目が覚めたらBLゲームの悪役令息になったけど、山に引き籠もりたいので全力で主人公を応援しますっ!

mana.

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【17歳】

【17歳】4☆

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クロバイの授業はシンプルだった。
地・火・水・風。
そこから雷や天気を少し操る講義もあるが基本をしっかりと確認しながら少し応用を加えるという感じだ。
屋敷での訓練に比べればかなり優しい。
よくよく考えればクロバイ並の魔法使いは王宮のお抱えになるもんな。

今日は生徒会の雑用の手伝いで生徒会準備室へやって来た。
夏のカーニバル(夏祭りみたいなもんか?)の準備らしい。
今日はカヤは屋敷の用事で先に帰ったため、オークと2人だ。

___コンコン___

「はい……あれ?…君は…」

「シオン・ローズウッドです。なかなかご挨拶出来ず申し訳ありません。」

ドアを開けて迎えてくれたのは……

「フジ先輩、ライに言われて手伝いに来ました。」

副会長のフジ先輩だ。
藤の花のような綺麗な紫色の髪に緑の瞳。
長い髪を緩く一纏めにしていて物腰も柔らかそうだ。
ゲームでは……確か……

「今日はありがとう……シオン…会いたかった……チュッ……」

俺の手を両手で包むように握り、そのまま自分の唇へと引き寄せる。

「ぴゃっ!」

何だぁぁ⁉この色気ダダ漏れイケメンっっ⁉

「先っ輩っっ!俺言いましたよね?コイツは俺のですっ‼」

「えぇ~だって、まだ婚約者『候補』なんでしょ?」

「それはっ……!」

「じゃぁ俺にも可能性はあるって事だ♪」

「……っ!だからアンタに会わせたくなかったんだよっ‼」

「フフフッ、ゴメンゴメン。冗談だよ。シオン、宜しくね。」

「はい、よろしくお願いします。」

フジ先輩、面白い人だなぁ。
ゲームじゃ攻略してなかったし、設定を見る感じでは落ち着いた人だったから分からなかったな。

「今日はこの紙を各教室に置いてきて欲しい。余ったら生徒会準備室に置いてくれたら良いから。これ、準備室の鍵ね。」

「分かりました。」

…魔法で配りゃ良いんじゃね?……とか思ってたけど……空からバラ撒きそうで怖いから止めた。
先輩から紙をもらい、俺達は各教室へと移動した。

「これ、夏のカーニバルの案内関係の紙だよな。出店とかあんの?…ここに置いたら良い?」

「そうだ。あ~…食べ物屋とか色々あるぞ。」

「そうなんだ♪楽しみだなぁ~。」

のんびり話ながら各教室に紙を置いていく。
今回は1学年のみだったので2時間程で終わった。

「はぁ~…1学年とはいえ、結構歩いたな。」

「ちょっと休んでいくか。」

生徒会室は上の階にあるので、カーテンを端に寄せて窓を開けると見晴らしも良く、心地良い風が入ってくる。

「はぁ…気持良いな。」

振り向いてオークを見たら、オークが少し眩しそうな顔をした。

「あ、ちょっと陽射しが強かったか?カーテン戻すよ。」

「いや…違う…」

あ、そうだよな。真夏の様な陽射しでもねぇよな。でも一応戻しとこ。

「……わっ……オーク?」

カーテンを戻すとオークに後ろへ引き寄せられて抱き締められた。

「……シオン……」

「…んぅっ………ぅ……ふっ………」

身体の向きを変えられて深くキスをされる。
身じろいて逃げようとしたがガッチリと腰を掴まれて逃げられなかった。

「……チュッ……シオン……欲しい……」

「ぇ…っ……やだっ…よっ!ここ……誰か…来たら…ぁっ…」

「じゃぁ…声…抑えろよ……チュッ…」

「んぅっ!」

準備室のソファーに寝かされ、あっという間にふくを脱がされた。
どうしてこんなに仕事が早いかなぁ⁉

「おまっ……んんっ……」

「大丈夫……鍵は…締めたし……ここはめったに誰も……来ない……」

本当かっ⁉
いやいやっ!ここっ生徒会準備室じゃんっ‼

「ここいやっ…だっ……あんっ……オークッ!」

「じゃぁ……今日の閨はいっぱいして……良いか…?」

「良いっ!良いからぁっ‼」

「分かった……じゃぁ、お前のここ辛そうだし、1回イッとこうか。」

オークがそう言うとそのまま身体が俺の下半身へと下がり、そのままペニスを咥えられた。

「いえぇっ!結構…っ…んぅぅっ‼」

グジュグジュと口で扱きながら後孔に指がいきなり2本入って来た。

「ひゃぁんっ!オークッ‼……ぃ……ゃっ……」

「んぅ……ぅっ……ぐっ……!」

「やぁあっ!」

俺が弓形になった事によりペニスがオークの喉の奥へと行ってしまいギュっと締まり、俺の後孔も指を締めるける。

「…ゴホッ…んっ………」

「んぅぅっ……抜け…っ……よっ。」

「やだ…シオン……ん……」

指を抜くどころか増やしやがったコイツゥゥッ!

「んっ…んっんぅっ!…ぃ……ぁっ……!」

後孔に指を3本になり…わざとゆっくりと指を広げて抽送し、ジワジワと俺を追い詰める。
部屋を出たいから早くイきたいけど…こんなゆっくりじゃ…イけない……

「んぅ……ふぅ……っ……」

中途半端な快楽と逃げられない悔しさに涙が一筋流れた。

「……っ…ゴメン…泣くなよ……」

「……泣いて……なぃっ!」

オークが涙を口で吸い、そして目尻にキスをした。

「本当にゴメン…意地悪だったな……約束…守れよ…」

「そんなの…っ!あっ‼……っんぅぅぅっ‼」

グジュグジュと3本の指がシコリを集中的に擦って行く。
そして俺はあっという間にイかされた。
カーテンは締めていたとはいえ窓は開けっ放し…生徒会室は…先輩は他に仕事があるって言ってたから誰もいないし、ここの階は最上階で講義をする教室からも離れている…
窓を開けていても問題は無かったはずだが…

「……スマン…訓練して出来るようになったから…防音のシールドは張ってたし、鍵はもちろん掛けてたが…部屋も入れないように結界は張っていた……驚かせようとしたんだけど……お前の反応が可愛くて……」

涙目になって色々と考えていたらオークが俺に洗浄魔法を掛けた後、服を着せながら言った。

………殴って良いかな………?


それにいつの間に結界やシールド魔法使えるようになってんだよっ⁉

………これ、夜の約束反故にして良いんじゃね?
今日は閨の前に説教だ‼バカァァァッ‼
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