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魔法少女派遣会社
バッタリ☆霧須手と元メンバー
しおりを挟む──ズリ──ズリ──ズリ──ズリ。
魔遣社ビル。
エレベーター内部吹抜。
私と霧須手さんはなんと、フロアの一階で止まっていたエレベーターの天井を引っぺがすと、エレベーターを吊るしてある、ぶっといワイヤーを伝って、上へ上へ、棒登りの要領で移動していた。
エレベーターはもちろん、階段すら使っていないのは、誰かに見られるのを避けるため。……という霧須手さんの指示。もっと他にいい方法があったかもしれないけど、私は後輩で、霧須手さんは先輩。
霧須手さんの指示は絶対なのである。
まあ、私は筋力強……ラブリィ・メタモルフォーゼがあるから、自重を支えるくらいワケないけど、霧須手さんは違う。普通の人間より強度があるとはいえ、それでも、33階までこれを続けるのはキツイと思う。
「霧須手さん、大丈夫? 休憩する?」
私は、必死にワイヤーを手繰り寄せて、頑張って登っている霧須手さんのお尻に声をかけた。
「まだまだいけるでござるぅ」
「そっかー」
「……でも、落ちた時はお願いするでござる」
「おっけー! バッチリキャッチするからねー!」
私たちの位置関係としては、霧須手さんが上、私が下。いま私が言ったように、これは万が一霧須手さんが落ちてしまった時、私が霧須手さんをフォロー出来るようにするためである。
なんでこの方法をとったのだろう、とは訊かない。
でも今のところ、霧須手さんも冗談を言えてるみたいだし、心配はなさそうだ。
「──さっきの続きなんだけど、なんで施設を使えなくする必要があったんだっけ?」
「それは助けを呼べなくするためでござる」
「助け?」
「左様。我々の此度の目的はキューブロ殿も知っての通り、魔遣社を正面からぶっ潰す事ではござらん」
「搦め手を使って、魔遣社を業務停止に追い込むんだよね?」
「然り。しかし、その為の最大最強の壁となるのが、ミス・ストレンジ・シィムレスにござる。此度の作戦は如何にしてこれを封じることにあるのでござるが……」
「封じられたの?」
「それは逆に拙者が尋ねたいのでござるが……最後に接触したのはキューブロ殿でござろう?」
「どう……かな?」
「どう、とは?」
「私はレンジがう〇こしてる時に別れたからね……その後の行動については、ちょっと……」
「へぇ……それは大変でござ……う、う〇こ!?」
「うん。トイレで話してたら、急にう〇こがしたいって言って、そのままう〇こしちゃった」
「キューブロ殿の目の前で脱〇したのでござる!?」
「あ、いや、さすがに追い出されたよ。私もそんな趣味ないし……」
「趣味云々の話じゃないですよね。もっとこう、緊張感的な話で……こほん、でもそれ、さきほどの事ではござらぬであろう?」
「あ、そうだ。心臓破坂の子たちが言うには、たぶん〝呼び出されてる〟んじゃないかって」
「呼び出し、にござるか。なるほど。……という事は──」
「わかるの?」
「たぶん最上階でござろうな」
「最上階に……なんで?」
「ミス・ストレンジ・シィムレスを呼び出せるとなると、相当位が高い者……つまり、ジャンニィ秋山を置いて、他にはおらぬでござろうな」
「そういえば、ちょろっと聞こえてたんだけど、ジャンニィ秋山って有名なの?」
「有名でござるよ」
「へえ、やっぱり、アイドル関係的な意味で?」
「左様。世界崩壊時、突如、すい星のごとく現れたジャンニィ秋山は、その手腕で、混迷している世界の路頭で迷っているアイドルたちをまとめ上げ、魔法少女とはまた違った側面で、娯楽を提供し、がっぽがっぽと稼いだ……と噂されているのでござる」
「噂なんだ」
「噂でござるな。そうでないと、いきなりこんな馬鹿でかいビルなんて建てられないでござる。本当はもっと黒い、暗い、噂があるのでござるが……どれが本物でどれが偽物か……ともかく、ここに建ってある〝ビル〟と潤沢な〝資金源〟についてはまごう事なき、本物にござる」
「なるほどねえ。でも、世界崩壊時ってのがちょっと引っかかるよね。それ以前にはそんな人いなかったんでしょ?」
「うーむ。どうでござったかな。なにせ、昔から横文字プラス和名を使っている業界人は腐るほどいたでござるから……」
「腐るほどって……でも、アイドルなんだから、そういう人の名前って覚えないとダメなんじゃないの?」
「アイドルどころか、芸能関係の人間がまずやる事といえば、人名を覚えることにござるからな。名前を知らない、というのはすごく失礼にあたりますゆえ、拙者も新旧問わず、有名な方、権力者の方、業界の方の名前は全員頭に叩き込んでいるでござる」
「へえ……そりゃ大変だ。私なんて前の会社にいた人の名前も、もうあまり思い出せないのに」
「……それはそれで、社会人としてまずいのでは?」
「で、心臓破坂在籍時の霧須手さんは〝ジャンニィ秋山〟については覚えてなかったんだ?」
「そうでござるなあ。〝いた〟と言われれば、いたような気もするし、〝いない〟と言われればいないような気もする……要するに、さきほども言ったように、めんどくさいんでござるよ、この手のタイプの人間は」
「ぶっちゃけるねぇ」
「だから、拙者の答えとしては〝記憶にございません〟の一言にござるな。もちろん、面と向かって挨拶されれば、それなりのリアクションはとるでござるよ」
「たとえば?」
「こほん……『ああ~! あなたがジャンニィ秋山さんなんですねぇ! とっても光栄です、じつはお会いしたかったですよぉ! ええ、お噂はかねがね、とてもすごい、大胆なプロデュースをご提案なされるお方なんですよねぇ! 尊敬しますぅ!』……みたいな?」
私はバカみたいにケタケタ笑うと、涙をぬぐった。
「ちなみにこれ、業界人用の定型であって、この他にも、有名芸人用、先輩アイドル用、権力者用、大御所俳優用もあるでござる。名前を覚えきれない際は、これらを用い、相手を上げまくるのがコツでござるな」
「やるねえ、霧須手さん。もう、スイッチの入れ方とかプロじゃん」
「まあ、プロにござるからな──」
「じゃあレンジは、今は、そのジャンニィ秋山さんって人に叱られてるのかな」
「どうでござろうな。たぶん、何事もなくキューブロ殿を逃がしてしまったことで、そのお咎めを受けているのか否か。とにかく、拙者らの目的は変わらぬでござるよ」
「だね」
「ああ、それと、気づいていたでござるか、キューブロ殿。最初に会った受付嬢、我々のIDカードを受け取って席へ戻った時、すぐさまヘルプを呼んでいたのでござるよ」
「……マジで?」
「マジ」
「だからすぐにレンジが来たのかぁ……なんかごめん。あの時はなんというか、ちょっとボーっとしてて──あ、だからあの時、いきなり〝鈴木〟呼びから〝キューブロ〟呼びに変わったんだね!」
「左様。それと、その事について、キューブロ殿が気にする必要はないでござるよ」
「うん、ありがとう。今度から気を付ける」
「いやいや、本当に気にする必要はないのでござる。それも作戦のうちのひとつでござったからな」
「え、作戦って?」
「『キューティブロッサムは何かしらのヘマをやらかすはずきゃと。ヘマをやらかせば、必ずミス・ストレンジ・シィムレスが現れる。だから、白鞘之紅姫はそうやって周りの目がキューティブロッサムに向いているうちに、下準備を済ませておくきゃと』と、クロマ殿が言ってたでござる」
いや、なんだそれ。普通にムカつくわ。私がヘマする前提って。
まあ、実際しましたけど。ヘマ。それでもムカつくわ。
「ふ、ふぅん? な、なるほどね。ちょっと癪に障るけど、私に大まかな作戦内容しか知らせなかったのは、私の演技が不自然になるからだったんだね。……あれ、じゃあ、もしかしたら、あのまま一階で戦闘になってたかもしれないってこと?」
「それも違うと思うでござる」
「え、違うの? どういう事?」
「キューブロ殿もわかっていると思うでござるが、ミス・ストレンジ・シィムレスは理由もなく攻撃してくるインベーダーではないのでござる。だから、キューブロ殿には潜入任務とだけ言っておけば、ミス・ストレンジ・シィムレスと鉢合わせになっても、キューブロ殿が挑発することなどなく、逆にミス・ストレンジ・シィムレスも──」
「私を挑発してこない……?」
「そういう事でござる」
「……なんか、はじめっから、この作戦の蚊帳の外って感じがするんだけど……」
「そう言われても……、〝自然な顔で人の注目を集めるよう、演技しろ〟と命令されたとして、キューブロ殿、本当に演技出来るのでござる?」
「ムリだね。絶対。確実に」
「そんな自信満々に言われましても……」
「とにかく、いままでどういう感じで行動してたのかはわかったけど、じゃあ、私たち、今なんの為に上に向かってるの?」
「それは、魔遣社のメインコンピューターを破壊するためにござる」
「メインコンピューター……?」
「左様。こうして電源を落とし、電力の供給を断ち、データーその他クラウド諸々のバックアップを不可能な状態にして、直接本体を叩くのでござる。そうすれば会社としての業務もこなせなくなり、立ち行かなくなり、あとは代表のジャンニィ秋山を捕縛すれば任務完了でござる」
「なるほどねー……。ぜんぶ手回し済みってわけね。でも、他の魔法少女はどうするの? すくなくとも、最上階にはレンジがいるっぽいんだよね?」
「それは拙者とキューブロ殿、二人で叩くのでござる。こうしてエレベーターも電子機器類も使えなくすることで、簡単には移動出来ぬうえ、簡単に助けも呼べませぬからな。彼奴等も、我らがこうして移動しているなど、露にも思いますまい。デュフフのフ」
「まあ、こんな風に移動するなんて、私でも思いつかなかったしね……」
「よせやい。拙者、照れちゃうぜ」
「褒めてはいないんだけどね」
「ちなみに戦力に関してござるが、ミス・ストレンジ・シィムレスと互角のキューブロ殿がひとりと、拙者。まず負ける道理はないでござろう。前みたいにキューブロ殿が彼奴と組み合い、動きを止め、その間に拙者が首を戴く。パーフェクト」
「……なんか過大評価してない?」
「いやいや、むしろ、上の連中は過小評価してるでござるよ。実際戦った拙者は、よーくわかっているでござる」
「そうかなぁ……」
「だってキューブロ殿、初めての戦闘であのミス・ストレンジ・シィムレスと引き分けていて、次いで、ミスターキャンサーをぐちゃぐちゃにしているでござるからな。今朝なんて、拙者ももうちょっと頑張れると思ったでござるが、結果は散々……キューブロ殿の強さは、まさに前代未聞にござる。慢心はダメでござるが、もっと自信を持ってもいいでござる」
「そうかなぁ……」
「──おっと、ここらへんでござるな」
「あ、ここが最上階?」
「まだでござる。最上階は33階でござるから、ここはおそらく30階でござろう」
「でも、これ以上、上には行けないよね」
「然り。これより先は、ここを出て徒歩でござる」
「……なんで最上階まで繋がってないんだろ」
「残りの3階は歩きたかったからでござろうか? デスク仕事ばかりだと、運動不足に陥りがちになると聞くでござるからな。まあ、拙者もそれについては図りかねまする。……というわけで、キューブロ殿。横にある扉、お願いするでござる」
「えっと、この扉を壊せばいいんだよね?」
「そうでござる。ゲシッと」
「了解。ちょっと揺れるから、ちゃんとワイヤーに捕まっててね」
「おーきーどーきー」
「い……っせーの──勢ッ!!」
私は振り子のように前後に勢いをつけると、その反動で手を放し、勢いそのまま、横にあった扉を蹴り破った。
──バガァン!!
鉄の扉が一瞬で拉げ、外れ、吹き飛ぶ。さっきエレベーターの天井を吹っ飛ばしたのもそうだけど、まだまだ力の加減がわかってないな。これから慣れていくしかないか……。
私は難なく扉をぶち破ると、そのまま30階のフロアに着地した。エレベーター周辺のフロアだけあって、周りにデスクはない。
「霧須手さーん! もういいよー!」
「ござるー」
私が振り向いて霧須手さんを呼ぶと──すとん。
すこし間をおいて、霧須手さんも着地してきた。
「うひょう。壮観でござるな。キューブロ殿の怪力は」
「いや、怪力呼ばわりはやめ──」
「──ちょっと! ちょっとちょっと、アレ!」
「クリスティ!?」
「なんでここに?」
──クリスティ?
背後から声が聞こえてくる。嫌な予感がし、振り返ってみると、そこには──
「み、みんな……」
隣にいる霧須手さんが小さく声を洩らした。
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