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甘々
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「なぁ袴田!!頼む!!彼氏を説得してくれ!!!」
「あ、あはは、、、」
どうしてこんなことになっているのか。時は体育祭から1か月ほど経過した頃、あれから颯君と安藤さんが付き合っているという噂をするものは誰一人としていなくなり、ほとぼりはすっかり冷めていた
しかし、教室内ではまた別の話題で持ちきりだった。それはあるクラスメイトが、事あるごとに僕と一緒に行動している颯君を不審に思い、それを面白がり、からかいも含まれていたであろう発言に対して、真剣に颯君が答えてしまったことが始まりだった。
「なぁ。一条。」
「なに?」
「最近ずっと袴田と一緒にいるけど、前までそんなベタベタしてたか?」
「それな。ずっと膝の上乗せてるし。なんかあと空気が甘い。」
「水野なんか知らねぇ??」
「、、、俺に聞かないでくれ。」
「まぁ、あれかでも袴田可愛い系だもんな。」
「そりゃ一条も愛でたくなるわ。」
「なに?お前ら唯の子と狙ってんの??」
「狙うも何も、袴田誰とも付き合ってないだろ?」
「えっ、あーーー。えーーーっと」
目が僕はぐるんぐるんと泳ぐ。言うのを躊躇っていると心なしか、腰に巻かれていた颯君の腕の力がぐっと強まった。ごめん、皆の前で言えるわけないじゃないか。
「、、え!?誰!?袴田彼女いんの!?」
その声を聞くと男子たちが物珍しいものを見るような感覚でわらわらと集まってくる。ど、どうしよう。否定しても颯君との空気が最悪になるだけだし、認めたら認めたでもっと深彫りされてしまう。どっちが最善なのか!と思考を巡らせていると、声をあげたのはやはりこの人物だった。
「、、、いるよ。唯に”彼氏”が」
「、、、え?かれ、し??彼女じゃなくて?」
「袴田~それほんとか??」
ん?え?ちょっと待って颯君。君、今確実に言ったね。
「う、うん。」
僕は認めざるを得なくなり、渋々頷く。あーさよなら。僕の平穏な学校生活と絶望しかけたのだが、以外にもみんなの反応は普通だった。
「どんな彼氏!?やっぱかっこいいのか!?」
「写真ねぇーの??」
皆理解がある人なのか、あるいはこれが普通なのかは分からないが、安堵を覚える。ついでに、僕はこの際もう言ってしまおうかと思う。彼氏が颯君だって。
「しゃ、写真ていうか彼氏は~「俺だけど。唯の彼氏。」
また自分から言っちゃったよこの人。
「まじ!?袴田。お前やるなぁ~。女子が聞いたら即倒するぞ。」
みんながそれにうんうんと頷いている。
「そうか~。一条と袴田かぁ~。」
「まぁ袴田はそうだなうん。保護したくなるよな。なんか」
保、保護かぁなんて思っていると、颯君が俺が守るからへーきと張り合っている。目の前で恥ずかしいからやめてほしいと心から願う。穴が入ったら入りたいとはこのことか、と実感する。
「あ、そういや文化祭の模擬店で一条が執事コスしてもらうってことで決定したからな。」
と告げられると
「絶対嫌だ。唯といる時間が減る。それになに勝手に決めてんの?普通に無理だから。」
とごね始めたのだ。そして一方的に嫌だ、無理、できない。を貫き続けること一か月。冒頭の流れに戻るのだった。
「袴田!!一生のお願いだ!被ってた執事のコンセプトカフェをもぎ取れたのも、一条が執事コスをして、チェキも取れます!!って他のクラスに宣言したからなんだよ!!」
あー。そういうことだったのか。一条君を出しに使った手前、後戻りできなくなってしまったのか。そして、一条君が部活でいなくて、かつ僕が一人でいるタイミングを見計らって話をかけにきたのか。意外と策士だななんて思う。しかし頼まれたら断れない性格。それが僕だった。
