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第一部
9 死亡フラグ第1、発動!
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「ねえ日記、いつまでただの日記のフリしてるわけ? いい加減起きて協力しなさいよ」
ウィリアムが去って目に付く所から寝室を探し始めたんだけど、ほぼほぼ黒い衣装の詰まったクローゼットやチェストの中、そして鏡台周辺、果てはカーテンの後ろに至るまで、それらしい物は見つからなかった。
一人で探し疲れたってのもあって、今ちょうどローテーブルに置いていた日記を叩き起こしに掛かっている所よ。
「闇雲に探しちゃってたけど、そもそもこの部屋を火の海に変えるような魔法具ってどんな形状なわけ? 映画とかに出てくるような細長い筒状の爆弾なら一発でわかると思うけど、そんなわかり易いわけないか」
たとえばもしかしたら鏡台に置いてあるガラス瓶の中のまあるい飴玉みたいな形をしているかもしれない。よく漫画やアニメで描かれる爆弾って黒くて丸いやつだし、飴玉サイズに凝縮して色を変えて仕込んでたりはしないかしら。
そう思って一応一つ手に取って矯めつ眇めつしたけど、何の変哲もない飴ちゃんだわ。瓶に戻す折にうっかり鏡台の上に落としちゃって小さく割れたけど、幸い床まで落ちずに台の上だったからセーフよね……ってわけでそっと瓶に戻した。
欠片の方は捨てるのも勿体ないからと嘗めた。薄荷味ね。やっぱりただの飴玉で爆弾でも魔法具でもなさそうだけど、そう思えば全てが怪しく見えてくる。
「ねえちょっと聞いてるの? このポンコツ日記!」
「ポンコツ言わないでよ~」
「ぞんざいに扱われたくなかったらきちんと補佐してよ。一応はNPCなんでしょ?」
「んーそうだねえ~。確実に深夜〇時には発動するだろうけど、発動前にはその兆候があるかもしれないよ。何せ君がどこにいても爆心地に強制転送されるんだろうしね」
「え、何だじゃあ時間ピッタリに瞬間的に転移させられてハイさよならね~ってわけじゃないの?」
「うーんやっぱり前兆はあるんじゃない? まあモノを見つけられなければどっちにしても命短し乙女になるだろうけどね~」
物凄く嫌だ。
だからそうなる前に何としてでも見つけるしかない。
「よーし! 張り切って家探し継続するわよ~! ってああその前に腹が減っては何とやらよね、銀髪メイドちゃん夕ご飯まだかな~?」
「……君さ、危機感ないね」
まあそんなこんなで夕食を食べてから捜索再開したわけだけど……。
「――ない。全っ然見つからない! どこに隠してあるのよー!」
絨毯張りの床を見て盛大な溜息を落とす私は、床下に隠し部屋や隠し地下通路がある映画や何かを思い出した。ここは三階だからあっても隠し部屋とか通路ね。缶詰めを入れておくみたいな収納空間の可能性もあるか。……魔法陣が描いてある可能性もある。
「剥がしてみようっと。ああでもそうすると壁の中に埋めてあるって可能性もあるわよね。あとクローゼットの奥とか。んーでも何かしたなら塞いだ形跡がありそうなものだけど……」
生憎壁にはそれらしい痕跡はないし、クローゼットの奥にも怪しそうな点はなかった。
「……まさかのネコ型ロボットを見習っての抽斗の中が異空間と繋がってるパターン、とか?」
「それはないね~」
「ああそう」
「寝室と見せかけて廊下に仕掛けてあったりは?」
「それもないね~。アイリスは第一段階ではこの部屋で焼け死んでやるって意気込んでたから、まずはこの部屋の異常から始まるよ~。この部屋の仕掛けが破られれば今度はこの離れ自体に及ぶ何かが役目を継ぐし、それもクリアできたらローゼンバーグの屋敷ごと吹っ飛ぶ何かに切り替わる。あの子はそういう所はきっちりしていた子だから」
「なるほど」
ところでこいつ今さらっとクリアとか言ったわね。これはゲームなわけ? 全くもう人の命を何だと思ってるのよ。……まあ元凶はアイリスだけど。
「君ちょっと怒ってる? 怒らないでよ~。ボクだって君の生存と幸せを願ってるからこうして喋ってるわけだよ。でなければ初めから助言もヒントもゼロでこの世界でやってく羽目になったんだからね? 何も知らないでハイちゅどーん!だったんだからね? 誰より献身的なボクを疑わないで~ん?」
「あ~はいはい」
たぶん今の私もスポンジ何ちゃらの半眼だった。
「ふー、疲れた。普段使わないような筋肉も使った気がするわ」
「お疲れ~」
念のため続き部屋までを含め、絨毯を剥がしたり棒で突いたりして床から天井までを全部調べた。
入念に二回やったけど、隠しスペースとか継ぎ目とか塗り込めたような跡は一切なかった。はー、骨折り損の何とやら~。まあ部屋の調度が少なくて良かったわ。絨毯を元通りにしながらうんざりして柱の陰の壁時計をふと見れば、いつのまにやら短針も長針も十二の数字のすぐ近くだ。
「えええ嘘おーっもうこんな時間なの!? 手がかりの手の字すら見つけられてないのに!」
あとは本当にどこをどう調べればいいのか皆目見当もつかない。
「ね、ねえ日記、変化もないし、実はこれ冗談でしたーってオチはない?」
日記は無言でこっちを見たまま、またもやスポンジ何ちゃらの目になった。
この期に及んで馬鹿を言うなって目だったから背筋が寒くなる。
「どうしよう……」
不安からうろうろと室内を歩き回っては、一度見たチェストなんかを開けて覗いたりと意味のない行動を取ってしまう。
ああもうすぐ時間だわ。
魔法が解けちゃうシンデレラも時計の針にこうやってハラハラとさせられたのかしら。
どうしようどうしようどうしよう!
