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魔女と街のさらなる日常編
ep359 思わぬ大収穫であった。
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〇 〇 〇
「……よし! こんな感じで大丈夫かな?」
「これでお野菜、育てられる?」
「アタシも初めての試みだから、まだまだ試行錯誤は必要だけどね」
最初はちょっとした試みに過ぎなかった。野菜作りに興味を持ったショーちゃんのため、アタシは自宅工場地下に野菜栽培施設を設立したことが始まりだ。
我が家の地下にはアタシお手製の青陽という発電用人工太陽がある。その太陽光を使えば野菜作りもできなくはない。
スペース的にも広いし、家庭用工場菜園設備を作るのなんて簡単だ。
「一応はシミュレートしてみたけど、やっぱ人工太陽のせいか普通の種じゃ発育が難しいみたいなんだよね。でもまあ、そこはアタシの方で遺伝子組み換えしておいたさ。これなら工場地下でも野菜は育つよ」
「流石は隼さん。ありがとう」
少しばかり手間はかかったけど、こうやって我が子が興味を持ったのだ。一応は母親としてできることは協力したい。
プランターも用意したし、趣味の一環として初めてみるのも悪くはないだろう。
――最初はそんな風に軽く考えてた。
■
「隼さん、収穫できた。まずはナスビとキュウリ」
「は……へ……? う、嘘……? も、もう……?」
それから二日後。ショーちゃんが管理する工場地下菜園に案内されたアタシが目にしたのは、たわわと実った野菜達であった。
アタシも遺伝子組み換えの結果がどうなるか心配だったけど、全く問題はなさそうだ。
見せてもらったナスビやキュウリにはずっしりとした重みもあり、色艶も実に食欲をそそる。
これは夫にして料理担当であるタケゾーに是非とも調理してもらいたい。下手にスーパーで売られてる野菜よりもおいしそうだ。
流石はショーちゃん。何が『流石』なのかは知らないけど。
――いや、最大の問題はそこじゃない。
「え、えーっと……。これって確かに一昨日育て始めた野菜? いくらなんでも実るのが早すぎない?」
「ボクがしっかり水やりとか手入れしたからだと思う。愛情持って育てた。野菜は愛情で育つって聞いた。きちんと観察記録もとってる」
「た、確かにそういう話はあるけど……これってそんなレベルの話?」
野菜の質も気になるけど、一番気になるのはその異常な成長速度。なんでたった二日で収穫できるまで育ってるのよ?
ぶっちゃけ疑心暗鬼だったけど、ショーちゃんは成長過程の写真を日記帳に張り付けて残していた。物的証拠は確かにある。
つまり、これらの野菜は間違いなくショーちゃんが育てたアタシの遺伝子組み換え型野菜の種からできた野菜達だ。
――うん。どうしてこんなことになったんだろうね?
