31 / 32
本編
24☆
しおりを挟む
アルさんとの初めてのエッチ後2人で身体を洗い、そこでまた抱かれた。
「…ん…アルさん…服…着たいんだけど。」
「着なくても良いだろう?」
「恥ずかしいよっ。」
だって、アルさん…俺にたくさん痕をつけたんだもん。
「……じゃあ…」
アルさんが持ってきてくれたのは……
「……アルさん…下は?」
「これで大丈夫だ。」
アルさんのシャツだ。
そりゃ大きいから下半身も少しは隠れるけどさぁ。
「……下着は履かせて。」
俺もかなりアルさんに甘いと思う。
「分かった。」
俺の頬にキスをすると、アルさんが部屋に置いていた下着を持ってきて履かせてくれた。
履かせてくれたけど…
「んぁ……アルさん……普通に履かせ……んんっ。」
脚を上げたら膝に、下ろしたら太腿にキスをしてアルさんの両肩に手を置いていたんだけど、プルプルと震えてしまう。
完全に履く直前に陰茎にキスをされて崩れ落ちそうになった。
最後までいって更に甘やかされたような気がする。
有無を言わさず抱き上げられ、ソファーではアルさんの膝の上だ。
「…チュ……チュ…ルカ…腹は減ってないか?」
キスをされながら聞かれても、気持ちがお腹いっぱいだ。
「んっ…ぁん……今は……あ。」
そうだ、お土産を渡したいんだった。
「アルさん、俺…渡したいものがあるんだけど。」
「今か?」
「だって、渡すために来たのに……」
部屋に入るなりエッチになって、そのまま勢いで最後までいっちゃったけど。
「……離れたくない。」
「え?この部屋だよ??」
ドアで激しくキスをして…だから荷物はきっとドア付近。
少し首を伸ばして見たらあったし、見えてるよ?
「…嫌だ…」
「んんっ。」
首筋に顔を埋めてイヤイヤと首を振る。
アルさん、何だか子どもみたいなんだけど。
「…あそこにある俺の荷物の中にあるから……わっ。」
俺が言った途端、アルさんは俺を抱き上げて荷物を取りに行き、再びソファーへと戻って来た。
「アルさん……」
「嫌だと言っている。」
俺はアルさんの膝の上に座らされ、後ろからアルさんに抱き締められていた。
アルさんって、こんなに甘えん坊だっけ?
違ったよね?
「アルさんに話してたお土産渡すね。」
気を取り直して、俺は樹と選んだバングルが入った箱を取り出した。
「はい、開けてみて。」
アルさんが手にすると小さく見えるなぁ。
「………っ。」
アルさんが開けて驚いた顔をした。
「……嫌…だったかな?」
バングル…ちょっと太過ぎたかなぁ…お店では普通の太さだし、アルさんが付けたら華奢な感じになりそうだけど……
「……同じ事を考えていたのか…」
「…え?」
すると、アルさんがソファーのクッションの間から小さな箱を取り出した。
「……開けてみてくれ。」
「………あ。」
似た箱もあるものだと開けてみると、そこにはアルさんの瞳と同じ石が組み込まれたブレスレットがあった。
「…意味は…しってるんだな。」
「…うん。」
「束縛したい程……強く想っている……だ。」
「…ん…」
アルさんが俺の手首にブレスレットをはめてキスをした。
「俺だって……チュ。」
アルさんの手首にバングルを付けて、頬にキスをした。
「アルさんをもっと…束縛したいな。」
「クスクス…俺のより太いな。」
アルさんがくれたのは華奢なチェーンのゴールドのブレスレットに俺のは少し分厚いバングルだ。
「……ブレスレットだとキツくなると思って。」
何か俺の方が好きって訴えてるみたいだけど…うん、きっと俺の方が好きだよね。
「良いよ、俺を束縛して欲しい。」
「…っ…」
どうしよう、キュンとした。
そんなキラキラとして言わないで欲しい。
何だか変な扉開けちゃいそうじゃん。
「…じゃあ…閉じ込めて…出さなくしちゃうよ?」
「望む所だ、俺もルカを閉じ込めてしまいたい。」
再びソファーに押し倒されてシャツを脱がされる。
「あっ……んっ……アルッ…」
「そうだ……さん付けはいらない……アルと呼べ…」
「ア…ル……んぅ…」
結局、食事以外はずっとアルさんに抱かれてしまい翌日……
「休ませろ。」
「駄目だ、この忙しい時にお前は…だから無茶をさせるなと言っただろうが。」
腰痛でフラフラになった俺を支えながら出張所でゼスさんと言い争いになり…
「あらあら、とうとうヤッたのねぇ。」
「アハハ…どうにかね…」
首筋のキスマークがどうしても隠せず、腰も痛くてバレバレだから誤魔化しようもない。
「おめでとう~、良かったね。はい、デスクワーク出来る書類!それとこれとは別だからねっ!」
祝福されて複雑だけど、いつもと変わらない対応に少しホッとする自分がいる。
「うん、分かってるよ。」
バタバタとしている出張所の中で、俺は書類で来ていた調査やフォローのまとめをパソコンに入力して過ごした。
アルさんは、異世界を繋ぐ扉へと通って1件話を聞いては戻って俺を抱き締めて再び戻って行く。
扉の向こうは色々な世界と繋がっているのでゼスさんやヘミー、ネル姉さんも行ったり来たりと今日は忙しそうだ。
___バンッ!___
「ホントにもうっ!何なんだよっ、今の転生者わぁっ‼」
プリプリと怒りながらヘミーが帰ってきた。
「どうしたんだよ、また何かあったのか?」
「いや……今回は聖女としての転生者なんだけどさぁ…」
聖女かぁ…乙女ゲームの世界にでも転生したのかなぁ。
「BLの世界に転生したから好きなカップリングを作れるスキルをくれって言うのっ!そもそも無理でしょっ、聖女だよっ⁉清く導くもんでしょ⁉」
「ビーエル?」
「あ、ルカは知らないの?ルカの世界で男同士の恋愛をそう言うんだよ。」
「そうなんだ。」
男同士の恋愛…樹と付き合ってた時に見たサイトの漫画とか、BLって言うんだ。
「BL、俺達もするか…チュ。」
「…ん…アルさん。」
「もぅ、付き合いだしたらオープン過ぎるよっ!」
こちらに戻って来たアルさんが俺を引き寄せてキスをした。
「今日のノルマはこなした。もう帰って良いか?」
「え~……確かに…結構あったのにって…あ゛。」
「わぁっ!」
「ルカの書類はまだ先の提出のはずだ。連れて帰るぞ。」
「ゼスに怒られても知らないからねぇ。」
「明日から3日程有給を使うと言ってくれ。」
「え゛ぇぇえっ⁉」
アルさんに抱き上げられ、へミーの文句を背にアルさんの部屋に戻っていった。
「…ん…アルさん…服…着たいんだけど。」
「着なくても良いだろう?」
「恥ずかしいよっ。」
だって、アルさん…俺にたくさん痕をつけたんだもん。
「……じゃあ…」
アルさんが持ってきてくれたのは……
「……アルさん…下は?」
「これで大丈夫だ。」
アルさんのシャツだ。
そりゃ大きいから下半身も少しは隠れるけどさぁ。
「……下着は履かせて。」
俺もかなりアルさんに甘いと思う。
「分かった。」
俺の頬にキスをすると、アルさんが部屋に置いていた下着を持ってきて履かせてくれた。
履かせてくれたけど…
「んぁ……アルさん……普通に履かせ……んんっ。」
脚を上げたら膝に、下ろしたら太腿にキスをしてアルさんの両肩に手を置いていたんだけど、プルプルと震えてしまう。
完全に履く直前に陰茎にキスをされて崩れ落ちそうになった。
最後までいって更に甘やかされたような気がする。
有無を言わさず抱き上げられ、ソファーではアルさんの膝の上だ。
「…チュ……チュ…ルカ…腹は減ってないか?」
キスをされながら聞かれても、気持ちがお腹いっぱいだ。
「んっ…ぁん……今は……あ。」
そうだ、お土産を渡したいんだった。
「アルさん、俺…渡したいものがあるんだけど。」
「今か?」
「だって、渡すために来たのに……」
部屋に入るなりエッチになって、そのまま勢いで最後までいっちゃったけど。
「……離れたくない。」
「え?この部屋だよ??」
ドアで激しくキスをして…だから荷物はきっとドア付近。
少し首を伸ばして見たらあったし、見えてるよ?
「…嫌だ…」
「んんっ。」
首筋に顔を埋めてイヤイヤと首を振る。
アルさん、何だか子どもみたいなんだけど。
「…あそこにある俺の荷物の中にあるから……わっ。」
俺が言った途端、アルさんは俺を抱き上げて荷物を取りに行き、再びソファーへと戻って来た。
「アルさん……」
「嫌だと言っている。」
俺はアルさんの膝の上に座らされ、後ろからアルさんに抱き締められていた。
アルさんって、こんなに甘えん坊だっけ?
