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Bloody hood A
思い出に浸って
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マリィと別れた後、僕は今日も自分の家へと足を運びました。
地下室への扉を開いて、中へ侵入して。
中心にある試験管を大きくしたようなものへと手を伸ばして。
そこには、生首状態の先輩が浮かんでいました。
あぁ、素敵だ。
なんて思いながらそっとガラス越しに口づけをします。
なんの感触もない。
あるとしてもガラスの冷たい感触だけ。
だけど僕は満足でした。
いや、満足してしまいました。
だって、まるで先輩が自分のものになってしまったようで。
なによりも心地よくて。
現実はそうではないのに。
そんなことありえないのに。
僕はガラス越しの先輩に夢を見てしまうのです。
それがどんなに滑稽で無駄なことかを理解していると言うのに。
とても醜い行為だと知っているのに。
どんなに醜くて惨めでもやめられない。
時々あるのです。
先輩をどうしても求めてしまう時が。
その時だけ僕はこうやってガラス越しに先輩と触れ合います。
届かないことを知りながら必死に求める姿を他人が見たら笑うことでしょう。
別に構いません。
好きに笑えば良いじゃないですか。
僕はまったく気になりません。
だってこれが僕の愛の形だから。
恥じる必要なんてないじゃないですか。
ならなんで先輩の首を地下に幽閉しているのかなそれは単純に僕以外に見られたくないからです。
僕以外が先輩を見て好意を抱くと言う行為が悍ましくて許せなくて。
だから隠しているだけです。
それの何がおかしいのですか?
「わぁー相変わらずだね颯太君はー」
余計なやつがきました。
「なんですか。邪魔しないでくださいよ」
「いいじゃんっ!ちょっと遊びにきただけだし?」
はぁ...とため息をついて、
「話なら外で聞きます。あまり他人と関わっているところを先輩に見せたくない」
「あはは、死んでるのに?」
「死んでいても、です」
クスクスと笑いながら輪廻は歩きます。
僕は輪廻の笑い声が少し苦手です。
だっって妙に耳に残る高音だから。
「それにしても双子でもやっぱ違うねぇ、輪廻びっくり。君の兄貴は死んでないって言い張ったってのに」
その言葉に僕は足を止めました。
「今、なんて言いました?」
「だから、君の兄貴の美空君は凪のことを生きてるって言ったの」
当然美空の世界でも死んでいるけどね、なんて言いながら輪廻は先に進んでいきます。
今の話の内容から推測するに、美空の世界にも輪廻は干渉しているということです。
それはつまり美空もこちら側に来る可能性があるということでした。
地下室への扉を開いて、中へ侵入して。
中心にある試験管を大きくしたようなものへと手を伸ばして。
そこには、生首状態の先輩が浮かんでいました。
あぁ、素敵だ。
なんて思いながらそっとガラス越しに口づけをします。
なんの感触もない。
あるとしてもガラスの冷たい感触だけ。
だけど僕は満足でした。
いや、満足してしまいました。
だって、まるで先輩が自分のものになってしまったようで。
なによりも心地よくて。
現実はそうではないのに。
そんなことありえないのに。
僕はガラス越しの先輩に夢を見てしまうのです。
それがどんなに滑稽で無駄なことかを理解していると言うのに。
とても醜い行為だと知っているのに。
どんなに醜くて惨めでもやめられない。
時々あるのです。
先輩をどうしても求めてしまう時が。
その時だけ僕はこうやってガラス越しに先輩と触れ合います。
届かないことを知りながら必死に求める姿を他人が見たら笑うことでしょう。
別に構いません。
好きに笑えば良いじゃないですか。
僕はまったく気になりません。
だってこれが僕の愛の形だから。
恥じる必要なんてないじゃないですか。
ならなんで先輩の首を地下に幽閉しているのかなそれは単純に僕以外に見られたくないからです。
僕以外が先輩を見て好意を抱くと言う行為が悍ましくて許せなくて。
だから隠しているだけです。
それの何がおかしいのですか?
「わぁー相変わらずだね颯太君はー」
余計なやつがきました。
「なんですか。邪魔しないでくださいよ」
「いいじゃんっ!ちょっと遊びにきただけだし?」
はぁ...とため息をついて、
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「あはは、死んでるのに?」
「死んでいても、です」
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その言葉に僕は足を止めました。
「今、なんて言いました?」
「だから、君の兄貴の美空君は凪のことを生きてるって言ったの」
当然美空の世界でも死んでいるけどね、なんて言いながら輪廻は先に進んでいきます。
今の話の内容から推測するに、美空の世界にも輪廻は干渉しているということです。
それはつまり美空もこちら側に来る可能性があるということでした。
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