心細さから傍に浮かんでいた日記をはっしと抱え込み、そのまま爪を噛むみたいに親指を唇に当てて変わらず寝室を行ったり来たりした。
日記は捕まえた時に「あんっ」なんて色っぽい声を出してたけど、切羽詰まってた私が無反応だったからかそれ以上は何も言わなかった。
文句も言わずに抱えられてくれている。
ごめん日記、無理にでも私を振り切って逃げるかと思ってた……。
人情にというか日記情に鼻の奥がツンとして、目を瞬いた時だった。
「え……?」
「どうしたの~?」
まだ時間までは数分あるのに、足が動かない。
「体が……ッ」
足元から石にでもなっていくように徐々に硬直が上がってきて、日記を抱えていた腕も両脇に落ちた。
「おっと!」
日記は放り出され床にぶつかる前に自らの力で浮き上がって事なきを得たけど、私はそのままガリバー旅行記のガリバーが板に縛られた時みたいに体を動かせなくなった。もちろん板に寝ていたカリバーとは違って直立不動で。
改めて位置を把握すれば、場所は律儀にも部屋の中央だ。
首から上や指先だけは情けのように動かせる。
でもこんなの何の救いにもならない。
「これはまさか魔法なの?」
縄も紐も鎖もないのに動けない。
まさに金縛りだわ。
日記も息を呑んだように目を瞠ってたけど、その落書きみたいな顔のパーツじゃ緊張感がいまいちよ。
だけど、そんな気の抜ける部分に少しだけ和んだ。なーんて言っても状況は悪化する一方で……。
「これってつまりは逃げられないようにってこと?」
「そうみたいだね」
「いやいやいやここまで念を入れなくてもいいってば! 自分の決意に確信を持ってよアイリス!」
「ボクに言われても~」
いくら力んでも身動きが取れない。
首を極限まで捻って壁時計を見やれば、もう〇時になりそうだった。
チクタクする秒針の音がやけに耳に刺さって、焦燥を掻き立てる。
時間になったら何が起こるのかと思えば、腹の底に何か空虚なものが溜まるように力が抜けそうになる。まあ今全身から力を抜いたところで倒れる心配はなさそうだったけど。
「アイリス! 見てよドレスが……!」
「え?」
足元を見れば何と黒ドレスが変化を見せていた。
目の細かなレースのリボンをあしらわれた裾が赤黒い光を発している。
しかも次第に不気味に光る面積が広がっていく。
「なになになになにこれ!?」
「そっか、そのドレスが最初の死亡フラグを立てる魔法具だよ!」
「……は? このドレスが? 適当に選んで着ただけのこのドレスが? 冗談でしょ!?」
「ああやっぱり。ほらほらよく見てみると裾に幾つもあしらわれた黒いレースのリボンが光ってる。よくよく見るとリボンには小さな魔法陣が編み込まれているし!」
「ななな何ですってえっ、じゃあこの光は魔法発動の兆候なのーっ!?」
本体ごと近付いてドレスを凝視するアイリス日記は「嘘ぴょーん」なんて微塵も言いそうにない雰囲気だ。
「さすがは悪アイリス、周到だね。こんなの魔法使いでも余程注意深く見ないとわからないよ」
「他にも沢山のドレスがあった中で、よりにもよって私ってばピンポイントでこれを選ぶなんて……っ」
嘆く私に日記は同情しかない目付きになった。
「めっっっちゃツイてないね~」
「ほっといて!!!!」
ウィリアムが去って目に付く所から寝室を探し始めたんだけど、ほぼほぼ黒い衣装の詰まったクローゼットやチェストの中、そして鏡台周辺、果てはカーテンの後ろに至るまで、それらしい物は見つからなかった。
一人で探し疲れたってのもあって、今ちょうどローテーブルに置いていた日記を叩き起こしに掛かっている所よ。
「闇雲に探しちゃってたけど、そもそもこの部屋を火の海に変えるような魔法具ってどんな形状なわけ? 映画とかに出てくるような細長い筒状の爆弾なら一発でわかると思うけど、そんなわかり易いわけないか」
たとえばもしかしたら鏡台に置いてあるガラス瓶の中のまあるい飴玉みたいな形をしているかもしれない。よく漫画やアニメで描かれる爆弾って黒くて丸いやつだし、飴玉サイズに凝縮して色を変えて仕込んでたりはしないかしら。
そう思って一応一つ手に取って矯めつ眇めつしたけど、何の変哲もない飴ちゃんだわ。瓶に戻す折にうっかり鏡台の上に落としちゃって小さく割れたけど、幸い床まで落ちずに台の上だったからセーフよね……ってわけでそっと瓶に戻した。
