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6章。みんなと合体する。超竜機神アルティメット・ドラグーン
75話。エピローグ
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5日後──
「よう兄さん、また来てくれたのか? 相変わらず、べっぴんの妹さんを連れているねって……そっちの娘は足が治ったのかい!?」
俺はシルヴィアとルーチェと共に、王都のクレープ屋にやってきた。店主のおじさんが目を丸くしている。
「そうだよ。お兄ちゃんが、私の足を治してくれたの!」
「おわっと……!」
両足で歩くシルヴィアが、俺にしなだれかかってくる。
ランディを倒したことで、シルヴィアの呪いが解除され、妹は再び歩けるようになっていた。
そのリハビリも兼ねて、3人で外出していた。シルヴィアの足の筋力は、かなり衰えてしまっていたので、俺が手を引く必要がある。
「店主さん、バナナチョコクレープをください」
ルーチェが瞳を輝かせて注文する。ルーチェの体調も、すっかり良くなっていた。
あれから何度も検査しているが、内臓の先天的疾患は見つからない。ティアの聖魔法による治療効果のようだ。先天的疾患まで治してしまうとは、奇跡としか思えなかった。
もしかするとティアは、本当に聖女としてスゴイ才能を秘めているのかも知れない。
「私はイチゴミルフィーユ! お兄ちゃんはどうするの?」
「俺はアーモンドチョコにするかな」
「まいどあり!」
王都は平和そのものだ。
帝国は今回のことで、皇帝が国内の信望を失って、退位に追い込まれた。外交的にも、教皇グリゼルダの怒りをかわすためには、それしか無いという判断のようだ。
しばらく帝国は、王国にちょっかいをかけてこないだろう。なにでも皇子たちの間で、皇位継承争いが起きているらしい。
俺はようやく掴んだ家族との時間を満喫していた。
シルヴィアが両足で歩き、ルーチェがここにいてくれる。なんて幸せなことだろうか。
「マスター、バナナチョコクレープは最高です。一口、いかがでしょうか?」
ルーチェがクレープを差し出してくる。
「おっ、ありがとう。俺のも一口あげるぞ」
「あっ、お兄ちゃん、私も私も! 3人で食べ回ししよう!」
ベンチに座って、それぞれのクレープを分け合って舌鼓を打つ。
「あっ、ロイ! お、お待たせ……!」
首からCランク冒険者のネームプレートを下げたティアがやってきた。
彼女とはここで、待ち合わせしていたのだ。
あれから三日三晩、ティアは眠り続けたが身体に異常は無さそうだった。
「ティア、悪魔討伐の功績でCランク冒険者になれたんだな。おめでとう」
「あ、ありがとう……!」
ティアは俺と目が合うと、顔から湯気が出るくらい真っ赤になった。
俺が憧れのヘルメスだとわかってから、ティアはずっとこんな感じなので調子が狂う。
「俺の組織【ドラニクル】に入りたいって、話だったな。ティアはベヒーモスを倒してS級ダンジョンを攻略できた訳だし……条件はクリアしたから、レナ王女も入隊を認めてくれるそうだ」
「えっ、ホント!?」
ティアは目を輝かせた。
「ランディに勝てたのも。ルーチェがここにいるのも、ティアのおかげだからな」
「ぐぅっ、私も特別にティアのことを認めてあげることにしたわ。でも、お兄ちゃんは絶対に渡さないんだからね!」
シルヴィアも、何やらソッポを向きながら告げる。
まだ、完全にはティアに心を許していないようだ。
「ありがとう、うれしい! とってもうれしいんだけど……私はまだ、ロイの隣に立つには、実力不足だと思うの」
ティアは歓喜をみなぎらせた後、沈んだ顔をした。
「ベヒーモスを倒せたのも、ルーチェを救えたのもロイの力添えがあったからよ。胸を張って、あなたの幼馴染だって言えるようになるまで、もうちょっと、ひとりでがんばってみたいと思うの。せめて、Aランク冒険者に自力でなるまでは!」
そう告げたティアの表情は、希望に満ちていた。
「そうしないとドラニクルのみんなの足を引っ張っちゃうだろうからね」
「そうか。わかった」
聖竜機バハムートの主となったティアなら、そんなことはないだろうけど。
俺はティアの意思を尊重することにした。彼女は良い方向に向かっていると思う。
「それに……ロイとレナ王女との婚約は、あくまで偽装であることがわかったからね。焦らなくても、私にもチャンスはあるわ!」
「……うっ、ティアはやっぱり俺と結婚したいのか?」
面と向かって好意を告げられると、気恥ずかしいモノがある。
「あ、あったり前よ。ロイは私の理想、私の憧れの人なんだからね」
ティアも恥ずかしいのか、モジモジしている。
ヘルメスの正体が俺だと知っても、ヘルメスへの好意は変わらないらしい。
「そうか……言っておくがヘルメスはティアが思っているほど、万能でも完全無欠でもないぞ。たくさん失敗しているのは、ティアも良く知っているだろう?」
「うん。それだけ努力して、あなたがスゴイ発明をしてきたってこと、私はようやくわかったわ。それに私だって、欠点だらけのダメ聖女よ。性格も悪いし……こんな私でも、これからも仲良くしてくれるの?」
ティアは恐る恐るといった感じで、上目遣いに尋ねた。
「俺は今のティアのこと、好きだと思う」
「「えっ!?」」
3人の少女たちが、驚愕の表情で俺を見た。
「あっ、イヤイヤ、幼馴染としてという意味でだな……」
慌てて取り繕うも後の祭りだ。
シルヴィアが俺に抱擁して叫ぶ。
「そ、そうだよね! お兄ちゃんが一番好きなのは、妹の私に決まっているんだからね!」
「私もマスターのことが大好きです。マスターも私のことが大好きです」
「はっ!? ルーチェ、何、どさくさに紛れて、ロイに告白しているの!? 私の方がロイのことを何十倍も好きだし、ロイも私のことが好きだって今、言ったでしょ!」
「いや、ちょっと……!?」
少女たちは、俺の奪い合いを始めた。
通行人の目が、俺たちに釘付けになっている。
「ちくしょう! どうして、Eランクのロイがあんなにモテるんだぁ!」
なにやら嫉妬の声も上がっているし、悪目立ちしているぞ。
その時、俺の【クリティオス】に緊急通信が入った。相手はレナ王女だ。
『大変ですロイ様! アンデッドモンスターの大量発生です! 機神ドラグーン、出撃してください。そして、わたくしと愛の合体を!』
「ちょっとレナ王女! アンデッドが相手なら、聖女の私の出番よ! 私がロイと合体するのよ!」
「いや、さっきまだドラニクルには入らなって……」
俺はツッコミを入れる。
『その通りです。ティア様は、まだ正式なドラニクルの一員ではありませんわ』
「ぐぅ! でも、ロイがレナ王女と合体するなんて、なんか許せないわ! あれって、すごく気持ち良いのよ!」
「そうだよ! 私と合体しようよ、お兄ちゃん!」
「いえ、マスター。私と合体してください。ティア無しでも、聖竜機は動かせます」
「えっ!? ちょっと、ヒドいじゃないのよルーチェ!」
「ティアには感謝していますが、マスターとの合体は譲れません」
「ああっ、わかった! わかった! じゃあ、みんなで出撃しよう! 全員で合体だ」
俺は争いを打ち切るために叫ぶ。
アンデッド相手に、超竜機神を使うのはオーバーキルもよいところだけどな。
「「はい!」」
少女たち全員が、頷いた。
まったく仲が良いんだか、悪いんだか……
でもきっと、俺たちはこれからも力を合わせて、生きて行くだろう。
俺は密かに喜びを噛みしめていた。
「よう兄さん、また来てくれたのか? 相変わらず、べっぴんの妹さんを連れているねって……そっちの娘は足が治ったのかい!?」
俺はシルヴィアとルーチェと共に、王都のクレープ屋にやってきた。店主のおじさんが目を丸くしている。
「そうだよ。お兄ちゃんが、私の足を治してくれたの!」
「おわっと……!」
両足で歩くシルヴィアが、俺にしなだれかかってくる。
ランディを倒したことで、シルヴィアの呪いが解除され、妹は再び歩けるようになっていた。
そのリハビリも兼ねて、3人で外出していた。シルヴィアの足の筋力は、かなり衰えてしまっていたので、俺が手を引く必要がある。
「店主さん、バナナチョコクレープをください」
ルーチェが瞳を輝かせて注文する。ルーチェの体調も、すっかり良くなっていた。
あれから何度も検査しているが、内臓の先天的疾患は見つからない。ティアの聖魔法による治療効果のようだ。先天的疾患まで治してしまうとは、奇跡としか思えなかった。
もしかするとティアは、本当に聖女としてスゴイ才能を秘めているのかも知れない。
「私はイチゴミルフィーユ! お兄ちゃんはどうするの?」
「俺はアーモンドチョコにするかな」
「まいどあり!」
王都は平和そのものだ。
帝国は今回のことで、皇帝が国内の信望を失って、退位に追い込まれた。外交的にも、教皇グリゼルダの怒りをかわすためには、それしか無いという判断のようだ。
しばらく帝国は、王国にちょっかいをかけてこないだろう。なにでも皇子たちの間で、皇位継承争いが起きているらしい。
俺はようやく掴んだ家族との時間を満喫していた。
シルヴィアが両足で歩き、ルーチェがここにいてくれる。なんて幸せなことだろうか。
「マスター、バナナチョコクレープは最高です。一口、いかがでしょうか?」
ルーチェがクレープを差し出してくる。
「おっ、ありがとう。俺のも一口あげるぞ」
「あっ、お兄ちゃん、私も私も! 3人で食べ回ししよう!」
ベンチに座って、それぞれのクレープを分け合って舌鼓を打つ。
「あっ、ロイ! お、お待たせ……!」
首からCランク冒険者のネームプレートを下げたティアがやってきた。
彼女とはここで、待ち合わせしていたのだ。
あれから三日三晩、ティアは眠り続けたが身体に異常は無さそうだった。
「ティア、悪魔討伐の功績でCランク冒険者になれたんだな。おめでとう」
「あ、ありがとう……!」
ティアは俺と目が合うと、顔から湯気が出るくらい真っ赤になった。
俺が憧れのヘルメスだとわかってから、ティアはずっとこんな感じなので調子が狂う。
「俺の組織【ドラニクル】に入りたいって、話だったな。ティアはベヒーモスを倒してS級ダンジョンを攻略できた訳だし……条件はクリアしたから、レナ王女も入隊を認めてくれるそうだ」
「えっ、ホント!?」
ティアは目を輝かせた。
「ランディに勝てたのも。ルーチェがここにいるのも、ティアのおかげだからな」
「ぐぅっ、私も特別にティアのことを認めてあげることにしたわ。でも、お兄ちゃんは絶対に渡さないんだからね!」
シルヴィアも、何やらソッポを向きながら告げる。
まだ、完全にはティアに心を許していないようだ。
「ありがとう、うれしい! とってもうれしいんだけど……私はまだ、ロイの隣に立つには、実力不足だと思うの」
ティアは歓喜をみなぎらせた後、沈んだ顔をした。
「ベヒーモスを倒せたのも、ルーチェを救えたのもロイの力添えがあったからよ。胸を張って、あなたの幼馴染だって言えるようになるまで、もうちょっと、ひとりでがんばってみたいと思うの。せめて、Aランク冒険者に自力でなるまでは!」
そう告げたティアの表情は、希望に満ちていた。
「そうしないとドラニクルのみんなの足を引っ張っちゃうだろうからね」
「そうか。わかった」
聖竜機バハムートの主となったティアなら、そんなことはないだろうけど。
俺はティアの意思を尊重することにした。彼女は良い方向に向かっていると思う。
「それに……ロイとレナ王女との婚約は、あくまで偽装であることがわかったからね。焦らなくても、私にもチャンスはあるわ!」
「……うっ、ティアはやっぱり俺と結婚したいのか?」
面と向かって好意を告げられると、気恥ずかしいモノがある。
「あ、あったり前よ。ロイは私の理想、私の憧れの人なんだからね」
ティアも恥ずかしいのか、モジモジしている。
ヘルメスの正体が俺だと知っても、ヘルメスへの好意は変わらないらしい。
「そうか……言っておくがヘルメスはティアが思っているほど、万能でも完全無欠でもないぞ。たくさん失敗しているのは、ティアも良く知っているだろう?」
「うん。それだけ努力して、あなたがスゴイ発明をしてきたってこと、私はようやくわかったわ。それに私だって、欠点だらけのダメ聖女よ。性格も悪いし……こんな私でも、これからも仲良くしてくれるの?」
ティアは恐る恐るといった感じで、上目遣いに尋ねた。
「俺は今のティアのこと、好きだと思う」
「「えっ!?」」
3人の少女たちが、驚愕の表情で俺を見た。
「あっ、イヤイヤ、幼馴染としてという意味でだな……」
慌てて取り繕うも後の祭りだ。
シルヴィアが俺に抱擁して叫ぶ。
「そ、そうだよね! お兄ちゃんが一番好きなのは、妹の私に決まっているんだからね!」
「私もマスターのことが大好きです。マスターも私のことが大好きです」
「はっ!? ルーチェ、何、どさくさに紛れて、ロイに告白しているの!? 私の方がロイのことを何十倍も好きだし、ロイも私のことが好きだって今、言ったでしょ!」
「いや、ちょっと……!?」
少女たちは、俺の奪い合いを始めた。
通行人の目が、俺たちに釘付けになっている。
「ちくしょう! どうして、Eランクのロイがあんなにモテるんだぁ!」
なにやら嫉妬の声も上がっているし、悪目立ちしているぞ。
その時、俺の【クリティオス】に緊急通信が入った。相手はレナ王女だ。
『大変ですロイ様! アンデッドモンスターの大量発生です! 機神ドラグーン、出撃してください。そして、わたくしと愛の合体を!』
「ちょっとレナ王女! アンデッドが相手なら、聖女の私の出番よ! 私がロイと合体するのよ!」
「いや、さっきまだドラニクルには入らなって……」
俺はツッコミを入れる。
『その通りです。ティア様は、まだ正式なドラニクルの一員ではありませんわ』
「ぐぅ! でも、ロイがレナ王女と合体するなんて、なんか許せないわ! あれって、すごく気持ち良いのよ!」
「そうだよ! 私と合体しようよ、お兄ちゃん!」
「いえ、マスター。私と合体してください。ティア無しでも、聖竜機は動かせます」
「えっ!? ちょっと、ヒドいじゃないのよルーチェ!」
「ティアには感謝していますが、マスターとの合体は譲れません」
「ああっ、わかった! わかった! じゃあ、みんなで出撃しよう! 全員で合体だ」
俺は争いを打ち切るために叫ぶ。
アンデッド相手に、超竜機神を使うのはオーバーキルもよいところだけどな。
「「はい!」」
少女たち全員が、頷いた。
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