172 / 175
闇に寄り添い、願いを結ぶ
小さな魔法で
しおりを挟む
アリアが目覚めたことは喜ばしい。
寝過ごしたという理由には主の目が色を失った。
シェリーは小猿の姿で案内しながらウィラードのことを話す。
本当のウィラードはいい人だ。
然るべき大人に囲まれて育てばこんな間違いは犯さない。
彼の心はまさに今ちぎれ落ちようとしていて。
「……」
その瞬間を見ることにならなければいいと、グラントは嘆息した。
「シェリーは公爵に怒ってない?」
教会の前で一度立ち止まってグラントが尋ねる。
ウーシーの方はどうなったのかな、と親友を思い浮かべた。
きっと後から事細かに教えてくれる。
「怒ってません」
小猿が首を振った。
「では、わたしには?」
「どうして怒るの?」
初めて会った日が浮かぶ。
「わたしが魔法をあげなければ、シェリーはまっすぐここへ来ていた。
その方が楽だったかな。
大切に守られて過ごせた。家を兵士に占拠されることもない。
あれこれ頭を悩ませて商売することもない。
こんなに立派な城から王族だって宣言できた」
小猿がグラントをよじ登った。
「楽しい出来事を全て通らない道なんて嫌です」
「楽しかったの?」
「それは最初は、怖かった。
突然大勢の前に出て、たくさん話しかけられた。
人の温かい言葉や期待や励ましが、かえって恐ろしく感じたりもした。
でも、私にはグラントがいた」
シェリーは再び床に飛び降りる。
「王族の誰がこんな魔法を使える?
アリアに本を読んでもらうなんて贅沢をさせてもらえるの?」
グラントとすれ違ってヴァルトに来ていたら。
「先にヴァルトに来ていたら、私は心の中にひたすら責務を詰め込んで立った。
こうするしかないんだと言い聞かせて、ついに内乱が起きたかもしれない。
……ウィラード卿は自身の命を諦めて、私に願いを継いでほしいと望んでいた」
都の人々と触れ合うことがなければ、攻め入ることになんの感情もなかった。
ウィラードから自分の生い立ちを聞いていたら。
ダヴィを慕うことはなかった。
祖母のことも知らずに憎んだ。
「グラントは私の運命を変えたの」
「大仰ですよ」
小猿を追いかけて歩くグラントは笑う。
階段を降りると、その顔は俯いた。
シェリーは廟の中へ入っていく。
ひとの姿に戻っているのをグラントは不思議そうに見た。
「ウィラード卿は、獣のシェリーの言葉が分からない?」
「伝わらない」
シェリーが首を振る。
木に半身を取り込まれて座るそのひとは、ずいぶん痩せてしまっていた。
グラントは幹に触れて探る。
数日前の溶岩はまだ胎内にあった。
「推論でしたが、これで確かめられました。
この木は台木を取りこんで封印と同じような状態にしている」
人は残酷なことを考えつくものだけれど。
実行できる者はまれだ。
ウィラードには、遺憾ながらそのまれな者が近寄ってきた。
「ヘーレ公や侍従長は、こうなることを知っていたと思いますか?」
「そう思う」
呼吸の浅いウィラードは小さく頷く。
「ここまで木を育てるのは大変だったでしょう?
木を操れるようになるのも、辛かったでしょう」
棺の数を確かめてからグラントは視線を木に戻した。
「内乱を起こさなくていいんです、公爵。
手立てはある。ホルスト卿の名誉を回復する方法がある。
だから一緒にここから出ませんか」
魔法使いの言葉にシェリーもウィラードもその顔を見つめる。
「この巨木をどう移すんだ。
それに、レミーがいないのでは、どうしようもない。
証拠がない中、誰が私の話など聞く?」
「ダヴィ殿下がいます」
「病人だろう。死にかけとの噂だ。
話を聞いている途中でいなくなられては意味がない」
「もう死にかけではありません」
シェリーが腕に触れて言った。
「グラントから魔法を授かって、体を治す薬を作れるようになったのです」
「すでに試されたとのこと。
お加減は確かに良さそうでした」
レミーに操られていない人間が王になる。
「王族の中でただ一人、レミーに狙われなかった方です。
お話をしてみる価値は十分でしょう?
この好機に公爵は尻込みなさいますか」
グラントの物言いにウィラードはそちらを睨んだ。
「公爵はレミーの虚実を判じられる存在です。
新しい陛下にとってもお会いしたい方であるはず」
ウィラードの前に膝をついて、グラントはその目を見る。
「レミーとはあなたにとってなんだったのか答えを出してください。
手遅れではありません。まだ心はちぎれていない」
辺りが闇に包まれた。
「レミーは……」
恩人だ。
否、あれは懐柔であった。
同じ壇上にいると有頂天になっていた自分を嘲っていた者。
祖父を陥れておいて平然と会いに来た人間。
この国を呪う者。
ウィラードには何をさせたかったのだ。
内乱を起こさせて、何が得なのだろう。
ジャックスとウィラード、二つの手駒をぶつけた先には。
「国の滅亡か……」
気ままなカーラ、体の不自由なシェリー。
どちらの娘が王位を継いだとしても話は簡単だ。
レミーは混沌の中で滅びゆくこの国を見てやりたい。
ウィラードが生まれる前からレミーは周囲を欺いていた。
なんと愚かな自分だろう。
「生贄だと気づいた日に命を絶てばよかった…」
「それは良くないです」
妙に真面目にグラントは否定する。
幻の世界でウィラードの体は元通りだった。
グラントがその手を持った。
幸運を受け取らせるように手のひらを天へ向ける。
「どうあろうと生きると決めてくださったから今日に希望が残りました。
ウィラード卿が自身で掴んだ幸運は本物です」
指を折って握らせた。
離すなと言っているようだ。
「わたしは公爵がシェリーを連れ去ったことは怒っております。
けれど、生き残っていてくれたことは立派だと思っています」
真顔の魔法使いは嘆息の後に続けた。
「シェリーには自分で決めさせてください。
公爵の望みは聞きました。継ぐかどうかは彼女次第です」
「自由か」
「はい」
小さく笑ったグラントの姿が薄れる。
「しばらくこちらにおいでください、公爵。
わたしの魔法の中にいる間は苦痛を感じなくて済みます。
閣下はシェリーの魔法で抜け出せると見ています」
「抜け出す? 根がしっかり体内に張っている。
引き抜けばいいという話ではないぞ」
うっそりとウィラードを見つめるグラントは、舌でも出しそうだ。
「一度諦めた命なら、試してもいいかなと思いました。
上手くいかなければわたしが後の責任を持ちます。
……わたしの魔法は痛いのですけど…」
呆れたことを言い残してグラントは消えた。
現実に戻ったグラントはシェリーとアリアを集めた。
「シェリー。アリア。試したいんだけど、協力してくれる?」
二人して強く頷く。
「公爵を背負って、獣になってみてくれない?」
「木は無理ですよ」
アリアがとんでもないというように声を上げた。
「獣になったシェリーと公爵は会話できなかったんだよね?
だから、公爵自身が魔物になったわけじゃないと思うんだよ」
薄い根拠に不安の方が色濃い。
「それに、この木は致命傷を食らっている。
同化しているならとても声を上げずにいられないよ」
致命傷
「それは、…王宮で?」
シェリーの瞳が輝いた。
グラントは苦笑する。
「そう」
あと一歩だったのだ。
幹に近い枝から胎内を焼きながら進んだ。
もっと実戦の経験があれば仕留められたかもしれない。
「そう……」
シェリーは安堵して笑った。
グラントはやっぱりすごい魔法使いだった。
「やりましょう」
アリアの本を片手に抱いてシェリーは言う。
精霊が渋々本に隠れた。
「シェリーはまず城の上の方を目指して。
枝は台木を奪ったわたしを狙って集まってくる。
上に隙間ができるはず」
「グラントは」
「この木を灰にしてからシェリーを追うよ。
待たなくていい。レイを見つけて都に向かって」
シェリーは幻の世界にいるままのウィラードの肩を支える。
「都の方角、分かる? そちらからレイの部隊が追ってきていると思う。
領地の境には溶岩があるからそこよりこちらには入らないよう伝えてくれる?
ウィラード卿のこと、頼むね」
「はい」
杖を構えてグラントは息を吐く。
「行って」
シェリーの姿が変わる。
小さいが、猛禽の姿になった。
ハヤブサだ。
甲高い声と共に飛び去る。
ウィラードは台木。
人間の世界のことをこの木に教えた養親のようなもの。
枝が台木の気配を探して蠢く。
黒い石が木にあいたウロに差しこまれた。
「追わないで」
幹が軋む。
ウロが内側から破裂した。
木の枝がグラントをとらえようと飛んでくる。
城の床を突き破って次々に集まった。
グラントは右手で幹にできた裂け目を掴む。
杖を握って自分の周りを守った。
どこからか花の香りがする。
木は結実を試みているようだ。
寝過ごしたという理由には主の目が色を失った。
シェリーは小猿の姿で案内しながらウィラードのことを話す。
本当のウィラードはいい人だ。
然るべき大人に囲まれて育てばこんな間違いは犯さない。
彼の心はまさに今ちぎれ落ちようとしていて。
「……」
その瞬間を見ることにならなければいいと、グラントは嘆息した。
「シェリーは公爵に怒ってない?」
教会の前で一度立ち止まってグラントが尋ねる。
ウーシーの方はどうなったのかな、と親友を思い浮かべた。
きっと後から事細かに教えてくれる。
「怒ってません」
小猿が首を振った。
「では、わたしには?」
「どうして怒るの?」
初めて会った日が浮かぶ。
「わたしが魔法をあげなければ、シェリーはまっすぐここへ来ていた。
その方が楽だったかな。
大切に守られて過ごせた。家を兵士に占拠されることもない。
あれこれ頭を悩ませて商売することもない。
こんなに立派な城から王族だって宣言できた」
小猿がグラントをよじ登った。
「楽しい出来事を全て通らない道なんて嫌です」
「楽しかったの?」
「それは最初は、怖かった。
突然大勢の前に出て、たくさん話しかけられた。
人の温かい言葉や期待や励ましが、かえって恐ろしく感じたりもした。
でも、私にはグラントがいた」
シェリーは再び床に飛び降りる。
「王族の誰がこんな魔法を使える?
アリアに本を読んでもらうなんて贅沢をさせてもらえるの?」
グラントとすれ違ってヴァルトに来ていたら。
「先にヴァルトに来ていたら、私は心の中にひたすら責務を詰め込んで立った。
こうするしかないんだと言い聞かせて、ついに内乱が起きたかもしれない。
……ウィラード卿は自身の命を諦めて、私に願いを継いでほしいと望んでいた」
都の人々と触れ合うことがなければ、攻め入ることになんの感情もなかった。
ウィラードから自分の生い立ちを聞いていたら。
ダヴィを慕うことはなかった。
祖母のことも知らずに憎んだ。
「グラントは私の運命を変えたの」
「大仰ですよ」
小猿を追いかけて歩くグラントは笑う。
階段を降りると、その顔は俯いた。
シェリーは廟の中へ入っていく。
ひとの姿に戻っているのをグラントは不思議そうに見た。
「ウィラード卿は、獣のシェリーの言葉が分からない?」
「伝わらない」
シェリーが首を振る。
木に半身を取り込まれて座るそのひとは、ずいぶん痩せてしまっていた。
グラントは幹に触れて探る。
数日前の溶岩はまだ胎内にあった。
「推論でしたが、これで確かめられました。
この木は台木を取りこんで封印と同じような状態にしている」
人は残酷なことを考えつくものだけれど。
実行できる者はまれだ。
ウィラードには、遺憾ながらそのまれな者が近寄ってきた。
「ヘーレ公や侍従長は、こうなることを知っていたと思いますか?」
「そう思う」
呼吸の浅いウィラードは小さく頷く。
「ここまで木を育てるのは大変だったでしょう?
木を操れるようになるのも、辛かったでしょう」
棺の数を確かめてからグラントは視線を木に戻した。
「内乱を起こさなくていいんです、公爵。
手立てはある。ホルスト卿の名誉を回復する方法がある。
だから一緒にここから出ませんか」
魔法使いの言葉にシェリーもウィラードもその顔を見つめる。
「この巨木をどう移すんだ。
それに、レミーがいないのでは、どうしようもない。
証拠がない中、誰が私の話など聞く?」
「ダヴィ殿下がいます」
「病人だろう。死にかけとの噂だ。
話を聞いている途中でいなくなられては意味がない」
「もう死にかけではありません」
シェリーが腕に触れて言った。
「グラントから魔法を授かって、体を治す薬を作れるようになったのです」
「すでに試されたとのこと。
お加減は確かに良さそうでした」
レミーに操られていない人間が王になる。
「王族の中でただ一人、レミーに狙われなかった方です。
お話をしてみる価値は十分でしょう?
この好機に公爵は尻込みなさいますか」
グラントの物言いにウィラードはそちらを睨んだ。
「公爵はレミーの虚実を判じられる存在です。
新しい陛下にとってもお会いしたい方であるはず」
ウィラードの前に膝をついて、グラントはその目を見る。
「レミーとはあなたにとってなんだったのか答えを出してください。
手遅れではありません。まだ心はちぎれていない」
辺りが闇に包まれた。
「レミーは……」
恩人だ。
否、あれは懐柔であった。
同じ壇上にいると有頂天になっていた自分を嘲っていた者。
祖父を陥れておいて平然と会いに来た人間。
この国を呪う者。
ウィラードには何をさせたかったのだ。
内乱を起こさせて、何が得なのだろう。
ジャックスとウィラード、二つの手駒をぶつけた先には。
「国の滅亡か……」
気ままなカーラ、体の不自由なシェリー。
どちらの娘が王位を継いだとしても話は簡単だ。
レミーは混沌の中で滅びゆくこの国を見てやりたい。
ウィラードが生まれる前からレミーは周囲を欺いていた。
なんと愚かな自分だろう。
「生贄だと気づいた日に命を絶てばよかった…」
「それは良くないです」
妙に真面目にグラントは否定する。
幻の世界でウィラードの体は元通りだった。
グラントがその手を持った。
幸運を受け取らせるように手のひらを天へ向ける。
「どうあろうと生きると決めてくださったから今日に希望が残りました。
ウィラード卿が自身で掴んだ幸運は本物です」
指を折って握らせた。
離すなと言っているようだ。
「わたしは公爵がシェリーを連れ去ったことは怒っております。
けれど、生き残っていてくれたことは立派だと思っています」
真顔の魔法使いは嘆息の後に続けた。
「シェリーには自分で決めさせてください。
公爵の望みは聞きました。継ぐかどうかは彼女次第です」
「自由か」
「はい」
小さく笑ったグラントの姿が薄れる。
「しばらくこちらにおいでください、公爵。
わたしの魔法の中にいる間は苦痛を感じなくて済みます。
閣下はシェリーの魔法で抜け出せると見ています」
「抜け出す? 根がしっかり体内に張っている。
引き抜けばいいという話ではないぞ」
うっそりとウィラードを見つめるグラントは、舌でも出しそうだ。
「一度諦めた命なら、試してもいいかなと思いました。
上手くいかなければわたしが後の責任を持ちます。
……わたしの魔法は痛いのですけど…」
呆れたことを言い残してグラントは消えた。
現実に戻ったグラントはシェリーとアリアを集めた。
「シェリー。アリア。試したいんだけど、協力してくれる?」
二人して強く頷く。
「公爵を背負って、獣になってみてくれない?」
「木は無理ですよ」
アリアがとんでもないというように声を上げた。
「獣になったシェリーと公爵は会話できなかったんだよね?
だから、公爵自身が魔物になったわけじゃないと思うんだよ」
薄い根拠に不安の方が色濃い。
「それに、この木は致命傷を食らっている。
同化しているならとても声を上げずにいられないよ」
致命傷
「それは、…王宮で?」
シェリーの瞳が輝いた。
グラントは苦笑する。
「そう」
あと一歩だったのだ。
幹に近い枝から胎内を焼きながら進んだ。
もっと実戦の経験があれば仕留められたかもしれない。
「そう……」
シェリーは安堵して笑った。
グラントはやっぱりすごい魔法使いだった。
「やりましょう」
アリアの本を片手に抱いてシェリーは言う。
精霊が渋々本に隠れた。
「シェリーはまず城の上の方を目指して。
枝は台木を奪ったわたしを狙って集まってくる。
上に隙間ができるはず」
「グラントは」
「この木を灰にしてからシェリーを追うよ。
待たなくていい。レイを見つけて都に向かって」
シェリーは幻の世界にいるままのウィラードの肩を支える。
「都の方角、分かる? そちらからレイの部隊が追ってきていると思う。
領地の境には溶岩があるからそこよりこちらには入らないよう伝えてくれる?
ウィラード卿のこと、頼むね」
「はい」
杖を構えてグラントは息を吐く。
「行って」
シェリーの姿が変わる。
小さいが、猛禽の姿になった。
ハヤブサだ。
甲高い声と共に飛び去る。
ウィラードは台木。
人間の世界のことをこの木に教えた養親のようなもの。
枝が台木の気配を探して蠢く。
黒い石が木にあいたウロに差しこまれた。
「追わないで」
幹が軋む。
ウロが内側から破裂した。
木の枝がグラントをとらえようと飛んでくる。
城の床を突き破って次々に集まった。
グラントは右手で幹にできた裂け目を掴む。
杖を握って自分の周りを守った。
どこからか花の香りがする。
木は結実を試みているようだ。
0
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
『王都の神童』と呼ばれた俺、職業選定でまさかの【遊び人】三連発で追放される。……が、実は「全職業のスキル」を合算して重ねがけできる唯一のバグ
よっしぃ
ファンタジー
王都で「神童」の名をほしいままにしていた少年、ディラン・アークライト(17歳)。
剣を握れば騎士団長を唸らせ、魔法を学べば賢者を凌駕する。誰もが彼を「次代の勇者」と信じて疑わなかった。
しかし、運命の職業選定で彼が得たのは――【遊び人】。
それも、三つの職業スロットすべてが【遊び人】で埋まるという、前代未聞の怪現象だった。
「期待外れだ」
「国の恥晒しめ」
掌を返した周囲によって、ディランは着の身着のままで街を追放される。 だが、かつて神童と呼ばれた彼の「分析力」は死んでいなかった。
『……Lv1なのに、ステータスが異常に高い? それに経験値が分散せず、すべて加算されている……?』
彼だけが気づいた真実。
それは【遊び人】という名に偽装された、この世界の管理者権限(Free-Hander)であり、全職業のスキルを制限なく使用・強化できるバグ技(デバッグモード)への入り口だったのだ。
これは、理不尽に捨てられた元・神童が、その頭脳とバグ能力で世界を「攻略」し、同じく不遇な扱いを受けていた美少女騎士(中身は脳筋)と共に、誰よりも自由に成り上がる物語。
【著者プロフィール】アルファポリスより『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』を出版、オリコンライトノベル部門18位を記録。本作は2月に2巻刊行予定。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる