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2章 洞窟迷宮
世界の真相
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第2章はこれで終わりです。
___________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「さて、入るぞ、2人とも。」
2人とも真剣な顔で頷く。
「そんな緊張すんな。何が出ても俺が何とかするから。」
それを聞いて2人は安心したように頷いた。
そして最後と思われる扉を開けると、、、
「やあみなさん。迷宮攻略クリアおめでとう!」
やたら元気な小さい女の子が立っていた。
「よし帰ろうコイツは役に立たなさそうだな。」
「わかりました。」
「わかった。」
「わ~~~!待って待って!話だけでも聞いていって!」
「「「、、、。(無言で扉を開ける)」」」
「え?ホントに帰っちゃうの?嘘でしょ!?」
「お邪魔しました。」
「ごめんなさぁいっ!私が悪かったです!だから待ってください!お茶も出しますから!」
「主様、どうしますか?斬りますか?」
「そうだな、それが良いだろ。ここから早く出たいし。」
「すみません!命だけは助けてください!お願いですぅ!」
泣き叫び始めたのを見てさすがに不憫に思い、止めることにした。
「泣くな、冗談だ。」
「ぐすっ、ほ、本当に?」
「ああ。本当だ。な、ティア?」
「、、、、、、はい、冗談です。」
「嘘だぁ!今の間は冗談じゃない!」
「鬱陶しい。本当に斬りますよ。」
「ひいっ!」
「一回落ち着け、お前。深呼吸しろ。ほら、吸って~吐いて~」
「すぅ~はぁ~」
素直に深呼吸をする少女
「で?お前が迷宮の管理者っていうことで良いのか?」
「は、はい。私はユウリっていう名前です。」
「そうか、俺は蓮だ。ユウリってのはどういう字を書くんだ?」
「えっと、、、優しいに里という字で優里です──ってええええええっ!?」
やはり日本人か。まあ、迷宮内に東京がある時点で殆んど確定だが。
「何だ?騒がしいな。」
「え、あ、だ、だってあなた、、、日本人?」
「ちょっとなに言ってるかわかんない。」
「わかってるじゃないですか!サン〇ウィッ〇マンじゃないですか!」
「え?なに?サンドイッチがどうしたって?」
「サンドイッチもこの世界にはありませんよ!」
「まあ、冗談はこのくらいにして。」
「本当ですよ。いい加減にしてください、、、。」
この短時間でやや老けたように見える優里に、本題を切り出した。
「お前はいつからここにいる?そして何故ここで迷宮を管理してる?最後に世界を越える方法はあるのか?」
「っ、あなたは、、、。いえ、質問に答えます。順に、30年前、他にいく場所がないから、そして最後は、結論だけ言えば『はい』です。」
「!世界を越える方法が、故郷に帰る方法があるのか!?」
「はい。ですが、それは困難を極めます。」
「何でも良い。どんな方法でも良い。それはどうやるんだ?」
「蓮さんが神を殺すことです。」
「?どういうことだ?」
「この世界の神は、狂っています。蓮さんを召喚したのは神だということは知っていますか?」
「ああ。」
「それは、本来はあり得ないことなんです。神々は世界の住民に直接関わることを禁止しています。
そして蓮さん、あなたは『神越者』ですね?」
「ん?そのシンエツシャって何だ?」
「へ?し、知らないんですか?ステータスは見ないんですか?」
「いや、見たけどクエスチョンマークが並んで読めなかったんだよ。」
「そ、そうですか。そんなこともあるんですね。なにしろこれは今までで初めての事例ですから、、、。
それはともかく蓮さん。あなたにはその狂った神を殺して頂き、能力を略奪してもらいます。」
「成る程、俺をこっちに呼んだ能力を使って帰れば良いのか。」
「そういうことです。『能力略奪』があるだけでは不可能なことですが、神越の力ならそれが可能になる。」
「わかった。殺ろう。じゃなくてやろう。」
「やけに乗り気ですね。」
「当たり前だ。俺は家に帰りたい。そのために出来ることは何でもする。それだけだ。」
「わかりました。それなら蓮さんのステータス他、能力の一部を私が解放出来るだけやっておきますね。」
「そんなことも出来るのか。」
「はい。そういうのは得意なので。、、、はい、出来ましたよ。神越者の文字も見えるようにしておきました。」
「ありがとう、後で確認しとく。」
「いえいえ。では、次はエルフの里に行くと良いですよ。」
「ほう、エルフねえ、、、。4代迷宮を攻略しなくても良いのか?」
「はい。先にエルフの里が良いかと思います。その先にも雲海迷宮があるので。」
「成る程わかった。じゃあ行くか、ここから出してくれ。」
時間が惜しいため、ここから出すように頼むと、
「あれ?あっさり過ぎません?もう少し躊躇っても良いと思うんですけど、、、。」
「そんなの知らん。早くしてくれ。」
「、、、わかりました。洞窟迷宮の外側に転移させますね。」
「ああ。頼む。」
「はい。頑張ってくださいね、蓮さん。」
「じゃあね、ユウリちゃん!」
「さようなら。」
「ええ、あなたたちにとって満足のいく結果になるように願ってます。」
次の瞬間、俺たちは青白い光に包まれた。
──洞窟迷宮前──
迷宮の入り口の扉の前に、青白い光がうまれた。それは次第に大きくなっていき、いきなり強く発光したかと思うと、消えた。
「、、、無事に戻って来れたみたいだな。」
「そのようですね。」
「じゃあ、行こうか。」
「うん!」
「はい!」
俺たちの旅が再び始まった。
___________________
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終わった、のか、、、?
