目が覚めたらBLゲームの悪役令息になったけど、山に引き籠もりたいので全力で主人公を応援しますっ!

mana.

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【番外編】その他

バレンタイン2023 《2》 ☆ (オーク)

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子ども達はそのまま寝ていたので、今日は大人のみでの夕食となったが久し振りに酒をゆっくり飲んで会話も楽しんだ気がする。
「好き嫌いするな」とか「喧嘩をするな」とか…ワイワイ賑やかに食べるのも楽しいけど、こういう穏やかに食べるのも久々だと楽しい。
クロバイやライもそう思ったようで、今日はミズキをウチに泊めるので2人は早々に2人きりを楽しみたいと家に戻って行った。

…で、我が家は…

「じゃ、シオン。おやすみ…チュ。」

「…ん…お休み。」

カヤが俺にキスをする。
今日の夜はオークと過ごす日だ。
クロバイがライと家で過ごすので、カヤは屋敷に執事の業務をしに行く。

「今回は3日程泊まると思う。離れるのは辛いけど…帰ったら俺から渡したい物があるから楽しみにしてて。」

「うん、分かった。」

俺はカヤをドアまで一緒に行って見送った。



*************************



「シオン、これを…お前に。」

寝室へ行くとオークが俺に小さな鬼灯をくれた。

「これ、鬼灯?この世界にもあるんだ…ん…何か光って…」

オークがくれた鬼灯は見た目は転生前の物に近いが、手の平に乗せると仄かに内側が光ったかと思うと花が咲く様に開花した。

___ポゥ…___

ゆっくりと開かれた鬼灯の中から丸い珠が現れた。

「…甘い匂いがするな。」

「あぁ、食えるそうだ。」

「こうやって…取って…」

「………」

オークが鬼灯の実を摘んで俺の口元へと持ってきた。

「…ほら…口開けろ。」

「…ん…」

舌の上に実を乗せると指が離れ…ねぇ。

「…オー…んんっ…」

___カラン…♪___

実が歯に当たって軽やかな音が鳴る。

「フフッ、面白いだろ?」

「…っ…んっ…」

指が引き抜かれた代わりに腰を引き寄せられてキスをされると、口の中でガムラン音楽が優しく響いた。


___….•*¨*•.¸¸♬🎶…___


「ん……っ…」

口の中で舌が絡まる度に音と共に甘く痺れる。
少しずつ実は小さくなり、無くなる時には何だか少し寂しくなった。

「…ハァ……今日は、いつも以上に可愛いな。」

「…や…もっと…」

何だろ…身体がポカポカする。
それに、いつもよりもっとオークを感じたい。

「…フッ、本当にお前は…」

ゆっくりとベッドに連れて行かれて俺はオークの首に腕を回したまま自分の方へと引き寄せた。

「…いっぱい…触って…欲しぃ…んっ。」

いつもはそんなこと言った日にはとんでもない事になるから言わないんだけど、無意識に口から出てしまう。

「もちろん…ここも…チュ…ここも…チュク…」

「ぁんっ…っっ……」

オークに優しく服を脱がされながら首筋や鎖骨にキスをされ、吸われて甘い疼きが起こる。
今日は何でこんなに気持ち良いんだろう…もっと欲しい。

「もっと…ここ…っ…噛んで…っ…」

俺は自分で胸を反らして乳首をオークに突き出すと、オークは嬉しそうに俺にむしゃぶりついた。

___ジュウッ!___

「ひゃぅっ!」

___ビクンッ‼︎___

「…何…で…?」

軽くイッた…⁈

「…チュク…ここ…本当に感じやすくなったよな…んっ…」

___カリッ___

突然の不慣れな快感に戸惑っているのに更なる快感の追い風に俺は無意識にオークから逃げようとする。

「こ~ら…逃げんな…」

「やっ…だっ…」

___グリッ!___

「あぁんっっ!」

「クッ…!」

腰を引き寄せられた時にベリルの熱いペニスが俺のペニスに当たる。

「もっ…何…で…やっ…も…っ……」

身体がどんどん熱くなるし、触られる部分はどこも甘く疼いてもっと激しくして欲しくなる。

「オーク…オー…クゥ…ッ…俺…んぁっ…」

「…シオン…ッ…」

俺はオークの下半身に手を伸ばした。

「……入れ…て…っ…」

「…んっ…シオン…」

触るだけでも既にはち切れそうになっている状態なのが分かる。
熱くて…いつも俺の中を満たしてくれるオークの…

「…入れるぞ?」

「…早…く…っ…あぁぁんっ…」


___ズズズ…___


いつもより少し早く入って来たのはオークも待ちきれなかったのか、俺は待っていたものがやって来た悦びに身体の奥から歓喜で震えた。

「あぁっ…オーク…ッ……」


___ドクンッ___


え⁈
一気に何かが吹き上がる感情。
そして…

「……っ…あぁぁぁあああっ!」

___キュウッ‼︎___

「クゥッ!シオンッ……あぁ…もうっ!」

「やっ…あっ…あっ…あぁぁああああんっ‼︎」

内側からさっき以上の快感の波に鳥肌が立ち、後孔に力が入ってしまう。
思わずオークにしがみついて更に奥へと導いた事により俺の中で痙攣が止まらなかった。

「やっ…気持ち良ぃ…の…止まんな…いぃ…もっと…動い…て…ぇっ…」

「…あ゛…お前っ…その顔反則だろっ…!」

「ふぇ…?」

訴えただけなのに、顔を真っ赤にして少し怖い顔をしてるオーク。

「お前…覚悟しろよ…」

「…えぇぇ…?」

俺…フラグ立てた⁈

___グンッ___

「ひゃっ…おっき…く……あぁぁあっ!」

その後何度も何度もイかされ、俺は絶頂のまま気絶する羽目になってしまった。


___コンコン___


「……ん…ぁ……朝…?」

「シオンパパ…大丈夫?」

「あ…ダフニ…うん、おはよ…」

ダフニが不慣れな手つきでマグカップを手に持っている。

オークは…いない…

「オークパパはカエデと一緒に精霊の森だよ。これ、ミズキがパパに持っていきなさいってくれたの。」

「…ミズキが?」

「うん、サクラお姉ちゃんがくれたお茶だって。ミズキはに行くから僕はパパを見るようにって言われたの。」

……ミズキ…お前って子はっ!

「そうか…ありがとな…ん…美味し…」

俺はダフネからマグカップを受け取りハーブティを飲む。
サクラの性格も反映されてる優しい味のハーブティは俺の身体を内側から癒してくれる。

「ダフネ…こっち、おいで。」

ポンポンと、俺の横を軽く叩いてダフネをこちらへ引き寄せる。
コイツは甘えたい時に甘えたいと全開に言うカエデと違って遠慮するから、こういう2人きりの時は思い切り甘やかしていた。

「パパ、しんどくないの?大丈夫?」

そう言いながらも嬉しそうに俺に抱き付くダフネは本当に愛らしい。

「大丈夫だよ。それに、お前は俺の子どもなんだから甘えたい時に甘えろ。」

「…うん…」

…ぜってぇ甘えねぇな、コイツ。
なら、甘やかすまでだ。
俺はマグカップをサイドテーブルへ置くとダフネを思い切り抱き締めた。

「フフッ、そういうヤツには…こうだぁっ!チュウッ‼︎」

「キャァッ♪……パパッ…くすぐったいよぅっっ!」

頬や額、まぶたにたくさんのキスをする。
俺は子ども達に愛し方を教えてやるのは上手じゃないとは思うけど、少しでも子ども達に俺が愛してると分かってくれたら嬉しいな。
俺はカエデとオークが帰って来るまで、ダフネと2人でベッドで一緒に戯れあっていた。
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