「もっと愛情を注ぎ込めば、今度は一日で収穫できるかもしれない」
「いやいや……。なんで野菜栽培でタイムアタックしようとするのよ? とりあえず、こんなことになった要因には心当たりがありすぎる……」
ショーちゃんは眩しいほどのピュア思考で気にも留めてないけど、アタシの方はこの異常な野菜の現象を考察してみる。
まあ、仮説だけでも単純な話だ。
一つ、この場の野菜は『普通の太陽による日光』ではなく『アタシの血液から作った人工太陽の日光』を作って育てたということ。
人工太陽の日光が本来の白色じゃなくて青色だからね。その影響は大いにあり得る。
心の中で思わず『ブルーレイかよ』と、一人ツッコミを入れたくなっちゃう。
二つ、育てた野菜の種は『一般的な農作物のもの』と違って『アタシがシミュレーションした遺伝子組み換えのもの』であること。
人工太陽に合わせて成長するように組み換えはしたけど、その成長結果については考察不足だったか。流石にここまで斜め上の結果は予想できなかった。
プランターと太陽の距離も近いからね。その分だけ恩恵も受けられたんだろう。多分、おそらく、きっと。
――アタシでもこれぐらいしか思いつかない。正直、理解の範疇を超えてる。
「……とりあえず、食べられるかは検査した方がいいよね」
ただここまで異常だと、精密検査しないと不安が残ってくる。
そもそもの話、野菜がこんなことになってしまった原因はアタシだ。これで毒なんてあったら大変である。
タケゾーに調理してもらうにしても、まずは安全面が第一だ。これで一家全員食中毒なんてなったら、アタシは母親失格である。
■
「……話は聞いた。とりあえず、有毒物質はないみたいなんだな?」
「うん。食べる分には問題ないけど、実際に食べるとどうなるかはアタシにもよく分かんなくて……」
アタシの方で厳正な検査を行った結果、ショーちゃんが収穫した野菜に毒物反応は見られなかった。
むしろ栄養価がメチャクチャ高いぐらい。でもここまで栄養があると、それはそれで逆に不安になってしまう。だって普通の野菜じゃないのは確定だもん。
「俺も軽く漬物にしてみたが……味の方はまだ分からん」
「見た目的においしそうなんだけどねぇ……」
タケゾーにも事情を説明し、ひとまずは食卓にショーちゃん野菜が並ぶ。
キュウリの浅漬けと水ナス。質感が良いこともあり、見た目だけならば食欲をそそる。
「おいしそう。早く食べたい」
「い、一応、口にした途端にバタンキューなんてことはないだろうけど……」
「それでも何かあったら、すぐに救急車呼ぼうな……」
何はともあれ、せっかくショーちゃんが頑張って育てた野菜だ。食べずに破棄はもったいない。
育てた本人であるショーちゃんは意気揚々だけど、アタシとタケゾーは恐る恐る食卓の料理を箸で摘まんでみる。
ショーちゃんには申し訳ないけど、ここまで異常な野菜はアタシも専門外の予想外だ。
もしもこれでおかしなことになったら、野菜栽培計画は頓挫させて――
「……んんうぅ!? こ、この歯応え!? この味は……!?」
「こ、これが本当にキュウリやナスビなのか……!? 今まで食べてたのは何だったんだ……!?」
「おいしい。流石はボクの野菜」
――などという不安は一瞬で吹き飛ぶ野菜ンパクト。同時に口にした一家三人、その衝撃的な味に釘付けとなってしまう。
キュウリの浅漬けはパキッとした食感もさることながら、中身も実に肉厚だ。口の中に広がる水分は普段食べるキュウリより爽やかで、クセの強い青臭さといったものがない。
水ナスの方も絶品であり、その口触りはまるでサーモンのお刺身のようだ。バクバクと箸が進んでしまう。
気が付けばあっという間に完食。体にも異常が見られるどころか、その高い栄養価がそのまま体内に取り込まれたように感じる。