→はい、終わりました(第2章が)。
ここまで読んでくれてありがとうございます。まだ付き合って頂けると嬉しいです。
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「さて、入るぞ、2人とも。」
2人とも真剣な顔で頷く。
「そんな緊張すんな。何が出ても俺が何とかするから。」
それを聞いて2人は安心したように頷いた。
そして最後と思われる扉を開けると、、、
「やあみなさん。迷宮攻略クリアおめでとう!」
やたら元気な小さい女の子が立っていた。
「よし帰ろうコイツは役に立たなさそうだな。」
「わかりました。」
「わかった。」
「わ~~~!待って待って!話だけでも聞いていって!」
「「「、、、。(無言で扉を開ける)」」」
「え?ホントに帰っちゃうの?嘘でしょ!?」
「お邪魔しました。」
「ごめんなさぁいっ!私が悪かったです!だから待ってください!お茶も出しますから!」
「主様、どうしますか?斬りますか?」
「そうだな、それが良いだろ。ここから早く出たいし。」
「すみません!命だけは助けてください!お願いですぅ!」
泣き叫び始めたのを見てさすがに不憫に思い、止めることにした。
「泣くな、冗談だ。」
「ぐすっ、ほ、本当に?」
「ああ。本当だ。な、ティア?」
「、、、、、、はい、冗談です。」
「嘘だぁ!今の間は冗談じゃない!」
「鬱陶しい。本当に斬りますよ。」
「ひいっ!」
「一回落ち着け、お前。深呼吸しろ。ほら、吸って~吐いて~」
「すぅ~はぁ~」
素直に深呼吸をする少女
「で?お前が迷宮の管理者っていうことで良いのか?」
「は、はい。私はユウリっていう名前です。」
「そうか、俺は蓮だ。ユウリってのはどういう字を書くんだ?」
「えっと、、、優しいに里という字で優里です──ってええええええっ!?」
やはり日本人か。まあ、迷宮内に東京がある時点で殆んど確定だが。
「何だ?騒がしいな。」
「え、あ、だ、だってあなた、、、日本人?」
「ちょっとなに言ってるかわかんない。」
「わかってるじゃないですか!サン〇ウィッ〇マンじゃないですか!」
「え?なに?サンドイッチがどうしたって?」
「サンドイッチもこの世界にはありませんよ!」
「まあ、冗談はこのくらいにして。」
「本当ですよ。いい加減にしてください、、、。」
この短時間でやや老けたように見える優里に、本題を切り出した。
「お前はいつからここにいる?そして何故ここで迷宮を管理してる?最後に世界を越える方法はあるのか?」
「っ、あなたは、、、。いえ、質問に答えます。順に、30年前、他にいく場所がないから、そして最後は、結論だけ言えば『はい』です。」
「!世界を越える方法が、故郷に帰る方法があるのか!?」
「はい。ですが、それは困難を極めます。」
「何でも良い。どんな方法でも良い。それはどうやるんだ?」
「蓮さんが神を殺すことです。」
「?どういうことだ?」
「この世界の神は、狂っています。蓮さんを召喚したのは神だということは知っていますか?」
「ああ。」
「それは、本来はあり得ないことなんです。神々は世界の住民に直接関わることを禁止しています。
そして蓮さん、あなたは『神越者』ですね?」
「ん?そのシンエツシャって何だ?」
「へ?し、知らないんですか?ステータスは見ないんですか?」
「いや、見たけどクエスチョンマークが並んで読めなかったんだよ。」
「そ、そうですか。そんなこともあるんですね。なにしろこれは今までで初めての事例ですから、、、。
それはともかく蓮さん。あなたにはその狂った神を殺して頂き、能力を略奪してもらいます。」
「成る程、俺をこっちに呼んだ能力を使って帰れば良いのか。」
「そういうことです。『能力略奪』があるだけでは不可能なことですが、神越の力ならそれが可能になる。」
「わかった。殺ろう。じゃなくてやろう。」
「やけに乗り気ですね。」
「当たり前だ。俺は家に帰りたい。そのために出来ることは何でもする。それだけだ。」
「わかりました。それなら蓮さんのステータス他、能力の一部を私が解放出来るだけやっておきますね。」
「そんなことも出来るのか。」
「はい。そういうのは得意なので。、、、はい、出来ましたよ。神越者の文字も見えるようにしておきました。」
「ありがとう、後で確認しとく。」
「いえいえ。では、次はエルフの里に行くと良いですよ。」
「ほう、エルフねえ、、、。4代迷宮を攻略しなくても良いのか?」
「はい。先にエルフの里が良いかと思います。その先にも雲海迷宮があるので。」
「成る程わかった。じゃあ行くか、ここから出してくれ。」
時間が惜しいため、ここから出すように頼むと、
「あれ?あっさり過ぎません?もう少し躊躇っても良いと思うんですけど、、、。」
「そんなの知らん。早くしてくれ。」
「、、、わかりました。洞窟迷宮の外側に転移させますね。」
「ああ。頼む。」
「はい。頑張ってくださいね、蓮さん。」
「じゃあね、ユウリちゃん!」
「さようなら。」
「ええ、あなたたちにとって満足のいく結果になるように願ってます。」
次の瞬間、俺たちは青白い光に包まれた。
──洞窟迷宮前──
迷宮の入り口の扉の前に、青白い光がうまれた。それは次第に大きくなっていき、いきなり強く発光したかと思うと、消えた。
「、、、無事に戻って来れたみたいだな。」
「そのようですね。」
「じゃあ、行こうか。」
「うん!」
「はい!」
俺たちの旅が再び始まった。
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
終わった、のか、、、?
→はい、終わりました(第2章が)。
ここまで読んでくれてありがとうございます。まだ付き合って頂けると嬉しいです。
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