31 / 38
3章 学園生活
学園迷宮1
しおりを挟む
こんばんは。
_______________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
俺たちは今、学園の地下の、迷宮の入り口らしき場所にいる。
(なるほどな、迷宮の上に学園を建てちまえば何も言えないってことか。)
「では、今日からこの学園が有する迷宮を利用した実践訓練を始める!」
そう言ってペイルは迷宮への扉を開けた。
中に入ると、薄暗いものの道もわかりやすく、暗めではあるがライトも点いていた。
「わぁ………」
生徒たちは初めての迷宮のためか、少し興奮しているみたいだ。ペイルがそれを注意する。
「お前ら、ここは迷宮だ。俺がついているといえ、常に地形が変わるからマッピングもできないし何が起こるかわからない。もっと周りを警戒しろ。」
そう言われて生徒たちは全員気を引き締める。試験でそれなりの成績を取ってこの学園に入学できたわけだから、そういうことに対しての対応は速い。すぐに気持ちを切り替えたようだ。
「と、早速魔物が来たようだぞ。舐めてかかるなよ?」
いち早く魔物を感知したペイルが生徒たちの後方へ下がっていく。
「「「グルルルル………」」」
出てきたのは3体の黒く巨大な狼だ。最初にエンカウントする魔物にしては少々凶悪な見た目だ。
「行くぞ!」
クラスメイト達が陣のようなものを組んで攻撃しようとする。それも中等部の時に習ったものなのだろうか?
「グルァーーーッ!」
字面にだけ見るとヤンキーの叫び声に聞こえなくもない音(実際は全然違う)を発して突進する狼。
「はぁっ!」
前に出ていた大柄な使徒たち(後に聞いたが、これをA隊というらしい)が盾や大剣で弾く。バランスを崩したところを近接武器を持った生徒たち(B隊)が大振りの一撃を入れてすぐ離脱すると、そこにずっと攻撃魔法を詠唱していた生徒たち(C隊)が魔法を放ってとどめを刺した。狼が攻撃を仕掛けてからここまでで20秒弱、基準はわからないが、そこそこ早いと思う。特にA隊からB隊への切り替わりが速かった。
って待てよ?もしかして………………
少し気になったことができて、無事に3体の狼を倒し初勝利を喜び合ってる生徒たちの一人に声をかけた。
「なあ、もしかしてお前らって中g……じゃない、中等部同じだったのか?」
「何言ってるんだよ。全員ここの学園の付属中等部に決まってるじゃないか。いきなり外部からここに入学するのは滅茶苦茶ムズイんだぞ?だからお前の不正入学が疑われたんじゃないか。ま、あんな強さ見せられた後だからここのクラスの奴は誰も疑ってないけどな!
そうだ、言い忘れたけどさ………………」
そこで彼は少し躊躇ってから、
「その、ごめんな?最初からお前のこと何も知らないのに疑ってかかって。」
「ああ、良いって良いって。気にしてない。だからお前も気にするな。」
「そう言ってくれると助かるよ。他の連中はプライドが高いから中々謝れないけど、許してやってくれないか?」
彼がすごい申し訳なさそうに頼んできたから、俺は笑って
「だから気にしてないって。それよりもっと仲良くしようぜ。入学してから2日目なのにまだアクアとティアとお前としか話してないんだ。」
「もちろん、俺の名前はライ。気軽に呼び捨てで呼んでくれ。」
「ああ。よろしくな、ライ。俺はレンだ。こっちの蒼い髪の方がアクア。金髪の方がティアだ。」
「よろしくな、レン、アクアさん、ティアさん。」
「私のことも呼び捨てで良いよー!よろしくね、ライ!」
「私も呼び捨てで結構です。ですがこちらからはご容赦ください、ライさん。」
「わかった。よろしくな、アクア、ティア。」
「うん!」
「はい。」
俺たちはライと握手をした。アクアもティアもどことなく嬉しそうだ。
考えてみれば、アクアは町の人からは人気があったが、それは貴族としてだし、常に敬意の対象とされてるように見えた。ティアも、【下剋上】のせいで周りからの態度は良くなかっただろうから同年代で仲が良いエルフは少なかったはずだ。
やっぱり自分と対等に話してくれるいわゆる男友達が殆どいなかったから新鮮なんだろうな。
等と思っていると、
「あ、ライ、ずるいわよ!あなただけ!」
「そうだ、何自分だけ先に謝って仲良くなろうとしてんだよ!」
クラスメイトが駆け寄ってくる。すると、
