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将軍艦隊編・急
ep337 アタシはこの人とどういう関係があるのだろう?
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【私が隼殿に機会を与えた理由だと? それは先に申した通り、以前の観光案内における返礼だ】
「それはVRゲームを買ってもらった件で十分チャラになってるし、それ以上の何かがクジャクさんにはあるよね? アタシの両親のことも妙に詳しそうだし、本当は何があるのさ?」
終戦という目的は成し遂げても、アタシにはどうしても解せないことが残っている。クジャクさんって、明らかアタシに何かを隠してそうなんだよね。
父さんや母さんの話題もちょくちょく出てくるし、もしかするとその縁でアタシに手を差し伸べたのかもしれない。
戦い自体は終わったけど、そこだけがどうにも頭の中にシコリみたいに残ってしまう。尋ねずにはいられない。
【……その件についてだが、今はまだ言うべき時ではない。それに知ってしまえば、隼殿の守りたい日常にも支障が出るぞ?】
「え……? そ、それって本当にどういう――」
【私から語れることは以上だ。五艦将も余計なことは語るでないぞ? ……これにて、通信を終了する】
アタシの疑問へのまともな回答はなく、クジャクさんと通信していたモニターも暗転してしまった。
ここまで引き延ばされて、結局は分からずじまいって一番モヤモヤするよね。
「ねえねえ、ラルカさん。クジャクさんがアタシに何を隠してるか知らない?」
「……何故そのことを自分に尋ねるのですか?」
一度気になってしまうと、納得するまでは引き下がれないものってあるよね。
障壁が解除されてこちらにやってきたラルカさんへ、思わず尋ねずにはいられない。
「まあ、一番話しやすそうだったから? なんだかんだで五艦将の中だと、一番付き合いも長い人だし?」
「それを言うなら、ミスター牙島も同じではないでしょうか?」
「うーん、あいつは苦手。ちょっと生理的に無理」
「確かにミスター牙島は外身も中身も問題の多い人ですからね」
「……おい、そこの二人。ワイにも聞こえとんぞ? 泣いてええか?」
牙島が横で口を挟んでくるけど、やっぱりラルカさんから話を聞くのが一番良さそうなんだよね。
クジャクさんの話からだと五艦将なら事情を知ってそうだし、今回の交渉とは別に聞いておきたい。
「残念ながら、自分では口にすることはできません。クジャク様やボスの命令でもありますので」
「その様子だと、知っているのは事実っぽいよね?」
「それは認めます。ですが、自分もこれ以上は何も語りません。……そもそも戦いが終わったとはいえ、敵相手に馴れ馴れしいです」
「えー、いいじゃん。戦いは終わったんだからさ」
「……あなたと話をすると、自分の調子がどうにも狂います。そうしつこく構わないでください」
どうしても気になってしまうもので、アタシはラルカさんの肩を揉んだりゴマすりしながらどうにか聞き出そうとしてみる。
しかし、返ってくるのはそっけない反応のみ。元々は凄腕の殺し屋だとも言ってたし、こういうところは口が堅い。
――殺し屋と普通に話してるアタシもアタシで何だろね?
「そいじゃけ、ボス。この後はどうするばい? 報復は止めるんしても、コメットノアの回収ができとらんけん」
「それなー。俺様もクジャク様に釘を刺されたってーことだから、争って奪うこともできねーからな」
アタシがラルカさんをヨイショしていると、近くでベレゴマとフロスト博士が別の話をしているのが聞こえてくる。
今回の一件で報復戦争は回避できたけど、コメットノア争奪に関してはまた別の話か。とはいえ、将軍艦隊もこれ以上に事を荒立てるつもりはないらしい。
それぐらい、クジャクさんの言葉は鶴の一声ってことか。
「何? コメットノアを諦める気はないって? アタシにとっても、あれはただの人工知能なんかじゃない。元夫であるフクロウさんの意志も含めて、もう一人の星皇社長はアタシ達が助け出させてもらうよ」
「クーカカカ。そーゆー人助け優先なところは、本当に甘い魔女ヒーローってーもんだ。まー、こっちも約束は守る。余計な手出しはしねーさ。『こっちからの手出し』は……な」
「……ん? 何か言いたげだね?」
アタシだってコメットノアの件を忘れたわけじゃない。結局は将軍艦隊との交渉を優先することになったけど、こっちはこっちで固厳首相から奪取する必要がある。
いくら将軍艦隊と手を切ったとはいえ、もはやヤバさしかないヒーロー制定法を推し進める固厳首相の手元にあっては、開発者である星皇社長だって浮かばれない。
この件についてはアタシも個人的に将軍艦隊とやり合う覚悟はあるけど、フロスト博士はどこか意味深な笑みを浮かべながら語っている。
――その様相、まさに悪の秘密結社の親玉って感じ。本当によく似合う。
「あっ、ボス。なんや空中電探に反応があるみたいでっせ。……かなり大型ですわ」
「そーか、そーか。向こうから動いてくれたってーことか。それじゃー、俺様の用意した予備プランでいくとするか」
思わずお似合いのヴィラン姿に感心していると、牙島がフロスト博士に何かを報告した。
空中電探ってことは、何かがこの上空を飛んでるってこと? そんでもって、フロスト博士もそこは計算済みっぽいよね?
「……成程。ようやく自分もボスの意図が読めてきましたよ。こちらもそれぞれの護衛艦へ戻りましょうか」
「こっちから手出しはせんばい。……じゃっどん、後はそちらさん次第ね」
「フオオォ」
さらには五艦将がそれぞれの指揮する艦艇へ戻るため、部屋から出て行ってしまう。
アタシとタケゾーは完全に置いてけぼりだ。さっきまでお互いの行く末を決める戦いをしていたのが嘘のようである。
「……ねえ、フロスト博士。今から何を始める気だい?」
「いーや、何も始めねーさ。……ただ、テメーらはさっさとこの艦橋旗艦から出た方がいーだろーな」
「どのみちもうここにいる意味はないから、俺達も早く元来た天井から外に出るか」
フロスト博士だけはこの戦艦の指揮官だから残ってるけど、何を始めるのかはアタシにもさっぱり分からない。
むしろ『何も始めない』ってどういうことよ? まあ、アタシ達も早いところ帰りましょうか。
デバイスロッドを手に取り直し、宙に浮かせてタケゾーと一緒に腰かける。
部屋の天井はエレベーターが降りたままで開いてるし、あそこから飛んで帰れば問題ない。みんなに早く報告だってしたいしね。
将軍艦隊が何をどうするつもりか知らないけど、今は空を見て帰ることだけ考え――
「……あ、あれ? ねえ、タケゾー。あそこの空、何か見えない?」
「あ、ああ。俺にも見えるぞ。か、かなり大きくないか……?」
――ようとしたんだけど、出口である頭上に目を向けたところであるものを見つけてしまう。
こんな戦艦の深部から眺めるだけでも、そこにあるものの巨大さが理解できてしまうほどのサイズ。そもそも、そんなにデカいものが空を飛んでるって事実がヤバい。
――ただ、アタシもタケゾーも空飛ぶ巨大な物体の正体には、どことなく見覚えがある。
「ま、まさかあれって……VRワールドで見たものと同じ……!?」
「洞窟の中で眠ってたはずの……コメットノア搭載戦艦が飛んでる……!?」
「それはVRゲームを買ってもらった件で十分チャラになってるし、それ以上の何かがクジャクさんにはあるよね? アタシの両親のことも妙に詳しそうだし、本当は何があるのさ?」
終戦という目的は成し遂げても、アタシにはどうしても解せないことが残っている。クジャクさんって、明らかアタシに何かを隠してそうなんだよね。
父さんや母さんの話題もちょくちょく出てくるし、もしかするとその縁でアタシに手を差し伸べたのかもしれない。
戦い自体は終わったけど、そこだけがどうにも頭の中にシコリみたいに残ってしまう。尋ねずにはいられない。
【……その件についてだが、今はまだ言うべき時ではない。それに知ってしまえば、隼殿の守りたい日常にも支障が出るぞ?】
「え……? そ、それって本当にどういう――」
【私から語れることは以上だ。五艦将も余計なことは語るでないぞ? ……これにて、通信を終了する】
アタシの疑問へのまともな回答はなく、クジャクさんと通信していたモニターも暗転してしまった。
ここまで引き延ばされて、結局は分からずじまいって一番モヤモヤするよね。
「ねえねえ、ラルカさん。クジャクさんがアタシに何を隠してるか知らない?」
「……何故そのことを自分に尋ねるのですか?」
一度気になってしまうと、納得するまでは引き下がれないものってあるよね。
障壁が解除されてこちらにやってきたラルカさんへ、思わず尋ねずにはいられない。
「まあ、一番話しやすそうだったから? なんだかんだで五艦将の中だと、一番付き合いも長い人だし?」
「それを言うなら、ミスター牙島も同じではないでしょうか?」
「うーん、あいつは苦手。ちょっと生理的に無理」
「確かにミスター牙島は外身も中身も問題の多い人ですからね」
「……おい、そこの二人。ワイにも聞こえとんぞ? 泣いてええか?」
牙島が横で口を挟んでくるけど、やっぱりラルカさんから話を聞くのが一番良さそうなんだよね。
クジャクさんの話からだと五艦将なら事情を知ってそうだし、今回の交渉とは別に聞いておきたい。
「残念ながら、自分では口にすることはできません。クジャク様やボスの命令でもありますので」
「その様子だと、知っているのは事実っぽいよね?」
「それは認めます。ですが、自分もこれ以上は何も語りません。……そもそも戦いが終わったとはいえ、敵相手に馴れ馴れしいです」
「えー、いいじゃん。戦いは終わったんだからさ」
「……あなたと話をすると、自分の調子がどうにも狂います。そうしつこく構わないでください」
どうしても気になってしまうもので、アタシはラルカさんの肩を揉んだりゴマすりしながらどうにか聞き出そうとしてみる。
しかし、返ってくるのはそっけない反応のみ。元々は凄腕の殺し屋だとも言ってたし、こういうところは口が堅い。
――殺し屋と普通に話してるアタシもアタシで何だろね?
「そいじゃけ、ボス。この後はどうするばい? 報復は止めるんしても、コメットノアの回収ができとらんけん」
「それなー。俺様もクジャク様に釘を刺されたってーことだから、争って奪うこともできねーからな」
アタシがラルカさんをヨイショしていると、近くでベレゴマとフロスト博士が別の話をしているのが聞こえてくる。
今回の一件で報復戦争は回避できたけど、コメットノア争奪に関してはまた別の話か。とはいえ、将軍艦隊もこれ以上に事を荒立てるつもりはないらしい。
それぐらい、クジャクさんの言葉は鶴の一声ってことか。
「何? コメットノアを諦める気はないって? アタシにとっても、あれはただの人工知能なんかじゃない。元夫であるフクロウさんの意志も含めて、もう一人の星皇社長はアタシ達が助け出させてもらうよ」
「クーカカカ。そーゆー人助け優先なところは、本当に甘い魔女ヒーローってーもんだ。まー、こっちも約束は守る。余計な手出しはしねーさ。『こっちからの手出し』は……な」
「……ん? 何か言いたげだね?」
アタシだってコメットノアの件を忘れたわけじゃない。結局は将軍艦隊との交渉を優先することになったけど、こっちはこっちで固厳首相から奪取する必要がある。
いくら将軍艦隊と手を切ったとはいえ、もはやヤバさしかないヒーロー制定法を推し進める固厳首相の手元にあっては、開発者である星皇社長だって浮かばれない。
この件についてはアタシも個人的に将軍艦隊とやり合う覚悟はあるけど、フロスト博士はどこか意味深な笑みを浮かべながら語っている。
――その様相、まさに悪の秘密結社の親玉って感じ。本当によく似合う。
「あっ、ボス。なんや空中電探に反応があるみたいでっせ。……かなり大型ですわ」
「そーか、そーか。向こうから動いてくれたってーことか。それじゃー、俺様の用意した予備プランでいくとするか」
思わずお似合いのヴィラン姿に感心していると、牙島がフロスト博士に何かを報告した。
空中電探ってことは、何かがこの上空を飛んでるってこと? そんでもって、フロスト博士もそこは計算済みっぽいよね?
「……成程。ようやく自分もボスの意図が読めてきましたよ。こちらもそれぞれの護衛艦へ戻りましょうか」
「こっちから手出しはせんばい。……じゃっどん、後はそちらさん次第ね」
「フオオォ」
さらには五艦将がそれぞれの指揮する艦艇へ戻るため、部屋から出て行ってしまう。
アタシとタケゾーは完全に置いてけぼりだ。さっきまでお互いの行く末を決める戦いをしていたのが嘘のようである。
「……ねえ、フロスト博士。今から何を始める気だい?」
「いーや、何も始めねーさ。……ただ、テメーらはさっさとこの艦橋旗艦から出た方がいーだろーな」
「どのみちもうここにいる意味はないから、俺達も早く元来た天井から外に出るか」
フロスト博士だけはこの戦艦の指揮官だから残ってるけど、何を始めるのかはアタシにもさっぱり分からない。
むしろ『何も始めない』ってどういうことよ? まあ、アタシ達も早いところ帰りましょうか。
デバイスロッドを手に取り直し、宙に浮かせてタケゾーと一緒に腰かける。
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将軍艦隊が何をどうするつもりか知らないけど、今は空を見て帰ることだけ考え――
「……あ、あれ? ねえ、タケゾー。あそこの空、何か見えない?」
「あ、ああ。俺にも見えるぞ。か、かなり大きくないか……?」
――ようとしたんだけど、出口である頭上に目を向けたところであるものを見つけてしまう。
こんな戦艦の深部から眺めるだけでも、そこにあるものの巨大さが理解できてしまうほどのサイズ。そもそも、そんなにデカいものが空を飛んでるって事実がヤバい。
――ただ、アタシもタケゾーも空飛ぶ巨大な物体の正体には、どことなく見覚えがある。
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