欠片の方は捨てるのも勿体ないからと嘗めた。薄荷味ね。やっぱりただの飴玉で爆弾でも魔法具でもなさそうだけど、そう思えば全てが怪しく見えてくる。
「ねえちょっと聞いてるの? このポンコツ日記!」
「ポンコツ言わないでよ~」
「ぞんざいに扱われたくなかったらきちんと補佐してよ。一応はNPCなんでしょ?」
「んーそうだねえ~。確実に深夜〇時には発動するだろうけど、発動前にはその兆候があるかもしれないよ。何せ君がどこにいても爆心地に強制転送されるんだろうしね」
「え、何だじゃあ時間ピッタリに瞬間的に転移させられてハイさよならね~ってわけじゃないの?」
「うーんやっぱり前兆はあるんじゃない? まあモノを見つけられなければどっちにしても命短し乙女になるだろうけどね~」
物凄く嫌だ。
だからそうなる前に何としてでも見つけるしかない。
「よーし! 張り切って家探し継続するわよ~! ってああその前に腹が減っては何とやらよね、銀髪メイドちゃん夕ご飯まだかな~?」
「……君さ、危機感ないね」
まあそんなこんなで夕食を食べてから捜索再開したわけだけど……。
「――ない。全っ然見つからない! どこに隠してあるのよー!」
絨毯張りの床を見て盛大な溜息を落とす私は、床下に隠し部屋や隠し地下通路がある映画や何かを思い出した。ここは三階だからあっても隠し部屋とか通路ね。缶詰めを入れておくみたいな収納空間の可能性もあるか。……魔法陣が描いてある可能性もある。
「剥がしてみようっと。ああでもそうすると壁の中に埋めてあるって可能性もあるわよね。あとクローゼットの奥とか。んーでも何かしたなら塞いだ形跡がありそうなものだけど……」
生憎壁にはそれらしい痕跡はないし、クローゼットの奥にも怪しそうな点はなかった。
「……まさかのネコ型ロボットを見習っての抽斗の中が異空間と繋がってるパターン、とか?」
「それはないね~」
「ああそう」
「寝室と見せかけて廊下に仕掛けてあったりは?」
「それもないね~。アイリスは第一段階ではこの部屋で焼け死んでやるって意気込んでたから、まずはこの部屋の異常から始まるよ~。この部屋の仕掛けが破られれば今度はこの離れ自体に及ぶ何かが役目を継ぐし、それもクリアできたらローゼンバーグの屋敷ごと吹っ飛ぶ何かに切り替わる。あの子はそういう所はきっちりしていた子だから」
「なるほど」
ところでこいつ今さらっとクリアとか言ったわね。これはゲームなわけ? 全くもう人の命を何だと思ってるのよ。……まあ元凶はアイリスだけど。
「君ちょっと怒ってる? 怒らないでよ~。ボクだって君の生存と幸せを願ってるからこうして喋ってるわけだよ。でなければ初めから助言もヒントもゼロでこの世界でやってく羽目になったんだからね? 何も知らないでハイちゅどーん!だったんだからね? 誰より献身的なボクを疑わないで~ん?」
「あ~はいはい」
たぶん今の私もスポンジ何ちゃらの半眼だった。
「ふー、疲れた。普段使わないような筋肉も使った気がするわ」
「お疲れ~」
念のため続き部屋までを含め、絨毯を剥がしたり棒で突いたりして床から天井までを全部調べた。
入念に二回やったけど、隠しスペースとか継ぎ目とか塗り込めたような跡は一切なかった。はー、骨折り損の何とやら~。まあ部屋の調度が少なくて良かったわ。絨毯を元通りにしながらうんざりして柱の陰の壁時計をふと見れば、いつのまにやら短針も長針も十二の数字のすぐ近くだ。
「えええ嘘おーっもうこんな時間なの!? 手がかりの手の字すら見つけられてないのに!」
あとは本当にどこをどう調べればいいのか皆目見当もつかない。
「ね、ねえ日記、変化もないし、実はこれ冗談でしたーってオチはない?」
日記は無言でこっちを見たまま、またもやスポンジ何ちゃらの目になった。
この期に及んで馬鹿を言うなって目だったから背筋が寒くなる。
「どうしよう……」
不安からうろうろと室内を歩き回っては、一度見たチェストなんかを開けて覗いたりと意味のない行動を取ってしまう。
ああもうすぐ時間だわ。
魔法が解けちゃうシンデレラも時計の針にこうやってハラハラとさせられたのかしら。
どうしようどうしようどうしよう!