味も含めて、幸福感でいっぱいだ。
「これは想像以上にとんでもない野菜を育てちゃったもんだ……!」
「隼さんと武蔵さんのおかげ。ボク、もっとたくさん育てたい」
「確かにこの野菜なら、俺も是非料理して食卓に並べたいな」
野菜も大収穫だったけど、この結果も思わぬ大収穫だ。これだけの野菜ならば、自宅栽培だけで野菜代をまかなえてしまう。
アタシの方でも他の野菜を適応させる算段はあるし、節約だってしたい。タケゾーとの結婚式用資金もあるし、ここはショーちゃんに一肌脱いでもらおう。
ショーちゃん自身も野菜を育てるのに積極的だしね。
「どうせだったら、ボクの育てた野菜を出荷したい。もっとたくさんの人に食べてもらいたい」
「……はへ?」
「……確かに面白い話かもな」
さらに出てきた案なんだけど、これこそがインフルエンサーカップルに野菜の運搬を依頼したそもそもの理由。
工場地下にある青陽用プランターで野菜を育て、それらを出荷して収益を得る。
ショーちゃんが発案のもと、あれよあれよと計画は進行していった。
――こうして、空鳥工場印の野菜が誕生したのであった。
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「……よし! こんな感じで大丈夫かな?」
「これでお野菜、育てられる?」
「アタシも初めての試みだから、まだまだ試行錯誤は必要だけどね」
最初はちょっとした試みに過ぎなかった。野菜作りに興味を持ったショーちゃんのため、アタシは自宅工場地下に野菜栽培施設を設立したことが始まりだ。
我が家の地下にはアタシお手製の青陽という発電用人工太陽がある。その太陽光を使えば野菜作りもできなくはない。
スペース的にも広いし、家庭用工場菜園設備を作るのなんて簡単だ。
「一応はシミュレートしてみたけど、やっぱ人工太陽のせいか普通の種じゃ発育が難しいみたいなんだよね。でもまあ、そこはアタシの方で遺伝子組み換えしておいたさ。これなら工場地下でも野菜は育つよ」
「流石は隼さん。ありがとう」
少しばかり手間はかかったけど、こうやって我が子が興味を持ったのだ。一応は母親としてできることは協力したい。
プランターも用意したし、趣味の一環として初めてみるのも悪くはないだろう。
――最初はそんな風に軽く考えてた。
■
「隼さん、収穫できた。まずはナスビとキュウリ」
「は……へ……? う、嘘……? も、もう……?」
それから二日後。ショーちゃんが管理する工場地下菜園に案内されたアタシが目にしたのは、たわわと実った野菜達であった。
アタシも遺伝子組み換えの結果がどうなるか心配だったけど、全く問題はなさそうだ。
見せてもらったナスビやキュウリにはずっしりとした重みもあり、色艶も実に食欲をそそる。
これは夫にして料理担当であるタケゾーに是非とも調理してもらいたい。下手にスーパーで売られてる野菜よりもおいしそうだ。
流石はショーちゃん。何が『流石』なのかは知らないけど。
――いや、最大の問題はそこじゃない。
「え、えーっと……。これって確かに一昨日育て始めた野菜? いくらなんでも実るのが早すぎない?」
「ボクがしっかり水やりとか手入れしたからだと思う。愛情持って育てた。野菜は愛情で育つって聞いた。きちんと観察記録もとってる」
「た、確かにそういう話はあるけど……これってそんなレベルの話?」
野菜の質も気になるけど、一番気になるのはその異常な成長速度。なんでたった二日で収穫できるまで育ってるのよ?
ぶっちゃけ疑心暗鬼だったけど、ショーちゃんは成長過程の写真を日記帳に張り付けて残していた。物的証拠は確かにある。
つまり、これらの野菜は間違いなくショーちゃんが育てたアタシの遺伝子組み換え型野菜の種からできた野菜達だ。
――うん。どうしてこんなことになったんだろうね?
