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将軍艦隊編・序
ep306 今度こそあの人を救い出してみせる!
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「コメットノアか……。確かに元夫からしたら、奥さんのデッドコピーなんて気になって仕方ないよねぇ」
「その話も将軍艦隊内部で耳にしたから、オレッチもクジャク様の来日にかこつけてこっちに来たってわけよ」
フクロウさんのもう一つの目的。こっちこそがある意味で本命の目的なのだろう。
星皇社長の知能がそのまま宿ったマザーAI――コメットノア。
ウォリアール王族のクジャクさんまでうまく利用し、その存在を追い求めてここまでやって来たのか。
「コメットノアは時音の頭脳がそのまま人工知能と化したものだが、実際はそれだけに留まらない。あの人工知能は本来、時音が『息子を人工知能として蘇らせる』というコンセプトのもとに開発されていたのさ」
「あれも星皇社長の野望の一環だったの……!? だけど後から作り出した人工知能じゃ、とても『同じ魂を宿した人間の復活』とはならないよね……」
「ああ。時音も研究過程でそう判断して『時間を逆行させて本物の魂を手に入れる』方向にシフトしたみたいだ。ただ、人工知能の研究自体は継続して行っており、時音の頭脳をベースとしたコメットノアは誕生した」
「……アタシの技術者視点になるんだけど、それってもしかしてコメットノアは『ただ知識をもとに演算するAI』の枠を超えて『人間と同レベルの思考を持つ』みたいなコンセプトがあるってことじゃない?」
「流石はソラッチャンだ。察しがいい。今のコメットノアには、時音がいなくなる直前までの記憶と感情が搭載されている」
そのコメットノアについて話を聞くのだけれど、これは単純に言葉で表すよりもとんでもない技術だ。
AIとは本来『記録された物事の中での判断』しかできない。学習型AIについても『新たに与えられた情報を参考にする』のであって、一種の模範の域を出ない。
だが、コメットノアは違う。星皇社長と同等の知識を持つどころか、同じように思考することもできる完全なトレース。
――『もう一人の星皇社長』と言っても過言ではない。
「オレッチはそんな『もう一人の時音』とも言えるコメットノア救いてえんだ。このままじゃ、固厳首相や将軍艦隊にいいように使われちまう」
「それこそ、フクロウさんがVRワールドから帰って来たアタシ達に、コメットノアのことを尋ねていた理由なんだね……。それなら、今からでも例の研究施設に行ってコメットノアをかっぱらっちゃう?」
「いや、それは無意味な話さ。コメットノアのメインとなる心臓部分はあの研究施設じゃなく、別の場所に保管されている。その場所はオレッチも一種の暗号として、時音から少し聞かされていたんだ。VRワールドにおけるコメットノアの形状がその鍵となってる」
「アタシ達も見たあの空中戦艦が?」
「フロストの旦那も本体の場所を探るために、自らフルダイブVRの研究に携わってたみたいだ」
フクロウさんの目的は実にシンプルだ。そりゃ、愛した奥さんの分身がいいように使われてて、見過ごせるはずがない。
コメットノアのメインサーバーの場所についても推察を進めており、どうにかして自らの手中に収めようと考えている。
「あと少しで正確な位置まで分かりそうなんだ……! 早くしねえと、時音の技術が望まれない形で使われちまう……!」
「……星皇社長だってこれ以上、自らが残した技術が争いの火種になることは望まないはず。アタシも手伝うよ。固厳首相や将軍艦隊の手から、コメットノアを助け出そう」
「……本当にいいのかい? ソラッチャン? これは街のヒーローがやることじゃなく、完全にオレッチ個人の問題だよ?」
「『個人の問題』だってんなら、アタシも同じ気持ちさ。それに、ヒーローってのは『困ってる人を助けてこそ』でしょ? アタシだって、みんなに助けられてばかりじゃ格好がつかないしね」
「……そう言ってくれるなら、正直助かる。コメットノアの正確な場所が判明したら、オレッチからも連絡を入れる。どうか……この時ばかりは協力してくれ」
そんな話を聞かされて、アタシも指を咥えているだけとはいかない。
星皇社長は最後の別れ際、己の野望のために築いた道筋に後悔していた。あの人の後悔を食い止めることも、アタシの背負った責任だ。
フクロウさんから頼まれずとも、こっちから協力を申し出るのは当然だ。
――あの時助けられなった星皇社長をを、今度こそ助け出してみせる。それがたとえ、人工知能という分身でもだ。
「……なんだか、俺達からすると途方もない世界の話になって来たな。国や傭兵軍隊を相手にして、さらには想像もつかないレベルの人工知能の救出か……」
「アタシだって、これでも結構いっぱいいっぱいなんだよ? 空色の魔女の力を手に入れた時だって、こんなことになるとは思いもつかなかったしさ」
「隼からしてもそうなるか。……だが、負けるつもりなんてサラサラないんだろ?」
