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第6章 コロニー003
31話 「真相」
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「私の名は、アルヴァン・フローラではない。本当の名は、アルヴァン・エリオス。君を騙してここまで旅をさせた事を詫びよう」
「……何故俺に隠す必要があった」
「君ほどにこの旅の適任者が居なかったからだ。なんとしても君に頼むために、この選択をした」
「全てを話せば、俺が降りるような内容なんだな」
「私は君の顔も境遇もこの目で見ていない。そのため君に限定した話ではないな」
ミリーは背中に隠れ、俯いている。
まさかいきなり武力行使という事は無いだろう。
それならこんな睨み合いの場は設けない。
「ミリセア君を君に連れてこさせたのは、端的に言えば私達の研究の一環だ。ここに居る者は皆私の部下でね。研究を共にする仲間という訳だ」
アルヴァンは一段階低い声になり、そう告げる。
「唐突だが君は100年前、人類がどうやって人工太陽を作ったのか知っているか?」
「詳しくは知らないな。炎魔法の応用だかで作られたってくらいだ」
「そうだ。人工太陽は大いなる力を持つ炎魔術士の、魔力を拝借する事で作られている。明確な基準値としては、炎の紋章を持つ程の魔術師である事だな。そうして人類は100年の安寧を築き上げた」
安寧か。
見てもいない100年前を持ち上げる訳じゃないが、少なくともコロニー128の現状を安寧だと、俺は思えなかった。
「だが、ここ数年異変が各所で起こり始めた。人工太陽が黒く腐食したという報告が、様々なコロニーで報告されたのだ。君もここに来るまでに目にしただろうが、私達のコロニーでも1つが機能を失い、巨大な置物となっている」
コロニー236の時の黒い太陽。あれもそうなのだろう。
太陽が機能停止したと仮説を建てたが、どうやらあの時の考えは当たっていたらしい。
「事態は緊急を要し、私もこの研究に就いた。そしてひとつの仮説に辿り着いた。それが、人工太陽の寿命だ」
「……」
「魔力を測定する際に使われる装置を使い、黒い太陽と、現存する太陽とで比較した結果だ。黒い太陽は魔力が完全に枯渇し、現存の太陽も数値に出すと、100年間誰も指摘しえない程わずかに魔力が減少していると分かった。
元が人間の魔力なのだ。人が衰えるのと同じように、太陽も人と同じような寿命を機に衰えた。経年劣化と言い変えてもいいな」
確かに、それならば筋は通る。
「それで、このコロニー003の為ミリーに新しい人工太陽を作らせようって訳か?」
「いかにも」
そう言われながら、思考を巡らす。
奴の話に不可解な点は無いだろうか。
「炎魔法の紋章持ちってのは、そんなに居ない物なのか?俺のコロニーはここの人口のざっと8分の1だ。わざわざミリーを使わなくとも、コロニー003の魔術師をあたる事はできただろう」
「居ない。私の知る限り、ミリセア君の他に1人たりとも」
「冗談だろ?100年前は国中に、異常な速度で人工太陽が設置されたのにか?」
「そこには、私達も頭を悩ませていた。だが、つい最近これにも信憑性の高い仮説が出来た。簡潔に言えば、人類は正しい渇望の仕方を忘れている」
「渇望?」
アルヴァンは手を組み換え、落ち着いた声で話し出す。
「君は、人が魔術を使う為になにが必要か分かるかね」
「こっちじゃ才能を持った奴が強い願望を持った時に魔術に目覚めるってのが通説だな」
「そうだ。願望。渇望。具体的には一定以上の値を出す程の強い枯渇が必要なのだ。君程の魔術師なら、明確に強い渇望を持った事があるのではないか?」
「……あぁ。あったな」
俺は飢えに飢えて、水を強く求めた時水の魔術に目覚めた。
そこからも内層民に這い上がり、失った人生を取り戻すという強い渇望で軍で力を付けた。自分では、そう解釈していた。
「だが先程も言った通り、我々人類は炎魔法に関しての正しい渇望の仕方を忘れた」
「人の変異のような話か?」
「少し遠いな。渇望の仕方という物には明確な正解があるのだよ。風を求めるには風を想像し、水を求めるには水を想像するだろう。炎魔法も例外ではない。太陽の紋章を出現させられる程の人間は、太陽への正しい渇望を持たなくてはならない。そしてその願いは、本物の太陽を人類が見なくなった事により、潰えた」
「人類が地下で暮らし始めた弊害という訳か」
「そうだ。そして100年前急速に人工太陽が広まったのは人類が地下で営みをはじめ、本物の太陽を知っている者が正しく求めたからだと言える。今の世代を作った、本物の太陽を見た事の無い人々と違ってな」
アルヴァンの話は理路整然としている。
だがまだ気になる点があった。
「じゃあなぜ、ミリーは炎の紋章持ちになれた?」
「ミリセア君は恐らく、正しい渇望の仕方を知っていたのだよ。君のコロニーでは崩落が多かったのだろう?賭けてもいい。ミリセア君は紋章を出現させる前に一度でも、本物の太陽を見た経験がある」
記憶を呼び戻す。
そういえば旅を始めた直後、一度本物の太陽をみた経験があるとか言っていた。
そしてそれに感動して、コロニー内全てがそんな風に明るければ、というような話もしていたな。
それがミリーの持った、正しい渇望という事か。
全てが繋がっていく感覚があった。
コロニー003で炎の魔術師が出ないのは、立派な構造をしている故に崩落事故が発生せず、本物の太陽を見る人間の母数が極端に少ないからなのだろう。
軍人共はこのコロニーでも太陽の元へ出向いているだろうが、それが習慣化する軍人は太陽への渇望を持ちにくい。
その為太陽を知り強い渇望を持つのは、崩落事故を経験した外層民が適切。
「それで婆さんとコネがあってミリーの話を聞き、俺へと繋がったという訳か」
「そうだ」
婆さんは元々内層で魔術を教える人間だった。
誰よりも魔術師を見る役職。
炎魔法の紋章持ちを見かけたら連絡しろという旨の話が通っていてもおかしくはない。
「以上が私の知る全てだ。私が心血を注ぎ研究したこの数年間の結晶とも言える。ミリセア君を、渡してくれないか」
「……いいや、まだ聞きたい事がある」
「なにかね」
「その研究は、本当に……安全なんだろうな?」
1つ思い出した事がある。
旅に出る前、婆さんの反応だ。
ミリーを抱きしめて、ごめんごめんと謝罪を繰り返していた。
挙句こんな事をさせるのは申し訳ないと思っているとも言っていた。
あの時は無茶な旅をさせる事への謝罪だと思ったが、もしこの研究を知っていたのなら……。
心臓の鼓動が早くなる感覚があった。
なぜだか胸がざわつき、落ち着かない。
それはきっと少女に、あの日から続いた罪を肯定してもらえたからで。
「君には悪いが、少女には器となり、大いなる犠牲となってもらう」
アルヴァンは冷酷に、そう告げた。
魔力の全てを抽出すると人は朽ちるのだと付け加えてくる。
言葉の意味を理解するのに時間がかかった。
淡々という奴の姿に唖然とし、次に怒りが湧いて出た。
半開きになっていた口を開き、なるだけ平静を装って次の言葉を吐いた。
「馬鹿げてる。悪いがこの子の命はそんなに安くない」
そう言い放った。
言い切る事こそ、ミリーが救われる方法なんじゃないかと思って。
だが次にアルヴァンの紡いだ言葉にまた、衝撃を受けた。
「運命を決めるのは君ではない。ミリセア君だ。彼女はこの旅に来る前に既に、器となる事を了承している」
俺はすぐ、後ろに隠れるミリーをみやった。
俯いていて、表情は見えない。
「そうだろう?ミリセア君」
俺含めその部屋に居た多くの大人の目がミリーに向けられる。
ミリーは顔を上げてそれに気が付くと、掴んでいた俺の服の裾を手放して言った。
「……はい。いいです。太陽に、なります」
「……何故俺に隠す必要があった」
「君ほどにこの旅の適任者が居なかったからだ。なんとしても君に頼むために、この選択をした」
「全てを話せば、俺が降りるような内容なんだな」
「私は君の顔も境遇もこの目で見ていない。そのため君に限定した話ではないな」
ミリーは背中に隠れ、俯いている。
まさかいきなり武力行使という事は無いだろう。
それならこんな睨み合いの場は設けない。
「ミリセア君を君に連れてこさせたのは、端的に言えば私達の研究の一環だ。ここに居る者は皆私の部下でね。研究を共にする仲間という訳だ」
アルヴァンは一段階低い声になり、そう告げる。
「唐突だが君は100年前、人類がどうやって人工太陽を作ったのか知っているか?」
「詳しくは知らないな。炎魔法の応用だかで作られたってくらいだ」
「そうだ。人工太陽は大いなる力を持つ炎魔術士の、魔力を拝借する事で作られている。明確な基準値としては、炎の紋章を持つ程の魔術師である事だな。そうして人類は100年の安寧を築き上げた」
安寧か。
見てもいない100年前を持ち上げる訳じゃないが、少なくともコロニー128の現状を安寧だと、俺は思えなかった。
「だが、ここ数年異変が各所で起こり始めた。人工太陽が黒く腐食したという報告が、様々なコロニーで報告されたのだ。君もここに来るまでに目にしただろうが、私達のコロニーでも1つが機能を失い、巨大な置物となっている」
コロニー236の時の黒い太陽。あれもそうなのだろう。
太陽が機能停止したと仮説を建てたが、どうやらあの時の考えは当たっていたらしい。
「事態は緊急を要し、私もこの研究に就いた。そしてひとつの仮説に辿り着いた。それが、人工太陽の寿命だ」
「……」
「魔力を測定する際に使われる装置を使い、黒い太陽と、現存する太陽とで比較した結果だ。黒い太陽は魔力が完全に枯渇し、現存の太陽も数値に出すと、100年間誰も指摘しえない程わずかに魔力が減少していると分かった。
元が人間の魔力なのだ。人が衰えるのと同じように、太陽も人と同じような寿命を機に衰えた。経年劣化と言い変えてもいいな」
確かに、それならば筋は通る。
「それで、このコロニー003の為ミリーに新しい人工太陽を作らせようって訳か?」
「いかにも」
そう言われながら、思考を巡らす。
奴の話に不可解な点は無いだろうか。
「炎魔法の紋章持ちってのは、そんなに居ない物なのか?俺のコロニーはここの人口のざっと8分の1だ。わざわざミリーを使わなくとも、コロニー003の魔術師をあたる事はできただろう」
「居ない。私の知る限り、ミリセア君の他に1人たりとも」
「冗談だろ?100年前は国中に、異常な速度で人工太陽が設置されたのにか?」
「そこには、私達も頭を悩ませていた。だが、つい最近これにも信憑性の高い仮説が出来た。簡潔に言えば、人類は正しい渇望の仕方を忘れている」
「渇望?」
アルヴァンは手を組み換え、落ち着いた声で話し出す。
「君は、人が魔術を使う為になにが必要か分かるかね」
「こっちじゃ才能を持った奴が強い願望を持った時に魔術に目覚めるってのが通説だな」
「そうだ。願望。渇望。具体的には一定以上の値を出す程の強い枯渇が必要なのだ。君程の魔術師なら、明確に強い渇望を持った事があるのではないか?」
「……あぁ。あったな」
俺は飢えに飢えて、水を強く求めた時水の魔術に目覚めた。
そこからも内層民に這い上がり、失った人生を取り戻すという強い渇望で軍で力を付けた。自分では、そう解釈していた。
「だが先程も言った通り、我々人類は炎魔法に関しての正しい渇望の仕方を忘れた」
「人の変異のような話か?」
「少し遠いな。渇望の仕方という物には明確な正解があるのだよ。風を求めるには風を想像し、水を求めるには水を想像するだろう。炎魔法も例外ではない。太陽の紋章を出現させられる程の人間は、太陽への正しい渇望を持たなくてはならない。そしてその願いは、本物の太陽を人類が見なくなった事により、潰えた」
「人類が地下で暮らし始めた弊害という訳か」
「そうだ。そして100年前急速に人工太陽が広まったのは人類が地下で営みをはじめ、本物の太陽を知っている者が正しく求めたからだと言える。今の世代を作った、本物の太陽を見た事の無い人々と違ってな」
アルヴァンの話は理路整然としている。
だがまだ気になる点があった。
「じゃあなぜ、ミリーは炎の紋章持ちになれた?」
「ミリセア君は恐らく、正しい渇望の仕方を知っていたのだよ。君のコロニーでは崩落が多かったのだろう?賭けてもいい。ミリセア君は紋章を出現させる前に一度でも、本物の太陽を見た経験がある」
記憶を呼び戻す。
そういえば旅を始めた直後、一度本物の太陽をみた経験があるとか言っていた。
そしてそれに感動して、コロニー内全てがそんな風に明るければ、というような話もしていたな。
それがミリーの持った、正しい渇望という事か。
全てが繋がっていく感覚があった。
コロニー003で炎の魔術師が出ないのは、立派な構造をしている故に崩落事故が発生せず、本物の太陽を見る人間の母数が極端に少ないからなのだろう。
軍人共はこのコロニーでも太陽の元へ出向いているだろうが、それが習慣化する軍人は太陽への渇望を持ちにくい。
その為太陽を知り強い渇望を持つのは、崩落事故を経験した外層民が適切。
「それで婆さんとコネがあってミリーの話を聞き、俺へと繋がったという訳か」
「そうだ」
婆さんは元々内層で魔術を教える人間だった。
誰よりも魔術師を見る役職。
炎魔法の紋章持ちを見かけたら連絡しろという旨の話が通っていてもおかしくはない。
「以上が私の知る全てだ。私が心血を注ぎ研究したこの数年間の結晶とも言える。ミリセア君を、渡してくれないか」
「……いいや、まだ聞きたい事がある」
「なにかね」
「その研究は、本当に……安全なんだろうな?」
1つ思い出した事がある。
旅に出る前、婆さんの反応だ。
ミリーを抱きしめて、ごめんごめんと謝罪を繰り返していた。
挙句こんな事をさせるのは申し訳ないと思っているとも言っていた。
あの時は無茶な旅をさせる事への謝罪だと思ったが、もしこの研究を知っていたのなら……。
心臓の鼓動が早くなる感覚があった。
なぜだか胸がざわつき、落ち着かない。
それはきっと少女に、あの日から続いた罪を肯定してもらえたからで。
「君には悪いが、少女には器となり、大いなる犠牲となってもらう」
アルヴァンは冷酷に、そう告げた。
魔力の全てを抽出すると人は朽ちるのだと付け加えてくる。
言葉の意味を理解するのに時間がかかった。
淡々という奴の姿に唖然とし、次に怒りが湧いて出た。
半開きになっていた口を開き、なるだけ平静を装って次の言葉を吐いた。
「馬鹿げてる。悪いがこの子の命はそんなに安くない」
そう言い放った。
言い切る事こそ、ミリーが救われる方法なんじゃないかと思って。
だが次にアルヴァンの紡いだ言葉にまた、衝撃を受けた。
「運命を決めるのは君ではない。ミリセア君だ。彼女はこの旅に来る前に既に、器となる事を了承している」
俺はすぐ、後ろに隠れるミリーをみやった。
俯いていて、表情は見えない。
「そうだろう?ミリセア君」
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