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Bloody hood A
アテネの独白
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僕は凪が好きだった。
心の奥掃除から好きだった。
けれど僕は怯えていた。
この日々が終わる事を。
だって僕は呪いだ。
いつまでも存在出来るわけではない。
いつか消えてしまう存在なのだ。
なのにいつまでもそばにいられるはずがない。
もし離れた時、凪に好きな人が出来て僕のことを忘れてしまったら。
そう考えただけで悪寒が走り震えが止まりませんでした。
他の人間に忘れられるのは良いけど凪には忘れられたくない。
ずっと覚えていてほしい。
僕を深くまで刻みつけたい。
決して忘れることのないよう心の奥底に。
気づけば僕はそう願うようになりました。
だって愛しい人に忘れられるなんて悲しいじゃないですか。
辛いじゃないですか。
嫌なんですよ。
とても耐えられない。
僕の凪が、他人の物になるなんて。
一時の関係と思っても許容できない。
僕だってあなたと同じで独占欲しかないのですよ。
だってそうでしょう?
実は僕颯太のことが羨ましかったです。
きちんと現実に存在していて、寿命という長い期間があって、きちんと愛を育めるあなたが。
僕と違って猶予のあるあなたが羨ましかったです。
あなたは僕が凪と結ばれたことに対して羨ましいと思っているようですが、僕だってあなたを羨ましいと思っているのです。
狡いじゃないですか。
長い間一緒にいられるなんて。
僕なんて消えるリスクを恐れながら生きていたのに。
そんなものに怯えず凪のそばにいられるなんて。
だから僕は凪にとって一生消えない存在になりたかったんです。
だから僕は、凪に消えない傷をつける事にした。
僕が死ねば凪が悲しむことくらい知っていましたよ。
当たり前じゃないですか。
それすらわからないほどイカれていません。
凪をそこまで傷つけたら一生忘れないでしょう?
そして死にたがりの凪は僕が死んだ後に後追い自殺をするでしょうから、そんなことさせない為だけに、僕は凪に対して死ぬなと呪いをかけるでしょう?
凪は僕の痕跡でいっぱいになりましたね。
計算外だったのはあの呪いの始祖の月の登場でしたが...
結果的に思い出してくれて結果オーライです。
これで僕は凪の中で消えない存在になったと言うわけなのです。
さて、これ以上は離せませんよ。
だってこれ以上は颯太に教えてはいけないから。
ここから先は決して言ってはいけない。
言った瞬間に颯太の中の凪という憧れが音を立てて崩れてしまう。
颯太は凪を支えにして生きている。
その主柱が折れて仕舞えばあとは死んでしまうだろう。
心の奥掃除から好きだった。
けれど僕は怯えていた。
この日々が終わる事を。
だって僕は呪いだ。
いつまでも存在出来るわけではない。
いつか消えてしまう存在なのだ。
なのにいつまでもそばにいられるはずがない。
もし離れた時、凪に好きな人が出来て僕のことを忘れてしまったら。
そう考えただけで悪寒が走り震えが止まりませんでした。
他の人間に忘れられるのは良いけど凪には忘れられたくない。
ずっと覚えていてほしい。
僕を深くまで刻みつけたい。
決して忘れることのないよう心の奥底に。
気づけば僕はそう願うようになりました。
だって愛しい人に忘れられるなんて悲しいじゃないですか。
辛いじゃないですか。
嫌なんですよ。
とても耐えられない。
僕の凪が、他人の物になるなんて。
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僕だってあなたと同じで独占欲しかないのですよ。
だってそうでしょう?
実は僕颯太のことが羨ましかったです。
きちんと現実に存在していて、寿命という長い期間があって、きちんと愛を育めるあなたが。
僕と違って猶予のあるあなたが羨ましかったです。
あなたは僕が凪と結ばれたことに対して羨ましいと思っているようですが、僕だってあなたを羨ましいと思っているのです。
狡いじゃないですか。
長い間一緒にいられるなんて。
僕なんて消えるリスクを恐れながら生きていたのに。
そんなものに怯えず凪のそばにいられるなんて。
だから僕は凪にとって一生消えない存在になりたかったんです。
だから僕は、凪に消えない傷をつける事にした。
僕が死ねば凪が悲しむことくらい知っていましたよ。
当たり前じゃないですか。
それすらわからないほどイカれていません。
凪をそこまで傷つけたら一生忘れないでしょう?
そして死にたがりの凪は僕が死んだ後に後追い自殺をするでしょうから、そんなことさせない為だけに、僕は凪に対して死ぬなと呪いをかけるでしょう?
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だってこれ以上は颯太に教えてはいけないから。
ここから先は決して言ってはいけない。
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その主柱が折れて仕舞えばあとは死んでしまうだろう。
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