「もっと愛情を注ぎ込めば、今度は一日で収穫できるかもしれない」
「いやいや……。なんで野菜栽培でタイムアタックしようとするのよ? とりあえず、こんなことになった要因には心当たりがありすぎる……」
ショーちゃんは眩しいほどのピュア思考で気にも留めてないけど、アタシの方はこの異常な野菜の現象を考察してみる。
まあ、仮説だけでも単純な話だ。
一つ、この場の野菜は『普通の太陽による日光』ではなく『アタシの血液から作った人工太陽の日光』を作って育てたということ。
人工太陽の日光が本来の白色じゃなくて青色だからね。その影響は大いにあり得る。
心の中で思わず『ブルーレイかよ』と、一人ツッコミを入れたくなっちゃう。
二つ、育てた野菜の種は『一般的な農作物のもの』と違って『アタシがシミュレーションした遺伝子組み換えのもの』であること。
人工太陽に合わせて成長するように組み換えはしたけど、その成長結果については考察不足だったか。流石にここまで斜め上の結果は予想できなかった。
プランターと太陽の距離も近いからね。その分だけ恩恵も受けられたんだろう。多分、おそらく、きっと。
――アタシでもこれぐらいしか思いつかない。正直、理解の範疇を超えてる。
「……とりあえず、食べられるかは検査した方がいいよね」
ただここまで異常だと、精密検査しないと不安が残ってくる。
そもそもの話、野菜がこんなことになってしまった原因はアタシだ。これで毒なんてあったら大変である。
タケゾーに調理してもらうにしても、まずは安全面が第一だ。これで一家全員食中毒なんてなったら、アタシは母親失格である。
■
「……話は聞いた。とりあえず、有毒物質はないみたいなんだな?」
「うん。食べる分には問題ないけど、実際に食べるとどうなるかはアタシにもよく分かんなくて……」
アタシの方で厳正な検査を行った結果、ショーちゃんが収穫した野菜に毒物反応は見られなかった。
むしろ栄養価がメチャクチャ高いぐらい。でもここまで栄養があると、それはそれで逆に不安になってしまう。だって普通の野菜じゃないのは確定だもん。
「俺も軽く漬物にしてみたが……味の方はまだ分からん」
「見た目的においしそうなんだけどねぇ……」
タケゾーにも事情を説明し、ひとまずは食卓にショーちゃん野菜が並ぶ。
キュウリの浅漬けと水ナス。質感が良いこともあり、見た目だけならば食欲をそそる。
「おいしそう。早く食べたい」
「い、一応、口にした途端にバタンキューなんてことはないだろうけど……」
「それでも何かあったら、すぐに救急車呼ぼうな……」
何はともあれ、せっかくショーちゃんが頑張って育てた野菜だ。食べずに破棄はもったいない。
育てた本人であるショーちゃんは意気揚々だけど、アタシとタケゾーは恐る恐る食卓の料理を箸で摘まんでみる。
ショーちゃんには申し訳ないけど、ここまで異常な野菜はアタシも専門外の予想外だ。
もしもこれでおかしなことになったら、野菜栽培計画は頓挫させて――
「……んんうぅ!? こ、この歯応え!? この味は……!?」
「こ、これが本当にキュウリやナスビなのか……!? 今まで食べてたのは何だったんだ……!?」
「おいしい。流石はボクの野菜」
――などという不安は一瞬で吹き飛ぶ野菜ンパクト。同時に口にした一家三人、その衝撃的な味に釘付けとなってしまう。
キュウリの浅漬けはパキッとした食感もさることながら、中身も実に肉厚だ。口の中に広がる水分は普段食べるキュウリより爽やかで、クセの強い青臭さといったものがない。
水ナスの方も絶品であり、その口触りはまるでサーモンのお刺身のようだ。バクバクと箸が進んでしまう。
気が付けばあっという間に完食。体にも異常が見られるどころか、その高い栄養価がそのまま体内に取り込まれたように感じる。
味も含めて、幸福感でいっぱいだ。
「これは想像以上にとんでもない野菜を育てちゃったもんだ……!」
「隼さんと武蔵さんのおかげ。ボク、もっとたくさん育てたい」
「確かにこの野菜なら、俺も是非料理して食卓に並べたいな」
野菜も大収穫だったけど、この結果も思わぬ大収穫だ。これだけの野菜ならば、自宅栽培だけで野菜代をまかなえてしまう。
アタシの方でも他の野菜を適応させる算段はあるし、節約だってしたい。タケゾーとの結婚式用資金もあるし、ここはショーちゃんに一肌脱いでもらおう。
ショーちゃん自身も野菜を育てるのに積極的だしね。
「どうせだったら、ボクの育てた野菜を出荷したい。もっとたくさんの人に食べてもらいたい」
「……はへ?」
「……確かに面白い話かもな」
さらに出てきた案なんだけど、これこそがインフルエンサーカップルに野菜の運搬を依頼したそもそもの理由。
工場地下にある青陽用プランターで野菜を育て、それらを出荷して収益を得る。
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