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115☆◆挿絵あり(挿絵が一応R18)
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「おはよう、リヒト」
「ん~……」
俺の名前を呼ぶソランツェの声で意識が引き上げ……あれ?俺、ん?おはよう?……って?
「んん?」
ソランツェの大きな手が自分の頭を撫でる感触が心地良いけれど何かがおかしい……?でも、おかしい事は判るんだけど全然頭が働かない。何故だか閉じている目を開けようと思うけどソランツェからのキスが絶え間なく降って来て開けにくいし……てか、喉痛ぇな……なんで……、
「て、あー……もしかして俺落ちた?」
おやすみって言って穏やかに寝た記憶が無いし……てゆーか、そういえば。
「ああ」
「あー……もー……アレでかよ……」
なんでそうなったかっていう理由をはっきり思い出して、マジかよ?ってちょっと信じられない思い。俺の身体……どんな設定だよクソが。
でも、俺の身体の感度の良さだけの話じゃないのでちょっと小言でも言ってやろうかと、自分の眉間に皺が寄っているのを自覚しつつ目を開けると、俺の顔を少し心配そうな表情で見つめるソランツェの顔があった。自分がやった悪戯を反省してる時の子犬の顔みたいなやつ。耳がシュンと垂れている。可愛い。顔がいい。ずるい……。
「おはよう、大丈夫か?」
「そりゃ、大丈夫だけどさー……」
俺が言葉を続ける前に、すぐにじゃれつく様にすり寄って来た可愛さに怒るに怒れなくなるけど……駄目だ、言う事は言っておこう。今後の為に。
そう決めるとすり寄って来たソランツェを押し返し体を起こし、とりあえず二人分のガウンを出し羽織ってからソランツェにも同じ様に促す。ソランツェは俺の顔色を窺いつつも動き向き合って座った。本当は正座させたい。
「俺、ヤバいとこ来てるから降ろしてって言ったよな?」
「すまない。ひと時もリヒトから出たくなかったのと未知の快感に乱れるリヒトが可愛かった」
「それ、免罪符になんねぇからな……つーか、もうアレ禁止な」
「……判った」
「よし、聞き分けがよくてよろしい」
ここの世界じゃセックスの体位に名前が付いてるか知らないが、駅弁禁止な。あれ駄目。自重で深く奥へ入っていくソランツェのあの完璧なアレに巧みな腰使い……駄目だ。お風呂で体の芯まで温まっていた事が合わさって色々柔軟だったからってのもあるんだろうが……奥の感度が半端なくて、駄目。勝てなかった。めちゃくちゃ善がった自覚がある。
浴槽内での背面座位、浴槽の縁に手をかけ後背位、洗い場に出ての騎乗位、対面座位。で、既にグズグズの俺をベッドに運ぶと言って駅弁で……ベッドに辿り着いたなら降ろして欲しかった。気持ち良くて訳判んないから降ろして!って泣いてからの記憶がないもんってか、思い出すとそこの部分が覚えたてなんで『復習』したいとか言い出しそうな気配。落ち着けよ~復習は無しだぞ~確かに気持ち良かったけどさあ。
「い、痛むのか?」
「え?」
ソランツェが焦った声を出して俺の身体に触れる。ん?と思ってみれば視線は俺の下腹部。どうやら無意識にお腹を擦っていた様で……
「え、あ? い、いや……何でもないっ」
自覚したのと向かい合うソランツェと目線が合ってしまったのとで顔がカーッと熱くなる。ヤバいと思った時には既に遅くソランツェにも俺が何を考えてお腹を擦っていたのかバレたらしい。
「何でもない訳ないだろう?」
本当に問題がないか確かめてみるべきだ、なんて……朝から『強いソランツェ』駄目だってば!!
「ん~……」
俺の名前を呼ぶソランツェの声で意識が引き上げ……あれ?俺、ん?おはよう?……って?
「んん?」
ソランツェの大きな手が自分の頭を撫でる感触が心地良いけれど何かがおかしい……?でも、おかしい事は判るんだけど全然頭が働かない。何故だか閉じている目を開けようと思うけどソランツェからのキスが絶え間なく降って来て開けにくいし……てか、喉痛ぇな……なんで……、
「て、あー……もしかして俺落ちた?」
おやすみって言って穏やかに寝た記憶が無いし……てゆーか、そういえば。
「ああ」
「あー……もー……アレでかよ……」
なんでそうなったかっていう理由をはっきり思い出して、マジかよ?ってちょっと信じられない思い。俺の身体……どんな設定だよクソが。
でも、俺の身体の感度の良さだけの話じゃないのでちょっと小言でも言ってやろうかと、自分の眉間に皺が寄っているのを自覚しつつ目を開けると、俺の顔を少し心配そうな表情で見つめるソランツェの顔があった。自分がやった悪戯を反省してる時の子犬の顔みたいなやつ。耳がシュンと垂れている。可愛い。顔がいい。ずるい……。
「おはよう、大丈夫か?」
「そりゃ、大丈夫だけどさー……」
俺が言葉を続ける前に、すぐにじゃれつく様にすり寄って来た可愛さに怒るに怒れなくなるけど……駄目だ、言う事は言っておこう。今後の為に。
そう決めるとすり寄って来たソランツェを押し返し体を起こし、とりあえず二人分のガウンを出し羽織ってからソランツェにも同じ様に促す。ソランツェは俺の顔色を窺いつつも動き向き合って座った。本当は正座させたい。
「俺、ヤバいとこ来てるから降ろしてって言ったよな?」
「すまない。ひと時もリヒトから出たくなかったのと未知の快感に乱れるリヒトが可愛かった」
「それ、免罪符になんねぇからな……つーか、もうアレ禁止な」
「……判った」
「よし、聞き分けがよくてよろしい」
ここの世界じゃセックスの体位に名前が付いてるか知らないが、駅弁禁止な。あれ駄目。自重で深く奥へ入っていくソランツェのあの完璧なアレに巧みな腰使い……駄目だ。お風呂で体の芯まで温まっていた事が合わさって色々柔軟だったからってのもあるんだろうが……奥の感度が半端なくて、駄目。勝てなかった。めちゃくちゃ善がった自覚がある。
浴槽内での背面座位、浴槽の縁に手をかけ後背位、洗い場に出ての騎乗位、対面座位。で、既にグズグズの俺をベッドに運ぶと言って駅弁で……ベッドに辿り着いたなら降ろして欲しかった。気持ち良くて訳判んないから降ろして!って泣いてからの記憶がないもんってか、思い出すとそこの部分が覚えたてなんで『復習』したいとか言い出しそうな気配。落ち着けよ~復習は無しだぞ~確かに気持ち良かったけどさあ。
「い、痛むのか?」
「え?」
ソランツェが焦った声を出して俺の身体に触れる。ん?と思ってみれば視線は俺の下腹部。どうやら無意識にお腹を擦っていた様で……
「え、あ? い、いや……何でもないっ」
自覚したのと向かい合うソランツェと目線が合ってしまったのとで顔がカーッと熱くなる。ヤバいと思った時には既に遅くソランツェにも俺が何を考えてお腹を擦っていたのかバレたらしい。
「何でもない訳ないだろう?」
本当に問題がないか確かめてみるべきだ、なんて……朝から『強いソランツェ』駄目だってば!!
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