違ったよね?
「アルさんに話してたお土産渡すね。」
気を取り直して、俺は樹と選んだバングルが入った箱を取り出した。
「はい、開けてみて。」
アルさんが手にすると小さく見えるなぁ。
「………っ。」
アルさんが開けて驚いた顔をした。
「……嫌…だったかな?」
バングル…ちょっと太過ぎたかなぁ…お店では普通の太さだし、アルさんが付けたら華奢な感じになりそうだけど……
「……同じ事を考えていたのか…」
「…え?」
すると、アルさんがソファーのクッションの間から小さな箱を取り出した。
「……開けてみてくれ。」
「………あ。」
似た箱もあるものだと開けてみると、そこにはアルさんの瞳と同じ石が組み込まれたブレスレットがあった。
「…意味は…しってるんだな。」
「…うん。」
「束縛したい程……強く想っている……だ。」
「…ん…」
アルさんが俺の手首にブレスレットをはめてキスをした。
「俺だって……チュ。」
アルさんの手首にバングルを付けて、頬にキスをした。
「アルさんをもっと…束縛したいな。」
「クスクス…俺のより太いな。」
アルさんがくれたのは華奢なチェーンのゴールドのブレスレットに俺のは少し分厚いバングルだ。
「……ブレスレットだとキツくなると思って。」
何か俺の方が好きって訴えてるみたいだけど…うん、きっと俺の方が好きだよね。
「良いよ、俺を束縛して欲しい。」
「…っ…」
どうしよう、キュンとした。
そんなキラキラとして言わないで欲しい。
何だか変な扉開けちゃいそうじゃん。
「…じゃあ…閉じ込めて…出さなくしちゃうよ?」
「望む所だ、俺もルカを閉じ込めてしまいたい。」
再びソファーに押し倒されてシャツを脱がされる。
「あっ……んっ……アルッ…」
「そうだ……さん付けはいらない……アルと呼べ…」
「ア…ル……んぅ…」
結局、食事以外はずっとアルさんに抱かれてしまい翌日……
「休ませろ。」
「駄目だ、この忙しい時にお前は…だから無茶をさせるなと言っただろうが。」
腰痛でフラフラになった俺を支えながら出張所でゼスさんと言い争いになり…
「あらあら、とうとうヤッたのねぇ。」
「アハハ…どうにかね…」
首筋のキスマークがどうしても隠せず、腰も痛くてバレバレだから誤魔化しようもない。
「おめでとう~、良かったね。はい、デスクワーク出来る書類!それとこれとは別だからねっ!」
祝福されて複雑だけど、いつもと変わらない対応に少しホッとする自分がいる。
「うん、分かってるよ。」
バタバタとしている出張所の中で、俺は書類で来ていた調査やフォローのまとめをパソコンに入力して過ごした。
アルさんは、異世界を繋ぐ扉へと通って1件話を聞いては戻って俺を抱き締めて再び戻って行く。
扉の向こうは色々な世界と繋がっているのでゼスさんやヘミー、ネル姉さんも行ったり来たりと今日は忙しそうだ。
___バンッ!___
「ホントにもうっ!何なんだよっ、今の転生者わぁっ‼」
プリプリと怒りながらヘミーが帰ってきた。
「どうしたんだよ、また何かあったのか?」
「いや……今回は聖女としての転生者なんだけどさぁ…」
聖女かぁ…乙女ゲームの世界にでも転生したのかなぁ。
「BLの世界に転生したから好きなカップリングを作れるスキルをくれって言うのっ!そもそも無理でしょっ、聖女だよっ⁉清く導くもんでしょ⁉」
「ビーエル?」
「あ、ルカは知らないの?ルカの世界で男同士の恋愛をそう言うんだよ。」
「そうなんだ。」
男同士の恋愛…樹と付き合ってた時に見たサイトの漫画とか、BLって言うんだ。
「BL、俺達もするか…チュ。」
「…ん…アルさん。」
「もぅ、付き合いだしたらオープン過ぎるよっ!」
こちらに戻って来たアルさんが俺を引き寄せてキスをした。
「今日のノルマはこなした。もう帰って良いか?」
「え~……確かに…結構あったのにって…あ゛。」
「わぁっ!」
「ルカの書類はまだ先の提出のはずだ。連れて帰るぞ。」
「ゼスに怒られても知らないからねぇ。」
「明日から3日程有給を使うと言ってくれ。」
「え゛ぇぇえっ⁉」
アルさんに抱き上げられ、へミーの文句を背にアルさんの部屋に戻っていった。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
124
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる