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【番外編】クロバイとの日々 ライVer.
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俺には心残りがあった……
「先輩!先輩っ!!」
いつも頼っていた紫苑先輩……
外国の血筋が入っている先輩は「紫苑」という名前を「オジサンがシオンってなぁ…」と、恥ずかしがっていたけど…とても名前に合った容姿だった。
声が柔らかくて…笑顔も行動もスマートで…時折見せるドジっ子気質は俺達社員の癒やしでもあった。
元々俺は枯れ専でもあったけど、色々と仕事を丁寧に教えてくれて酒を飲みに行ったら可愛く酔う先輩に俺はあっという間に惹かれていった。
そんな中、告白を諦めていたけど行きつけのゲイバーで先輩を時々見掛けていた時は運命を感じた。
山が好きと聞いてサバイバルブレスレットをプレゼントしたり、よくスキンシップをしてそれとなくアピールしてたけど…ママのスキンシップがアグレッシブなせいか、俺レベルではアピールは通用しなかった。
___こうなったら行動しよう!___
と…告白しようとした矢先、先輩に早期退職すると言われた。
周りに内緒で準備をしていたので、退職を聞いた俺達は大騒ぎになったのは覚えている。
何度も先輩を引き止めて、2人で飲みに行こうと誘っても「引っ越しの準備で忙しい」と、告白のタイミングをのがして、更に仕事も立て込んで俺は送別会も参加出来なかった。
___新居はちょっと遠いけど良かったら遊びに来いよ___
俺は先輩のメッセージを読んですぐ有給休暇を取り、告白するために車で先輩の新しい家へ行く事にした。
山の麓…遠縁が別荘として使っていた家を買い取ってリフォームしたと言っていた。
ほとんど人も来ないから玄関は開けていると聞いた気がするけど…流石にこのご時世…閉めてると思ったら…
___カチャ___
開いていた。
「先輩~っ…俺、来ちゃいましたぁ~………」
返事が無い事と…人の気配が無い事に不安が過る。
「先輩…まだ寝てんの……?」
ベッドの上……眠っている姿……白い顔……
……先輩は…息をしていなかった……
俺は急いで警察に電話をした。
両親はもう他界したと聞いている。
俺はママに電話をして、元彼経由で遠い親戚の連絡先をどうにか入手して連絡をしたと思う。
……思う…と、言うのは警察を呼んでからの記憶が曖昧だからだ。
先輩の死因は心不全というのは覚えていた。
先輩……俺……俺も……ゲイだったんだよ。
先輩は会社ではゲイという事を内緒にしていた。
ゲームが大好きと言うことも。
こっそりとバーに来てママに話してた「森に差し込む陽の光のように…」は、俺なんか2週目行ったんだよ。
話したい事が沢山あった。
…で、警察署で色々と事情聴取が終わって帰りの運転中に事故で俺は死んと思う。
死ぬ直前、ふと先輩に会いたいと思ったら……このゲームの世界に…主人公、ライラック・ハシドイとして生まれた。
俺は7歳で記憶が蘇り、2週目でなかなか攻略できなかったクロバイに会いたくて色々と俺なりに頑張って学園に入学した。
クロバイを攻略するには…
1年生のイベントを全てシオンに移行させ、2年生でクロバイと出会った時に恋愛ルートが発生。
………さぁ……勝負だ!
___……タッタッタッ………ドンッ!!___
「うわぁっ!!」
「わぁぁあっ!…ごっ…ごめんなさい!!」
クロバイの主人の息子であるシオンを探していたらギリギリの時間になってしまった。
途中でオーク王子に出会ってしまい、イベントが発生しないようにしたいが直球で「シオンを探している」とは流石に言えなかったが、どうにかイベント回避。
その後、急いで会場に向かっていたら誰かとぶつかった。
「………ぁ……こちらこそボ~ッとしてて…………」
ぶつかった相手に謝ろうと顔を上げたら……ゲームの画面以上に可愛いシオンがそこにいた。
この時は先輩がシオンに転生したとは知らなった。
だって、先輩とは違ってこんなに小さくて…声も愛らしくて……ただ、ゲームと少し違う懐かしい雰囲気に戸惑いを覚えた気がする。
「……大丈夫…ですか?」
……うわぁぁぁぁ…顔小っさ!
…あ、いやいや…攻略攻略っ………!!
シオンはこちらを見ながら差し出した手を取ってくれて起き上がった途端、俺の胸ぐらを掴んで怒鳴ってきた。
「くそっ!何でお前までデカいんだよぉぉぉっ!!」
「ひゃいっ!ごめんなさいぃっっ?」
「ハッ!……すまない……君は…悪くないのに…」
そう言うとバツが悪くなったのか、すぐに手を離した。
…あれ?良い子じゃん。
「あ……いえ……」
「……じ…じゃあ…急ぐから…失礼する…」
そう言うとシオンはそそくさとその場をあとにした。
入学式が終わり、教室へ行くとシオンはオーク王子と一緒にいた。
あれ?オーク王子…俺の攻略対象だったよね?
どう見ても…あれ、シオンにベタ惚れ?
すっごくイチャラブなんだけど?
確かに俺も色々頑張っちゃったせいか、身長がちょっと高くなっちゃったけど…世界観ちょっと変わったのかな?
「あの………お取り込み中に…ごめんね。」
「ああ、お取り込み中だ。」
「違うだろ!何?ハシドイくん。」
「あ…俺の事はライラックと…呼びにくければ、ライと呼んでね。」
……俺…オークは攻略対象外だったけどさぁ…友達には良いんだけど、やっぱ現実でも好みじゃないかも。
でも、これなら俺がクロバイを攻略しなくてもシオンは断罪されないかな?
個人的にシオンは先輩と同じ名前だからか、恋愛感情は無いけど何となく好きだったから幸せになって欲しいんだよね。
「あぁ、じゃあ…ライ。俺の事は、シオンって呼んでね。で、どうしたの?」
「………あの…朝は…ごめんなさい……怪我は無かったかな……?」
「…あぁ……シオンにぶつかったヤツは…お前なのか………」
「あ…」
「俺の婚約…」
ドスッ!
「ウッ!!」
シオンが流れるようにオークの横腹にパンチを入れ、うずくまってるオークを無視して笑顔で答えた。
あれ?シオンってか弱かったよな?
本当に設定と違う。
「あぁ、大丈夫だよ。」
「……本当に?」
「うん。」
「…ハァ…良かったぁ。俺、家でも前を見ろとよく注意されてて…本当にごめんなさい。…じゃあ、これから同じクラスだし、仲良くしてくれると…嬉しいな。」
「そうだね。」
フフッ、可愛いなぁ。シオンの方が俺より主人公向きじゃん。
「………おい…」
「ん?」
「は、はい!」
「こいつは………俺のも」
___ドスッッ!!___
「ウグゥッ!!」
「気にしなくて良いから。これからよろしくね。」
爽やかに差し出すシオンの手。
___楠本くん!今日からヨロシクな!!___
顔や姿は違うけど…大人の手と違う少年の細い手なのに……何故か前世で先輩の部署に配属された時、爽やかに差し出しだしてくれた手を思い出した。
この時は、シオンが先輩と知らなかったはずなのに…俺は泣きそうになったんだ……
「先輩!先輩っ!!」
いつも頼っていた紫苑先輩……
外国の血筋が入っている先輩は「紫苑」という名前を「オジサンがシオンってなぁ…」と、恥ずかしがっていたけど…とても名前に合った容姿だった。
声が柔らかくて…笑顔も行動もスマートで…時折見せるドジっ子気質は俺達社員の癒やしでもあった。
元々俺は枯れ専でもあったけど、色々と仕事を丁寧に教えてくれて酒を飲みに行ったら可愛く酔う先輩に俺はあっという間に惹かれていった。
そんな中、告白を諦めていたけど行きつけのゲイバーで先輩を時々見掛けていた時は運命を感じた。
山が好きと聞いてサバイバルブレスレットをプレゼントしたり、よくスキンシップをしてそれとなくアピールしてたけど…ママのスキンシップがアグレッシブなせいか、俺レベルではアピールは通用しなかった。
___こうなったら行動しよう!___
と…告白しようとした矢先、先輩に早期退職すると言われた。
周りに内緒で準備をしていたので、退職を聞いた俺達は大騒ぎになったのは覚えている。
何度も先輩を引き止めて、2人で飲みに行こうと誘っても「引っ越しの準備で忙しい」と、告白のタイミングをのがして、更に仕事も立て込んで俺は送別会も参加出来なかった。
___新居はちょっと遠いけど良かったら遊びに来いよ___
俺は先輩のメッセージを読んですぐ有給休暇を取り、告白するために車で先輩の新しい家へ行く事にした。
山の麓…遠縁が別荘として使っていた家を買い取ってリフォームしたと言っていた。
ほとんど人も来ないから玄関は開けていると聞いた気がするけど…流石にこのご時世…閉めてると思ったら…
___カチャ___
開いていた。
「先輩~っ…俺、来ちゃいましたぁ~………」
返事が無い事と…人の気配が無い事に不安が過る。
「先輩…まだ寝てんの……?」
ベッドの上……眠っている姿……白い顔……
……先輩は…息をしていなかった……
俺は急いで警察に電話をした。
両親はもう他界したと聞いている。
俺はママに電話をして、元彼経由で遠い親戚の連絡先をどうにか入手して連絡をしたと思う。
……思う…と、言うのは警察を呼んでからの記憶が曖昧だからだ。
先輩の死因は心不全というのは覚えていた。
先輩……俺……俺も……ゲイだったんだよ。
先輩は会社ではゲイという事を内緒にしていた。
ゲームが大好きと言うことも。
こっそりとバーに来てママに話してた「森に差し込む陽の光のように…」は、俺なんか2週目行ったんだよ。
話したい事が沢山あった。
…で、警察署で色々と事情聴取が終わって帰りの運転中に事故で俺は死んと思う。
死ぬ直前、ふと先輩に会いたいと思ったら……このゲームの世界に…主人公、ライラック・ハシドイとして生まれた。
俺は7歳で記憶が蘇り、2週目でなかなか攻略できなかったクロバイに会いたくて色々と俺なりに頑張って学園に入学した。
クロバイを攻略するには…
1年生のイベントを全てシオンに移行させ、2年生でクロバイと出会った時に恋愛ルートが発生。
………さぁ……勝負だ!
___……タッタッタッ………ドンッ!!___
「うわぁっ!!」
「わぁぁあっ!…ごっ…ごめんなさい!!」
クロバイの主人の息子であるシオンを探していたらギリギリの時間になってしまった。
途中でオーク王子に出会ってしまい、イベントが発生しないようにしたいが直球で「シオンを探している」とは流石に言えなかったが、どうにかイベント回避。
その後、急いで会場に向かっていたら誰かとぶつかった。
「………ぁ……こちらこそボ~ッとしてて…………」
ぶつかった相手に謝ろうと顔を上げたら……ゲームの画面以上に可愛いシオンがそこにいた。
この時は先輩がシオンに転生したとは知らなった。
だって、先輩とは違ってこんなに小さくて…声も愛らしくて……ただ、ゲームと少し違う懐かしい雰囲気に戸惑いを覚えた気がする。
「……大丈夫…ですか?」
……うわぁぁぁぁ…顔小っさ!
…あ、いやいや…攻略攻略っ………!!
シオンはこちらを見ながら差し出した手を取ってくれて起き上がった途端、俺の胸ぐらを掴んで怒鳴ってきた。
「くそっ!何でお前までデカいんだよぉぉぉっ!!」
「ひゃいっ!ごめんなさいぃっっ?」
「ハッ!……すまない……君は…悪くないのに…」
そう言うとバツが悪くなったのか、すぐに手を離した。
…あれ?良い子じゃん。
「あ……いえ……」
「……じ…じゃあ…急ぐから…失礼する…」
そう言うとシオンはそそくさとその場をあとにした。
入学式が終わり、教室へ行くとシオンはオーク王子と一緒にいた。
あれ?オーク王子…俺の攻略対象だったよね?
どう見ても…あれ、シオンにベタ惚れ?
すっごくイチャラブなんだけど?
確かに俺も色々頑張っちゃったせいか、身長がちょっと高くなっちゃったけど…世界観ちょっと変わったのかな?
「あの………お取り込み中に…ごめんね。」
「ああ、お取り込み中だ。」
「違うだろ!何?ハシドイくん。」
「あ…俺の事はライラックと…呼びにくければ、ライと呼んでね。」
……俺…オークは攻略対象外だったけどさぁ…友達には良いんだけど、やっぱ現実でも好みじゃないかも。
でも、これなら俺がクロバイを攻略しなくてもシオンは断罪されないかな?
個人的にシオンは先輩と同じ名前だからか、恋愛感情は無いけど何となく好きだったから幸せになって欲しいんだよね。
「あぁ、じゃあ…ライ。俺の事は、シオンって呼んでね。で、どうしたの?」
「………あの…朝は…ごめんなさい……怪我は無かったかな……?」
「…あぁ……シオンにぶつかったヤツは…お前なのか………」
「あ…」
「俺の婚約…」
ドスッ!
「ウッ!!」
シオンが流れるようにオークの横腹にパンチを入れ、うずくまってるオークを無視して笑顔で答えた。
あれ?シオンってか弱かったよな?
本当に設定と違う。
「あぁ、大丈夫だよ。」
「……本当に?」
「うん。」
「…ハァ…良かったぁ。俺、家でも前を見ろとよく注意されてて…本当にごめんなさい。…じゃあ、これから同じクラスだし、仲良くしてくれると…嬉しいな。」
「そうだね。」
フフッ、可愛いなぁ。シオンの方が俺より主人公向きじゃん。
「………おい…」
「ん?」
「は、はい!」
「こいつは………俺のも」
___ドスッッ!!___
「ウグゥッ!!」
「気にしなくて良いから。これからよろしくね。」
爽やかに差し出すシオンの手。
___楠本くん!今日からヨロシクな!!___
顔や姿は違うけど…大人の手と違う少年の細い手なのに……何故か前世で先輩の部署に配属された時、爽やかに差し出しだしてくれた手を思い出した。
この時は、シオンが先輩と知らなかったはずなのに…俺は泣きそうになったんだ……
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