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二章 美空ミカエル
アテネの存在
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少なくとも。凪先輩以外の仕業だということは確定している。
だってこんな事するはずが無いから。
まず、外に出ようとする時に入り口使わないし。
窓から外出るし。
というか、凪先輩入り口開けた事ないもの。
凪先輩側からは、入り口開かない仕様になっているし。
とりあえず、その日はそのまま帰った。
何度呼び掛けても返事は返ってこないし。
あまり帰る時間を遅くしすぎると、親に色々言われてしまうから。
ひとまず、颯太の事が気になったから色々調べた。
颯太がこの件の鍵を握る存在だと思ったから。
どこかに依頼するわけにもいかないから、自分で。
魔法を使ってしまえば調べるなんて簡単だ。
こういう時、魔法って便利だな、なんて思う。
けど、自分に使われるとしたら嫌だな、なんて思った。
でも、俺が独自に演算したものだから大丈夫か、なんて思い直した。
同じものが作れるとしたら理久くらいだろう。
まぁ、俺は凪先輩に使わないけど。
その結果、颯太の呪いがアテネという人型に変化した事がわかった。
アテネという名前を凪先輩がつけたことも。
呪いが変化する、という事実だけでも驚くが、それだけでは無かった。
アテネと凪先輩は恋人同士だったのだ。
それを知った瞬間、どうしようもない絶望を感じた。
例えるなら、身近な人が死んでしまったような。
そんな、深い絶望。
苦しくて苦しくて仕方なかった。
どうして、ぽっと出の人間に奪われなければいけないのか。
どうして、俺を忘れてしまったのか。
答えは簡単。
俺が臆病者だから。
たったそれだけの簡単な事実。
けど、簡単だからこそ飲み込むのが苦しくて。
難しくて。
(ちゃんと、伝えておけばよかった。怯えてばかりいないで、会えばよかった)
そんな事ばかり考えていた。
深い後悔にのまれていても、表面的には平常を装っていた。
何にも変わりませんという態度を貫いた。
どうせ、話したところで茶化されて。
茶化されなくても新しい恋をすれば良いなんて平気な顔で言われるだけだから。
「今期も最優秀賞総ナメだろ?ほんと、天は二物を与えずとか言うけどあいつに滅茶苦茶与えてんじゃん」
「しかも嫌味な奴じゃないし、憎めないもんな。もうあいつに手に入らないものなんてないんじゃないか?」
どうでも良いものばかり大量に手に入るけど、一番欲しいものは手に入らないよ。
だってこんな事するはずが無いから。
まず、外に出ようとする時に入り口使わないし。
窓から外出るし。
というか、凪先輩入り口開けた事ないもの。
凪先輩側からは、入り口開かない仕様になっているし。
とりあえず、その日はそのまま帰った。
何度呼び掛けても返事は返ってこないし。
あまり帰る時間を遅くしすぎると、親に色々言われてしまうから。
ひとまず、颯太の事が気になったから色々調べた。
颯太がこの件の鍵を握る存在だと思ったから。
どこかに依頼するわけにもいかないから、自分で。
魔法を使ってしまえば調べるなんて簡単だ。
こういう時、魔法って便利だな、なんて思う。
けど、自分に使われるとしたら嫌だな、なんて思った。
でも、俺が独自に演算したものだから大丈夫か、なんて思い直した。
同じものが作れるとしたら理久くらいだろう。
まぁ、俺は凪先輩に使わないけど。
その結果、颯太の呪いがアテネという人型に変化した事がわかった。
アテネという名前を凪先輩がつけたことも。
呪いが変化する、という事実だけでも驚くが、それだけでは無かった。
アテネと凪先輩は恋人同士だったのだ。
それを知った瞬間、どうしようもない絶望を感じた。
例えるなら、身近な人が死んでしまったような。
そんな、深い絶望。
苦しくて苦しくて仕方なかった。
どうして、ぽっと出の人間に奪われなければいけないのか。
どうして、俺を忘れてしまったのか。
答えは簡単。
俺が臆病者だから。
たったそれだけの簡単な事実。
けど、簡単だからこそ飲み込むのが苦しくて。
難しくて。
(ちゃんと、伝えておけばよかった。怯えてばかりいないで、会えばよかった)
そんな事ばかり考えていた。
深い後悔にのまれていても、表面的には平常を装っていた。
何にも変わりませんという態度を貫いた。
どうせ、話したところで茶化されて。
茶化されなくても新しい恋をすれば良いなんて平気な顔で言われるだけだから。
「今期も最優秀賞総ナメだろ?ほんと、天は二物を与えずとか言うけどあいつに滅茶苦茶与えてんじゃん」
「しかも嫌味な奴じゃないし、憎めないもんな。もうあいつに手に入らないものなんてないんじゃないか?」
どうでも良いものばかり大量に手に入るけど、一番欲しいものは手に入らないよ。
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