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昔話
僉議3
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事の経緯を整理する段になったころ、アリアが精霊たちのそばに座った。
ソフィーとドマークのやり取りになるのでちょっと余裕ができる。
度々貯めたお金を全てマーシャに渡したことを言われた。
四度のうち三度はもう成人していたから、心象は良くない。
どれもマーシャのためにしたんじゃない。
弁護士は主張してくれた。
三度目は特別に落ち込んだ、とグラントはドマークに話してあった。
マーシャに対してどんな気持ちでいたのか。
言葉に出したのは初めてだったかもしれない。
ウーシーはいつも言わなくても受け止めてくれた。
三度目に全財産を渡して二週間ばかりした頃。
マーシャはにこにことして街区を歩いていた。
城がいくつか建てられるほど儲けたと笑って。
ケリーは?
そう尋ねるまで、忘れていたようだった。
自分がどう言ってこの弟から金をもらったのか。
元気になった。
取ってつけたような答えに慌てて様子を見に行った。
高熱が下がらないまま船で連れ歩かれた小さな子は、ベッドで丸まっていた。
やつれた様子に可哀想になった。
一緒に行かなくてごめんねと、口をついてでた。
マーシャの本当の姿はこっちの方?
胸の中がひび割れたような感じがした。
だからあの城に呼ばれたのだ。
イーヴァリに接する女王の表情を見てはっきり分かった。
グラントはマーシャに愛されていない。
ただの愛用品だ。
尽くせば擦り切れて消耗していく。
何かが切り落とされた。
もうそこで、明らかにマーシャに対する思慕は消えた。
きっと、家族をなくした虚しさに、マーシャはすっかり入りこんでいた。
優しい姉は幻だった。
再び空いてしまった心に何を置いたらいいのか分からなくて、何年も経った。
ソフィーがちらっとケリーを見た。
「そこまで大切なその子を、グラントはシュトラールに戻していますね」
グラントはケリーを思って財産を差し出した。
そう納得しかけた裁判員を見ながらソフィーは過去を持ち出す。
「外にマーシャが家を用意したのに。
戻る時に騒ぎがありました。無理に連れ戻したのでは」
「異議があります!」
元気よく立ち上がってケリーが叫ぶ。
勝手に発言してはだめ。
フットマンが腕を引いて座らせようとしていた。
「私が戻ると言って、先生と口論になりました!
私は将来ジェロディの孤児院を継ぎたいのです。
魔法を習っているのも、孤児院を守るためです!
先生はあの人よりよほど親でしたっ!」
「静かにして座りなさい」
裁判官が叱る。
「今座らないと、逮捕ですよ」
逮捕、という言葉にケリーは瞬時に席へ吸い取られた。
フットマンが勇気だけは誉めている。
「四度目の話をしましょう」
ソフィーが言った。
「冬、やむなく情報を買って犯罪者を逮捕する羽目になったとのお話でしたが」
あれは押し売り。
「そのお金があれば、傭兵を雇えましたよね?
どうしてわざわざ彼女のところへ行ったんです?」
「当時貯めていたのはグラントの夢を叶えるための資金です。
姉と呼ぶ人のところへ行ってちょっと人足を借りるつもりでした。
それだけの話を、無碍にしたうえに身の危険があることに巻きこんだのは彼女です」
ドマークを応援する精霊たちの拳が柵に並んでいる。
「手に余る事態に困っていたのはマーシャの方だったと思われますね。
グラントはちょうどよくやってきたカモだったはず。
マーシャ、いつものように魔法で逃げるだろうと見ていましたか?
グラントがボロを逮捕させた時、やられたと思いました?」
「審議に関係ないことです」
「ありますよ」
ドマークは強い口調で言った。
「あの時悔しいと思ったから、嫌がらせを思いついた。
その後さらに王陛下よりバレットをもらったグラントが許せなかったんですよね?
自分が手を汚し足を汚して築いた牙城の隣に、綺麗なグラントの城が建ったようなものです。
それまで緊張状態にあったフィンと結託して。
先ほどアリアがマーシャを小狡いと言いましたが。
私も同意いたします。
彼女は八方に愛想を振りまいて、自分は見ていただけですよ。
グラントには親切な顔をし、フィンとはにやにやしながら陰口を言っている姿が浮かびます。
これは私の想像なので発言を撤回しますけれども」
ソフィーがものすごく鋭い目をする。
新人は書類で盾を作るように顔を半分隠した。
「グラントは情報料として、彼女の希望する宝石を買っただけです。
彼女がその宝石で大きなネックレスでも作って、つけて歩いてくれたらいいと。
そう願って渡した贈り物ですよ」
「店主はそうは見ていませんでした。
グラントの様子から、マーシャがこれを犯罪の元手にすることは分かっていそうだったと証言しています」
「店主の主観です。グラントはそう思っていなかった」
弁護士が平行線を辿り出す。
では店主を呼ぼうということになって、一旦休憩になった。
グラントはドマークに頼んで宝石店から袋も持ってきてもらうよう頼む。
部屋の外へ出ると、開放された扉から教会が見えた。
作ってみると価値が実感できる。
教会のステンドグラスやドームの装飾はものすごく高価だ。
あれを作るのに職人が何人必要だったんだろう。
ああいった作業を手助けする魔法が使えたら気持ちがいいかな。
一歩だけ外へ出て風に当たる。
精霊たちが寄ってきた。
フットマンたちにはお菓子を買ってきてくれるように言いつける。
アリアとケリーはマーシャに立腹していた。
「なんのつもりでグラントに言いがかりをつけるやら。
私にもっと時間を下されば、マーシャがどうやってああやってって全部話してしまうのに」
「先生、私は証言できないんですか?
私もあの人の悪いところいっぱい言えますよ」
「悪口大会ではないんですよ。
あと、お母さん、ですよ。
お菓子食べて落ち着こうね」
静かに鼻息荒い者たちを捌くグラントを、ドマークは苦笑して見ていた。
「店主を呼ぼうって言い出すのは計画のうちだ。
休憩後は新しい証人が他にも出てくるだろうね」
ケリーが、アリアが、手を挙げる。
証言したいらしい。
困った弁護士はどこで使えるか考えるふりを始めた。
そこへ名を呼ばれる。
グラントは通りの方を見た。
「グラント、久しぶりだ」
ゾベルだった。
ふわふわの髪は相変わらずで、華奢な見た目も変わらない。
お菓子を持ったフットマンの一人とやってきた。
「ゾベル、元気だった?」
直接顔を見るのは春以来だ。
「うん、元気だ。
グラントと行った以来、貿易島では怖い目にも会わず楽しく仕事してる。
まだ商売は思いつかないんだけどさあ」
そして小さな肩を窄めて顔を寄せる。
「今日グラントの裁判やってるって精霊から聞いたんだ。
どうしたんだ?
俺ができることがあれば協力するよ」
ドマークがゾベルに興味を持ったような顔をした。
グラントは商人だと紹介する。
「長生きして魔物になった猫のゾベルです。
ヘイゼルさんのところの従業員です。
こちらは弁護士のドマークさん。わたしの弟子のケリー。
君に会ったのは精霊のフットマン。
ここにいるのはアリアとスイートだ」
「この子ミルクの精霊だね? いい匂いがする」
スイートのそばでゾベルは小さく鼻を鳴らした。
そして弁護士を見る。
「俺は春にグラントに助けてもらった。
グラントは無表情だけどいい人間だよ。
魔物でもあるけど。とにかくどんなだっていいやつだ」
「分かってますよ」
ドマークは二度、三度と首肯した。
「今日の裁判の争点は、犯罪だと分かってて協力する人かどうか、です。
それを証明できますか?」
「できるできる。グラントは犯罪に手を貸したりしないよ。
春に、魔物の泥棒を捕まえたんだ。
自分が疑われたのに、ひとを助けながら本当の犯人を追いかけた」
ゾベルの話は弁護士にとって気に入る内容だった。
ドマークが素早くゾベルの手を握る。
「休憩後から傍聴席にいてください。
必要な時には証言台に立って」
「うわあ、俺、裁判所なんて初めて入るよ」
ゾベルはわくわくして目を見開いた。
ソフィーとドマークのやり取りになるのでちょっと余裕ができる。
度々貯めたお金を全てマーシャに渡したことを言われた。
四度のうち三度はもう成人していたから、心象は良くない。
どれもマーシャのためにしたんじゃない。
弁護士は主張してくれた。
三度目は特別に落ち込んだ、とグラントはドマークに話してあった。
マーシャに対してどんな気持ちでいたのか。
言葉に出したのは初めてだったかもしれない。
ウーシーはいつも言わなくても受け止めてくれた。
三度目に全財産を渡して二週間ばかりした頃。
マーシャはにこにことして街区を歩いていた。
城がいくつか建てられるほど儲けたと笑って。
ケリーは?
そう尋ねるまで、忘れていたようだった。
自分がどう言ってこの弟から金をもらったのか。
元気になった。
取ってつけたような答えに慌てて様子を見に行った。
高熱が下がらないまま船で連れ歩かれた小さな子は、ベッドで丸まっていた。
やつれた様子に可哀想になった。
一緒に行かなくてごめんねと、口をついてでた。
マーシャの本当の姿はこっちの方?
胸の中がひび割れたような感じがした。
だからあの城に呼ばれたのだ。
イーヴァリに接する女王の表情を見てはっきり分かった。
グラントはマーシャに愛されていない。
ただの愛用品だ。
尽くせば擦り切れて消耗していく。
何かが切り落とされた。
もうそこで、明らかにマーシャに対する思慕は消えた。
きっと、家族をなくした虚しさに、マーシャはすっかり入りこんでいた。
優しい姉は幻だった。
再び空いてしまった心に何を置いたらいいのか分からなくて、何年も経った。
ソフィーがちらっとケリーを見た。
「そこまで大切なその子を、グラントはシュトラールに戻していますね」
グラントはケリーを思って財産を差し出した。
そう納得しかけた裁判員を見ながらソフィーは過去を持ち出す。
「外にマーシャが家を用意したのに。
戻る時に騒ぎがありました。無理に連れ戻したのでは」
「異議があります!」
元気よく立ち上がってケリーが叫ぶ。
勝手に発言してはだめ。
フットマンが腕を引いて座らせようとしていた。
「私が戻ると言って、先生と口論になりました!
私は将来ジェロディの孤児院を継ぎたいのです。
魔法を習っているのも、孤児院を守るためです!
先生はあの人よりよほど親でしたっ!」
「静かにして座りなさい」
裁判官が叱る。
「今座らないと、逮捕ですよ」
逮捕、という言葉にケリーは瞬時に席へ吸い取られた。
フットマンが勇気だけは誉めている。
「四度目の話をしましょう」
ソフィーが言った。
「冬、やむなく情報を買って犯罪者を逮捕する羽目になったとのお話でしたが」
あれは押し売り。
「そのお金があれば、傭兵を雇えましたよね?
どうしてわざわざ彼女のところへ行ったんです?」
「当時貯めていたのはグラントの夢を叶えるための資金です。
姉と呼ぶ人のところへ行ってちょっと人足を借りるつもりでした。
それだけの話を、無碍にしたうえに身の危険があることに巻きこんだのは彼女です」
ドマークを応援する精霊たちの拳が柵に並んでいる。
「手に余る事態に困っていたのはマーシャの方だったと思われますね。
グラントはちょうどよくやってきたカモだったはず。
マーシャ、いつものように魔法で逃げるだろうと見ていましたか?
グラントがボロを逮捕させた時、やられたと思いました?」
「審議に関係ないことです」
「ありますよ」
ドマークは強い口調で言った。
「あの時悔しいと思ったから、嫌がらせを思いついた。
その後さらに王陛下よりバレットをもらったグラントが許せなかったんですよね?
自分が手を汚し足を汚して築いた牙城の隣に、綺麗なグラントの城が建ったようなものです。
それまで緊張状態にあったフィンと結託して。
先ほどアリアがマーシャを小狡いと言いましたが。
私も同意いたします。
彼女は八方に愛想を振りまいて、自分は見ていただけですよ。
グラントには親切な顔をし、フィンとはにやにやしながら陰口を言っている姿が浮かびます。
これは私の想像なので発言を撤回しますけれども」
ソフィーがものすごく鋭い目をする。
新人は書類で盾を作るように顔を半分隠した。
「グラントは情報料として、彼女の希望する宝石を買っただけです。
彼女がその宝石で大きなネックレスでも作って、つけて歩いてくれたらいいと。
そう願って渡した贈り物ですよ」
「店主はそうは見ていませんでした。
グラントの様子から、マーシャがこれを犯罪の元手にすることは分かっていそうだったと証言しています」
「店主の主観です。グラントはそう思っていなかった」
弁護士が平行線を辿り出す。
では店主を呼ぼうということになって、一旦休憩になった。
グラントはドマークに頼んで宝石店から袋も持ってきてもらうよう頼む。
部屋の外へ出ると、開放された扉から教会が見えた。
作ってみると価値が実感できる。
教会のステンドグラスやドームの装飾はものすごく高価だ。
あれを作るのに職人が何人必要だったんだろう。
ああいった作業を手助けする魔法が使えたら気持ちがいいかな。
一歩だけ外へ出て風に当たる。
精霊たちが寄ってきた。
フットマンたちにはお菓子を買ってきてくれるように言いつける。
アリアとケリーはマーシャに立腹していた。
「なんのつもりでグラントに言いがかりをつけるやら。
私にもっと時間を下されば、マーシャがどうやってああやってって全部話してしまうのに」
「先生、私は証言できないんですか?
私もあの人の悪いところいっぱい言えますよ」
「悪口大会ではないんですよ。
あと、お母さん、ですよ。
お菓子食べて落ち着こうね」
静かに鼻息荒い者たちを捌くグラントを、ドマークは苦笑して見ていた。
「店主を呼ぼうって言い出すのは計画のうちだ。
休憩後は新しい証人が他にも出てくるだろうね」
ケリーが、アリアが、手を挙げる。
証言したいらしい。
困った弁護士はどこで使えるか考えるふりを始めた。
そこへ名を呼ばれる。
グラントは通りの方を見た。
「グラント、久しぶりだ」
ゾベルだった。
ふわふわの髪は相変わらずで、華奢な見た目も変わらない。
お菓子を持ったフットマンの一人とやってきた。
「ゾベル、元気だった?」
直接顔を見るのは春以来だ。
「うん、元気だ。
グラントと行った以来、貿易島では怖い目にも会わず楽しく仕事してる。
まだ商売は思いつかないんだけどさあ」
そして小さな肩を窄めて顔を寄せる。
「今日グラントの裁判やってるって精霊から聞いたんだ。
どうしたんだ?
俺ができることがあれば協力するよ」
ドマークがゾベルに興味を持ったような顔をした。
グラントは商人だと紹介する。
「長生きして魔物になった猫のゾベルです。
ヘイゼルさんのところの従業員です。
こちらは弁護士のドマークさん。わたしの弟子のケリー。
君に会ったのは精霊のフットマン。
ここにいるのはアリアとスイートだ」
「この子ミルクの精霊だね? いい匂いがする」
スイートのそばでゾベルは小さく鼻を鳴らした。
そして弁護士を見る。
「俺は春にグラントに助けてもらった。
グラントは無表情だけどいい人間だよ。
魔物でもあるけど。とにかくどんなだっていいやつだ」
「分かってますよ」
ドマークは二度、三度と首肯した。
「今日の裁判の争点は、犯罪だと分かってて協力する人かどうか、です。
それを証明できますか?」
「できるできる。グラントは犯罪に手を貸したりしないよ。
春に、魔物の泥棒を捕まえたんだ。
自分が疑われたのに、ひとを助けながら本当の犯人を追いかけた」
ゾベルの話は弁護士にとって気に入る内容だった。
ドマークが素早くゾベルの手を握る。
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必要な時には証言台に立って」
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