41 / 41
第4章。オリヴィア姫の救出
41話。モブ皇子は母と妹の自由を勝ち取る。幸福な未来へ
しおりを挟む
「戻ったかルークよ!」
帝国軍と共に宮殿に凱旋した俺を、皇帝アルヴァイスが両手を広げて出迎えた。
見れば急造された火刑台が、撤去されだしていた。
あの火刑台は、母さんを処刑すると見せかけてダークエルフの主力を誘き出すための罠だった。
だが、場合によっては、ダークエルフどもに母さんを奪われることを防ぐために、母さんはここで本当に処刑されることも有り得た。
皇帝アルヴァイスは、勝つために手段を選ばない男だ。
火刑台が撤去されることは、母さんが殺される未来が変わったことの何よりの証明に思えた。
「まさか、余が遂げられなかったダークエルフどもの支配まで、成し遂げてしまうとはな! さすがは余の息子。魔族の軍を得たことで、我が帝国は大陸制覇に、より大きく前進したぞ!」
皇帝は豪快に笑った。
「想像の埒外の成果だ! 約束通り、お前には第3位の帝位継承権を与える。余の息子、セレスティア帝国の正統なる皇子としてこれからも励むが良い!」
「ははっ!」
俺は皇帝の前に膝をついた。
余の息子か。
初めて会った時は、出来損ないは息子とは認めないと言っていたのにな……
「ルーク皇子、万歳!」
居合わせた人々から、大地を揺るがすほどの拍手喝采が送られる。
「ルーク! よく無事で……ああっ、心配していたのよ!?」
「母さん!」
ルーナ母さんが駆け寄ってきて、俺を抱き締めた。
「しかもヴィンセントたち……ダークエルフが皆殺しにされるのも阻止してくれたのね」
「それを許したら、きっと母さんが悲しむと思ったから……」
「あ、あなたは……!」
母さんは感銘を受けた様子だった。
「俺の望みは母さんとディアナに幸せになってもらうことだからね。そのために、できることはすべてしたいんだ」
「……だったら、私は今、この上なく幸せよ。あなたのような息子に恵まれて。あなたのような優しい子が王になったのなら、きっとみんなが幸せになれると思うわ」
俺は別に優しくなど無いと思うが……
「私は本当は恐ろしかったの……あなたが『予言の魔王』ではないかと。血みどろの戦いの道を選ぶのではないかと感じたらから」
「……」
「でも、それは取り越し苦労だったみたいね。あなたは敵にも情けをかけられる子だわ」
俺が敵に情けをかけるのは、その方が利があると判断した場合だけだ。
母さんとディアナを守るためなら、俺は鬼にもなる。
だけど、今ここで、そんなことを告げる必要は無いだろう。
「何から何まで、お兄様はスゴイです!」
ディアナが俺に飛びついてきた。
「お母様! 話したいことがいっぱいあるんですよ! 聞いて下さい!」
「ええっ。ぜひ、聞かせてちょうだい、ディアナ。あなたも無事で、本当に良かったわ!」
俺たち親子は3人で、お互いの温もりを確かめるように抱き合った。
俺は、この瞬間の幸せを噛み締める。
それから、皇帝アルヴァイスに向き合って告げた。
「父上、さらなる報奨の追加をお願いしても、よろしいでしょうか?」
「なに……? 許す。申してみよ」
俺が皇帝にさらなる褒美を要求すると、周囲の人々がざわついた。
冷酷な皇帝に対して、あまりにも図々しい態度だと思われたのだろう。
「ル、ルーク!?」
俺は心配する母さんを手で制す。
「私とオリヴィア王女との婚約は、マケドニア王国でも盛大に祝われるでしょう。しかし、仮にも王女の婚約者、偉大なるセレスティア帝国の皇子の母と妹が、罪人のごとく首輪をされているとあっては、帝国の名誉に傷がつきます。よって……」
俺は息を溜めて、大声で宣言した。
「我が母ルーナと、妹ディアナに科せられた【魔法封じの首輪】を、今ここで永遠に外すことを決断していただきとう存じます!」
「なんと!?」
皇帝の側に控えたサン・ジェルマンが、驚きの声を上げた。
【魔法封じの首輪】は、強大な力を持つ母さんとディアナの反逆を防ぐためのものだ。
母さんやディアナが脱走してダークエルフを率いて反逆する事態を、皇帝とサン・ジェルマンは恐れていた。
「この望みを叶えていただけるなら、このルーク・セレスティア。父上にさらなる忠誠をお誓いしましょう!」
だが、俺がダークエルフを支配した上で、皇帝に忠誠を誓うなら、彼らの懸念は払拭される。今回の俺の功績は、俺が帝国にこれからも貢献することを裏付けるものだ。
「……確かに、ルークがオリヴィア姫を娶るというのに、ルーナとディアナが囚人のごとき扱いを受けているとあっては、帝国の名折れか」
皇帝はしばらく考え込んでいたが、やがて決定を下した。
「良い許す! サン・ジェルマンよ、ルーナとディアナの【魔法封じの首輪】を破壊せよ」
「……よろしいのですか陛下?」
「ルークは大陸統一国家セレスティアの皇帝になると申したそうだな? 余と同じ野望に燃える息子に、くだらん枷は必要無かろう」
皇帝は俺をまっすぐに見て告げた。
「こやつには余と同じ覇者の血が流れておる。今さら、ダークエルフの王ごときの器で満足するとは思えぬ。余と共に世界を手に入れようぞ、我が帝国が誇る第3皇子ルークよ!」
サン・ジェルマンが呪文を唱えると、母さんとディアナの【魔法封じの首輪】が砕け散った。
「ずっと重かった【魔法封じの首輪】が!」
ディアナが歓喜の声を上げた。
「やっぱり、ルークお兄様は世界一偉大な、世界一のお兄様です!」
「これで、母さんとディアは自由だ」
「ルーク、あ、あなたは何という子なの!?」
俺は母さんとディアナと共に喜び合った。
この幸せをこれからも、ずっと守り続けていこうと誓いながら。
帝国軍と共に宮殿に凱旋した俺を、皇帝アルヴァイスが両手を広げて出迎えた。
見れば急造された火刑台が、撤去されだしていた。
あの火刑台は、母さんを処刑すると見せかけてダークエルフの主力を誘き出すための罠だった。
だが、場合によっては、ダークエルフどもに母さんを奪われることを防ぐために、母さんはここで本当に処刑されることも有り得た。
皇帝アルヴァイスは、勝つために手段を選ばない男だ。
火刑台が撤去されることは、母さんが殺される未来が変わったことの何よりの証明に思えた。
「まさか、余が遂げられなかったダークエルフどもの支配まで、成し遂げてしまうとはな! さすがは余の息子。魔族の軍を得たことで、我が帝国は大陸制覇に、より大きく前進したぞ!」
皇帝は豪快に笑った。
「想像の埒外の成果だ! 約束通り、お前には第3位の帝位継承権を与える。余の息子、セレスティア帝国の正統なる皇子としてこれからも励むが良い!」
「ははっ!」
俺は皇帝の前に膝をついた。
余の息子か。
初めて会った時は、出来損ないは息子とは認めないと言っていたのにな……
「ルーク皇子、万歳!」
居合わせた人々から、大地を揺るがすほどの拍手喝采が送られる。
「ルーク! よく無事で……ああっ、心配していたのよ!?」
「母さん!」
ルーナ母さんが駆け寄ってきて、俺を抱き締めた。
「しかもヴィンセントたち……ダークエルフが皆殺しにされるのも阻止してくれたのね」
「それを許したら、きっと母さんが悲しむと思ったから……」
「あ、あなたは……!」
母さんは感銘を受けた様子だった。
「俺の望みは母さんとディアナに幸せになってもらうことだからね。そのために、できることはすべてしたいんだ」
「……だったら、私は今、この上なく幸せよ。あなたのような息子に恵まれて。あなたのような優しい子が王になったのなら、きっとみんなが幸せになれると思うわ」
俺は別に優しくなど無いと思うが……
「私は本当は恐ろしかったの……あなたが『予言の魔王』ではないかと。血みどろの戦いの道を選ぶのではないかと感じたらから」
「……」
「でも、それは取り越し苦労だったみたいね。あなたは敵にも情けをかけられる子だわ」
俺が敵に情けをかけるのは、その方が利があると判断した場合だけだ。
母さんとディアナを守るためなら、俺は鬼にもなる。
だけど、今ここで、そんなことを告げる必要は無いだろう。
「何から何まで、お兄様はスゴイです!」
ディアナが俺に飛びついてきた。
「お母様! 話したいことがいっぱいあるんですよ! 聞いて下さい!」
「ええっ。ぜひ、聞かせてちょうだい、ディアナ。あなたも無事で、本当に良かったわ!」
俺たち親子は3人で、お互いの温もりを確かめるように抱き合った。
俺は、この瞬間の幸せを噛み締める。
それから、皇帝アルヴァイスに向き合って告げた。
「父上、さらなる報奨の追加をお願いしても、よろしいでしょうか?」
「なに……? 許す。申してみよ」
俺が皇帝にさらなる褒美を要求すると、周囲の人々がざわついた。
冷酷な皇帝に対して、あまりにも図々しい態度だと思われたのだろう。
「ル、ルーク!?」
俺は心配する母さんを手で制す。
「私とオリヴィア王女との婚約は、マケドニア王国でも盛大に祝われるでしょう。しかし、仮にも王女の婚約者、偉大なるセレスティア帝国の皇子の母と妹が、罪人のごとく首輪をされているとあっては、帝国の名誉に傷がつきます。よって……」
俺は息を溜めて、大声で宣言した。
「我が母ルーナと、妹ディアナに科せられた【魔法封じの首輪】を、今ここで永遠に外すことを決断していただきとう存じます!」
「なんと!?」
皇帝の側に控えたサン・ジェルマンが、驚きの声を上げた。
【魔法封じの首輪】は、強大な力を持つ母さんとディアナの反逆を防ぐためのものだ。
母さんやディアナが脱走してダークエルフを率いて反逆する事態を、皇帝とサン・ジェルマンは恐れていた。
「この望みを叶えていただけるなら、このルーク・セレスティア。父上にさらなる忠誠をお誓いしましょう!」
だが、俺がダークエルフを支配した上で、皇帝に忠誠を誓うなら、彼らの懸念は払拭される。今回の俺の功績は、俺が帝国にこれからも貢献することを裏付けるものだ。
「……確かに、ルークがオリヴィア姫を娶るというのに、ルーナとディアナが囚人のごとき扱いを受けているとあっては、帝国の名折れか」
皇帝はしばらく考え込んでいたが、やがて決定を下した。
「良い許す! サン・ジェルマンよ、ルーナとディアナの【魔法封じの首輪】を破壊せよ」
「……よろしいのですか陛下?」
「ルークは大陸統一国家セレスティアの皇帝になると申したそうだな? 余と同じ野望に燃える息子に、くだらん枷は必要無かろう」
皇帝は俺をまっすぐに見て告げた。
「こやつには余と同じ覇者の血が流れておる。今さら、ダークエルフの王ごときの器で満足するとは思えぬ。余と共に世界を手に入れようぞ、我が帝国が誇る第3皇子ルークよ!」
サン・ジェルマンが呪文を唱えると、母さんとディアナの【魔法封じの首輪】が砕け散った。
「ずっと重かった【魔法封じの首輪】が!」
ディアナが歓喜の声を上げた。
「やっぱり、ルークお兄様は世界一偉大な、世界一のお兄様です!」
「これで、母さんとディアは自由だ」
「ルーク、あ、あなたは何という子なの!?」
俺は母さんとディアナと共に喜び合った。
この幸せをこれからも、ずっと守り続けていこうと誓いながら。
157
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(3件)
あなたにおすすめの小説
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
固有魔法を合成出来るならディアナの魔法吸収も出来るよね、
使える条件は実際に見た能力かな?戦えば戦うほど強くなるね
ヴィンセントがひれ伏した…だと………💧💧
お初に失礼します。
えっと、ダークエルフのアジトに案内された次の日にダークエルフを眠らせて行動を起こしたって事かな?
まぁ時間勝負だしルーナ母さんが本当に処刑されたら元も子もないもんね。
これだけ圧倒的な力を示してもヴィンセントは実力を認めてくれないのかな?
ダークエルフを子飼いの兵に出来たらとても大きな力になると思うんだけどヴィンセント次第かな。