異世界でもまた3人揃えば最強なはず!

落頼ゆうすけ

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翔馬 一日目 ②

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「いや~。え~っとですね。そのですね。この耳…カチューシャでしたー…なんちゃって…」

そう言って彼女は耳を取ってみせた。

「ちょっとそれ見せて」

「はっ。はい」

翔馬の手に耳が乗った

「クソがァァァア!!」

翔馬は何も考えず体で感情を表現した
その結果耳を全力で投げていた

「ふぅ…じゃ、おやすみ。耳、申し訳ない」

「ふぅ…じゃ無いですよ!どうしてくれるんですか!草むらの中入っちゃったじゃ無いですか?!」

「すまん。寝る」

翔馬が振り返りテントの中に戻ろうとするとさっき耳を投げた辺りの草むらが動いた。

「セレナ~!戻ったよ~!あとお前の耳も拾ったんだけど~!」

「あっ!クレンさん!リズさん!おかえりなさ~い」

彼女は草むらから出てきた二人に走って行った

「ん?あいつは誰だ?お客さん?」

「あ~。一応お客さんですけど、私の耳を投げた犯人です。ヤバいやつです」

「スキル使ってたのか?」

「はい。使いましたが敵意は無いようなので招き入れています」

「なら、大丈夫だろう。もしもの時は私が二人を守るよ」

「お願いします。今、ご飯の支度をするので彼と話してみても良いと思います」

「だな。ってあいつどこ行った?」

「あれ?さっきまであそこに居たのですが…まさかっ!リズのとこかも、彼この耳に凄い執着があるようです。もしかしたらリズの耳を狙って行っのかもしれないです」

「クソォォォ!」
ッポと。
セレナとクレンの目の前に耳のついているカチューシャが飛んできた。

「まずい!先に行ってるぞ!」

「分かりました。私も後から行きます」

「慌てるなよ。"身体強化"」

クレンの周りに眩い魔法陣が現れ、またたく間に体に光が吸い込まれていった。

…クソっ。こいつの耳も偽物だった。イシス様は俺を騙したのか?!…

目の前にはクレンが気がついた時にはリズを守るように立っていた

「うわっ!いきなり。って俺またやっちゃったのか…」

「リズ!大丈夫か?おい。お前うちのリズに何してくれたんだ…」

…まずいな…やりすぎたなぁ。ここは正直に言っておいた方が良さそうだ

翔馬はその場に膝をついた

「申し訳ない。俺は獣耳を付けている子を見ると自分の中の野生が止められないというか、モフモフしたくてたまらなくなってしまう所があって、本当に申し訳ない!」

「分かった。私らも知らずにこれを着けていたんだし、責任が無いとは言い切れない。素直に謝るなら許す。お前の名前もまだ聞いてないしみんなでこれから飯にしよう」

セレナが焦ったように走ってきた。

「大丈夫でしたか?」

「あぁ。なんともなかったさ。幸い、投げたカチューシャは私達の所に飛んできたし」

「さぁ。戻ってご飯にしましょう。急いで準備するので、リズさんも手伝ってくれますか?」

コクっ。
リズは小さく頷いた

…無口な子なんだ。俺の2番目に好きなタイプだ。
それとなんでわざわざこの二人は獣耳を着けていたのだろう。後で聞いてみるか

セレナとリズはスタスタと帰っていった

「なぁ。あんたなぜそんな見栄を貼っているんだ?恥ずかしくは無いのか?」

「は?見栄を貼っているってどうゆう事だ?」

「どうゆう事だってステータスだよ。ステータス。体力と防御力、魔力の数値がおかしいだろ。デシーブを使ってるんだろ?」

「そんな魔法使ってないよ。そもそもレベル1だし。魔法なんて一つも覚えてないさ」

「それは、私に言えるだけでリズには通用しないぞ。後で嘘を暴いてやる」

「そうかい。頑張ってくれ」

…なんの事言ってるんだろな…

クレンと二人で戻っていった
その時、横の草むらから何かが飛び出して来て翔馬の腕に噛み付いた

「うわぁっ!!!噛まれた!!痛ででで!でで?あれ?痛くない」

「おい!大丈夫か?」

「おうよ!これぐらい余裕だ!」

…神パワー最高~死ぬ気がしない。よく見ると狼だな

「なら、ちょうど良い機会だしお前の強さ見してよ」

「見せてって言われても武器ないし弱点とか知らないんですけど」

「ほれっ。この剣を貸す。弱点は首根っこだ。あそこは刃が通りやすい」

クレンから飛んできた刃渡り50㌢程度の剣を受け止めた。

「うわっ!案外重たいな。よし見とけよ俺の戦い方を」
…さっき噛まれたときのダメージは0。
だが俺には攻撃力がない。だから弱点を確実に突くために、まずは噛まれる。そして噛むことに必死なワンころに上からズドーン。
余裕だぜ。

翔馬の剣は狼の首を貫いた

「ふぅ…。終わりっと」

獲得経験値56
レベルが3になった。

…視界の済になんか出てきてる。目で分かるのはのはありがたいな。これも後で見る事にするか

「そんな戦い方する奴はなかなかいないな。余程防御力に自身があるんだな。お前の強さは分かった。さぁ戻るか」

「了解。この剣返すよ」

「おっ。ありがとう」

テント付近に戻ると焚き火が出来ていた
それに伴い美味しそうな匂いも漂う

「お二人~!もう出来てますよ。食べしょう!」

その後翔馬は3人とご飯を囲った

メニューは近くの川で取れた白身魚。味は塩味で美味しい
潰した芋と葉のサラダ。芋はまぁ変わらず芋だ。葉が向こうで言うキャベツみたいな感じだ。
今回のメインディッシュの大きな肉
群れで動く牛のようなやつらしい
なかなか取れないが今日はたまたま群れからはぐれた一匹を捕らえたらしい
ジューシーでとても美味しい

「そうだ。あんたの名前は?どこから来たんだ?」

「俺の名前はショウマ。どこからは…ふせさせてくれ」

…どこって天国からなんだよな…
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