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【16歳】
【16歳】14
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言葉通り寝かせてもらえず………
クロバイのお説教の後、オークはこちらに来た時に泊まる部屋へ戻され……
え?何故クロバイに助け求めなかったかって?
………求める暇を与えられなかったんだよっ!!
そして俺は今日も学園をお休みです………
虚弱じゃないの、不登校でもないの………
………エッチが…激しいの………
…どこのエロのキャッチコピーだよっっ…
こんなの学園に言えねぇじゃんっ!
___コンコン___
「はい。」
「失礼致します。」
クロバイが朝の支度を持って入って来た。
カヤは…
「昨日はオーク様の閨でしたので……」
あ、顔に出てたか。
まぁ…そうだよな……あちこちキスマーク付けられてるし…
「今日の閨は止めた方が良いでしょう。カヤが暴走してしまいます。」
「……そうだねぇ……」
「カヤとオーク様には剣術でちょっと体力を使ってもらいましょう。なぁに…ちょっと重さのある剣でも振ってもらったら………フフフフ……」
やだ、クロバイ…顔怖いっ。
午後はカイエによるカヤとオークの長剣での勝負をさせた上にカイエが本気で相手をした様で、珍しく夕食にはぐったりした2人がいた。
___私のローズウッド家の子どもに無茶をさせて……思い知ったか。___
ん?クロバイ、何か言ったかな?
その日の俺はクロバイにお世話され、久々にクロバイ特製のお茶を飲んでぐっすりと眠れた。
___翌日___
さぁ!!
新~しい朝が来た!希望~の朝~だっ!!
………っと、懐かしいラジオ体操の音楽が脳内に流れる程の清々しい朝。
今日こそはあのクラッシャーどうにかせねば!
俺は意気込んでカヤに学園へ連れて行ってもらい、教室へ入った。
え?キスマーク?クロバイに泣き付いて消してもらったよ☆
でもクロバイでも1日掛かるって、どんだけ付けんだよアイツっ!
「おはようっ諸君っっ!!」
「おはよ。」
「おはようシオンくん。」
「おはよ、ローズウッド!!」
「おぅ!おはよ!!」
あちこちから声が掛かる。
…………おや………?
俺、悪役令息だよな?
返事があちこち来たら駄目なんじゃね?
「お前ら、誰にものを言ってるんだ。軽々と俺に返事をするな。」
悪役令息はお高くとまんなきゃな!
ちょっと自分の「悪役令息」をイメージして言ってみる。
ドヤサァァッ!!
………………………
教室、大・爆・笑。
「はぁ?!」
「アハハ!何?今更ぁ~!!」
「今度は何のネタだよ?!」
「ネタじゃねぇわっ!!」
何故だっ!!何故こうなる?!
いやいやっ!この返し、どこの中学や高校の教室だよっ!
和気藹々仲良しクラスじゃね~かっ。
貴族の「貴」の字も感じねぇ。
まぁ、俺も気楽で良いんだけどさ。
気を取り直して………
さて、今日のイベントは………魔法実地講義だ。
風の魔法で杖を使ってつむじ風を作るが、誤って自分の周りに風を作って服が舞って腹見せ~の、チラリズム…的な…?
風魔法は得意だ!
いざとなりゃ俺が魔法でライの腹をチラ見せさせてやるぜっ!
魔法実地講義は特別教室で行われる。
俺達は体操服ではないが動きやすい服装を着ていた。
「講義始めるぞ~!」
講師が教室に入って来る。
ここに入学して思うが…本当に中学や高校の授業みたいなんだよなぁ~。
仮にも貴族学校、もっと重々しいもんだろ?
何だろうなぁ………
入学式じゃあ、みんな大人しくしてたけど段々素が出りゃ気さくで楽しいヤツばっかなんだよな。
「今日は杖を使っての講義だ。みんな、持ってるな~。」
講師の周りを生徒が円を作るように少し間を取って囲み、先生が真ん中で見本を見せる。
「杖を持って、風をイメージする。そしてこう…」
講師が歌うように呪文を唱えて杖を振ると、杖の先につむじ風が舞う。
「こんな感じだ。さぁ!みんなもやってみろ!」
ザワザワとみんなもやり始めた。
「シオン、やろうぜ。」
「あ、俺も一緒に良い?」
オークとライが来た。
主人公のチラ見せに王子がドッキドキ☆
で、婚約者(現在は候補)の俺はそれを見てキ~ッ!と、なる………と……
なら、一緒が良いか。
「うん、良いよ。」
てな訳で3人でしたんだが………
1人目オーク。
呪文を元気に唱えたら、元気に速度が速かった様だ…隣のヤツが飛ばされてた…
2人目ライ。
呪文を朗々と唱えたら、あまりに綺麗だわ完璧なつむじ風だわで周りから拍手が起こる……おいっ!チラ見せどこいったっっ?!
………で、俺…
呪文を気合いを入れて唱えたら、俺の周りにつむじ風が起こり、どこの魔法少女の変身シーンやら…いや……これどっちかってっと……キューティ○ニーの変身シーンだよな………服が捲り上がり腹どころか胸を隠すのに苦労した………
「ひぃゃぁぁぁあっ!!」
……で、どうにか落ち着いて周りを見たら鼻を抑えたり股関押さえてうずくまるヤツが続出……俺のつむじ風でみんなしてどこかぶつけたか………いやはや申し訳ねぇ……
しかし、ライの方にはつむじ風を起こせなかった。
ハァ……今日も失敗だよ……マジで泣いて良いかなぁ……?
俺、悪役令息だよな?
何か……昔のどっかの越後のちりめん問屋に仕えるウッカリな八兵衛キャラじゃねぇよな……俺…
おかしいなぁ……ライはニコニコしながらオーク見てるけど、オークは真っ赤になってこっち見てライ見てねぇし……どうしたらオークはライにドキドキするんだ?
キィィィッ!!何なの!本当に!!
…………あ………主人公見てキ~ッて怒れた☆
…っ!!いやぁぁっ!このキ~ッ!じゃねぇぇ!!
次行ってみようっ!!次だっ次ィィッッ!!(号泣)
クロバイのお説教の後、オークはこちらに来た時に泊まる部屋へ戻され……
え?何故クロバイに助け求めなかったかって?
………求める暇を与えられなかったんだよっ!!
そして俺は今日も学園をお休みです………
虚弱じゃないの、不登校でもないの………
………エッチが…激しいの………
…どこのエロのキャッチコピーだよっっ…
こんなの学園に言えねぇじゃんっ!
___コンコン___
「はい。」
「失礼致します。」
クロバイが朝の支度を持って入って来た。
カヤは…
「昨日はオーク様の閨でしたので……」
あ、顔に出てたか。
まぁ…そうだよな……あちこちキスマーク付けられてるし…
「今日の閨は止めた方が良いでしょう。カヤが暴走してしまいます。」
「……そうだねぇ……」
「カヤとオーク様には剣術でちょっと体力を使ってもらいましょう。なぁに…ちょっと重さのある剣でも振ってもらったら………フフフフ……」
やだ、クロバイ…顔怖いっ。
午後はカイエによるカヤとオークの長剣での勝負をさせた上にカイエが本気で相手をした様で、珍しく夕食にはぐったりした2人がいた。
___私のローズウッド家の子どもに無茶をさせて……思い知ったか。___
ん?クロバイ、何か言ったかな?
その日の俺はクロバイにお世話され、久々にクロバイ特製のお茶を飲んでぐっすりと眠れた。
___翌日___
さぁ!!
新~しい朝が来た!希望~の朝~だっ!!
………っと、懐かしいラジオ体操の音楽が脳内に流れる程の清々しい朝。
今日こそはあのクラッシャーどうにかせねば!
俺は意気込んでカヤに学園へ連れて行ってもらい、教室へ入った。
え?キスマーク?クロバイに泣き付いて消してもらったよ☆
でもクロバイでも1日掛かるって、どんだけ付けんだよアイツっ!
「おはようっ諸君っっ!!」
「おはよ。」
「おはようシオンくん。」
「おはよ、ローズウッド!!」
「おぅ!おはよ!!」
あちこちから声が掛かる。
…………おや………?
俺、悪役令息だよな?
返事があちこち来たら駄目なんじゃね?
「お前ら、誰にものを言ってるんだ。軽々と俺に返事をするな。」
悪役令息はお高くとまんなきゃな!
ちょっと自分の「悪役令息」をイメージして言ってみる。
ドヤサァァッ!!
………………………
教室、大・爆・笑。
「はぁ?!」
「アハハ!何?今更ぁ~!!」
「今度は何のネタだよ?!」
「ネタじゃねぇわっ!!」
何故だっ!!何故こうなる?!
いやいやっ!この返し、どこの中学や高校の教室だよっ!
和気藹々仲良しクラスじゃね~かっ。
貴族の「貴」の字も感じねぇ。
まぁ、俺も気楽で良いんだけどさ。
気を取り直して………
さて、今日のイベントは………魔法実地講義だ。
風の魔法で杖を使ってつむじ風を作るが、誤って自分の周りに風を作って服が舞って腹見せ~の、チラリズム…的な…?
風魔法は得意だ!
いざとなりゃ俺が魔法でライの腹をチラ見せさせてやるぜっ!
魔法実地講義は特別教室で行われる。
俺達は体操服ではないが動きやすい服装を着ていた。
「講義始めるぞ~!」
講師が教室に入って来る。
ここに入学して思うが…本当に中学や高校の授業みたいなんだよなぁ~。
仮にも貴族学校、もっと重々しいもんだろ?
何だろうなぁ………
入学式じゃあ、みんな大人しくしてたけど段々素が出りゃ気さくで楽しいヤツばっかなんだよな。
「今日は杖を使っての講義だ。みんな、持ってるな~。」
講師の周りを生徒が円を作るように少し間を取って囲み、先生が真ん中で見本を見せる。
「杖を持って、風をイメージする。そしてこう…」
講師が歌うように呪文を唱えて杖を振ると、杖の先につむじ風が舞う。
「こんな感じだ。さぁ!みんなもやってみろ!」
ザワザワとみんなもやり始めた。
「シオン、やろうぜ。」
「あ、俺も一緒に良い?」
オークとライが来た。
主人公のチラ見せに王子がドッキドキ☆
で、婚約者(現在は候補)の俺はそれを見てキ~ッ!と、なる………と……
なら、一緒が良いか。
「うん、良いよ。」
てな訳で3人でしたんだが………
1人目オーク。
呪文を元気に唱えたら、元気に速度が速かった様だ…隣のヤツが飛ばされてた…
2人目ライ。
呪文を朗々と唱えたら、あまりに綺麗だわ完璧なつむじ風だわで周りから拍手が起こる……おいっ!チラ見せどこいったっっ?!
………で、俺…
呪文を気合いを入れて唱えたら、俺の周りにつむじ風が起こり、どこの魔法少女の変身シーンやら…いや……これどっちかってっと……キューティ○ニーの変身シーンだよな………服が捲り上がり腹どころか胸を隠すのに苦労した………
「ひぃゃぁぁぁあっ!!」
……で、どうにか落ち着いて周りを見たら鼻を抑えたり股関押さえてうずくまるヤツが続出……俺のつむじ風でみんなしてどこかぶつけたか………いやはや申し訳ねぇ……
しかし、ライの方にはつむじ風を起こせなかった。
ハァ……今日も失敗だよ……マジで泣いて良いかなぁ……?
俺、悪役令息だよな?
何か……昔のどっかの越後のちりめん問屋に仕えるウッカリな八兵衛キャラじゃねぇよな……俺…
おかしいなぁ……ライはニコニコしながらオーク見てるけど、オークは真っ赤になってこっち見てライ見てねぇし……どうしたらオークはライにドキドキするんだ?
キィィィッ!!何なの!本当に!!
…………あ………主人公見てキ~ッて怒れた☆
…っ!!いやぁぁっ!このキ~ッ!じゃねぇぇ!!
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