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【15歳】
【15歳】4
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俺は呆然としながら部屋に戻ってきた。
___いつもみたいに……口でやって…?___
って………口は………アレを咥えるって事だよな………
転生前の俺は彼氏とのそういう行為は経験済みだけど、この身体では無い。
アイツ………誰と勘違いしてた?!
俺に掛かりきりで申し訳ないとは思ってたけど……
ハッ!もしかして…彼氏がいたのかっ?!
だからあんなに閨の講義が上手いのか!!
う~ん…誰だ………
多分…カヤが「攻」だろ………?
「受」が出来そうな…誰だ…?
あ…設定じゃカヤは「受」も出来たよな?
___コンコン___
「はい。どうぞ。」
「失礼…します。シオン様………明日の稽古だけど………」
「どうした、カイエ?」
「ちょっと…休みたい………」
「別に良いよ。じゃあ剣術はみんなお休みになるよね。それなら、久し振りにユズと遊ぼうかなぁ♪」
「うん…ありがとう。」
カイエが少し嬉しそうな顔をして出て行った。
ほっほぅ………これは…
___もしかして…カヤの恋人は………カイエか?!___
明日はカヤのお見舞いか?
いやぁ~、確かに昔から仲良いもんね。
師弟関係っての?
剣術とか………そういや、俺が寝てたり用事がある時は訓練してるって言ってたもんな!
………ハッ!…師弟…関係………
じゃあ………クロバイも……アリか………っ?!
口でして…くれそうだよなぁ………経験豊富で…デロッデロの甘々にしてくれそう………っ!
スパダリだしなっ!!
こないだのお姫様抱っこはなかなか麗しいもんだったぁっっ!
………あ、いかんいかん………思いに耽り過ぎた。
まぁ、アイツの彼氏はよく分からんが俺と彼氏を間違えたんだろ。うんうん。
熱っぽかったしなぁ。
俺は納得したらスッキリし、明日のユズとの遊びに備えて早く寝ることにした。
___翌日___
「にぃたまぁ~♪」
「ユ~ズ~ゥッ!」
今日は母の調子が少し悪いので俺とオークで見る事になった。
ヒイラギさん達はそれぞれの用事があるとかで、今回は全体的な守りは王宮から既に屋敷の周りに配置されているという。
俺は知らなかったが、アゼリアとザクロはヒイラギさんの次に強い人達だったらしく、代わりになる人達は10人以上はこちらに派遣されて来たらしい…
いつもヘラヘラしてるからさ……何か…軽く親戚の兄ちゃんの扱いして………ゴメン…
さて、今日はアハハウフフ♡と、中庭を追いかけっこと言う名のお散歩をし、一緒にお昼寝と言う惰眠を貪り………俺は1日ユズを堪能しする予定だった。
………「予定」…で終わった………
「さぁ!ユズっ!!俺を追い掛けるが良いっ!」
只今、俺の目の前で……オークがドヤ顔でユズに挑んでます………
「…やぁ~のっ!」
「………何でだよ。」
「にぃたま…いぃのっ。」
「あ~、シオンを追い掛けたいのか?」
「んっ。」
「そっかぁ………」
オークがユズを抱っこしてこちらを向いた。
ニヤリ。
「じゃあ…俺が抱っこして、兄様を追い掛けるってのは………どうだ?」
「はぁ?!」
「んっ!いぃっ!!」
「良くない!良くないよ?!ユズ!」
コイツ手加減知らねぇもんっ!
「ヨッシャアッ!じゃあ、ユズッ!!しっかりと俺に掴まれ!い~ち…にぃ~………」
「あわわわわわ………」
俺は慌てて逃げ場所を探す。
「………じゅ~う…………さぁ……ゲームの…始まりだぁ…………」
いやぁぁぁ!悪役令息より悪役ぅぅぅぅっ!!
バッ!!っと、俺は最近習った魔法で走る速度を速める。
…………が…………
バシュッ!
「捕~ま~え~た~♡」
「きゃぁあっ♡にぃたまっ♪」
「ひぃゃぁぁぁああっ!!」
怖いっ!マジ怖いっっ!!
…本物の鬼の如く怖い鬼ごっこでした………
ユズ、よくあのスピードで掴まってたよな………って、魔法だもんな。
シールド張ってるよな…
「なぁ、エンジュに昼メシって作ってもらったよな?」
「うん。」
「前みたいに、お前のお気に入りの樹の下で食べないか?」
「あ、良いね。ユズもお散歩がてら行けるしね。」
突然なオークの提案だったが鬼ごっこ怖かったし、別の怖い遊びを思いつかれても怖かったのでこちらの提案に喜んで乗る事にした。
「にぃたま、ちょうちょ!」
「あ~蝶々だなぁ~。」
花や蝶を眺めてユズと一緒にのんびりと歩く。
その少し後ろをオークがエンジュが作ってくれた昼メシを持って歩いてくれた。
小さな子を連れて歩くのはどうしてもあちこち目が行くので目的地までの到着が遅くなり、樹の下に到着した頃には丁度お昼時となっていた。
今日は3人なので、いつもより大き目の敷布を敷いて昼メシを並べる。
ユズは俺が転生前に覚えていた手掴みで食べれる幼児食をエンジュに頼ん作ってもらったものを食べさせて、野菜の蒸しパンを食べさせ終わる頃にはユズがウトウトしだした。
「あ、もぅお眠かなぁ。」
「じゃあ、片付けるか。また食べるなら後でまた出せば良いしな。」
オークって俺様な感じがあるけど、こういう事も嫌がらないし結構面倒見が良いよな……
「俺達も最近ゆっくりしてないし……ユズを真ん中にすりゃ、ユズが外に出ねぇし………横になろうぜ。」
「そうだね。」
こういう事にもしっかり気付く。
ま、主人公の良い旦那さんになるんだろうなぁ。
うんうん。
頑張って良いパパになってくれ!
俺達は川の字になってお昼寝する事にした。
___いつもみたいに……口でやって…?___
って………口は………アレを咥えるって事だよな………
転生前の俺は彼氏とのそういう行為は経験済みだけど、この身体では無い。
アイツ………誰と勘違いしてた?!
俺に掛かりきりで申し訳ないとは思ってたけど……
ハッ!もしかして…彼氏がいたのかっ?!
だからあんなに閨の講義が上手いのか!!
う~ん…誰だ………
多分…カヤが「攻」だろ………?
「受」が出来そうな…誰だ…?
あ…設定じゃカヤは「受」も出来たよな?
___コンコン___
「はい。どうぞ。」
「失礼…します。シオン様………明日の稽古だけど………」
「どうした、カイエ?」
「ちょっと…休みたい………」
「別に良いよ。じゃあ剣術はみんなお休みになるよね。それなら、久し振りにユズと遊ぼうかなぁ♪」
「うん…ありがとう。」
カイエが少し嬉しそうな顔をして出て行った。
ほっほぅ………これは…
___もしかして…カヤの恋人は………カイエか?!___
明日はカヤのお見舞いか?
いやぁ~、確かに昔から仲良いもんね。
師弟関係っての?
剣術とか………そういや、俺が寝てたり用事がある時は訓練してるって言ってたもんな!
………ハッ!…師弟…関係………
じゃあ………クロバイも……アリか………っ?!
口でして…くれそうだよなぁ………経験豊富で…デロッデロの甘々にしてくれそう………っ!
スパダリだしなっ!!
こないだのお姫様抱っこはなかなか麗しいもんだったぁっっ!
………あ、いかんいかん………思いに耽り過ぎた。
まぁ、アイツの彼氏はよく分からんが俺と彼氏を間違えたんだろ。うんうん。
熱っぽかったしなぁ。
俺は納得したらスッキリし、明日のユズとの遊びに備えて早く寝ることにした。
___翌日___
「にぃたまぁ~♪」
「ユ~ズ~ゥッ!」
今日は母の調子が少し悪いので俺とオークで見る事になった。
ヒイラギさん達はそれぞれの用事があるとかで、今回は全体的な守りは王宮から既に屋敷の周りに配置されているという。
俺は知らなかったが、アゼリアとザクロはヒイラギさんの次に強い人達だったらしく、代わりになる人達は10人以上はこちらに派遣されて来たらしい…
いつもヘラヘラしてるからさ……何か…軽く親戚の兄ちゃんの扱いして………ゴメン…
さて、今日はアハハウフフ♡と、中庭を追いかけっこと言う名のお散歩をし、一緒にお昼寝と言う惰眠を貪り………俺は1日ユズを堪能しする予定だった。
………「予定」…で終わった………
「さぁ!ユズっ!!俺を追い掛けるが良いっ!」
只今、俺の目の前で……オークがドヤ顔でユズに挑んでます………
「…やぁ~のっ!」
「………何でだよ。」
「にぃたま…いぃのっ。」
「あ~、シオンを追い掛けたいのか?」
「んっ。」
「そっかぁ………」
オークがユズを抱っこしてこちらを向いた。
ニヤリ。
「じゃあ…俺が抱っこして、兄様を追い掛けるってのは………どうだ?」
「はぁ?!」
「んっ!いぃっ!!」
「良くない!良くないよ?!ユズ!」
コイツ手加減知らねぇもんっ!
「ヨッシャアッ!じゃあ、ユズッ!!しっかりと俺に掴まれ!い~ち…にぃ~………」
「あわわわわわ………」
俺は慌てて逃げ場所を探す。
「………じゅ~う…………さぁ……ゲームの…始まりだぁ…………」
いやぁぁぁ!悪役令息より悪役ぅぅぅぅっ!!
バッ!!っと、俺は最近習った魔法で走る速度を速める。
…………が…………
バシュッ!
「捕~ま~え~た~♡」
「きゃぁあっ♡にぃたまっ♪」
「ひぃゃぁぁぁああっ!!」
怖いっ!マジ怖いっっ!!
…本物の鬼の如く怖い鬼ごっこでした………
ユズ、よくあのスピードで掴まってたよな………って、魔法だもんな。
シールド張ってるよな…
「なぁ、エンジュに昼メシって作ってもらったよな?」
「うん。」
「前みたいに、お前のお気に入りの樹の下で食べないか?」
「あ、良いね。ユズもお散歩がてら行けるしね。」
突然なオークの提案だったが鬼ごっこ怖かったし、別の怖い遊びを思いつかれても怖かったのでこちらの提案に喜んで乗る事にした。
「にぃたま、ちょうちょ!」
「あ~蝶々だなぁ~。」
花や蝶を眺めてユズと一緒にのんびりと歩く。
その少し後ろをオークがエンジュが作ってくれた昼メシを持って歩いてくれた。
小さな子を連れて歩くのはどうしてもあちこち目が行くので目的地までの到着が遅くなり、樹の下に到着した頃には丁度お昼時となっていた。
今日は3人なので、いつもより大き目の敷布を敷いて昼メシを並べる。
ユズは俺が転生前に覚えていた手掴みで食べれる幼児食をエンジュに頼ん作ってもらったものを食べさせて、野菜の蒸しパンを食べさせ終わる頃にはユズがウトウトしだした。
「あ、もぅお眠かなぁ。」
「じゃあ、片付けるか。また食べるなら後でまた出せば良いしな。」
オークって俺様な感じがあるけど、こういう事も嫌がらないし結構面倒見が良いよな……
「俺達も最近ゆっくりしてないし……ユズを真ん中にすりゃ、ユズが外に出ねぇし………横になろうぜ。」
「そうだね。」
こういう事にもしっかり気付く。
ま、主人公の良い旦那さんになるんだろうなぁ。
うんうん。
頑張って良いパパになってくれ!
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