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これから始まる1-S生活!!(初日遅刻…。)

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入学式会場のステージから姿が消えると共に、1-Sの全く人の気配がない廊下に瞬時に三人現れる。

廊下に人が現れたとしても1-Sメンバーは興味がないどころか気づいてもいない様子だ。
流石に二年生であれば気づく生徒もいるだろうがと思いたい。
もちろん勇者のマサルは美形とかわいい系に地球にいたときのようにちやほやされハーレム状態になっているため気づいてないようだった。ハーレムの違いといえば美形もかわいい系も男ということだろう。

しかし例外が一人いた。正しく言えば+二名いた。
後にその合計三名とは関わってくるだろう。
そのうちの一名が、ケントらが転移で廊下に出た瞬間廊下を見た。
ニコラスもケントもセイヤも気づいたが、話しながらふと教室内を見たケントだけと目が合う。



「ありがとうニコラス。

今日はこれからどうするの?」


目が合っているにもかかわらずニコラスと話しだす。
もちろん隣ではセイヤが萌えーと眺めている。


「何時も通りギルドの仕事してると思うが?
それがどうかしたのか?」


「せっかくだからギルドに友達連れて遊びに行こうかなって思って。
これから三名友達が追加される予定だから。」


ああ。と頷きをし誰もいない方を見る。
ケントとある意味見つめ合っていた男とケントにセイヤもだ。ついでに意識だけ注いでいたのはさっきの+二名。


「お前らなぁ。
先生待っててやったのにニコラスに頼るとかないだろ。」


そこに転移で来たのは1-Sの担任、リヒト・モンド先生だった。
言葉の後にハァと深いため息をつくがそこまで怒っている様子ではなかった。


「...。
すいません?」


「ハァ。
もういいさっさと教室に入って自分の席に座れ。
と言っても自由席で空いてるのは窓際の一番後ろとその前しか空いていなそうだがな。」


席は自由席らしいのだが、廊下こっち半分の席は勇者とそのハーレム要員の群れで構成されて空いているどころではない。
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