28 / 95
背を預ける時
願ったこと
しおりを挟む
二回目の年次評議会は去年より議論ができるといい。
そのためには、この権力者から早いところ離れねばならない。
リロイはもう他の領地の人間と話すと断りを入れようとした。
そこへ、別の権力者から声がかかる。
「ロード伯爵。リロイ」
リーンが上着を片手に寄ってきた。
「そろそろ話せるか」
打ち合わせなどしていない。
なのにまるでこの後話し合う約束があるからという雰囲気で王子はオーヴェを見た。
丁寧に礼をしてオーヴェは離れていく。
「昼間はありがとう。お陰で議題を話し切ることができた」
「聞きたかったので……」
誠実に礼を述べる姿勢が快かった。
リロイはクレイグを探して手招く。
リロイと話しているのが王子と見るやクレイグが駆け寄ってきた。
「殿下、こちらはコラリー師団長クレイグです。
平素から彼と領地の経営をしています」
クレイグは頭を下げる。
「リーン王子殿下、この度は大胆な議題を挙げられましたね。一気に三つも」
腰につけた書類鞄から丸めた議事録を取り出した。
「去年は議題の提出はおろか参加自体されていなかった。
この度思い切ったのには訳がおありですか?」
単刀直入な物言いにリーンは笑う。
「去年は直前に病をもらってしまって参加できなかった。
考えていたのはもう何年もだよ。
今年思い切って議題を上げた理由か……」
言っていいものかどうか。
そんな表情をしてリーンはリロイを見上げた。
「リロイの魔獣が見たい」
もう話すことはない。
クレイグの顔が一気に厳しくなる。
リロイを連れて離れようとするのをリーンが止めた。
「単に好きなんだ。不思議な生き物と一緒に暮らせるんだろう?
どんな世界なんだ。
私はロードに行ってみたいものだとずっと願っていた」
「そうやって、ロードに来た悪者がいるんです」
王子相手に警戒心が先立つクレイグが答える。
「悪者?」
リーンの視線がオーヴェを一瞥した。
「私はそいつの仲間ではないよ」
「新たな悪者になっては困りますので、秘密です」
「王子は魔獣たちが何をできるとお考えですか」
リロイがクレイグをつかまえながら質問する。
「なんだろうな……、農作業を手伝うか?」
楽しそうな光を目に宿してリーンが答えた。
「ロードの機械に勝手に住み着いて夜中動かしてしまったりするのも可愛らしいな。
領民の家の周りを勝手に彷徨いて警備をしたり。
昼寝をする人間のそばで自分も寝ていたりして」
「実は、収穫を終えた畑を確認しに何度も出かけたり、種まき前なのに飛んできた小鳥を叱ってしまったり。
勘違いやはやとちりもしょっちゅうです」
ロードの日常風景。
領民と共にある魔獣たちの素の姿。
領地に訪れたことのないリーンが正しく捉えていることが意外だった。
王宮には資料があるのか。
この方はよく勉強しているのだと伝わる。
リーンは続けた。
「ロードの魔獣は最強の味方だろうが、それは彼らの余生なんだろう?
人のそばで穏やかに過ごすのが一番いい。
人の世界のことは人が動かす」
クレイグの手の議事録を指す。
「私はこの国を動かしたい」
リーンは心に決めたのだ。
「しかし実際、私を支える家臣の数はきょうだいの中で一番少ない。
姉は王位に興味はないが、その立場を魅力的だと思う家臣は多いんだ。
妹は野心家で、オーヴェと仲良くやっていけると自負している」
十分考える時間はあった。
大人しくしていては何も変わらなかった。
だからこの王子は先に行動し始めることにした。
リロイにはそう見える。
「貴族の味方は? 何人か派閥に引き寄せてから行動に出ましたか?」
「いや、……どうかな。姉の理解は得ている」
苦笑とともにそう言った。
いないも同然である。
オーヴェの前でこの国の王族は力が弱い。
王が侮られているからだ。
「この国の仕組み自体が独裁的な権力を生む。
私はそう考えている。
私には一つだけ目標があって、それを叶えたい」
リロイを見る視線はまっすぐで、希望を乗せている。
「私が王になった時には別の人間を将軍に任命する。
その将軍に命じたいのだ。剣を用いずに戦いに勝利せよと」
「それは……」
リロイは王子の頭の中にある光景が見える気がした。
オーヴェが失脚する世界。
法が正しく運用され、王ですら法の下に入る国。
それはリロイが願ったこと。
「見てみたい」
クレイグと目指していた道の傍に、リーンが歩き出した道がのびてきた気がした。
一年前、クレイグと一緒に全てをはっきりさせた。
見習いの頃に事件を仕組んだのはオーヴェだった。
目的はなんだろう。おそらく試したかった。
リロイの力を見たかった。
なぜ剣を抜くことになったのかは分からない。
あの人はここにいてはならない誰かとリロイを混同しているようだった。
クレイグは襲ってきた者たちの特徴をエレーヌに伝えていた。
傷がよくなるまで見習い先の家にいた。
そのせいで帰郷が二週間遅れた。
護衛をつけて帰すという侯爵の申し出を一度は断ったのだ。
エレーヌの頼みでもあるからと言われて従った。
ゆっくりと帰る道すがら、卿が教えてくれた。
犯人はヘイデンの貴族ではない。属国の者でもない。
現場は外国の貴族の所有だった。
すでに国外へ退去処分になっている。
再入国は長い間禁止だ。
「運悪くとんでもない人間につかまってしまったんだ」
卿はそう言って子どもたちを慰めた。
命があったことを喜んだ。
その後、クレイグは一人で二年間別の国の騎士団へ所属した。
そこは小国群のど真ん中。
その地方には事件に関わった貴族たちの国があった。
調べてみれば傭兵などを調達してくる国で、付き合いがあるのはアレスティア。
クレイグは敵が自国にいると知った。
その敵がオーヴェなら。
エレーヌがリロイをロードに留めた理由に納得がいく。
敵は王ですら逆らえない実力者で、都にいれば人をどうにでもできる。
見習い期間が終わった時点のロードはすでに高い自治性を取り戻していた。
ここを継いでしまえば数年は外に出る暇はない。
領地を出ない領主につける言いがかりもない。
伯爵がいなくなれば、国はリロイに継がせる。
後は領民みんなが守ってくれる。
リロイだってそのうち自分で立ち上がる。
エレーヌの考えが見えてきた。
ロードに近寄る悪者。
あれは狙われている息子を心配していた言葉だ。
ようやく伝わった母の思いは胸を苦しくさせた。
クレイグの瞳には様々な感情が代わる代わる浮かんでは消える。
それは怒りだったり思慕だったり。そのどれもに悲しみが混じっていた。
騎士爵を得る望みがなくなったことを恨んでいた。
実力が伴っていない自分に伯爵位を押し付けたと感じていた。
謝りたくても母は戻らない。
そのためには、この権力者から早いところ離れねばならない。
リロイはもう他の領地の人間と話すと断りを入れようとした。
そこへ、別の権力者から声がかかる。
「ロード伯爵。リロイ」
リーンが上着を片手に寄ってきた。
「そろそろ話せるか」
打ち合わせなどしていない。
なのにまるでこの後話し合う約束があるからという雰囲気で王子はオーヴェを見た。
丁寧に礼をしてオーヴェは離れていく。
「昼間はありがとう。お陰で議題を話し切ることができた」
「聞きたかったので……」
誠実に礼を述べる姿勢が快かった。
リロイはクレイグを探して手招く。
リロイと話しているのが王子と見るやクレイグが駆け寄ってきた。
「殿下、こちらはコラリー師団長クレイグです。
平素から彼と領地の経営をしています」
クレイグは頭を下げる。
「リーン王子殿下、この度は大胆な議題を挙げられましたね。一気に三つも」
腰につけた書類鞄から丸めた議事録を取り出した。
「去年は議題の提出はおろか参加自体されていなかった。
この度思い切ったのには訳がおありですか?」
単刀直入な物言いにリーンは笑う。
「去年は直前に病をもらってしまって参加できなかった。
考えていたのはもう何年もだよ。
今年思い切って議題を上げた理由か……」
言っていいものかどうか。
そんな表情をしてリーンはリロイを見上げた。
「リロイの魔獣が見たい」
もう話すことはない。
クレイグの顔が一気に厳しくなる。
リロイを連れて離れようとするのをリーンが止めた。
「単に好きなんだ。不思議な生き物と一緒に暮らせるんだろう?
どんな世界なんだ。
私はロードに行ってみたいものだとずっと願っていた」
「そうやって、ロードに来た悪者がいるんです」
王子相手に警戒心が先立つクレイグが答える。
「悪者?」
リーンの視線がオーヴェを一瞥した。
「私はそいつの仲間ではないよ」
「新たな悪者になっては困りますので、秘密です」
「王子は魔獣たちが何をできるとお考えですか」
リロイがクレイグをつかまえながら質問する。
「なんだろうな……、農作業を手伝うか?」
楽しそうな光を目に宿してリーンが答えた。
「ロードの機械に勝手に住み着いて夜中動かしてしまったりするのも可愛らしいな。
領民の家の周りを勝手に彷徨いて警備をしたり。
昼寝をする人間のそばで自分も寝ていたりして」
「実は、収穫を終えた畑を確認しに何度も出かけたり、種まき前なのに飛んできた小鳥を叱ってしまったり。
勘違いやはやとちりもしょっちゅうです」
ロードの日常風景。
領民と共にある魔獣たちの素の姿。
領地に訪れたことのないリーンが正しく捉えていることが意外だった。
王宮には資料があるのか。
この方はよく勉強しているのだと伝わる。
リーンは続けた。
「ロードの魔獣は最強の味方だろうが、それは彼らの余生なんだろう?
人のそばで穏やかに過ごすのが一番いい。
人の世界のことは人が動かす」
クレイグの手の議事録を指す。
「私はこの国を動かしたい」
リーンは心に決めたのだ。
「しかし実際、私を支える家臣の数はきょうだいの中で一番少ない。
姉は王位に興味はないが、その立場を魅力的だと思う家臣は多いんだ。
妹は野心家で、オーヴェと仲良くやっていけると自負している」
十分考える時間はあった。
大人しくしていては何も変わらなかった。
だからこの王子は先に行動し始めることにした。
リロイにはそう見える。
「貴族の味方は? 何人か派閥に引き寄せてから行動に出ましたか?」
「いや、……どうかな。姉の理解は得ている」
苦笑とともにそう言った。
いないも同然である。
オーヴェの前でこの国の王族は力が弱い。
王が侮られているからだ。
「この国の仕組み自体が独裁的な権力を生む。
私はそう考えている。
私には一つだけ目標があって、それを叶えたい」
リロイを見る視線はまっすぐで、希望を乗せている。
「私が王になった時には別の人間を将軍に任命する。
その将軍に命じたいのだ。剣を用いずに戦いに勝利せよと」
「それは……」
リロイは王子の頭の中にある光景が見える気がした。
オーヴェが失脚する世界。
法が正しく運用され、王ですら法の下に入る国。
それはリロイが願ったこと。
「見てみたい」
クレイグと目指していた道の傍に、リーンが歩き出した道がのびてきた気がした。
一年前、クレイグと一緒に全てをはっきりさせた。
見習いの頃に事件を仕組んだのはオーヴェだった。
目的はなんだろう。おそらく試したかった。
リロイの力を見たかった。
なぜ剣を抜くことになったのかは分からない。
あの人はここにいてはならない誰かとリロイを混同しているようだった。
クレイグは襲ってきた者たちの特徴をエレーヌに伝えていた。
傷がよくなるまで見習い先の家にいた。
そのせいで帰郷が二週間遅れた。
護衛をつけて帰すという侯爵の申し出を一度は断ったのだ。
エレーヌの頼みでもあるからと言われて従った。
ゆっくりと帰る道すがら、卿が教えてくれた。
犯人はヘイデンの貴族ではない。属国の者でもない。
現場は外国の貴族の所有だった。
すでに国外へ退去処分になっている。
再入国は長い間禁止だ。
「運悪くとんでもない人間につかまってしまったんだ」
卿はそう言って子どもたちを慰めた。
命があったことを喜んだ。
その後、クレイグは一人で二年間別の国の騎士団へ所属した。
そこは小国群のど真ん中。
その地方には事件に関わった貴族たちの国があった。
調べてみれば傭兵などを調達してくる国で、付き合いがあるのはアレスティア。
クレイグは敵が自国にいると知った。
その敵がオーヴェなら。
エレーヌがリロイをロードに留めた理由に納得がいく。
敵は王ですら逆らえない実力者で、都にいれば人をどうにでもできる。
見習い期間が終わった時点のロードはすでに高い自治性を取り戻していた。
ここを継いでしまえば数年は外に出る暇はない。
領地を出ない領主につける言いがかりもない。
伯爵がいなくなれば、国はリロイに継がせる。
後は領民みんなが守ってくれる。
リロイだってそのうち自分で立ち上がる。
エレーヌの考えが見えてきた。
ロードに近寄る悪者。
あれは狙われている息子を心配していた言葉だ。
ようやく伝わった母の思いは胸を苦しくさせた。
クレイグの瞳には様々な感情が代わる代わる浮かんでは消える。
それは怒りだったり思慕だったり。そのどれもに悲しみが混じっていた。
騎士爵を得る望みがなくなったことを恨んでいた。
実力が伴っていない自分に伯爵位を押し付けたと感じていた。
謝りたくても母は戻らない。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
王女様は聖女様?おてんば姫の大冒険~ペットのドラゴンが迷子なので冒険者になって探しに行きます!~
しましまにゃんこ
ファンタジー
アリシア王国の第3王女ティアラ姫には誰にも言えない秘密があった。
それは自分が全属性の魔力を持ち、最強のチート能力を持っていた「建国の賢者アリシア」の生まれ変わりであること!
8才の誕生日を境に前世の記憶を取り戻したものの、500年後に転生したことを知って慌てる。なぜなら死の直前、パートナーのドラゴンに必ず生まれ変わって会いにいくと約束したから。
どこにいてもきっとわかる!と豪語したものの、肝心のドラゴンの気配を感じることができない。全属性の魔力は受け継いだものの、かつての力に比べて圧倒的に弱くなっていたのだ!
「500年……長い。いや、でも、ドラゴンだし。きっと生きてる、よね?待ってて。約束通りきっと会いにいくから!」
かつての力を取り戻しつつ、チートな魔法で大活躍!愛する家族と優しい婚約者候補、可愛い獣人たちに囲まれた穏やかで平和な日々。
しかし、かつての母国が各国に向けて宣戦布告したことにより、少しずつ世界の平和が脅かされていく。
「今度こそ、私が世界を救って見せる!」
失われたドラゴンと世界の破滅を防ぐため、ティアラ姫の冒険の旅が今、始まる!
剣と魔法が織りなすファンタジーの世界で、アリシア王国第3王女として生まれ変わったかつての賢者が巻き起こす、愛と成長と冒険の物語です。
イケメン王子たちとの甘い恋の行方もお見逃しなく。
小説家になろう、カクヨムさま他サイトでも投稿しています。
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる