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6章
アレクシーの決意
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アレクシーは、何日か思い悩んだ末に、一つの結論にたどり着いた。悩みは引きずるより、行動力で解消する、それがアレクシーだった。
早速、フランソワには打ち明け行動へと移すことにする。
打ち明けられたフランソワは、予想はしていたが、やはりそうかと思う。それだけはだめだぞと思いつつ、アレクシーならそうするだろうと思ってはいた。しかし、止めなければと思う。自分が止めて、思い留まるアレクシーではないと思いながらも……。
「無謀だと思うよ。そんなこと願って、陛下の怒りをかうだけだよ」
「あー、多分そうなるだろうね」
「お怒りになるだけで済めばいいけど、それ以上の大事になったらどうするんだい?」
「それ以上の大事って?」
「廃太子」
「……俺を廃して、エドワードを王太子にか。あれにはそんな野心も、力量もないよ」
「エドワード様はそうでも、陛下が本気でお怒りになればあり得るだろ。彼はれっきとした王妃様のお子なんだから」
確かにそうかもしれないと、アレクシーも思った。エドワードはいかにも末っ子の甘ったれで野心など皆無だが、父が自分に対して本気の怒りを向ければあり得る。
廃太子……生まれて此の方王太子になり、いずれは国王になるべく育てられたし、自分もそのつもりで努力もしてきた。その道を、身分を捨てられるのか? 簡単に出来ることではないし、そつもりも今はない。
もし最悪そうなっても、それでも父に番の解消を願わねばならない。運命の、魂の相手に出会って、そのままやり過ごすなどできはしない。
「そうなったら仕方ない、ルシアを連れてどこかの田舎の領地で静かに暮らすよ」
「はあーっ、お前がそんな生活送れるわけないだろ。第一陛下がルシア様を手放すわけないだろう。甘いよ、廃太子にされてお前だけ田舎にやられて終わりだよ。悪いことは言わない、思い留まれ」
「思い留まってどうするんだ? 俺は諦められない。運命なんだよ、俺の魂がルシアを求めるんだ。もう止められない」
やはり説得は無理だ。アレクシーの意思の強さを知っているフランソワは思う。
フランソワは、アレクシーの意思の強さが好きだ。アレクシーは、王になるべくして生まれた人だと思う。幼い頃より常に一緒に学んできた故、遠慮のない物言いをするが、生涯かけて仕える方だと思っている。アレクシーはそれだけの器を持っている。
それなのに今は、そのアレクシーの意思の強さが仇になっている。フランソワは、嘆息した。こうなった以上仕方ない、自分が最後まで付き合わなければなるまい。
一緒にいていざという時は、自分が間に入って何とかせねば……国王も頑固さではアレクシーに負けない。頑固な二人、何とかなるのかとは思うのは甘すぎるな……。
「わかった、俺も一緒にいく」
かくして、アレクシーはフランソワを伴い、父王に拝謁を願った。
早速、フランソワには打ち明け行動へと移すことにする。
打ち明けられたフランソワは、予想はしていたが、やはりそうかと思う。それだけはだめだぞと思いつつ、アレクシーならそうするだろうと思ってはいた。しかし、止めなければと思う。自分が止めて、思い留まるアレクシーではないと思いながらも……。
「無謀だと思うよ。そんなこと願って、陛下の怒りをかうだけだよ」
「あー、多分そうなるだろうね」
「お怒りになるだけで済めばいいけど、それ以上の大事になったらどうするんだい?」
「それ以上の大事って?」
「廃太子」
「……俺を廃して、エドワードを王太子にか。あれにはそんな野心も、力量もないよ」
「エドワード様はそうでも、陛下が本気でお怒りになればあり得るだろ。彼はれっきとした王妃様のお子なんだから」
確かにそうかもしれないと、アレクシーも思った。エドワードはいかにも末っ子の甘ったれで野心など皆無だが、父が自分に対して本気の怒りを向ければあり得る。
廃太子……生まれて此の方王太子になり、いずれは国王になるべく育てられたし、自分もそのつもりで努力もしてきた。その道を、身分を捨てられるのか? 簡単に出来ることではないし、そつもりも今はない。
もし最悪そうなっても、それでも父に番の解消を願わねばならない。運命の、魂の相手に出会って、そのままやり過ごすなどできはしない。
「そうなったら仕方ない、ルシアを連れてどこかの田舎の領地で静かに暮らすよ」
「はあーっ、お前がそんな生活送れるわけないだろ。第一陛下がルシア様を手放すわけないだろう。甘いよ、廃太子にされてお前だけ田舎にやられて終わりだよ。悪いことは言わない、思い留まれ」
「思い留まってどうするんだ? 俺は諦められない。運命なんだよ、俺の魂がルシアを求めるんだ。もう止められない」
やはり説得は無理だ。アレクシーの意思の強さを知っているフランソワは思う。
フランソワは、アレクシーの意思の強さが好きだ。アレクシーは、王になるべくして生まれた人だと思う。幼い頃より常に一緒に学んできた故、遠慮のない物言いをするが、生涯かけて仕える方だと思っている。アレクシーはそれだけの器を持っている。
それなのに今は、そのアレクシーの意思の強さが仇になっている。フランソワは、嘆息した。こうなった以上仕方ない、自分が最後まで付き合わなければなるまい。
一緒にいていざという時は、自分が間に入って何とかせねば……国王も頑固さではアレクシーに負けない。頑固な二人、何とかなるのかとは思うのは甘すぎるな……。
「わかった、俺も一緒にいく」
かくして、アレクシーはフランソワを伴い、父王に拝謁を願った。
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