心細さから傍に浮かんでいた日記をはっしと抱え込み、そのまま爪を噛むみたいに親指を唇に当てて変わらず寝室を行ったり来たりした。
日記は捕まえた時に「あんっ」なんて色っぽい声を出してたけど、切羽詰まってた私が無反応だったからかそれ以上は何も言わなかった。
文句も言わずに抱えられてくれている。
ごめん日記、無理にでも私を振り切って逃げるかと思ってた……。
人情にというか日記情に鼻の奥がツンとして、目を瞬いた時だった。
「え……?」
「どうしたの~?」
まだ時間までは数分あるのに、足が動かない。
「体が……ッ」
足元から石にでもなっていくように徐々に硬直が上がってきて、日記を抱えていた腕も両脇に落ちた。
「おっと!」
日記は放り出され床にぶつかる前に自らの力で浮き上がって事なきを得たけど、私はそのままガリバー旅行記のガリバーが板に縛られた時みたいに体を動かせなくなった。もちろん板に寝ていたカリバーとは違って直立不動で。
改めて位置を把握すれば、場所は律儀にも部屋の中央だ。
首から上や指先だけは情けのように動かせる。
でもこんなの何の救いにもならない。
「これはまさか魔法なの?」
縄も紐も鎖もないのに動けない。
まさに金縛りだわ。
日記も息を呑んだように目を瞠ってたけど、その落書きみたいな顔のパーツじゃ緊張感がいまいちよ。
だけど、そんな気の抜ける部分に少しだけ和んだ。なーんて言っても状況は悪化する一方で……。
「これってつまりは逃げられないようにってこと?」
「そうみたいだね」
「いやいやいやここまで念を入れなくてもいいってば! 自分の決意に確信を持ってよアイリス!」
「ボクに言われても~」
いくら力んでも身動きが取れない。
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チクタクする秒針の音がやけに耳に刺さって、焦燥を掻き立てる。
時間になったら何が起こるのかと思えば、腹の底に何か空虚なものが溜まるように力が抜けそうになる。まあ今全身から力を抜いたところで倒れる心配はなさそうだったけど。
「アイリス! 見てよドレスが……!」
「え?」
足元を見れば何と黒ドレスが変化を見せていた。
目の細かなレースのリボンをあしらわれた裾が赤黒い光を発している。
しかも次第に不気味に光る面積が広がっていく。
「なになになになにこれ!?」
「そっか、そのドレスが最初の死亡フラグを立てる魔法具だよ!」
「……は? このドレスが? 適当に選んで着ただけのこのドレスが? 冗談でしょ!?」
「ああやっぱり。ほらほらよく見てみると裾に幾つもあしらわれた黒いレースのリボンが光ってる。よくよく見るとリボンには小さな魔法陣が編み込まれているし!」
「ななな何ですってえっ、じゃあこの光は魔法発動の兆候なのーっ!?」
本体ごと近付いてドレスを凝視するアイリス日記は「嘘ぴょーん」なんて微塵も言いそうにない雰囲気だ。
「さすがは悪アイリス、周到だね。こんなの魔法使いでも余程注意深く見ないとわからないよ」
「他にも沢山のドレスがあった中で、よりにもよって私ってばピンポイントでこれを選ぶなんて……っ」
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