「そこは当然ってね。みんなの協力も得られたことだし、相手が国だろうが将軍艦隊だろうが、もう心が折れたり引っ込んだりもしないさ」
黙って話を聞いていたタケゾー達も、アタシとフクロウさんの想いに応えてくれる。
本当に複雑で深い話にはなったと思う。だけど、やること自体はシンプルだ。
固厳首相や将軍艦隊の手から、星皇社長の分身たるコメットノアを救い出す。
もうあの連中の好きにはさせない。どれだけ敵が強大でも、背負った想いの強さがあれば負ける気なんてあるはずがない。
「時音が認めただけのことはあり、なんとも頼れるヒーロー様だ。今はオレッチからの連絡を待っててくれ。何かあればすぐに伝える」
「うん、分かった。アタシの方でも、ちょいと準備はしておくよ」
目指すべき目的は見えた。それを支えてくれる仲間だっている。
今はまだ待機の段階だけど、アタシの方でもやれることはある。
ここから先は将軍艦隊との真っ向勝負だ。さっき戦ったフレイムを含む五艦将なんて最強のヴィランチームだっている。
そいつらに対抗するためにも、アタシはもう一度あの力を蘇らせた方がいいだろう。
――両親から受け継いだ禁忌の力で作り上げたワンランク上の姿、モデル・パンドラが必要だ。
「……ん? 俺のスマホに着信? 非通知だけど、誰からだ?」
決意も新たにしていると、タケゾーのスマホに着信が入ったようだ。
こうやって一致団結ってタイミングで、なんだか水を差された気分になる。電話相手も空気を読んでよね。
――いや、無茶苦茶ワガママな話をしてるのは分かってるけど。
【……赤原君だね。僕だ。宇神だ。そこにみんながいるなら、スピーカーで全員聞けるようにしてくれ】
「う、宇神……!? わ、分かった!」
ただ、アタシにも聞こえた相手の声から、何か重大な事態が迫っている予感はした。
まさか、宇神君の方からタケゾーに連絡を入れてくるとはね。あっちの立場を考えるとかなり危険な接触なのに、非通知まで使って伝えたいことがあるってこと?
タケゾーも思わず慌てている。
「宇神君、さっきはありがとね。だけどその様子だと、こっちがお礼を言ってる暇もない感じかな?」
【空鳥さんか……丁度良かった。こっちで大きな動きがあったから、早急に伝える必要があると思ってね……】
タケゾーがスマホのスピーカーをオンにしたことで、アタシも宇神君と言葉を交わせるようになる。
その声はどこか疲れたように重く、事の重大さを感じさせる。
敵陣ど真ん中で重要な情報を得られる宇神君だからこそ、その話には耳を通しておきたい。
【デザイアガルダ・リターンズを含む今回の事態について、固厳首相は公に対し『将軍艦隊の仕業』として罪を擦り付けるそうだ。……事実上、固厳首相と将軍艦隊の離反だね】
「その話も将軍艦隊内部で耳にしたから、オレッチもクジャク様の来日にかこつけてこっちに来たってわけよ」
フクロウさんのもう一つの目的。こっちこそがある意味で本命の目的なのだろう。
星皇社長の知能がそのまま宿ったマザーAI――コメットノア。
ウォリアール王族のクジャクさんまでうまく利用し、その存在を追い求めてここまでやって来たのか。
「コメットノアは時音の頭脳がそのまま人工知能と化したものだが、実際はそれだけに留まらない。あの人工知能は本来、時音が『息子を人工知能として蘇らせる』というコンセプトのもとに開発されていたのさ」
「あれも星皇社長の野望の一環だったの……!? だけど後から作り出した人工知能じゃ、とても『同じ魂を宿した人間の復活』とはならないよね……」
「ああ。時音も研究過程でそう判断して『時間を逆行させて本物の魂を手に入れる』方向にシフトしたみたいだ。ただ、人工知能の研究自体は継続して行っており、時音の頭脳をベースとしたコメットノアは誕生した」
「……アタシの技術者視点になるんだけど、それってもしかしてコメットノアは『ただ知識をもとに演算するAI』の枠を超えて『人間と同レベルの思考を持つ』みたいなコンセプトがあるってことじゃない?」
「流石はソラッチャンだ。察しがいい。今のコメットノアには、時音がいなくなる直前までの記憶と感情が搭載されている」
そのコメットノアについて話を聞くのだけれど、これは単純に言葉で表すよりもとんでもない技術だ。
AIとは本来『記録された物事の中での判断』しかできない。学習型AIについても『新たに与えられた情報を参考にする』のであって、一種の模範の域を出ない。
だが、コメットノアは違う。星皇社長と同等の知識を持つどころか、同じように思考することもできる完全なトレース。
――『もう一人の星皇社長』と言っても過言ではない。
「オレッチはそんな『もう一人の時音』とも言えるコメットノア救いてえんだ。このままじゃ、固厳首相や将軍艦隊にいいように使われちまう」
「それこそ、フクロウさんがVRワールドから帰って来たアタシ達に、コメットノアのことを尋ねていた理由なんだね……。それなら、今からでも例の研究施設に行ってコメットノアをかっぱらっちゃう?」
「いや、それは無意味な話さ。コメットノアのメインとなる心臓部分はあの研究施設じゃなく、別の場所に保管されている。その場所はオレッチも一種の暗号として、時音から少し聞かされていたんだ。VRワールドにおけるコメットノアの形状がその鍵となってる」
「アタシ達も見たあの空中戦艦が?」
「フロストの旦那も本体の場所を探るために、自らフルダイブVRの研究に携わってたみたいだ」
フクロウさんの目的は実にシンプルだ。そりゃ、愛した奥さんの分身がいいように使われてて、見過ごせるはずがない。
コメットノアのメインサーバーの場所についても推察を進めており、どうにかして自らの手中に収めようと考えている。
「あと少しで正確な位置まで分かりそうなんだ……! 早くしねえと、時音の技術が望まれない形で使われちまう……!」
「……星皇社長だってこれ以上、自らが残した技術が争いの火種になることは望まないはず。アタシも手伝うよ。固厳首相や将軍艦隊の手から、コメットノアを助け出そう」
「……本当にいいのかい? ソラッチャン? これは街のヒーローがやることじゃなく、完全にオレッチ個人の問題だよ?」
「『個人の問題』だってんなら、アタシも同じ気持ちさ。それに、ヒーローってのは『困ってる人を助けてこそ』でしょ? アタシだって、みんなに助けられてばかりじゃ格好がつかないしね」
「……そう言ってくれるなら、正直助かる。コメットノアの正確な場所が判明したら、オレッチからも連絡を入れる。どうか……この時ばかりは協力してくれ」
そんな話を聞かされて、アタシも指を咥えているだけとはいかない。
星皇社長は最後の別れ際、己の野望のために築いた道筋に後悔していた。あの人の後悔を食い止めることも、アタシの背負った責任だ。
フクロウさんから頼まれずとも、こっちから協力を申し出るのは当然だ。
――あの時助けられなった星皇社長をを、今度こそ助け出してみせる。それがたとえ、人工知能という分身でもだ。
「……なんだか、俺達からすると途方もない世界の話になって来たな。国や傭兵軍隊を相手にして、さらには想像もつかないレベルの人工知能の救出か……」
「アタシだって、これでも結構いっぱいいっぱいなんだよ? 空色の魔女の力を手に入れた時だって、こんなことになるとは思いもつかなかったしさ」
「隼からしてもそうなるか。……だが、負けるつもりなんてサラサラないんだろ?」
「そこは当然ってね。みんなの協力も得られたことだし、相手が国だろうが将軍艦隊だろうが、もう心が折れたり引っ込んだりもしないさ」
黙って話を聞いていたタケゾー達も、アタシとフクロウさんの想いに応えてくれる。
本当に複雑で深い話にはなったと思う。だけど、やること自体はシンプルだ。
固厳首相や将軍艦隊の手から、星皇社長の分身たるコメットノアを救い出す。
もうあの連中の好きにはさせない。どれだけ敵が強大でも、背負った想いの強さがあれば負ける気なんてあるはずがない。
「時音が認めただけのことはあり、なんとも頼れるヒーロー様だ。今はオレッチからの連絡を待っててくれ。何かあればすぐに伝える」
「うん、分かった。アタシの方でも、ちょいと準備はしておくよ」
目指すべき目的は見えた。それを支えてくれる仲間だっている。
今はまだ待機の段階だけど、アタシの方でもやれることはある。
ここから先は将軍艦隊との真っ向勝負だ。さっき戦ったフレイムを含む五艦将なんて最強のヴィランチームだっている。
そいつらに対抗するためにも、アタシはもう一度あの力を蘇らせた方がいいだろう。
――両親から受け継いだ禁忌の力で作り上げたワンランク上の姿、モデル・パンドラが必要だ。
「……ん? 俺のスマホに着信? 非通知だけど、誰からだ?」
決意も新たにしていると、タケゾーのスマホに着信が入ったようだ。
こうやって一致団結ってタイミングで、なんだか水を差された気分になる。電話相手も空気を読んでよね。
――いや、無茶苦茶ワガママな話をしてるのは分かってるけど。
【……赤原君だね。僕だ。宇神だ。そこにみんながいるなら、スピーカーで全員聞けるようにしてくれ】
「う、宇神……!? わ、分かった!」
ただ、アタシにも聞こえた相手の声から、何か重大な事態が迫っている予感はした。
まさか、宇神君の方からタケゾーに連絡を入れてくるとはね。あっちの立場を考えるとかなり危険な接触なのに、非通知まで使って伝えたいことがあるってこと?
タケゾーも思わず慌てている。
「宇神君、さっきはありがとね。だけどその様子だと、こっちがお礼を言ってる暇もない感じかな?」
【空鳥さんか……丁度良かった。こっちで大きな動きがあったから、早急に伝える必要があると思ってね……】
タケゾーがスマホのスピーカーをオンにしたことで、アタシも宇神君と言葉を交わせるようになる。
その声はどこか疲れたように重く、事の重大さを感じさせる。
敵陣ど真ん中で重要な情報を得られる宇神君だからこそ、その話には耳を通しておきたい。
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