計画を見過ぎて今の星皇社長は盲目的だ。
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「……そうよね。空鳥さんはあくまで正義のヒーロー。ドライなビジネスなんかじゃなくて、強くて熱い信念のもとに戦っている……。そんなあなたが私を前にして、どれだけボロボロになっても諦めるはずがないわよね」
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以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
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