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第一章
第2話 ある日の絶望
あはは、いやいやいや、ガチで人の思考を読めるなんて偉大な魔法使いでもない限り無理でしょー。精神関係の魔法なんて特に。彼はそこまで細かいのは得意じゃないはずよね。どっちかって言うとダイレクトに物理攻撃をするような魔法がメインで、剣にそれを付与って言うか纏わせる。彼はソードマスター、剣聖として有名だから。
「さすがは私をよく知っているな。確かに精神系の魔法は得意不得意以前に使えない」
……っ、誰かこれは夢だと言って!
「残念ながら現実だよ。そなたの聖女の力の一環なのかはわからないがな。少なくとも私の力じゃあない」
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
心の絶叫に彼はビクッとなった。
なら聖女の仮面の下から盗み見ていた誰にも言えない破廉恥な欲求が、よりにもよって本人に知られていたってわけ?
蒼い顔で耐えるように目を閉じたセオ様はしかと頷く。
「頼むから私での妄想はもうやめてくれ。今日はそれを言うためにわざわざそなたに来てもらったんだ。こっちもそろそろ精神衛生上我慢の限界だった」
道理であたしの気配に敏感なわけだ。納得。
これまでの自分を思い返すととてもじゃないけど平然とすまして彼の前に座ってなんていられない。
前世の夫の前でだってここまでの羞恥を感じた記憶はないのにいーっ。うう、今すぐ穴を掘って入りたい。
「……夫?」
セオ様が不可解そうに眉をひそめた。そんな事には気が回らずにあたしは頭を抱える。
煩悩まみれの腐れ聖女なんて前代未聞。
……ううん、違う。もしかしたら密かに煩悩まみれだった聖女は過去にもいたかもだけど、露見するのが前代未聞なんだわ。
不適格として聖女の称号を剥奪されかねない。そうなれば不埒な教会の面汚しめってほっぽり出されて、故郷に帰ったって家族に迷惑がかかるから帰れず、路頭に迷うしかなくなる。
更には国王陛下が女性不信になってたらあたしのせいだわごめんなさい全国民の皆様っ。
そしたら跡継ぎできなくて国の将来が暗黒になって……そんなそんなそんなどうしよう~っっ!
「勝手に決めるな」
あ、聞こえてらっしゃいますよね。うふふふふ。
あたしは無駄と知りつつおしとやかに微笑してみたけど、セオ様は冷静至極にも大層残念な人を見る目をなさってた。
あ~、詰んだ……。
あたしアリエル・ベルは正真正銘、聖女。
でも生まれながらに聖女だったわけじゃない。
そして生まれながらに自分が異世界転生者だって知っていたわけでもない。
平民の娘アリエルとしてこの世界の他の住人と同じく自分の人生を普通に生きてきて、ある時突然力の覚醒と一緒に前世も思い出したの。
因みに聖女は生まれを問われない。
その力ゆえに聖女は聖女だからだ。
貴族だろうと平民だろうと奴隷だろうと、存在が露見し教会に入った時点で一切のしがらみは断ち切られる。
無私の存在となり親族との繋がりもなくなる。その代わり衣食住に何不自由はなく、清潔で安全な環境を約束されるってわけ。
ただ、大抵が幼くしてその力が発覚し聖女教育に放り込まれる。
あたしと違って。
そう、当代の聖女アリエル・ベルが長年空席だった聖女の椅子に座ったのは物心が付きまくって煩悩もたっぷり育った花の十六歳の頃なの。
この前十七歳になったばかりで、聖女歴は実質まだ一年にも満たないひよっこ聖女。
だけど、治癒魔法能力は歴代随一なんだって。イェイ!
そんなあたしだけど、さっき言ったようにある日突然その聖なる力に目覚めた。それまでは一切魔法も使えず何も聖女たる片鱗はなかった。
あたしみたいな田舎の農家の娘は毎日が忙しく、くたくたになるまで土にまみれて働いていた。
しかも縁がないというのもあって、名前を知ってはいても若き新国王の顔さえ知らなかった。巷のレディ達、特に都市部では彼の即位と同時に新聞記事や雑誌、ブロマイドが連日当たり前のように出回っていたので彼の顔を知らないなんて到底あり得なかったようだけど。
あたしの暮らす村でもさすがに新聞はあったけど、その頃は不運にも両親が同時期に怪我と病に臥せってしまったばかりで、まだ幼い弟妹を養うために一人で家のあれこれに専念しないといけなかったから冗談抜きに見る暇がなかったのよね。
更には、それから一年と両親は二人共本調子じゃなかったからあたしがメインで家の事をしていたのもあって、やっぱり記事を読む余裕なんてなかった。
とは言え、いくら国王の顔を知る機会がなくとも、また、恋人を作る暇さえもなくてもあたしだって乙女、普通に恋愛願望はあったのよ。
美男を見れば心がときめく。
だからある時、生まれて初めて見たとんでもない美男子に一目惚れだってするわ。
そして、その美男子こそが奇しくも村を訪れていたセオドア陛下だった。
彼は即位一年を区切りとして地方視察を開始していて、その流れで訪れたという次第だった。村では広場で村人総出で国王一行を出迎え歓待して、だけどそこで野生の熊よりも質が悪い魔物熊が現れたの。鳴き声はベアァーベアァーだったとか。
野生種と異なり魔物は眼が赤いのですぐにそれとわかる。加えて人を好んで襲う。
逃げ惑う村人達を背に庇い陛下と彼の護衛達は応戦し、その最中、彼は怪我を負った。
一人の村の子が意図せずも魔物の近くに寄っちゃって襲われそうになったの。だけどあわやというところで陛下が咄嗟に庇って無事だった。討伐それ自体は陛下と彼の優秀な兵士達のおかげで完了したみたい。
あたしはちょうど陛下の止血をと皆が騒いでいた所に畑仕事から戻って来たのよね。
村人総出でとは言ったけど、あたしと弟は遅れたの。
先に戻っていた弟はあたしを見るなり抱き付いてきて大泣きし始めたから、どこか怪我でもしたのかと慌てたのを覚えている。
弟はこう言ったわ。魔物からあのお兄ちゃんが助けてくれたって。
あのお兄ちゃん、と弟が指差したのがまさにセオドア陛下だった。
ただ、当時まだ国王陛下の顔を知らなかったあたしは恩人を見やって、まあその、大変な状況なのに不謹慎にも恋に落ちたってわけでしたー。
とは言えうっとり見つめている暇はなく、すぐにも彼を手当てしなければと我に返った。
村には王都にあるような即効性のある高価な薬はない。教会に属する治癒魔法の使い手もいない。言っておくと、教会の聖職者は聖女レベルとはいかないまでも微力ながら治癒魔法が使えるの。
案外深い肩の傷から滲む赤と彼の苦しそうな表情に胸が潰される思いのしたあたしは、弟の恩人をどうか治したいと切に願った。
自分に治す力があったならいいのに、と。
刹那、辺りに天から光が降り注いだ。
あたかも一人の人間にスポットライトを当てるみたいに。
そしてあたしは覚醒した。
怪我人は陛下以外にもいたけど、あたしが悟ったように両手の指を組んで願うと、あたしを中心に白い光が出現し広い範囲をその柔らかな光で満たした。
眩しさに閉じてしまった両目を全員が開けた時、何と光を浴びた皆の怪我が快癒していた。偶然範囲内にいたあたしの両親の不調もね。
聖なる癒しの魔法光は、教会の書物に伝えられている聖女の力そのものだった。
誰もが信じられない面持ちであたしを見つめ、あたし自身も嘘でしょって信じられない思いで一杯だった――前世を思い出していて。
この世界が推しのいる小説世界と全く同じなんだって悟って、治癒魔法云々よりもその驚きの方が圧倒的に勝っていた。天にも昇る気持ちよ。
最っ高ーーーー!!
直後、あたしは色々とキャパオーバーでぶっ倒れた。三日間目が覚めなかったらしい。
その後のあたしは、こんな田舎に置いてはおけない逸材だとして王都にお連れされた。畑はすっかり健康になった両親に任せたわ。
王都入りすると教会に連れて行かれてそこで改めて力の精査をした。その結果、晴れて聖女認定に至ったのでした。大聖堂で聖女就任の儀式もやったりして、まさにトントン拍子であたしは王都に来て正味一月も経たないうちに正式に聖女になった。
そうして王都で暮らして約一年。今に至るわけだ。
「さすがは私をよく知っているな。確かに精神系の魔法は得意不得意以前に使えない」
……っ、誰かこれは夢だと言って!
「残念ながら現実だよ。そなたの聖女の力の一環なのかはわからないがな。少なくとも私の力じゃあない」
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
心の絶叫に彼はビクッとなった。
なら聖女の仮面の下から盗み見ていた誰にも言えない破廉恥な欲求が、よりにもよって本人に知られていたってわけ?
蒼い顔で耐えるように目を閉じたセオ様はしかと頷く。
「頼むから私での妄想はもうやめてくれ。今日はそれを言うためにわざわざそなたに来てもらったんだ。こっちもそろそろ精神衛生上我慢の限界だった」
道理であたしの気配に敏感なわけだ。納得。
これまでの自分を思い返すととてもじゃないけど平然とすまして彼の前に座ってなんていられない。
前世の夫の前でだってここまでの羞恥を感じた記憶はないのにいーっ。うう、今すぐ穴を掘って入りたい。
「……夫?」
セオ様が不可解そうに眉をひそめた。そんな事には気が回らずにあたしは頭を抱える。
煩悩まみれの腐れ聖女なんて前代未聞。
……ううん、違う。もしかしたら密かに煩悩まみれだった聖女は過去にもいたかもだけど、露見するのが前代未聞なんだわ。
不適格として聖女の称号を剥奪されかねない。そうなれば不埒な教会の面汚しめってほっぽり出されて、故郷に帰ったって家族に迷惑がかかるから帰れず、路頭に迷うしかなくなる。
更には国王陛下が女性不信になってたらあたしのせいだわごめんなさい全国民の皆様っ。
そしたら跡継ぎできなくて国の将来が暗黒になって……そんなそんなそんなどうしよう~っっ!
「勝手に決めるな」
あ、聞こえてらっしゃいますよね。うふふふふ。
あたしは無駄と知りつつおしとやかに微笑してみたけど、セオ様は冷静至極にも大層残念な人を見る目をなさってた。
あ~、詰んだ……。
あたしアリエル・ベルは正真正銘、聖女。
でも生まれながらに聖女だったわけじゃない。
そして生まれながらに自分が異世界転生者だって知っていたわけでもない。
平民の娘アリエルとしてこの世界の他の住人と同じく自分の人生を普通に生きてきて、ある時突然力の覚醒と一緒に前世も思い出したの。
因みに聖女は生まれを問われない。
その力ゆえに聖女は聖女だからだ。
貴族だろうと平民だろうと奴隷だろうと、存在が露見し教会に入った時点で一切のしがらみは断ち切られる。
無私の存在となり親族との繋がりもなくなる。その代わり衣食住に何不自由はなく、清潔で安全な環境を約束されるってわけ。
ただ、大抵が幼くしてその力が発覚し聖女教育に放り込まれる。
あたしと違って。
そう、当代の聖女アリエル・ベルが長年空席だった聖女の椅子に座ったのは物心が付きまくって煩悩もたっぷり育った花の十六歳の頃なの。
この前十七歳になったばかりで、聖女歴は実質まだ一年にも満たないひよっこ聖女。
だけど、治癒魔法能力は歴代随一なんだって。イェイ!
そんなあたしだけど、さっき言ったようにある日突然その聖なる力に目覚めた。それまでは一切魔法も使えず何も聖女たる片鱗はなかった。
あたしみたいな田舎の農家の娘は毎日が忙しく、くたくたになるまで土にまみれて働いていた。
しかも縁がないというのもあって、名前を知ってはいても若き新国王の顔さえ知らなかった。巷のレディ達、特に都市部では彼の即位と同時に新聞記事や雑誌、ブロマイドが連日当たり前のように出回っていたので彼の顔を知らないなんて到底あり得なかったようだけど。
あたしの暮らす村でもさすがに新聞はあったけど、その頃は不運にも両親が同時期に怪我と病に臥せってしまったばかりで、まだ幼い弟妹を養うために一人で家のあれこれに専念しないといけなかったから冗談抜きに見る暇がなかったのよね。
更には、それから一年と両親は二人共本調子じゃなかったからあたしがメインで家の事をしていたのもあって、やっぱり記事を読む余裕なんてなかった。
とは言え、いくら国王の顔を知る機会がなくとも、また、恋人を作る暇さえもなくてもあたしだって乙女、普通に恋愛願望はあったのよ。
美男を見れば心がときめく。
だからある時、生まれて初めて見たとんでもない美男子に一目惚れだってするわ。
そして、その美男子こそが奇しくも村を訪れていたセオドア陛下だった。
彼は即位一年を区切りとして地方視察を開始していて、その流れで訪れたという次第だった。村では広場で村人総出で国王一行を出迎え歓待して、だけどそこで野生の熊よりも質が悪い魔物熊が現れたの。鳴き声はベアァーベアァーだったとか。
野生種と異なり魔物は眼が赤いのですぐにそれとわかる。加えて人を好んで襲う。
逃げ惑う村人達を背に庇い陛下と彼の護衛達は応戦し、その最中、彼は怪我を負った。
一人の村の子が意図せずも魔物の近くに寄っちゃって襲われそうになったの。だけどあわやというところで陛下が咄嗟に庇って無事だった。討伐それ自体は陛下と彼の優秀な兵士達のおかげで完了したみたい。
あたしはちょうど陛下の止血をと皆が騒いでいた所に畑仕事から戻って来たのよね。
村人総出でとは言ったけど、あたしと弟は遅れたの。
先に戻っていた弟はあたしを見るなり抱き付いてきて大泣きし始めたから、どこか怪我でもしたのかと慌てたのを覚えている。
弟はこう言ったわ。魔物からあのお兄ちゃんが助けてくれたって。
あのお兄ちゃん、と弟が指差したのがまさにセオドア陛下だった。
ただ、当時まだ国王陛下の顔を知らなかったあたしは恩人を見やって、まあその、大変な状況なのに不謹慎にも恋に落ちたってわけでしたー。
とは言えうっとり見つめている暇はなく、すぐにも彼を手当てしなければと我に返った。
村には王都にあるような即効性のある高価な薬はない。教会に属する治癒魔法の使い手もいない。言っておくと、教会の聖職者は聖女レベルとはいかないまでも微力ながら治癒魔法が使えるの。
案外深い肩の傷から滲む赤と彼の苦しそうな表情に胸が潰される思いのしたあたしは、弟の恩人をどうか治したいと切に願った。
自分に治す力があったならいいのに、と。
刹那、辺りに天から光が降り注いだ。
あたかも一人の人間にスポットライトを当てるみたいに。
そしてあたしは覚醒した。
怪我人は陛下以外にもいたけど、あたしが悟ったように両手の指を組んで願うと、あたしを中心に白い光が出現し広い範囲をその柔らかな光で満たした。
眩しさに閉じてしまった両目を全員が開けた時、何と光を浴びた皆の怪我が快癒していた。偶然範囲内にいたあたしの両親の不調もね。
聖なる癒しの魔法光は、教会の書物に伝えられている聖女の力そのものだった。
誰もが信じられない面持ちであたしを見つめ、あたし自身も嘘でしょって信じられない思いで一杯だった――前世を思い出していて。
この世界が推しのいる小説世界と全く同じなんだって悟って、治癒魔法云々よりもその驚きの方が圧倒的に勝っていた。天にも昇る気持ちよ。
最っ高ーーーー!!
直後、あたしは色々とキャパオーバーでぶっ倒れた。三日間目が覚めなかったらしい。
その後のあたしは、こんな田舎に置いてはおけない逸材だとして王都にお連れされた。畑はすっかり健康になった両親に任せたわ。
王都入りすると教会に連れて行かれてそこで改めて力の精査をした。その結果、晴れて聖女認定に至ったのでした。大聖堂で聖女就任の儀式もやったりして、まさにトントン拍子であたしは王都に来て正味一月も経たないうちに正式に聖女になった。
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