ホストと女医は診察室で

星野しずく

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ホストと女医は診察室で.66

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 もう、このまましたい…。



 聖夜は乳房を愛撫しながら、下着の上から割れ目を優しくなぞった。



「ああっ、あっ、あっ、ああんっ…」

 下着は徐々にぐっしょりと濡れ始めた。

 聖夜はその小さな面積の下着をそっとずらすと、くちゅりと慶子の中に指を入れた。



「あっ、孝輔さん…、わ、私…」

 慶子のことだ、自分も何かすると言いたいのだろう。



「いいから、そのまま…」

 聖夜はくちゅくちゅと中をかき回した。



 慶子のことをイカせてやりたい気持ちと一刻も早く挿入した気持ちがせめぎ合う。

 しかし、このどうしようもなくエロい今日の慶子の姿を前にして、聖夜にそんな余裕などなかった。

 慶子の中が十分に濡れているのを確認すると、すぐに自身を慶子のそこに当てがった。



「こ、孝輔さん…?」

 慶子はきっとまだ下着をつけたままだと訴えたかったのだと思う。

 だけど、今日はどうしてもそのエロい格好のまましたいという願望を、聖夜の口から言うのは野暮というものだ。

 慶子には申し訳ないが、訴えは無視して、聖夜は腰を動かし始めた。



「あっ、ああっ、孝輔さん…!ちょっと、ま、あっ、ああん、あっ、あっ、ああっ!」



 うわっ、やっぱヤバッ…。

 豊かな胸がレース越しに揺れ動くその様は、どうしようもなくセクシーで、ただでさえジンジンしていたあそこを挿入したあともなお視覚的に激しく刺激する。



 早漏とか、マジあり得ないんだけど…。

 気持ちよくて早くイキたい…。

 でも、余りにも早いのは恥ずかしくて…。

 聖夜はひとり男のサガと格闘していた。



 だが、思いがけず慶子の手が伸びてきて、聖夜の手を自分の胸に再び引き寄せた瞬間、聖夜の理性は吹っ飛んだ。



 豊かで柔らかなその胸を揉みしだいて、激しく腰を打ち付けた直後、聖夜は慶子の中で登りつめた。



 は、はやっ…。

 でも、めっちゃ気持ちいい…。

 ドクドクと慶子の中で自身の精が放たれていく。

 それもまた快感だった。



「慶子…」

 聖夜はつながったまま慶子を強く抱きしめた。



 キスをすると、慶子は恥ずかしそうに、でも嬉しそうにそれに応えた。

 チュッ、チュッと何度も何度もキスをした。

 しあわせで、しあわせで…、早くイッてしまったことなどどうでもよくなった。

 もう一度すればいいだけのことだ。

 慶子が許してくれればだけど…。



「愛してるよ…」

「私も、愛してます…」

 こんな大胆な下着を買っておきながら、まだ恥ずかしそうに言う慶子が、たまらなく可愛かった。



 聖夜は慶子のセクシー下着がいたく気に入ってしまい、なぜ下着を脱がせないのか不思議がる慶子をむりやり説き伏せて、その恰好のままもう一度身体を重ねた。

 そんなふうに二人の初夜は、甘く甘く過ぎていった。

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