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第2章
3話 ベタは続くよいつまでも
しおりを挟む「聖女様、エドガー様を私に譲って下さいませんか?」
「……はい?」
廊下の向こうから、結構な速さで駆けて来た割にほとんど息を切らしていない、何ともご立派な体力の持ち主であるアディア嬢は、私の前の前で立ち止まると、にっこり笑って意味不明な事を言い出した。
あんまり意味不明過ぎて、まともな言葉が出てこない。
もしかしてこの子、エドガーを私の恋人かなんかだと勘違いしてるのか?
なんつー酷い誤解をしてくれるんだ、こいつは。
エドガーの事は嫌いじゃないが、奴は時々、前世の大介を彷彿とさせる無神経さを発揮する事がある。
友達として接する分にはさほど問題じゃないと思えるけど、恋人としてはノーサンキューです。
「心配しないで下さい。聖女様には、私のおうちから代わりの者を差し上げますから。それならいいでしょう?」
返す言葉に困って黙っていると、更なる意味不明発言が飛び出す。
いやだから、我ながら名案、と言わんばかりにポン、と手ぇ打ちながら言われてもですね、マシで意味分からんのですよ、お嬢ちゃん。
そもそも譲れってなんだ、譲れって。
しかも、「代わりの者を差し上げます」だと?
幾ら人権思想がないからって、そういう言い方するのってどうよ?
あんたん家にいる誰かさんとエドガーは物か何かか?
奴と恋仲だと勘違いされるのもちょいとばかり気分が悪いが、このお嬢ちゃんの言いざまからは、それを上回る胸くそ悪さを感じる。
「あの――」
「だって聖女様は、エドガー様を下僕にしているのでしょう? 下僕だったら、エドガー様じゃなくてもいいじゃないですか」
「はい!?」
想像より数段酷い誤解されてた!!
おいコラちょっと待て! 何だその誤情報!? 一体どっから出た話だそれは!
思わず、アディア嬢の胸倉掴んで問い質したい衝動に駆られるが、グッと堪える。
幾ら頭の中に広大なお花畑が広がっていようとも、相手は一応お貴族様だ。
チンピラ相手の対応なんてしちゃイカン。
あー、あと、名前も呼ばないようにしておこう。
アディア嬢の名前は、入学式の騒ぎのお陰で私が一方的に知ってるだけだ。
当人からはまだ、面と向かって名乗ってもらってもいなければ、名前を呼ぶ許可も頂戴してない。もしそこを突かれて責められたりしたら、面白くない事になる。
このお嬢ちゃんにそこまで回る頭があるのかどうかは知らんけど、こういう色々足りない系のぶりっ子ちゃんに不敬呼ばわりされるとか、想像するだけでマジムカつくもんよ。
「え、ええとですね? なぜあなたがそのように思われたのか、分からないのですが……。エドガーは私達の友人であって、決して下僕などでは――」
「嘘をつかないで下さいッ!」
人の言葉を思い切り遮ってアディア嬢が叫ぶ。
いやだから、声デケェんだっつの!
てめーのせいで周りに人が集まって来てんじゃねえか!
姉妹揃って晒しモンだよ!
私の苛立ちをよそに、両手を口元に持っていき、分かりやすく身体をふるふる震わせて、非難じみた眼差しを向けてくるアディア嬢の姿は、まさに悲劇のヒロインを気取ってるぶりっ子そのものだ。
不快指数がみるみる上がっていくのが自分でも分かる。
「……あのですね……」
「だって下僕にしてるんじゃなければ、あのエドガー様が聖女様みたいにキツいお顔をした方と、いつも一緒にいる説明がつかないじゃないですか! 昨日廊下であなたのお顔を見て、私確信したんですから!」
誤報の元ネタてめぇの偏見100パーセントかッ!!
キツい面構えしてて悪かったな!
つか、人の身体的特徴あげつらうんじゃねえ!
ここまでオツムの中身が振り切れてる女、前世でも見た事ねえんですけど!!
ああもう、ホントぶん殴ってやろうかな! こいつ!
「……さっきから黙って聞いてれば……。何なんですか、あなたは……!」
だがここで、危うくマジ切れしかけていた私より先に、限界を迎えたらしいシアが、珍しく私の前に、ずい、と出てきた。
「酷いのはあなたの方です! お姉ちゃ…姉は、何もしてません! なのに悪口ばかり言って、貶めて! 撤回して謝って下さい!」
ありがとうシア! なんていい子なんだ私の妹は!
不条理の荒野に天使が舞い降りた!
と言うか、理不尽な発言に対して、ちゃんと真っ向から反論したり、怒ったりできるようになったんだなぁ……。
昔は誰に何を言われても、私の背中の後ろから出て来れないくらい、大人しくて気が弱い子だったのに……。本当に成長したよな、としみじみ思う。
そういう意味でも嬉しくて泣けてくるよ、お姉ちゃんは。
しかし、あらゆる意味で残念な思考回路をお持ちのアディア嬢は、シアの言葉にも全く怯まなかった。
「いいえ、そんな事ないです! あなたはお姉様に騙されているんです!
――はっ! ま、まさか、あなたもエドガー様と同じように脅されて……!?」
アディア嬢は口に手を当て、私に一層非難がましい目を向けてくる。
一体どんな解釈と想像をしたのか分からんけど、どうやら見事、最初の頃より事態が悪化した模様です。
いやー、アハハハ。
言いがかりもここまで来るといっそ清々しいですな。
さっきまで渦巻いてた怒りと不快感も、肚と頭の中を行ったり来たりしてブン回されてるうちに、遥か彼方へぶっ飛んじまったようです。
人間の感情にも、遠心力って働くんだネ☆
「なんて人なの……! 言う事を聞かないとあなたの事を叩くんですね、聖女様は! だってこの間も、このエントランス近くの廊下でエドガー様の事、叩いていたもの!」
こっちが黙っているのをいい事に、更に無茶苦茶な事を言い出すアディア嬢。
てか、私がエドガーを叩いた? なんぞそれ?
「あの時、聖女様の隣を歩いていたエドガー様は、何もしていないにも関わらず、聖女様に思い切り叩かれて、よろめいておられました……。ああ、なんて可哀想なエドガー様……!」
アディア嬢は、今度は取り出したハンカチで目頭を拭いながら、当時の状況を説明口調で語り始める。
あー成程。
結構周りに野次馬が増えたから、ここぞとばかり私の悪行を周囲に知らしめて、自分の味方を増やしたいって事か。
オツムの足りないぶりっ子のくせに、案外計算高い真似するじゃないか。
しかし――エドガーを叩いた、ねえ。
こうまできっぱり言い切るって事は、こいつの真っ赤な嘘って訳でもなくて、何かの接触を拡大解釈してるとか? もしくは脳内妄想と現実の区別がついてないか……。
うーん……。隣を歩いてる時に……って、ああ。思い出した。
昼休みの時間、冗談言い合いながら廊下歩いてた時の事だわ。
ああはいはい。確かにあの時、しょうもない事を言うエドガーの背中を、掌でバシッと叩いたよ。
後ろから背中叩いたんで、ちょっと前につんのめってたね。
でもそれはあくまで、じゃれ合いの延長線上の行為だ。思い切り叩くなんてしていない。
エドガーだって、「うわいてぇ、この暴力女」とか言ってたけど、顔は思い切り笑ってましたよ?
そん時は周りに結構人がいたし、裏取ろうと思えばすぐ取れるんじゃないかと思う。
第一、私が本気で叩いたりなんぞした日には、あいつ今頃大怪我して病院送り確定だから。
下手すりゃ死んでます。
しかし……なんつーベタベタな展開なんだ。
ベタなのはキャラ付けだけにしてくれよ、この脳内お花畑女……。
ああ、折角の休み時間が……。
この学園はとにかく敷地も校舎もだだっ広いので、移動教室の際の遅刻をなくす為、1回の授業が終わってから次の授業が始まるまでの休憩時間が、かなり長く取られている。
移動する教室が近い場合は、次の授業が始まる前に、友達と食堂に行ってちょっとお茶したり、なんて事もできるくらいだ。勉強の息抜きという意味でも、結構ありがたいシステムです。
でもそれも、イカレ女の妄想話に延々付き合ってたせいで半分以上なくなったけどな。
つか、そろそろ教室に移動しないと、お互い遅刻するんじゃありませんかね、お嬢ちゃん。
「……もうこれ以上、あなたには付き合い切れませんので、私達は失礼します。授業に遅れてしまいますから」
シアもいい加減、イライラしてるんだろう。
不愉快そうな顔で私の腕を取って、アディア嬢にきっぱりと言い放つ。
だが、アディア嬢は引き下がらない。
「ダメです! 見えない所で暴力を振るわれて、怖くてお辛いのは分かります。
でもっ、いつまでも言いなりになんかならないで、どうか勇気を出して下さい! それがあなたのお姉様の為でもあるんです!」
……あぁ~~。ダメだこりゃ。
勘違い女のヒロインムーブが止まらねえ……。
気付けばすっかり周囲に人だかりができていたが、助け船を出してくれる人はいない模様。
気持ちは分からなくもない。
どっからどう見ても、アディア嬢は色んな意味でぶっ飛んでる女だ。
絡まれてるのは平民だし、関わり合いになりたくないよなあ、こんなのとは。
だが、捨てる神あれば拾う神あり、とはよく言ったもの。
私にも、救いの手を差し伸べてくれる人はちゃんといた。
◆◆◆
「そこで何をしているんですか?」
背後から聞き覚えのない男性の声が聞こえてくると同時に、アディア嬢が目を輝かせ、「あっ! ユリウス様ぁ!」と、はしゃいだ声を上げる。
それに釣られるように振り返ると、やや離れた場所に、燃えるような赤毛を首の後ろで1つに縛った、17くらいの美少年が立っていた。
いわゆる、キレイ系優等生って感じ。
あ。この間の入学式の時、アディア嬢を精神的にシメたご令嬢も一緒だ。
でもすいません、ご令嬢の名前出てこないです。
つか、よく自分を泣かしたご令嬢の存在まるっと無視して、美少年の名前だけ呼べたモンだね。お前さんは。
思わず呆れて見ていると、赤毛の美少年――ユリウスさん? とやらが、私達と同じく呆れたような顔をする。
「メートレス嬢。私は君に、ファーストネームで呼んでいいと言った覚えはないんですが」
「えっ? でも――」
「でも、じゃありません。パストリアと家名で呼びなさい。それから、人の名を呼ぶ前にまず挨拶をすべきでしょう? 公爵家の人間である私とクルーガー嬢に対して、挨拶さえできないのですか?」
ユリウスさんのお言葉に、あっという間にしょげ返るアディア嬢。
「……。はい……。ごめんなさい。パストリア様……」
「挨拶は?」
「……こんにちは。パストリア様、クルーガー様……」
「……。あなたの言動に対して、同じ貴族として色々と指摘・指導したい所ですが、今回は時間が惜しいので、これでよししておきましょう。クルーガー嬢も、それで構いませんね?」
「ええ。構いませんわ。それより今は……」
「はい。分かっています。――そちらにいらっしゃるのは、創世聖教会に見出された今代の聖女、アルエット様と、その妹君であるオルテンシア様ですね?
お初にお目にかかります、私はユリウス・パストリア。五大公爵家が一角、パストリア公爵家の嫡男でございます。ユリウスとお呼び下さい。
そして、こちらは我がパストリア公爵家と同じ五大公爵家が一角、クルーガー公爵家のご息女、メルローズ・クルーガー嬢です」
「ごきげんよう、聖女アルエット様。オルテンシア様。只今ご紹介に与りました、メルローズ・クルーガーと申します。どうぞメルローズとお呼び下さい。
公の場ではなく、このような場所で最初のご挨拶をさせて頂きます事、どうかご容赦下さいませ」
見事な最敬礼とカーテシーを披露して下さったお二方に、私とシアも慌てて頭を下げて挨拶する。
「い、いえ。ユリウス様、メルローズ様、高貴なご身分であるお二方に、このようなご丁寧な挨拶を頂きました事、嬉しく思います。
ええと、改めてご挨拶と自己紹介をさせて頂きます。私はアルエットと申します。こちらは妹のオルテンシアです」
「は、初めまして。アルエットの妹の、オルテンシアと申します。どうぞよろしくお願い致します」
「私は創世聖教会より聖女の称号を頂いておりますが、身分は平民に過ぎません。お二方の目から見て、所作に至らぬ部分や、不快に思われる発言も多々あるかと思いますが、ご容赦頂ければ幸いです」
正直こういうのは得意じゃないので、背中に冷や汗垂れ流すような心持ちになりつつ、できる限り丁寧な言葉で挨拶を返した。
ユリウス様もメルローズ様もにっこり笑ってくれたので、取り敢えず及第点は頂けたようだ。
後は2人の名前と顔を忘れないよう、ひたすら反復するだけですね。
いや、私的にはそれが一番大変なんだけど。
「ご謙遜なさらず。こう言ってはいささか不敬ですが、あなた様の今のお言葉からは、とても平民とは思えぬほどの深い教養を感じました。常日頃から様々な事を学んでおられるのでしょう。素晴らしい事です」
「ええ。パストリア様の仰る通りですわ。それにわたくし、人とのやり取りにおいて最も尊ばれるべきは、『正しい言葉遣い』ではなく、『他者へ敬意を持って接する気持ち』だと思っておりますの。
聖女様の先程のお言葉や妹君のご様子からも、それらのお気持ちが手に取るように伝わって参りましたわ。
――こちらにいる、貴族としての意識を半端に持たれたご令嬢の方が、よほど恥ずかしい立ち居振る舞いをなさっていてよ?」
にっこり笑顔が一転、メルローズ様がアディア嬢に鋭い視線を向けた。
アディア嬢も途端にビクビクし始める。
「先程ここを通りかかった、わたくしのお友達から聞きましたわ。あなた、あろう事か聖女様を悪しざまに罵った挙句、冤罪を被せようとしたそうですわね」
「そのようですね。私も先程、生徒会の役員をしている生徒から報告を受け、ここに来ましたから」
「ち、違います! 冤罪なんかじゃありません! だって私、見たんです! 聖女様がエドガー様を叩く所を! だから――」
「その件に関しても、既に当人から確認を取っています。あれはふざけていただけだった、とね」
「そんなはずありません! きっと、そう言えって脅されてるんです! エドガー様本人が、この場に来てないのがいい証拠じゃないですか!
それにっ、聞いて下さい! 聖女様の振る舞いは、淑女として有り得ないんですよ! 男の人の近くに、寄り添うように歩いてたんです! そういうのって、はしたない事なんでしょう!? 私はお父様から怒られました!」
アディア嬢は、どうにか2人に私の悪印象を植え付けようと必死らしい。
顔を真っ赤にして、むきになって言い募っているが――傍から聞いてて大変頭の悪い発言です。
あーあー、ユリウス様も右手の指でこめかみ押さえてんじゃん。
「……どうやらあなたは、良識的にも常識的にも色々と理解の及ばない事が多いようですから、順を追って説明しましょうか。
まず1つ。リアン殿がこちらへ来ていないのは、もうじき授業が始まる事を理由に、私が教室に待機するよう申し付けたからです。学生が学業を疎かにしてはいけませんからね。リアン殿からも、「友人達の事をよろしくお願いします」と頼まれています」
ユリウス様が「本当は自分で、聖女様方を助けに行きたかったのでしょうが……」と、少し申し訳なさそうな顔で言う。
ちなみにリアンというのは、エドガーが養子に入ってる商家の家名だ。
普通平民は家名を持たないが、貴族の後ろ盾とか後見とかを得ているデカい商家は、貴族の紐付きになってる事を周囲に示す為、後見人からもらった家名を名乗るようになるらしい。
――あ、思い出した。
エドガーがいる商家の後見人やってる貴族の名前が確か、パストリアだったはず。
どうりでユリウス様に話がいくのがやたら早いな、と思ったら、元から繋がりがあったのか。エドガーとユリウス様。
「それから2つ目。聖女様は平民でいらっしゃるので、貴族令嬢の常識を当てはめて扱う必要はありません。男性の傍らを至近距離で歩いていようと、はしたないなどという話にはならないのですよ。平民としては当たり前の事ですから。
勿論、貴族であるあなたが聖女様と同じように、男性の側に張り付くような真似をすれば、『はしたない』という評価を受ける事になるでしょうがね。
平民には平民の、貴族には貴族の礼節と流儀というものがそれぞれあるのです。あなたももう少し視野と見識を広く持つようにしなさい。無用なトラブルの元になります」
「ええ、本当にその通りですわ。――実際には、もう既に深刻なトラブルを起こしてしまっておりますから、今ここでわたくしたちが何を言おうが、もはや手遅れではありますけど」
「……そんな。そんなのって……。おかしいです、ずるいです、聖女様ばっかり……っ」
アディア嬢は大きな目からボロボロ涙を零しながら、それでもなお寝言をほざき続ける。
あんだけしっかり丁寧に説明してもらっておいて、まだなんも分かってねえのかよ。こいつは……。
ユリウス様とメルローズ様も、心底げんなりしていらっしゃるぞ?
「はぁ……。もうこれは、私達の手には負えませんね。クルーガー嬢、あなたは聖女様方を教室へお送りして下さいますか。私はこのままメートレス嬢を職員室へ連れて行き、教職員の方々に何事が起きたか事情を説明したのち、各所へ然るべき対処と対応をするよう申請して参ります」
「かしこまりました。――覚悟なさる事ね、アディアさん。創世の女神の代理人であらせられる聖女様に対し、あなたが身勝手な思い込みで行った暴挙と暴言の数々、決して軽い罪では済まされませんわよ」
「そんな! 嫌です! どうして私ばっかり! 聖女様は偉いんでしょう!? それなら貴族と変わらないじゃないですか! 贔屓だわ! ずるい、ずるいっ!」
アディア嬢は頭を抱えて喚き続ける。
それを目にしたユリウス様とメルローズ様の顔には、頭を抱えたいのはこっちだ、という言葉がありありと書かれていた。
結局その後も、自分は何も悪くない、聖女様がずるいのが悪いんだ、と意味不明な主張を繰り返してその場にしゃがみ込み、ユリウス様と一緒に職員室へ行くのを拒否したアディア嬢は、最終的にユリウス様が呼んだ警備に引っ立てられて行った。
正直、もう二度と学園に戻って来ないでくれ、という思いでいっぱいなのだが――
そうはいかないんだろうなぁ。はぁ……。
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