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「………で…ウィルに告白されたと……」
「うん……どうしよう……」
ランスはまだグッタリしていると分かっていたのだが、眠れなくなるのは確実だったので転がる様にランスの部屋へとやってきた。
「あれ?先生は?」
「もう帰ったよ。祭りの救護係もしなきゃだしね。」
家にいたのは準備中だったからか。
運が良かったな。
私はランスが寝ているベッドに上がって横に腰掛けた。
「……どうだったの?告白。」
「えっ?ランス…知って…」
「分かんないのレイチェルくらいだよ?ハッキリ行動に出てたじゃん。」
「だってクッキーとか…」
「あれはレイチェルの好きなものを聞かれて相談にのってただけ。『料理の出来る相手』が良かったんでしょ?王子なのに…健気じゃん。」
カァァァァ……顔が一気に赤くなる。
「だって…私…ランス目当てだって…」
「もうっ、俺は王子が好きなんて一言も言ってないし、王子から手も握られてないでしょ?あ、最初に握ったか。でも身体を起こすのに手伝っただけじゃん。」
えぇぇぇぇ…
混乱しているとランスが手を握った。
「俺は中途半端な場所で中途半端な告白なんて……俺の可愛いレイチェルには最高のシュチュエーションで迎えてほしかったんだよねぇ……」
「ランス?」
目が少し座ってる?
「そっかぁ……祭りの夜の丘の上でね……まぁ…及第点かな。」
「もうっ!告白なんてどこされても私は驚くわっ………ハッ!!…そうか!」
「どうしたの?」
「そうだよ!祭りの夜の丘の上……心地よい風にイケメンの告白……」
「………レイチェル…?」
「うん!!きっと勘違いだ!」
「何いってんのっ⁉ウィルは『好き』って言ったんでしょ?」
「きっと祭りの熱気にやられたんじゃない?」
「好きじゃないの?」
「…う~ん………分かんない。」
「そっかぁ…」
ギュッと、ランスが手を握った。
そういえばずっと手を繋いだ状態で話していたのを忘れてた。
「じゃぁ…ウィルには可哀想だけど……良いんじゃない?『気長に待つ』って言ったんでしょ?」
「言ったけど…断らなくても良いのかなぁ…」
___俺は俺で頑張ってアピールするから…覚悟しとけよな。___
って…言ったんだよ?
どうアピールされんのよ。
恋愛なんて転生前でも散々だったのに。
「あ~…断るというよりは…保留でいいんじゃない?」
「保留…ねぇ。」
コテン…と、ランスの肩に頭を置く。
「うん…保留。」
私の頭にランスの頬が当たる感触があった。
「ランス…大好きだよ…」
「俺も大好きだよ…レイチェル…」
ランスにならこんなにも簡単に「好き」と言える。
恋愛対象にはこういかないんだろうなぁ。
血は繋がっていないけど…私の大切なお兄ちゃん……恋愛感情は無いけど……私の大切な大切な幼馴染……
その後はランスと手を握り合って小さな子どもの時の様に一緒に眠った。
___あぁぁああああああ!!!___
「ふぇ……?」
朝…眩しい陽の光だけでなく、けたたましい叫び声で私とランスは目を覚した。
「……なぁに……?」
「おおおおおっ…お前らっ!恋人同士じゃないって……っ‼」
「あぁ……おはよ~、ウィル…何?早いねぇ…祭りにはまだ早いし、今日ウチもランスの所も出店があるから休みだよぉ?」
「じゃねぇっ‼何で一緒のベッドで寝てんだよっ!」
「フフッ…ゴメン。ヤキモチ焼かせちゃったね。昨日ちょっと話し込んでね。もちろん何も無いよ?」
「何も無い?何がさ。話して寝ただけでしょ?」
「……ね、この通り。無垢な子だからさ。」
「…………羨ま…っ……ん゛ん゛っ!…とにかく!もう一度聞くが…2人は本当~に恋人同士じゃないんだなっ‼」
「「うん。」」
全く無いな。
……てか、正直ウィルにも恋愛感情は今の所分からんしな。
「……なら…良い……」
___コンコン___
「クスクス……ウィル、外まで聞こえたわよ~。あ、レイ。昨日気持ち良く寝てたからブレンダには言ってあるから、大丈夫よ。今日の出店は遅めに開けたら良いし、ゆっくり寝てなさいって。」
「あ、母上…すまない。」
「ウフフ、相変わらず他人行儀ねぇ…まぁ、私達の事を「ケリー殿・マシュー殿」とか呼ばなくなったのは良いけど…母上・父上じゃなくてお母さん・お父さんで良いって言ってるのに~。」
ウィルは私達両親の事を最初「殿」付けで呼んでいたが、親達がウィルを気に入り自分の息子の様に自分たちを「お父さん・お母さん」と呼ばせたがっている。
本人は父上・母上って呼びたいみたいだけど…恥ずかしいのもあるんだろうな。
「……それは…おいおいと……」
あ、顔真っ赤になってる。
可愛いねぇ。
「あなた達、朝ご飯まだでしょ?下に作ってるから早く食べちゃいなさい。」
「はい。」
「「は~い。」」
私達が身支度をしている間、ウィルもそばにいた。
何もないのになぁ。
「もう…行けるか?」
「ん…行けるよ~。」
振り向くとウィルが私を見て微笑んだ。
「……レイ……おはよう。」
「おはよう…昨日の事なんだけど…」
「お…おぅ。」
「当分、保留で☆」
「…は?……え……だって……」
甘い顔から一気に真顔に変わる。
「昨日は祭りの熱気でお互い流された気がするんだよね。」
「……レイチェル……朝からちょっと話が濃すぎるよ……ウィル…今からご飯だよ。続きはまた後でね。」
「………分かった。」
納得いかないウィルをランスが宥めて私達はおばさんが作ってくれた朝食を食べに行った。
「うん……どうしよう……」
ランスはまだグッタリしていると分かっていたのだが、眠れなくなるのは確実だったので転がる様にランスの部屋へとやってきた。
「あれ?先生は?」
「もう帰ったよ。祭りの救護係もしなきゃだしね。」
家にいたのは準備中だったからか。
運が良かったな。
私はランスが寝ているベッドに上がって横に腰掛けた。
「……どうだったの?告白。」
「えっ?ランス…知って…」
「分かんないのレイチェルくらいだよ?ハッキリ行動に出てたじゃん。」
「だってクッキーとか…」
「あれはレイチェルの好きなものを聞かれて相談にのってただけ。『料理の出来る相手』が良かったんでしょ?王子なのに…健気じゃん。」
カァァァァ……顔が一気に赤くなる。
「だって…私…ランス目当てだって…」
「もうっ、俺は王子が好きなんて一言も言ってないし、王子から手も握られてないでしょ?あ、最初に握ったか。でも身体を起こすのに手伝っただけじゃん。」
えぇぇぇぇ…
混乱しているとランスが手を握った。
「俺は中途半端な場所で中途半端な告白なんて……俺の可愛いレイチェルには最高のシュチュエーションで迎えてほしかったんだよねぇ……」
「ランス?」
目が少し座ってる?
「そっかぁ……祭りの夜の丘の上でね……まぁ…及第点かな。」
「もうっ!告白なんてどこされても私は驚くわっ………ハッ!!…そうか!」
「どうしたの?」
「そうだよ!祭りの夜の丘の上……心地よい風にイケメンの告白……」
「………レイチェル…?」
「うん!!きっと勘違いだ!」
「何いってんのっ⁉ウィルは『好き』って言ったんでしょ?」
「きっと祭りの熱気にやられたんじゃない?」
「好きじゃないの?」
「…う~ん………分かんない。」
「そっかぁ…」
ギュッと、ランスが手を握った。
そういえばずっと手を繋いだ状態で話していたのを忘れてた。
「じゃぁ…ウィルには可哀想だけど……良いんじゃない?『気長に待つ』って言ったんでしょ?」
「言ったけど…断らなくても良いのかなぁ…」
___俺は俺で頑張ってアピールするから…覚悟しとけよな。___
って…言ったんだよ?
どうアピールされんのよ。
恋愛なんて転生前でも散々だったのに。
「あ~…断るというよりは…保留でいいんじゃない?」
「保留…ねぇ。」
コテン…と、ランスの肩に頭を置く。
「うん…保留。」
私の頭にランスの頬が当たる感触があった。
「ランス…大好きだよ…」
「俺も大好きだよ…レイチェル…」
ランスにならこんなにも簡単に「好き」と言える。
恋愛対象にはこういかないんだろうなぁ。
血は繋がっていないけど…私の大切なお兄ちゃん……恋愛感情は無いけど……私の大切な大切な幼馴染……
その後はランスと手を握り合って小さな子どもの時の様に一緒に眠った。
___あぁぁああああああ!!!___
「ふぇ……?」
朝…眩しい陽の光だけでなく、けたたましい叫び声で私とランスは目を覚した。
「……なぁに……?」
「おおおおおっ…お前らっ!恋人同士じゃないって……っ‼」
「あぁ……おはよ~、ウィル…何?早いねぇ…祭りにはまだ早いし、今日ウチもランスの所も出店があるから休みだよぉ?」
「じゃねぇっ‼何で一緒のベッドで寝てんだよっ!」
「フフッ…ゴメン。ヤキモチ焼かせちゃったね。昨日ちょっと話し込んでね。もちろん何も無いよ?」
「何も無い?何がさ。話して寝ただけでしょ?」
「……ね、この通り。無垢な子だからさ。」
「…………羨ま…っ……ん゛ん゛っ!…とにかく!もう一度聞くが…2人は本当~に恋人同士じゃないんだなっ‼」
「「うん。」」
全く無いな。
……てか、正直ウィルにも恋愛感情は今の所分からんしな。
「……なら…良い……」
___コンコン___
「クスクス……ウィル、外まで聞こえたわよ~。あ、レイ。昨日気持ち良く寝てたからブレンダには言ってあるから、大丈夫よ。今日の出店は遅めに開けたら良いし、ゆっくり寝てなさいって。」
「あ、母上…すまない。」
「ウフフ、相変わらず他人行儀ねぇ…まぁ、私達の事を「ケリー殿・マシュー殿」とか呼ばなくなったのは良いけど…母上・父上じゃなくてお母さん・お父さんで良いって言ってるのに~。」
ウィルは私達両親の事を最初「殿」付けで呼んでいたが、親達がウィルを気に入り自分の息子の様に自分たちを「お父さん・お母さん」と呼ばせたがっている。
本人は父上・母上って呼びたいみたいだけど…恥ずかしいのもあるんだろうな。
「……それは…おいおいと……」
あ、顔真っ赤になってる。
可愛いねぇ。
「あなた達、朝ご飯まだでしょ?下に作ってるから早く食べちゃいなさい。」
「はい。」
「「は~い。」」
私達が身支度をしている間、ウィルもそばにいた。
何もないのになぁ。
「もう…行けるか?」
「ん…行けるよ~。」
振り向くとウィルが私を見て微笑んだ。
「……レイ……おはよう。」
「おはよう…昨日の事なんだけど…」
「お…おぅ。」
「当分、保留で☆」
「…は?……え……だって……」
甘い顔から一気に真顔に変わる。
「昨日は祭りの熱気でお互い流された気がするんだよね。」
「……レイチェル……朝からちょっと話が濃すぎるよ……ウィル…今からご飯だよ。続きはまた後でね。」
「………分かった。」
納得いかないウィルをランスが宥めて私達はおばさんが作ってくれた朝食を食べに行った。
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