「うーん。分かった。一応僕からも言ってみるけど、あんまり期待しないでね??」
「おーー!!ほんとか!!恩に着る~!!これで女子に殺されなくて済むぜ!!」
抱きつかれそうになり、咄嗟の出来事に対応できないでいると、首元を誰かに引っ張られたようでぐぇと声を出していた。クラスメイトの首根っこをつかんでいる人物を見ると水野君だった。
「お前、今の颯に見られたら殺されんぞ。」
「お。おぉ。確かにそうだ、な。袴田ほんとにありがとな。じゃ!いい報告をまってるぜ!また明日!!」
「あ!あと!実は、最悪っていうか、袴田が良かったらにはなるんだが、袴田用の衣装もちゃんとこっちで用意してあるからな!もし、一緒にいる時間が~って断られたら一緒にできるからって伝えといてくれ!!」
というと颯爽と教室から出て行ってしまった。
「あ!おい!唯の衣装って、、、はぁ。」
「唯、もうちょい危機感持ったほうがいいぞ。颯のやつ、最近いつ暴走しだすか分かんねぇから。」
「あはは。やっぱり水野君もそう思うよね。気を付けるよ。」
「、、、にしても時間は割と経ってるし、皆が受け入れてくれたからなんともないけどさ。正直この前カミングアウトしたときだいぶヒヤヒヤしたわ~」
「僕も驚いたけど結局、あの時は遅かれ早かれ言ってたと思うんだよね。颯君と僕が付き合ってること。」
「そーか。ま、女子たちも薄々気づき始めてると思うから、そこんところも含めてちょっと心配でな。」
「ありがとう。実はおんなじようなこと、天体観測部の先輩たちに言われたんだ。」
「あー、星谷先輩?だっけ?あと柳瀬委員長とかか。」
「うん。まだ柳瀬先輩たちには直接言えてはないんだけど、たぶん星谷先輩が言ってくれたのかな。おめでとうってRINEを送ってくれたよ。」
僕はクラスの男子たちに付き合っていることを公言してから、日が経たないうちに、先輩にもこのことを報告したのだった。
柳瀬先輩からは可愛い動物のスタンプとともに、一文添えられていた。
藤崎先輩は
「おめでとう。お互い苦労するとは思うが、なにかあったら相談に乗る」
と文章が送られてきた。お互いとは?と思ったが置いておこうと思う。
有馬先輩はというと
「今度いっぱい話聞かせてね!!お菓子でも食べながら!!オメデト!!」
といかにも文章から有馬先輩の声色が空耳で聞こえてしまいそうな文だった。
星谷先輩には直接報告すると
「へー。そっかぁ~ゆいゆい大変そうだね。あ、でも一条君の方が今まで大変な思いしてきたのかな?」
「え?どうゆう意味ですか??それ?」
「んー?うーん。今言ってもいいんだけど~ゆいゆいが自分で気づいたときの方が良さそうだからいわな~い!」
「え、えぇ~気になるじゃないですか。」
「ふっふっふ。たくさん悩みたまえ。少年。」
「でも、うまくいったみたいでほんとによかった。正直、お節介しすぎたかなって不安だったんだよね。」
「いいえ、そんなことないです!!背中を押してくれたからこそ今の僕があるんです。」
「そう言ってもらえて嬉しいよ。また相談にはいつでも乗るからさ。気軽になんでも話してよ。」
「もちろんです。ありがとうございます。」
とこんな具合で先輩たちに話をしたのだった。
「先輩たちも優しくて良かったな。てか、俺邪魔じゃねぇ??唯は平気?」
「え?全然そんなことないよ?僕、ちゃんとした友達って言えるの、水野君ぐらいしかいないから。」
「あと、水野君がいてくれた方が僕もその、色々安心できるから。」
「、、そーか。ならいいんだけど。じゃ俺も、もう行くな。じゃーな~。」
若干、耳が赤かった気がする。きっと僕たちが付き合ったから、気を遣ってくれたんだね。なんて優しい人なんだ。
「うんまた明日!」
水野君を見送ったあと、僕も静まった教室を後にする。部屋に戻り、ご飯やお風呂を済ませ、あとは寝るだけとなった状態で本題に入る。
「颯君。文化祭でさ、執事の格好してみない??」
「あ、あはは、、、」
どうしてこんなことになっているのか。時は体育祭から1か月ほど経過した頃、あれから颯君と安藤さんが付き合っているという噂をするものは誰一人としていなくなり、ほとぼりはすっかり冷めていた
しかし、教室内ではまた別の話題で持ちきりだった。それはあるクラスメイトが、事あるごとに僕と一緒に行動している颯君を不審に思い、それを面白がり、からかいも含まれていたであろう発言に対して、真剣に颯君が答えてしまったことが始まりだった。
「なぁ。一条。」
「なに?」
「最近ずっと袴田と一緒にいるけど、前までそんなベタベタしてたか?」
「それな。ずっと膝の上乗せてるし。なんかあと空気が甘い。」
「水野なんか知らねぇ??」
「、、、俺に聞かないでくれ。」
「まぁ、あれかでも袴田可愛い系だもんな。」
「そりゃ一条も愛でたくなるわ。」
「なに?お前ら唯の子と狙ってんの??」
「狙うも何も、袴田誰とも付き合ってないだろ?」
「えっ、あーーー。えーーーっと」
目が僕はぐるんぐるんと泳ぐ。言うのを躊躇っていると心なしか、腰に巻かれていた颯君の腕の力がぐっと強まった。ごめん、皆の前で言えるわけないじゃないか。
「、、え!?誰!?袴田彼女いんの!?」
その声を聞くと男子たちが物珍しいものを見るような感覚でわらわらと集まってくる。ど、どうしよう。否定しても颯君との空気が最悪になるだけだし、認めたら認めたでもっと深彫りされてしまう。どっちが最善なのか!と思考を巡らせていると、声をあげたのはやはりこの人物だった。
「、、、いるよ。唯に”彼氏”が」
「、、、え?かれ、し??彼女じゃなくて?」
「袴田~それほんとか??」
ん?え?ちょっと待って颯君。君、今確実に言ったね。
「う、うん。」
僕は認めざるを得なくなり、渋々頷く。あーさよなら。僕の平穏な学校生活と絶望しかけたのだが、以外にもみんなの反応は普通だった。
「どんな彼氏!?やっぱかっこいいのか!?」
「写真ねぇーの??」
皆理解がある人なのか、あるいはこれが普通なのかは分からないが、安堵を覚える。ついでに、僕はこの際もう言ってしまおうかと思う。彼氏が颯君だって。
「しゃ、写真ていうか彼氏は~「俺だけど。唯の彼氏。」
また自分から言っちゃったよこの人。
「まじ!?袴田。お前やるなぁ~。女子が聞いたら即倒するぞ。」
みんながそれにうんうんと頷いている。
「そうか~。一条と袴田かぁ~。」
「まぁ袴田はそうだなうん。保護したくなるよな。なんか」
保、保護かぁなんて思っていると、颯君が俺が守るからへーきと張り合っている。目の前で恥ずかしいからやめてほしいと心から願う。穴が入ったら入りたいとはこのことか、と実感する。
「あ、そういや文化祭の模擬店で一条が執事コスしてもらうってことで決定したからな。」
と告げられると
「絶対嫌だ。唯といる時間が減る。それになに勝手に決めてんの?普通に無理だから。」
とごね始めたのだ。そして一方的に嫌だ、無理、できない。を貫き続けること一か月。冒頭の流れに戻るのだった。
「袴田!!一生のお願いだ!被ってた執事のコンセプトカフェをもぎ取れたのも、一条が執事コスをして、チェキも取れます!!って他のクラスに宣言したからなんだよ!!」
あー。そういうことだったのか。一条君を出しに使った手前、後戻りできなくなってしまったのか。そして、一条君が部活でいなくて、かつ僕が一人でいるタイミングを見計らって話をかけにきたのか。意外と策士だななんて思う。しかし頼まれたら断れない性格。それが僕だった。
「うーん。分かった。一応僕からも言ってみるけど、あんまり期待しないでね??」
「おーー!!ほんとか!!恩に着る~!!これで女子に殺されなくて済むぜ!!」
抱きつかれそうになり、咄嗟の出来事に対応できないでいると、首元を誰かに引っ張られたようでぐぇと声を出していた。クラスメイトの首根っこをつかんでいる人物を見ると水野君だった。
「お前、今の颯に見られたら殺されんぞ。」
「お。おぉ。確かにそうだ、な。袴田ほんとにありがとな。じゃ!いい報告をまってるぜ!また明日!!」
「あ!あと!実は、最悪っていうか、袴田が良かったらにはなるんだが、袴田用の衣装もちゃんとこっちで用意してあるからな!もし、一緒にいる時間が~って断られたら一緒にできるからって伝えといてくれ!!」
というと颯爽と教室から出て行ってしまった。
「あ!おい!唯の衣装って、、、はぁ。」
「唯、もうちょい危機感持ったほうがいいぞ。颯のやつ、最近いつ暴走しだすか分かんねぇから。」
「あはは。やっぱり水野君もそう思うよね。気を付けるよ。」
「、、、にしても時間は割と経ってるし、皆が受け入れてくれたからなんともないけどさ。正直この前カミングアウトしたときだいぶヒヤヒヤしたわ~」
「僕も驚いたけど結局、あの時は遅かれ早かれ言ってたと思うんだよね。颯君と僕が付き合ってること。」
「そーか。ま、女子たちも薄々気づき始めてると思うから、そこんところも含めてちょっと心配でな。」
「ありがとう。実はおんなじようなこと、天体観測部の先輩たちに言われたんだ。」
「あー、星谷先輩?だっけ?あと柳瀬委員長とかか。」
「うん。まだ柳瀬先輩たちには直接言えてはないんだけど、たぶん星谷先輩が言ってくれたのかな。おめでとうってRINEを送ってくれたよ。」
僕はクラスの男子たちに付き合っていることを公言してから、日が経たないうちに、先輩にもこのことを報告したのだった。
柳瀬先輩からは可愛い動物のスタンプとともに、一文添えられていた。
藤崎先輩は
「おめでとう。お互い苦労するとは思うが、なにかあったら相談に乗る」
と文章が送られてきた。お互いとは?と思ったが置いておこうと思う。
有馬先輩はというと
「今度いっぱい話聞かせてね!!お菓子でも食べながら!!オメデト!!」
といかにも文章から有馬先輩の声色が空耳で聞こえてしまいそうな文だった。
星谷先輩には直接報告すると
「へー。そっかぁ~ゆいゆい大変そうだね。あ、でも一条君の方が今まで大変な思いしてきたのかな?」
「え?どうゆう意味ですか??それ?」
「んー?うーん。今言ってもいいんだけど~ゆいゆいが自分で気づいたときの方が良さそうだからいわな~い!」
「え、えぇ~気になるじゃないですか。」
「ふっふっふ。たくさん悩みたまえ。少年。」
「でも、うまくいったみたいでほんとによかった。正直、お節介しすぎたかなって不安だったんだよね。」
「いいえ、そんなことないです!!背中を押してくれたからこそ今の僕があるんです。」
「そう言ってもらえて嬉しいよ。また相談にはいつでも乗るからさ。気軽になんでも話してよ。」
「もちろんです。ありがとうございます。」
とこんな具合で先輩たちに話をしたのだった。
「先輩たちも優しくて良かったな。てか、俺邪魔じゃねぇ??唯は平気?」
「え?全然そんなことないよ?僕、ちゃんとした友達って言えるの、水野君ぐらいしかいないから。」
「あと、水野君がいてくれた方が僕もその、色々安心できるから。」
「、、そーか。ならいいんだけど。じゃ俺も、もう行くな。じゃーな~。」
若干、耳が赤かった気がする。きっと僕たちが付き合ったから、気を遣ってくれたんだね。なんて優しい人なんだ。
「うんまた明日!」
水野君を見送ったあと、僕も静まった教室を後にする。部屋に戻り、ご飯やお風呂を済ませ、あとは寝るだけとなった状態で本題に入る。
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