21 / 38
2.5章 それぞれの物語
閑話 魔族
しおりを挟む
今回はクラスメイトたちのエピソードです。
気がつけばこれで20話目ですね。
___________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ふぅ、、、。」
涼乃が朝の鍛練を終え、タオルを肩にかけ休憩してると、
「宵波さん。」
「あら、進藤くんじゃない。どうかした?」
「いや、朝から特訓だなんて偉いなと思っただけだよ。毎日やってるでしょ?」
「ええ、あんなことをもう二度と起こさないようにね。もしもの時は私が護れるぐらいに強くならないと。もう守られるのはごめんよ。」
「守られる?まあ、彼のことは残念だったね、、、。宵波さんは彼と仲が良かったから。」
「そうね、残念だわ。でも、そんな話をしに来たわけではないでしょ?」
「ああ、そうだった。今から僕と手合わせしてくれないか?」
「、、、なぜ?」
「自分の力を試したいんだ。クラスの皆じゃちょっと危ないからね。」
「魔法の使用は禁止、寸止めでなら良いわよ。」
「それで構わない。ありがとう。」
「じゃあ始めましょうか。」
2人は向かい合った。先に動いたのは、進藤だった。
「はっ!」
──ギンッ!──
振り下ろされる剣に涼乃は横から自らの剣をぶつけ受け流す。
攻撃を防がれた進藤は焦らず、冷静に違う角度から連撃を重ねていく。涼乃はそれを丁寧に、正確に捌いていく。ずっと続くかと思われたが、戦いは唐突に終わりを迎えた。
「シッ」
「うぐっ!?」
涼乃が進藤の膝目掛けて蹴りを放ったのだ。バランスを崩した進藤に剣を突きつける涼乃。
「、、、参りました。」
「ありがとうございました。」
「こちらこそ。宵波さんは剣道をやってたの?」
「ええ、家が道場をやっていてね。剣道よりかは剣術と言った方が良いかも知れないけれど。」
「へぇ、実戦向きなんだね、それは強いわけだ。」
「進藤様、宵波様!」
他愛もない会話をしていると、王城のメイドさんが走ってきた。
「すみませんが、大広間に来て頂けないでしょうか?」
メイドさんが申し訳なさそうにそう言ってきた。
「はい、わかりました。何かあったんですか?」
「は、はい。何でも魔族の侵攻があったようなのですが、、、。 」
「なんだって!?魔族との戦いはもっと後ではなかったのか!?」
「は、はい。急に攻めてきて王国の兵士も困惑しています。」
「成る程、それで俺らが駆り出されるってわけか。、、、わかりました、行きましょう。宵波さんもそれで良いかな?」
「ええ、私たちの安全が脅かされるのは御免よ。」
「ありがとうございます。では、私についてきてください。」
進藤と涼乃が通されたのは、召喚された後に案内されたいつしか蓮が「最後の晩餐」と称した部屋だった。そこにはもう既にクラスメイトたちが集まっていて、不安そうに話していた。
進藤と涼乃が入ってきたのを確認したアイザー騎士団長が話し始めた。
「あー、全員揃ったようだな、今集まってもらってるのは他でもない、魔族たちの進攻についてだ。今日からおよそ3日ごに大軍の魔物を率いてやって来るらしい。お前たちにはそれの討伐をお願いしたい。」
「そんな、、、。」
「死にたくない!」
「何でそんなことしなきゃいけないんだよ!」
「静かにしてくれ!」
ざわつく場をアイザーが静める。
「聞いてくれ、まず、一番最初に言った通りお前たちに強制する気はない。嫌なら城内で待っていてくれて構わない。それと、戦ってくれた者には報酬も用意してある。王女様がただで戦わせては勇者様が奴隷のようだと仰ったのでな。」
「おお、、、!」
報酬という言葉を聞いたクラスメイトがどよめく。
「アイザーさん。魔人族は王国を攻めてきているんですか?」
進藤が聞いた。
「ああ、その通りだ。」
「なら僕は戦います。外で戦うか王国内で戦うかの違いです。国民のみなさんにも犠牲にはなってほしくはないので。」
「私もやるわ。戦うなら万全の状態で迎え撃ちたいしね。」
涼乃も覚悟を決めた。
「俺もやるぜ。」
内山も立候補した。
「意外ね、あなたはこういうことはやりたがらないと思ってたわ。」
「ああ、まあな。」
「一緒に頑張ろうね!山内くん!」
「お、おう。よろしく。」
香奈がそう言って、山内が照れた。とてもわかりやすいのだが、蓮のことで頭が埋め尽くされてる香奈は気づかない。
「お、俺も参加するから。よ、よろしく、宵波さん。」
細井が涼乃にそう言うも、こちらは嫌悪で気づかない。蓮に嫌がらせをしたことを涼乃は絶対に忘れない。
「そ、よろしく。」
結局、3日後の戦いには35人のクラスメイト中、30人が参加した。本当は全員が行こうとしたのだが、王城の護衛が必要だということで、5人残ることになった。
「そうと決まったら皆で特訓しよう!」
「そうね、万が一にも死なないようにね。」
こうして、対魔族戦は幕を開けようとしていた。
___________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
全然書く暇が無かった、、、。私の頭の中で「課題」と「テスト勉強」の字が舞ってます。
このあともう1話更新しようと思ってます。そこからが第3章です。
気がつけばこれで20話目ですね。
___________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ふぅ、、、。」
涼乃が朝の鍛練を終え、タオルを肩にかけ休憩してると、
「宵波さん。」
「あら、進藤くんじゃない。どうかした?」
「いや、朝から特訓だなんて偉いなと思っただけだよ。毎日やってるでしょ?」
「ええ、あんなことをもう二度と起こさないようにね。もしもの時は私が護れるぐらいに強くならないと。もう守られるのはごめんよ。」
「守られる?まあ、彼のことは残念だったね、、、。宵波さんは彼と仲が良かったから。」
「そうね、残念だわ。でも、そんな話をしに来たわけではないでしょ?」
「ああ、そうだった。今から僕と手合わせしてくれないか?」
「、、、なぜ?」
「自分の力を試したいんだ。クラスの皆じゃちょっと危ないからね。」
「魔法の使用は禁止、寸止めでなら良いわよ。」
「それで構わない。ありがとう。」
「じゃあ始めましょうか。」
2人は向かい合った。先に動いたのは、進藤だった。
「はっ!」
──ギンッ!──
振り下ろされる剣に涼乃は横から自らの剣をぶつけ受け流す。
攻撃を防がれた進藤は焦らず、冷静に違う角度から連撃を重ねていく。涼乃はそれを丁寧に、正確に捌いていく。ずっと続くかと思われたが、戦いは唐突に終わりを迎えた。
「シッ」
「うぐっ!?」
涼乃が進藤の膝目掛けて蹴りを放ったのだ。バランスを崩した進藤に剣を突きつける涼乃。
「、、、参りました。」
「ありがとうございました。」
「こちらこそ。宵波さんは剣道をやってたの?」
「ええ、家が道場をやっていてね。剣道よりかは剣術と言った方が良いかも知れないけれど。」
「へぇ、実戦向きなんだね、それは強いわけだ。」
「進藤様、宵波様!」
他愛もない会話をしていると、王城のメイドさんが走ってきた。
「すみませんが、大広間に来て頂けないでしょうか?」
メイドさんが申し訳なさそうにそう言ってきた。
「はい、わかりました。何かあったんですか?」
「は、はい。何でも魔族の侵攻があったようなのですが、、、。 」
「なんだって!?魔族との戦いはもっと後ではなかったのか!?」
「は、はい。急に攻めてきて王国の兵士も困惑しています。」
「成る程、それで俺らが駆り出されるってわけか。、、、わかりました、行きましょう。宵波さんもそれで良いかな?」
「ええ、私たちの安全が脅かされるのは御免よ。」
「ありがとうございます。では、私についてきてください。」
進藤と涼乃が通されたのは、召喚された後に案内されたいつしか蓮が「最後の晩餐」と称した部屋だった。そこにはもう既にクラスメイトたちが集まっていて、不安そうに話していた。
進藤と涼乃が入ってきたのを確認したアイザー騎士団長が話し始めた。
「あー、全員揃ったようだな、今集まってもらってるのは他でもない、魔族たちの進攻についてだ。今日からおよそ3日ごに大軍の魔物を率いてやって来るらしい。お前たちにはそれの討伐をお願いしたい。」
「そんな、、、。」
「死にたくない!」
「何でそんなことしなきゃいけないんだよ!」
「静かにしてくれ!」
ざわつく場をアイザーが静める。
「聞いてくれ、まず、一番最初に言った通りお前たちに強制する気はない。嫌なら城内で待っていてくれて構わない。それと、戦ってくれた者には報酬も用意してある。王女様がただで戦わせては勇者様が奴隷のようだと仰ったのでな。」
「おお、、、!」
報酬という言葉を聞いたクラスメイトがどよめく。
「アイザーさん。魔人族は王国を攻めてきているんですか?」
進藤が聞いた。
「ああ、その通りだ。」
「なら僕は戦います。外で戦うか王国内で戦うかの違いです。国民のみなさんにも犠牲にはなってほしくはないので。」
「私もやるわ。戦うなら万全の状態で迎え撃ちたいしね。」
涼乃も覚悟を決めた。
「俺もやるぜ。」
内山も立候補した。
「意外ね、あなたはこういうことはやりたがらないと思ってたわ。」
「ああ、まあな。」
「一緒に頑張ろうね!山内くん!」
「お、おう。よろしく。」
香奈がそう言って、山内が照れた。とてもわかりやすいのだが、蓮のことで頭が埋め尽くされてる香奈は気づかない。
「お、俺も参加するから。よ、よろしく、宵波さん。」
細井が涼乃にそう言うも、こちらは嫌悪で気づかない。蓮に嫌がらせをしたことを涼乃は絶対に忘れない。
「そ、よろしく。」
結局、3日後の戦いには35人のクラスメイト中、30人が参加した。本当は全員が行こうとしたのだが、王城の護衛が必要だということで、5人残ることになった。
「そうと決まったら皆で特訓しよう!」
「そうね、万が一にも死なないようにね。」
こうして、対魔族戦は幕を開けようとしていた。
___________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
全然書く暇が無かった、、、。私の頭の中で「課題」と「テスト勉強」の字が舞ってます。
このあともう1話更新しようと思ってます。そこからが第3章です。
0
あなたにおすすめの小説
二度目の勇者は救わない
銀猫
ファンタジー
異世界に呼び出された勇者星谷瞬は死闘の果てに世界を救い、召喚した王国に裏切られ殺された。
しかし、殺されたはずの殺されたはずの星谷瞬は、何故か元の世界の自室で目が覚める。
それから一年。人を信じられなくなり、クラスから浮いていた瞬はクラスメイトごと異世界に飛ばされる。飛ばされた先は、かつて瞬が救った200年後の世界だった。
復讐相手もいない世界で思わぬ二度目を得た瞬は、この世界で何を見て何を成すのか?
昔なろうで投稿していたものになります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる