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二章 美空ミカエル
イフリート
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激しく燃えて、全てを焼き付くそうとする業火。
でも、それはあまりにも美しすぎた。
激しく燃えて散る花火は、儚げで、美しくて。
思わず笑ってしまった。
「...、笑ってくれたか」
奏多がそう言って笑う。
「どうしてですか?」
「ん?この前の食事会の時怒って出てったしさ、それからも暗かったし。...アテネと凪の事でなんかあったんだろ?俺いつも空気読めねーやつって言われてるけどそれは何となくわかったから。綺麗なものを見たら元気になれるかなって思ったんだ。」
「...そうなんですか」
そういうと、奏多は頬を掻きながら、
「まぁ、喜んでくれて良かったぜ。そうだ、花火の作り方も教えるから、今度凪に見せてやれば良いんじゃね?」
なんていってくれた。
奏多は意外と良い奴だ。
凄い強いけど。
あとたまに馬鹿だけど。
魔王って嫌な奴ばかりだと思っていた。
昔から人類の敵だなんて言われていたから。
だけど、奏多は別にそう言うわけではない。
思いやったりも出来るし、全然敵対しようとしない。
優しい奴なのだ。
魔王だからって嫌な奴ではないんだから、もしかして魔物にも良い奴はいるのかもしれない。
それなら、どうして勇者と魔王はずっと争う運命にあるんだろう?
「さて、それじゃあ練習に戻るか」
奏多はそう言う。
「その剣って一体なんなんですか?」
僕がそういうと、あぁ、お前は知らないもんな、と言われた。
「この剣は俺の宝物みたいなものだ。元々は、魔界にいた極悪人イフリートの持つ豪華な刀だったんだが、俺が自らの手でイフリート自身を溶かして、刀に混ぜたんだ。そしたら、インフェルノが完成した、というわけだ」
「...、人を、混ぜてるんですか...?」
「正確には魔人、だ。かなりの魔力を持っていたが、村を焼きつくしたり、理久を殺そうとしたから処分が決定した」
一応、最初は投獄って形にしてたんだけどな、なんて奏多が付け足す。
「俺があいつを捕まえたんだ。そしたらあいつ、牢獄で一生を終えるよりも、貴様と最後まで殺しあって死にたい、なんて言い出してさ」
そう言って、刀を撫でる。
炎がブワァ、と飛ぶ。
イフリート。
その魔人の事は正直良く知らないけど。
でも、良い最後だったんじゃないかと思う。
最後は自分が認めた奴に刺してもらえたんだから。
「良く戦り合えたんだ。俺が初めて負けるかもしれないと思えた相手でもあったから。...、少し残念だった」
そう言って寂しげに笑った後、こちらを向く。
「それじゃあ、実践形式にするか?それとも俺の真似をする感じか?」
「真似の方でお願いします」
さすがに実践では奏多の足元にも及ばない。
戦力差が激しすぎて手加減されそうだ。
でも、それはあまりにも美しすぎた。
激しく燃えて散る花火は、儚げで、美しくて。
思わず笑ってしまった。
「...、笑ってくれたか」
奏多がそう言って笑う。
「どうしてですか?」
「ん?この前の食事会の時怒って出てったしさ、それからも暗かったし。...アテネと凪の事でなんかあったんだろ?俺いつも空気読めねーやつって言われてるけどそれは何となくわかったから。綺麗なものを見たら元気になれるかなって思ったんだ。」
「...そうなんですか」
そういうと、奏多は頬を掻きながら、
「まぁ、喜んでくれて良かったぜ。そうだ、花火の作り方も教えるから、今度凪に見せてやれば良いんじゃね?」
なんていってくれた。
奏多は意外と良い奴だ。
凄い強いけど。
あとたまに馬鹿だけど。
魔王って嫌な奴ばかりだと思っていた。
昔から人類の敵だなんて言われていたから。
だけど、奏多は別にそう言うわけではない。
思いやったりも出来るし、全然敵対しようとしない。
優しい奴なのだ。
魔王だからって嫌な奴ではないんだから、もしかして魔物にも良い奴はいるのかもしれない。
それなら、どうして勇者と魔王はずっと争う運命にあるんだろう?
「さて、それじゃあ練習に戻るか」
奏多はそう言う。
「その剣って一体なんなんですか?」
僕がそういうと、あぁ、お前は知らないもんな、と言われた。
「この剣は俺の宝物みたいなものだ。元々は、魔界にいた極悪人イフリートの持つ豪華な刀だったんだが、俺が自らの手でイフリート自身を溶かして、刀に混ぜたんだ。そしたら、インフェルノが完成した、というわけだ」
「...、人を、混ぜてるんですか...?」
「正確には魔人、だ。かなりの魔力を持っていたが、村を焼きつくしたり、理久を殺そうとしたから処分が決定した」
一応、最初は投獄って形にしてたんだけどな、なんて奏多が付け足す。
「俺があいつを捕まえたんだ。そしたらあいつ、牢獄で一生を終えるよりも、貴様と最後まで殺しあって死にたい、なんて言い出してさ」
そう言って、刀を撫でる。
炎がブワァ、と飛ぶ。
イフリート。
その魔人の事は正直良く知らないけど。
でも、良い最後だったんじゃないかと思う。
最後は自分が認めた奴に刺してもらえたんだから。
「良く戦り合えたんだ。俺が初めて負けるかもしれないと思えた相手でもあったから。...、少し残念だった」
そう言って寂しげに笑った後、こちらを向く。
「それじゃあ、実践形式にするか?それとも俺の真似をする感じか?」
「真似の方でお願いします」
さすがに実践では奏多の足元にも及ばない。
戦力差が激しすぎて手加減されそうだ。
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