「レンさん、」
「「「「ごめん!」」」」
謝られた、全員に。ライは苦笑いしている。本当はわかってたのだろうか。
「一方的に不正扱いして悪かった。謝るのが遅れたけどこれだけは必要なことだと思って。」
「これから仲良くしてください。」
みんな真剣に謝っているのが伝わってきた。罰ゲーム等ではないことも。
「わかった。ライにも言ったが俺は最初から気にしてない。というか俺も積極的に誤解を解こうとしなかったからな。俺は途中入学だからいろいろわからないこともあるが、仲良くしてくれ。アクアとティアともな。」
俺が言った途端、
「アクアちゃんアクアちゃん!どこから来たの!?」
「この髪の毛さらさら~!なんで!?」
「ティアちゃんすごい良い体型してるね!日頃からケアとかしてるの!?ボディソープ何使ってるの!?」
と、アクアとティアの周りに女子が殺到した。男子も入りたそうにしていが、10人を超える数の女子を前に棒立ちしている。
「帝国の下の方の貴族だよ。髪の毛は魔法で管理してるよ。」
アクアは冷静に対応しているが、ティアは………
「あ、えっと……………」
しどろもどろになっていた。
ティアと目があった。ティアの縋るような視線を俺は、
「まあ、頑張れよ。」
と、小声で言った。
聞こえていたのか、ほんの少しだけ絶望したような顔をするティア。
いやぁ、俺にはあそこに入っていく勇気は無いな。
_______________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
PCでtwitterやったり小説書いたりしてたらタイピング速度がすごく速くなった作者です。
蓮の活躍の場はもう少し後なんです。暫しお待ちを。
感想来ないな…………
_______________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
俺たちは今、学園の地下の、迷宮の入り口らしき場所にいる。
(なるほどな、迷宮の上に学園を建てちまえば何も言えないってことか。)
「では、今日からこの学園が有する迷宮を利用した実践訓練を始める!」
そう言ってペイルは迷宮への扉を開けた。
中に入ると、薄暗いものの道もわかりやすく、暗めではあるがライトも点いていた。
「わぁ………」
生徒たちは初めての迷宮のためか、少し興奮しているみたいだ。ペイルがそれを注意する。
「お前ら、ここは迷宮だ。俺がついているといえ、常に地形が変わるからマッピングもできないし何が起こるかわからない。もっと周りを警戒しろ。」
そう言われて生徒たちは全員気を引き締める。試験でそれなりの成績を取ってこの学園に入学できたわけだから、そういうことに対しての対応は速い。すぐに気持ちを切り替えたようだ。
「と、早速魔物が来たようだぞ。舐めてかかるなよ?」
いち早く魔物を感知したペイルが生徒たちの後方へ下がっていく。
「「「グルルルル………」」」
出てきたのは3体の黒く巨大な狼だ。最初にエンカウントする魔物にしては少々凶悪な見た目だ。
「行くぞ!」
クラスメイト達が陣のようなものを組んで攻撃しようとする。それも中等部の時に習ったものなのだろうか?
「グルァーーーッ!」
字面にだけ見るとヤンキーの叫び声に聞こえなくもない音(実際は全然違う)を発して突進する狼。
「はぁっ!」
前に出ていた大柄な使徒たち(後に聞いたが、これをA隊というらしい)が盾や大剣で弾く。バランスを崩したところを近接武器を持った生徒たち(B隊)が大振りの一撃を入れてすぐ離脱すると、そこにずっと攻撃魔法を詠唱していた生徒たち(C隊)が魔法を放ってとどめを刺した。狼が攻撃を仕掛けてからここまでで20秒弱、基準はわからないが、そこそこ早いと思う。特にA隊からB隊への切り替わりが速かった。
って待てよ?もしかして………………
少し気になったことができて、無事に3体の狼を倒し初勝利を喜び合ってる生徒たちの一人に声をかけた。
「なあ、もしかしてお前らって中g……じゃない、中等部同じだったのか?」
「何言ってるんだよ。全員ここの学園の付属中等部に決まってるじゃないか。いきなり外部からここに入学するのは滅茶苦茶ムズイんだぞ?だからお前の不正入学が疑われたんじゃないか。ま、あんな強さ見せられた後だからここのクラスの奴は誰も疑ってないけどな!
そうだ、言い忘れたけどさ………………」
そこで彼は少し躊躇ってから、
「その、ごめんな?最初からお前のこと何も知らないのに疑ってかかって。」
「ああ、良いって良いって。気にしてない。だからお前も気にするな。」
「そう言ってくれると助かるよ。他の連中はプライドが高いから中々謝れないけど、許してやってくれないか?」
彼がすごい申し訳なさそうに頼んできたから、俺は笑って
「だから気にしてないって。それよりもっと仲良くしようぜ。入学してから2日目なのにまだアクアとティアとお前としか話してないんだ。」
「もちろん、俺の名前はライ。気軽に呼び捨てで呼んでくれ。」
「ああ。よろしくな、ライ。俺はレンだ。こっちの蒼い髪の方がアクア。金髪の方がティアだ。」
「よろしくな、レン、アクアさん、ティアさん。」
「私のことも呼び捨てで良いよー!よろしくね、ライ!」
「私も呼び捨てで結構です。ですがこちらからはご容赦ください、ライさん。」
「わかった。よろしくな、アクア、ティア。」
「うん!」
「はい。」
俺たちはライと握手をした。アクアもティアもどことなく嬉しそうだ。
考えてみれば、アクアは町の人からは人気があったが、それは貴族としてだし、常に敬意の対象とされてるように見えた。ティアも、【下剋上】のせいで周りからの態度は良くなかっただろうから同年代で仲が良いエルフは少なかったはずだ。
やっぱり自分と対等に話してくれるいわゆる男友達が殆どいなかったから新鮮なんだろうな。
等と思っていると、
「あ、ライ、ずるいわよ!あなただけ!」
「そうだ、何自分だけ先に謝って仲良くなろうとしてんだよ!」
クラスメイトが駆け寄ってくる。すると、
「レンさん、」
「「「「ごめん!」」」」
謝られた、全員に。ライは苦笑いしている。本当はわかってたのだろうか。
「一方的に不正扱いして悪かった。謝るのが遅れたけどこれだけは必要なことだと思って。」
「これから仲良くしてください。」
みんな真剣に謝っているのが伝わってきた。罰ゲーム等ではないことも。
「わかった。ライにも言ったが俺は最初から気にしてない。というか俺も積極的に誤解を解こうとしなかったからな。俺は途中入学だからいろいろわからないこともあるが、仲良くしてくれ。アクアとティアともな。」
俺が言った途端、
「アクアちゃんアクアちゃん!どこから来たの!?」
「この髪の毛さらさら~!なんで!?」
「ティアちゃんすごい良い体型してるね!日頃からケアとかしてるの!?ボディソープ何使ってるの!?」
と、アクアとティアの周りに女子が殺到した。男子も入りたそうにしていが、10人を超える数の女子を前に棒立ちしている。
「帝国の下の方の貴族だよ。髪の毛は魔法で管理してるよ。」
アクアは冷静に対応しているが、ティアは………
「あ、えっと……………」
しどろもどろになっていた。
ティアと目があった。ティアの縋るような視線を俺は、
「まあ、頑張れよ。」
と、小声で言った。
聞こえていたのか、ほんの少しだけ絶望したような顔をするティア。
いやぁ、俺にはあそこに入っていく勇気は無いな。
_______________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
PCでtwitterやったり小説書いたりしてたらタイピング速度がすごく速くなった作者です。
蓮の活躍の場はもう少し後なんです。暫しお待ちを。
感想来ないな…………
0
あなたにおすすめの小説
二度目の勇者は救わない
銀猫
ファンタジー
異世界に呼び出された勇者星谷瞬は死闘の果てに世界を救い、召喚した王国に裏切られ殺された。
しかし、殺されたはずの殺されたはずの星谷瞬は、何故か元の世界の自室で目が覚める。
それから一年。人を信じられなくなり、クラスから浮いていた瞬はクラスメイトごと異世界に飛ばされる。飛ばされた先は、かつて瞬が救った200年後の世界だった。
復讐相手もいない世界で思わぬ二度目を得た瞬は、この世界で何を見て何を成すのか?
昔なろうで投稿していたものになります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる